感染症エクスプレス@厚労省
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2024-06-08
件名 | 【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.514 (2024年6月8日) |
感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン ┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓ ┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>> ┗━┻━┻━┻━┻━┻━╋━╋━╋━╋━┓ >>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.514(2024年6月8日) >>>>>>>>>┗━┻━┻━┻━┛ ■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 【トピックス】 ◆A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)の報告数が増加しています ◆手足口病の報告数が増加しています ◆新型コロナの罹患後症状(いわゆる後遺症)に悩む方に向けたリーフレットができました 【新型コロナウイルスについて】 ◆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について 【風しんの追加的対策へのご協力をお願いします】 ◆2025年3月31日までの3年間に限り、風しん抗体検査・予防接種を公費で受けられます ※風しん抗体検査・風しん第5期定期接種受託医療機関更新しました(2024年5月24日時点) 【感染症発生情報】 ◆IDWR 2024年第21週(第21号)(2024年6月7日) ◆IASR Vol. 45, No.5 (No. 531) (2024年5月発行) ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報 (2024年3月18日〜2024年4月22日掲載) ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ トピックス ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)の報告数が増加しています A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)の全国での定点当たり報告数は5.03(第21週)と3週連続で増加し、 過去5年間の同時期の平均と比較してかなり多くなっています。 溶連菌感染症は、乳幼児では咽頭炎、年長児や成人では扁桃炎が現れ、発しんを伴うこともあり、 発赤毒素に免疫のない人は猩紅熱といわれる全身症状を起こすことがあります。 リウマチ熱や急性糸球体腎炎などの二次疾患を起こすことにも注意が必要です。 溶連菌に感染した患者で、稀に引き起こされる劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)は、国内外で増加傾向にあり、 STSSの今年の報告数は、第21週まで935人報告されています。 引き続き感染拡大防止のため、手指衛生や咳エチケット、傷口の清潔な処置などの感染対策の実施や周知の徹底を 今一度お願いします。 ・感染症発生動向調査 感染症週報(IDWR)2024年第21号 https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/idwr/IDWR2024/idwr2024-21.pdf ・厚生労働省「劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000137555_00003.html ・国立感染症研究所 「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは」(2024年1月22日改訂) https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/340-group-a-streptococcus-intro.html ・国立感染症研究所 「劇症型溶血性レンサ球菌感染症とは」(2013年2月8日改訂) https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/341-stss.html ◆手足口病の報告数が増加しています 【手足口病】 手足口病の定点当たり報告数は第13週以降増加があり、全国での定点当たりの報告数は2.13(第21週)と、 過去5年間の同時期と比較してかなり多くなっています。 手足口病は、口の中や、手足などに水疱性の発しんが出る、ウイルス感染によって起こる感染症です。 子どもを中心に、主に飛沫や接触を介して感染します。多くが数日間のうちに改善しますが、 稀に髄膜脳炎、心筋炎、神経原性肺水腫、急性弛緩性麻痺などの重篤な合併症を伴うことがあります。 通常、夏に流行することが多いですが、新型コロナ流行後は初夏から患者の増加が見られています。 出典: ・厚生労働省 手足口病に関するQ&Aについて https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/hfmd.html ・国立感染症研究所 「手足口病とは」(2014年10月17日改訂) https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ta/hfmd.html ・感染症発生動向調査 感染症週報(IDWR)2021年第43号<注目すべき感染症> 手足口病・ヘルパンギーナ https://www.niid.go.jp/niid/ja/hfmd-m/hfmd-idwrc/10767-idwrc-2143h.html ◆新型コロナの罹患後症状(いわゆる後遺症)に悩む方に向けたリーフレットができました 新型コロナの罹患後症状については「新型コロナウイルス感染症COVID-19診療の手引き 別冊 罹患後症状のマネジメント」 (※)を通じ、診療のアプローチ・フォローアップ方法に関する専門家の知見をとりまとめ、共有してまいりました。 