感染症エクスプレス@厚労省
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2024-04-15
件名 | 【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.510 (2024年4月15日) |
感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン ┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓ ┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>> ┗━┻━┻━┻━┻━┻━╋━╋━╋━╋━┓ >>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.510(2024年4月15日) >>>>>>>>>┗━┻━┻━┻━┛ ■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 【トピックス】 ◆ゴールデンウィークの海外渡航時に気をつけたい感染症について ◆マダニ(ダニ媒介感染症)にご注意ください 【新型コロナウイルスについて】 ◆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について 【風しんの追加的対策へのご協力をお願いします】 ◆2025年3月31日までの3年間に限り、風しん抗体検査・予防接種を公費で受けられます ※風しん抗体検査・風しん第5期定期接種受託医療機関更新しました(2024年3月21日時点) 【感染症発生情報】 ◆2024年第13週(第13号)(2024年4月3日) ◆IASR Vo.45,No3(No.529)(2024年3月発行) ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報 (2024年3月4日〜2024年4月1日掲載) ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ トピックス ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ゴールデンウィークの海外渡航時に気をつけたい感染症について 来るゴールデンウィークには海外旅行を予定されている方もいらっしゃるかと思います。 また医療従事者の方で、そうした方から、注意すべきことについての相談を受けることも少なくないかと思います。 今回の感染症エクスプレスでは、海外渡航時に気をつけたい感染症と予防について取り上げます。 海外では、国内に常在しない感染症や日本よりも高い頻度で発生している感染症が報告されており、 海外で感染症にかからないようにするために、感染症に対する正しい知識と予防方法を身に付けて、海外渡航のための ワクチンも含めて渡航前の準備を万全にすることが重要です。 検疫所の公開しているお子様と海外にお出かけされる方向けコンテンツ「クアランの海外旅行 Q&A」では、 海外旅行における感染症予防のポイントをクイズ形式で紹介しておりますので合わせてご覧ください。 〇食べ物や水を介した消化器系の感染(A型肝炎、腸チフスなど) ・食事は十分に火の通った信頼できるものを食べるようにし、生水・氷・カットフルーツの入ったものを食べることは 避けましょう。また、A型肝炎については国内で承認済みのワクチンの接種で予防することができます。 ・また、ゴールデンウィークの期間は、東南アジアでは雨季の地域もあります。 こうした地域では、水で媒介される感染症(レプトスピラ症やE型肝炎、コレラなど)にも注意が必要です。 〇蚊を介した感染症(マラリア、デング熱、日本脳炎、黄熱など ) ・蚊から感染する感染症には、マラリアやデング熱、日本脳炎などがあります。 病原体を媒介する蚊が生息する熱帯・亜熱帯地域では、できるだけ肌を露出せず、虫除け剤 を使用するなど、 蚊に刺されないよう注意してください。 ・黄熱が流行する地域などでは、入国に際し黄熱予防接種証明書(イエローカード)を求められることがあるので、渡航前に 確認が必要です。 〇ダニを介した感染症(リケッチア症、ライム病、回帰熱、ダニ媒介脳炎、重症熱性血小板減少症候群 ) ・病原体を媒介するダニが生息する地域で、草むら、ヤブ などに入る場合は、肌の露出を少なくし、虫除け剤も必要に応じて 使用ください。(詳細は「マダニ(ダニ媒介感染症)にご注意ください」の記事をご覧下さい) 」 ◯動物を介した感染症(狂犬病など) ・動物についてもどのような病原体を持っているか分からないことが多く、重篤な感染症の原因となる病原体を持っている 可能性もありますので、むやみに動物に近づかない、動物に触れないことが大切です。 〇人から人に広がる感染力の強い感染症(麻しん、風しんなど) ・ 咳や発熱、発疹など、なんらかの症状がある方との濃厚な接触は避けるようにしましょう。 ・特に現在、海外で流行が報告されている麻しんは、海外からの輸入症例を契機とした国内における感染事例も 報告されており、注意が必要です。(麻しんは「はしか」とも呼ばれ、高熱と耳後部から始まり体の下方へと広がる 赤い発しんを特徴とする全身性ウイルス感染疾患です。) 医療従事者の皆さまにおかれましては、海外渡航者への感染症に関する注意喚起に引き続きのご協力をお願いします。 ・海外へ渡航される皆様へ(厚生労働省) https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou18/index_00003.html ・海外へ渡航される皆さまへ!(厚生労働省検疫所 FORTH) https://www.forth.go.jp/news/20220722_00001.html ・クアランの海外旅行 Q&A https://www.forth.go.jp/Quaran/quaran-travel-Q&A.html ・黄熱に注意しましょう!