感染症エクスプレス@厚労省
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メールマガジンのバックナンバーです。

2024-07-05

感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>>
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   >>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.516(2024年7月5日)
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■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【トピックス】
 ◆手足口病の報告数が増加しています
 ◆ダニ媒介感染症に係る注意喚起について
 ◆予防接種基礎講座(7月19日)が実施されます
 ◆「新型インフルエンザ等対策政府行動計画」の閣議決定について
 ◆『厚生労働7月号』が発売されました
 ◆令和6年度国立感染症研究所・村山庁舎 一般公開開催のお知らせ

【新型コロナウイルスについて】
 ◆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について

【風しんの追加的対策へのご協力をお願いします】
 ◆2025年3月31日までの3年間に限り、風しん抗体検査・予防接種を公費で受けられます
 ※風しん抗体検査・風しん第5期定期接種受託医療機関更新しました(2024年6月28日時点)

【感染症発生情報】
 ◆IDWR 2024年第25週(第25号)(2024年7月5日)
 ◆IASR  Vol. 45, No.6 (No. 532)  (2024年6月発行)
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
 (2024年6月18日〜2024年7 月5日掲載)
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 トピックス	
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 ◆手足口病の報告数が増加しています	
 【手足口病】
   手足口病の定点当たり報告数は第13週以降増加があり、全国での定点当たりの報告数は6.31(第25週)と
  過去5年間の同時期と比較してかなり多くなっています。
  手足口病は、口の中や、手足などに水疱性の発しんが出る、ウイルス感染によって起こる感染症です。
   子どもを中心に、糞口感染を含む接触感染と飛沫感染を起こします。多くが数日間のうちに改善しますが、
  稀に髄膜脳炎、心筋炎、神経原性肺水腫、急性弛緩性麻痺などの重篤な合併症を伴うことがあります。
   通常、夏に流行することが多いですが、新型コロナ流行後は初夏から患者の増加が見られています。

  出典:
   ・感染症発生動向調査 感染症週報(IDWR)2024年第25号
   https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/idwr/IDWR2024/idwr2024-25.pdf
  ・厚生労働省 手足口病に関するQ&Aについて
     https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/hfmd.html
  ・国立感染症研究所 「手足口病とは」(2014年10月17日改訂)
   https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ta/hfmd.html
  ・感染症発生動向調査 感染症週報(IDWR)2021年第43号<注目すべき感染症> 手足口病・ヘルパンギーナ
   https://www.niid.go.jp/niid/ja/hfmd-m/hfmd-idwrc/10767-idwrc-2143h.html

 ◆ダニ媒介感染症に係る注意喚起について
   6月26日、北海道札幌市において国内6例目となるダニ媒介脳炎の患者の発生が確認されました。
  また、7月3日には、北海道函館市において国内7例目の発生が確認されました。
   ダニ媒介脳炎は、ダニ媒介脳炎ウイルスを持ったマダニに刺されることによりウイルスに感染し、
  7〜14日の潜伏期間を経て、発熱や神経症状を呈する感染症です。
  致死率はウイルスの亜型によって数%〜20%以上と言われています。
   マダニの活動が盛んな春から秋にかけては、マダニに刺される危険性が高まります。
  草むらや藪などに入る場合には、長袖・長ズボン、足を完全に覆う靴を履く等、肌の露出を少なくし、
  虫除け剤を使用するなどの対策が重要です。
   ダニ媒介脳炎をはじめとする、感染症法に基づく届出対象のダニ媒介感染症の患者を医師が診断した場合には、
  直ちに届出が必要となりますので、医療従事者の皆さまにおかれましては、引き続きご協力お願いします。

  ・ダニ媒介脳炎について
   https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000133077.html
  ・ダニ媒介感染症
   https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164495.html