今回新たに罹患後症状で悩む方に、生活の日常生活上の注意点や職場での注意事項等をまとめたリーフレットが 公開されました。 医療従事者の皆様が、罹患後症状に悩む方やご家族、職場の方々等へ説明する際にご活用いただけますと幸いです。 また、厚生労働省のウェブサイトでは罹患後症状についてまとめたページがございますので、あわせてご覧下さい。 ・新型コロナウイルス感染症の罹患後症状でお困りの方へ(リーフレット) https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001260389.pdf ・新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(いわゆる後遺症)について https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00402.html ・新型コロナウイルス感染症 診療の手引き別冊「罹患後症状のマネジメント」第3.0版 https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001159305.pdf (※)令和5年度厚生労働行政推進調査事業費補助金 新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 新型コロナウイルスについて ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について 2024 年第22週(6月3日〜6月9 日)における定点当たり報告数は 3.52 (報告数17,401人)であった。 <新型コロナウイルス感染症(COVID-19)発生動向調査 第22週(6月3日〜6月9 日)(’24/6/7現在)> https://www.mhlw.go.jp/content/001261289.pdf ◆新型コロナウイルス感染症の発生状況等について https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kokunainohasseijoukyou.html#h2_1 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 風しんの追加的対策へのご協力をお願いします ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆風しんの追加的対策へのご協力のお願い 2018年は、第52週(12月24日〜12月30日)までに2,941例の届出があり、そのうち、2,881例は7月23日以降の報告でした。 (確定値) 2019年は、第52週(12月23日〜12月29日)までに2,298例の報告があります。患者の多くは、昨年同様30〜50代の男性で、 都市圏を中心に報告されています。(確定値) 2020年は、第53週(12月28日〜翌年1月3日)までに101例の報告があり、患者の約7割は男性でした。(確定値) 2021年は、第52週(12月27日〜翌年1月2日)までに12例の報告があります。(確定値) 2022年は、第52週(12月26日〜翌年1月1日)までに15例の報告があります。 2023年は、第52週(12月25日〜12月31日)までに12例が報告されています。 2024年は、第21週(5月20日〜5月26日)までに3例が報告されています。 <風疹 発生動向調査> 2024年第21週(’24/5/29現在) https://www.niid.go.jp/niid//images/idsc/disease/rubella/2024pdf/rube24-21.pdf ◆IDWR 2024年第21週(第21号)(2024年6月7日) <第21週>A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は3週連続で増加した。過去5年間の同時期の平均と比較してかなり 多い/その他最新動向 <IDWR 感染症発生動向調査週報> https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2024.html.html ◆IASR Vol. 45, No.5 (No. 531) (2024年5月発行) 特集は「腸管出血性大腸菌感染症 2024年3月現在」です。 関連情報として、「腸管出血性大腸菌O26: H11 22c209の広域発生事例について」などを取り上げています。 <IASR(病原微生物検出情報 月報)> https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr.html ■海外の感染症発生状況 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報(2024年3月18日〜2024年4月22日掲載) 2024年4月22日 海外へ渡航される皆さまへ! https://www.forth.go.jp/news/20220722_00001.html 2024年4月1日 子供向けにクイズや塗り絵などのコンテンツを新設しました! https://www.forth.go.jp/kids/index.html 2024年3月18日 中東呼吸器症候群−サウジアラビア王国 https://www.forth.go.jp/topics/2024/20240318_00003.html 2024年3月18日 ニパウイルス感染症−バングラデシュ人民共和国 https://www.forth.go.jp/topics/2024/20240318_00002.html 2024年3月18日 オウム病−ヨーロッパ地域 https://www.forth.go.jp/topics/2024/20240318_00001.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ SNSにおける情報発信 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 厚生労働省公式アカウント<X(旧Twitter)、Facebook>において、新型コロナウイルスをはじめ、 感染症に関するSNSを発信しています。 ぜひご登録ください。 