(厚生労働省検疫所 FORTH) https://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/yellow_fever_certificate.html ・デング熱が流行しています!(厚生労働省検疫所 FORTH) https://www.forth.go.jp/news/20230824_00001.html ・マラリアに注意しましょう!(厚生労働省検疫所 FORTH) https://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/useful_malaria.html ・麻しんについて(厚生労働省) https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/measles/index.html ・麻しんの国内外での増加に伴う注意喚起について(再周知)(令和6年2 月26日) https://www.mhlw.go.jp/content/001222287.pdf ・麻しん対策・ガイドラインなど(国立感染症研究所) https://www.niid.go.jp/niid/ja/guidelines.html ・海外渡航者への麻しんの注意喚起(厚生労働省) https://www.mhlw.go.jp/content/001221742.pdf ◆マダニ(ダニ媒介感染症)にご注意ください 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)や日本紅斑熱、つつが虫病をはじめとするダニ媒介感染症を予防するためには、 マダニに刺されないようにすることが大切です。 マダニの活動が盛んな春から秋にかけては、農作業やレジャーなどで森林や草むら、ヤブなどに入る場合には 注意しましょう。長袖・長ズボン(シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる、または 登山用スパッツを着用する)、足を完全に覆う靴(サンダル等は避ける)、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等、 肌の露出を少なくしましょう。 感染症法に基づく届出対象のダニ媒介感染症の患者を医師が診断した場合には、直ちに届出が必要となりますので、 医療従事者の皆さまにおかれましては、引き続きご協力お願いします。 また、本年3月には、本邦で初めてとなるSFTSウイルスのヒト-ヒト感染(患者から医療従事者への感染)事例が 報告されたことから、SFTS患者の診療の際には、感染予防策の徹底についてよろしくお願いします。 ・厚生労働省:ダニ媒介感染症 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164495.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 新型コロナウイルスについて ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について 2024 年第14週(4月1日〜4月7 日)における定点当たり報告数は 4.26 (報告数20,968人)であった。 <新型コロナウイルス感染症(COVID-19)発生動向調査 第14週(4月1日〜4月7日)(’24/4/12現在)> https://www.mhlw.go.jp/content/001243630.pdf ◆新型コロナウイルス感染症の発生状況等について https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kokunainohasseijoukyou.html#h2_1 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 風しんの追加的対策へのご協力をお願いします ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆風しんの追加的対策へのご協力のお願い 2018年は、第52週(12月24日〜12月30日)までに2,941例の届出があり、そのうち、2,881例は7月23日以降の報告でした。 (確定値) 2019年は、第52週(12月23日〜12月29日)までに2,298例の報告があります。 患者の多くは、昨年同様30〜50代の男性で、都市圏を中心に報告されています。(確定値) 2020年は、第53週(12月28日〜翌年1月3日)までに101例の報告があり、患者の約7割は男性でした。(確定値) 2021年は、第52週(12月27日〜翌年1月2日)までに12例の報告があります。(確定値) 2022年は、第52週(12月26日〜翌年1月1日)までに15例の報告があります。 2023年は、第52週(12月25日〜12月31日)までに12例が報告されています。 2024年は、第13週(3月25日〜3月31日)までに2例が報告されています。 <風疹 発生動向調査> 2024年第13週(’24/4/3現在) https://www.niid.go.jp/niid//images/idsc/disease/rubella/2024pdf/rube24-13.pdf ◆IDWR 2024年第13週(第13号)(2024年4月12日) <第13週>A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は2週連続で減少した。 過去5年間の同時期の平均と比較してかなり多い/その他最新動向 <IDWR 感染症発生動向調査週報> https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2024.html.html ◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2024年4月12日) 2024年第14週(4月1日〜4月7日)のデータを公表しました。 