 ◆予防接種基礎講座(7月19日)が実施されます
   予防接種が安全かつ有効に実施されるために必要となる、医療安全・患者安全等に関する
  最新の情報と確かな基本的技術を学びます。
   予防接種の実施・教育に関わる医療職(医師・看護師・助産師・保健師・薬剤師・養護教諭等)の方は、
  是非、お申し込み下さい。
   ※参加費無料です
   ※席に限りがあります
   ※参加が困難な場合があることを踏まえ、当日のライブ配信や後日、本研修会の動画配信を行う予定です
  
  <ご案内URL>
  ・公益財団法人予防接種リサーチセンター公式ホームページ「予防接種基礎講座受講及び動画配信について」
   https://www.yoboseshu-rc.com/pages/88/

 ◆「新型インフルエンザ等対策政府行動計画」の閣議決定について
   7月2日に、「新型インフルエンザ等対策政府行動計画」が閣議決定されました。2013年の策定以来、
  初めての抜本的改正です。新型コロナウイルスでの経験を踏まえ、次なる感染症危機への平時の備えを充実させました。
   政府行動計画は、平時から有事への移行をスムーズなものとし、国民の皆様に安心と安全を届けるために必要不可欠な
  ものです。
   閣議決定を踏まえ、政府行動計画の実効性を高めるため、以下の取り組みを進めてまいります。

  ・平時からの実効性のある訓練の実施
  ・国民の理解を得るための丁寧な周知広報

   行動計画の内容については、こちらをご参照ください。
    ・「新型インフルエンザ等対策政府行動計画」の閣議決定 | 内閣感染症危機管理統括庁ホームページ 
   https://www.caicm.go.jp/

 ◆『厚生労働7月号』が発売されました
   7月号では、「夏の感染症対策ガイド」「特別座談会|感染症危機管理専門家(IDES)コロナ危機を越えて安心の未来へ」を
  特集しています。夏の感染症対策、感染症危機管理専門家(IDES)の取り組みについて広く理解いただけるよう、
  わかりやすく解説していますので、ぜひご覧ください。

  ・厚生労働7月号(7月1日発売)
   https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou_kouhou/kouhou_shuppan/magazine/202407.html
  ・夏を安全に楽しもう! 感染症対策ガイド
   https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou_kouhou/kouhou_shuppan/magazine/202407_003.html
  ・特別座談会|感染症危機管理専門家(IDES) コロナ危機を越えて安心の未来へ
   https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou_kouhou/kouhou_shuppan/magazine/202407_002.html

 ◆7月27 日 国立感染症研究所・村山庁舎 一般公開のお知らせ
   7月27日に東京都武蔵村山市の国立感染症研究所・村山庁舎にて一般公開を開催します。
  皆様のご来場をお待ちしております。
 
   場所:国立感染症研究所・村山庁舎  東京都武蔵村山市学園4-7-1
   日時:2024年7月27日(土)13:00-17:00(入場は16:30まで)
   内容:(詳細は以下のURLをご覧ください)

  【パネル・展示・開設】「知ってみよう!BSL4」「きみの鼻水が感染研にきたら…」 等
  【体験コーナー・ゲーム】「見てみよう!病気と微生物の世界」「病原体BINGO!」「手洗い実習」 等
  【サイエンスセミナー】「麻疹?はしか?どんな病気?」「百日咳ってご存じですか?」 等