X(旧Twitter):https://twitter.com/MHLWitter Facebook:https://m.facebook.com/Mhlw.Japan <2024年5月24日(金)発信> X(旧Twitter) ■新型コロナ発生状況 第21週(5月20日〜5月26日)の定点当たり #新型コロナ 報告数は3.4で、 3週連続増加(昨夏ピーク20.5)しました。 #A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 や #手足口病 も例年同時期と比較してかなり多い傾向です。 感染予防を心がけ、体調を整えましょう。 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00461.html <2024年5月27日(月)発信> X(旧Twitter) 【6/3生配信:HIV検査普及啓発イベント】 「レッドリボントークライブ2024〜レモン先生と考えるエイズ課外授業!〜」 ニコニコ生放送、YouTubeライブによりオンライン配信。 トークライブを通じて #HIV #エイズ の正しい知識・検査の重要性を伝えます。 ■日時:6/3(月) 19:00〜21:00 ■出演予定者 笹川友里、JOY、白阪琢磨、薄幸、松田ゆう姫、ゆいちゃみ、レモンさん(山本シュウ) 他(50音順) ■詳細はこちら http://redribbonlive.net/ ■X(Twitter)告知 https://twitter.com/RRxTBS #HIV #エイズ <2024年5月27日(月)発信> X(旧Twitter) 【申込受付中:#HIV 無料検査】 6/8(土)大阪で無料即日検査を実施します。 受付17:00〜18:30 ※検査は事前予約優先、先着50名まで(空きがあれば、当日受付も可能です。) 携帯サイトから予約ができます。締切は当日14:59までです。 ■お申し込みはこちらから https://shinsaibashi.chotcast.com/ <2024年5月27日(月)発信> X(旧Twitter) 【#HIV検査 普及啓発クイズ!】※正解の投稿日:6/3 正しいものはどれでしょう? (1)HIV検査は、無料・匿名で受けることができる (2)1日1錠の服薬で感染していない人と同じ生活が可能 (3)治療を継続することで、他の人への感染を予防できる (4)(1)〜(3)すべて正しい <2024年6月3日(月)発信> X(旧Twitter) 【#HIV検査 普及啓発クイズ!】正解 正解は「(4)(1)〜(3) すべて正しい」 HIV治療を受け、血液中のウイルス量が検査で検出できない程度に最低6か月以上継続的に抑えられている HIV陽性者からは、性行為によってHIVが感染することはありません この状態をU=U(Undetectable:検出限界値未満、Untransmittable:HIV感染しない)といいます。 <2024年6月3日(月)発信> X(旧Twitter) 【#狂犬病 の予防注射はお済みですか?】 4月から6月は、#狂犬病 予防注射期間です。 飼い犬への狂犬病予防注射は、飼い主の「義務」です。愛犬や周囲の方のいのちを守るためにも、 予防注射に関する正しい情報に基づき、毎年1回予防注射を確実に行いましょう https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/10.html <2024年6月6日(木)発信> X(旧Twitter) ■新型コロナウイルス感染症の罹患後症状 でお困りの方へ 罹患後症状について、生活で心がけていただくことや、職場の方にお願いしたいことなどをまとめた リーフレットを作成しました。 医療者が患者さんに説明する時、患者さんが社会復帰する時など、様々な場でご活用ください。 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00402.html#h2_free10 ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ 『感染症エクスプレス@厚労省』の登録・変更は、ご自身のアドレスでのみ可能です。 配信先の変更は、不要になったアドレスを配信停止いただき、新しいアドレスで新規に登録をお願いします。 ※携帯電話等のキャリアドメインは登録できません。 ●新規登録・配信停止・配信先変更 http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/ ●バックナンバー http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/backnumber/ ●お問い合わせ(登録の変更は上記にて承ります) https://mhlw.asp.3mail.jp/inquiry/ ●メールマガジン内容に関するご意見 kansenshomail@mhlw.go.jp ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ ○当メールマガジンは外部の電子メール配信サービスを利用して行っています。 ○登録していないにもかかわらず当メールマガジンが配信された場合は、他の方が間違えて登録した可能性がありますので、 配信停止のお手続きをお願いします。 ○当メールマガジンの送信元アドレスは送信専用となっています。 本メールまたは本メールアドレスにご返信頂いても一切対応できかねます。ご了承ください。 ○頂いたご意見について、全てにご返信等できかねます。ご了承ください。 ○携帯メールなどには対応しておりません。 ○当メールマガジンは等幅フォントでの閲覧をおすすめします。 ○使用端末によって、改行などの表示が異なります。 ○当メールマガジンの内容の全部または一部については、私的使用または引用など著作権法上認められた行為として、 出所を明示することにより引用、転載、複製を行うことができます。 (編集:鍋島 清香) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― Copyright (C) 厚生労働省(2011年)〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― Copyright (C) Ministry of Health, Labour and Welfare, All Right reserved. |