   入場料:無料

  <国立感染症研究所:一般公開のお知らせ>
   https://www.niid.go.jp/niid/ja/open-campus/openhouse/open-campus-murayama/12614-openhouse2024-m01.html
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 新型コロナウイルスについて
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 ◆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について
  2024 年第26週(6月24日〜6月30日)における定点当たり報告数は 5.79(報告数 28,614人)であった。
 <新型コロナウイルス感染症(COVID-19)発生動向調査 第26週(6月24日〜6月30 日)(’24/7/5現在)>
  https://www.mhlw.go.jp/content/001271253.pdf
 ◆新型コロナウイルス感染症の発生状況等について
  https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kokunainohasseijoukyou.html#h2_1
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 風しんの追加的対策へのご協力をお願いします	
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 ◆風しんの追加的対策へのご協力のお願い
  2018年は、第52週(12月24日〜12月30日)までに2,941例の届出があり、そのうち、2,881例は7月23日以降の報告でした。
  (確定値)
  2019年は、第52週(12月23日〜12月29日)までに2,298例の報告があります。
  患者の多くは、昨年同様30〜50代の男性で、都市圏を中心に報告されています。(確定値)
  2020年は、第53週(12月28日〜翌年1月3日)までに101例の報告があり、患者の約7割は男性でした。(確定値)
  2021年は、第52週(12月27日〜翌年1月2日)までに12例の報告があります。(確定値)
  2022年は、第52週(12月26日〜翌年1月1日)までに15例の報告があります。
  2023年は、第52週(12月25日〜12月31日)までに12例が報告されています。
  2024年は、第25週(6月17日〜6月23日)までに4例が報告されています。

 <風疹 発生動向調査> 2024年第25週(’24/6/26現在)
  https://www.niid.go.jp/niid//images/idsc/disease/rubella/2024pdf/rube24-25.pdf

 ◆IDWR 2024年第25週(第25号)(2024年7月5日)
 <第25週>マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は3週連続で増加した。過去5年間の同時期の平均と比較してかなり多い
  /その他最新動向
 <IDWR 感染症発生動向調査週報>
  https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2024.html.html

 ◆IASR  Vol. 45, No.6 (No. 532)  (2024年6月発行)
  特集は「新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 2024年4月現在」です。
  関連情報として、「新型コロナウイルスのゲノムサーベイランス(検疫検体:入国者検疫検体を含む)について」
  などを取り上げています。

 <IASR(病原微生物検出情報 月報)>
  https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr.html
 <IASR(病原微生物検出情報 月報)>
  https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr.html

 ■海外の感染症発生状況
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報(2024年6月26日〜2024年7月5日掲載)
  2024年7月5日 オロプーシェ熱−キューバ
  https://www.forth.go.jp/topics/2024/20240705_00001.html
  2024年6月18日 鳥インフルエンザA(H9N2−インド
  https://www.forth.go.jp/topics/2024/20240626_00001.html
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 SNSにおける情報発信
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 厚生労働省公式アカウント<X(旧Twitter)、Facebook>において、新型コロナウイルスをはじめ、
 感染症に関するSNSを発信しています。
 ぜひご登録ください。
 X(旧Twitter):https://twitter.com/MHLWitter
 Facebook:https://m.facebook.com/Mhlw.Japan
 <2024年7月5日(金)発信> X(旧Twitter)
  ■新型コロナ発生状況
   第26週(6月24日〜30日)の定点当たり #新型コロナ 報告数は5.8で8週連続増加(昨夏ピーク20.5)しました。
    #手足口病 や #マイコプラズマ肺炎 も増加傾向です。
   咳エチケット、手指衛生が感染予防に有効です。
   https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00461.html

 <2024年7月2日(火)発信> X(旧Twitter)
   手足口病が増加しています!
   第25週(6月17日〜23日) 定点当たり手足口病の報告数は6.3で13週連続増加。例年同時期と比較し、
   かなり多い傾向です(過去5年のピーク13.4)。 
   流水とせっけんによる手洗い、咳エチケットが感染予防に有効です。
   https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/hfmd.html
   https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ta/hfmd.html

 <2024年6月28日(金)発信> X(旧Twitter)
  ■新型コロナ発生状況
   第25週(6月17日〜23日)の定点当たり #新型コロナ報告数は4.6で7週連続増加(昨夏ピーク20.5)しました。
   #A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 や  #手足口病 も例年と比較してかなり多い傾向です。
   咳エチケット、手指衛生が感染予防に有効です。
   https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00461.html
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   出所を明示することにより引用、転載、複製を行うことができます。


 (編集:鍋島 清香)
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