全国の定点医療機関当たり報告数は5.10となり、前週の11.18よりも減少しました。 <インフルエンザに関する報道発表資料> https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html ■海外の感染症発生状況 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報(2024年3月4日〜2024年4月1日掲載) 2024年4月1日 子供向けにクイズや塗り絵などのコンテンツを新設しました! https://www.forth.go.jp/kids/index.html 2024年3月18日 中東呼吸器症候群−サウジアラビア王国 https://www.forth.go.jp/topics/2024/20240318_00003.html 2024年3月18日 ニパウイルス感染症−バングラデシュ人民共和国 https://www.forth.go.jp/topics/2024/20240318_00002.html 2024年3月18日 オウム病−ヨーロッパ地域 https://www.forth.go.jp/topics/2024/20240318_00001.html 2024年3月4日 鳥インフルエンザA(H10N5)とインフルエンザA(H3N2)の重複感染−中華人民共和国 https://www.forth.go.jp/topics/2024/20240304_00001.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ SNSにおける情報発信 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 厚生労働省公式アカウント<X(Twitter)、Facebook>において、新型コロナウイルスをはじめ、 感染症に関するSNSを発信しています。 ぜひご登録ください。 X(Twitter):https://twitter.com/MHLWitter Facebook:https://m.facebook.com/Mhlw.Japan <2024年4月15日(月)発信> X(旧Twitter) 【#梅毒 の感染が拡がっています】 妊娠がわかったら、#先天梅毒 を防ぐために妊娠届を出して #妊婦健診 を受けましょう。 早い段階で感染がわかれば、早期の治療により赤ちゃんの感染リスクを下げられます。 1回の注射で赤ちゃんへの感染を防ぐことができる場合もあります。 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/syphilis_qa.html <2024年4月15日(月)発信> Facebook 【梅毒の感染が拡がっています】 妊娠がわかったら、先天梅毒を防ぐために妊娠届を出して妊婦健診を受けましょう。 妊娠の早い段階で感染がわかれば、早期の治療により赤ちゃんへの感染リスクを下げられます。 1回の注射で赤ちゃんへの感染を防ぐことができる場合もあります。 リーフレットは厚生労働省ウェブサイトよりダウンロードいただけます。ぜひご活用ください。 ■梅毒の感染が拡がっています(イラスト) https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001241899.pdf ■梅毒の感染が拡がっています(写真) https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001241894.pdf ■梅毒 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/syphilis.html #梅毒 #先天梅毒 #妊婦健診 <2024年4月15日(月)発信> X(旧Twitter) 【世界エイズデーキャンペーンテーマのテーマを募集中】 12月1日の#世界エイズデーに向けたキャンペーンテーマを募集します。 応募締め切りは、5月13日(月) 皆さま、ぜひご応募ください! ■詳しくはこちら https://api-net.jfap.or.jp/edification/aids/camp2024_theme.html <2024年4月15日(月)発信> Facebook 【世界エイズデーキャンペーンテーマのテーマを募集中】 12月1日の#世界エイズデーに向けたキャンペーンテーマを募集します。 応募締め切りは、5月13日(月) 皆さま、ぜひご応募ください! ■詳しくはこちら https://api-net.jfap.or.jp/edification/aids/camp2024_theme.html 「世界エイズデー」とは 世界レベルでのエイズまん延防止と、患者・感染者に対する差別・偏見の解消を目的に、 1988年にWHOが、毎年12月1日を「世界エイズデー」と制定。 ■詳しくはこちら https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eizu/index.html <2024年4月12日(金)発信> X(旧Twitter) ■新型コロナ・インフルエンザ発生状況 第14週(4月1日〜4月7日)の定点当たり報告数は # 新型コロナ は4.3で9週連続減少(昨夏ピーク20.5)、 # インフルエンザ は5.1で3週連続減少(過去5年のピーク57.2)しました。 今後も感染対策をお願いします。 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/houkokusuunosuii.htm <2024年4月5日(金)発信>X(旧Twitter) ■新型コロナ・インフルエンザ発生状況 第13週(3月25日〜3月31日)の定点当たり報告数は # 新型コロナ は5.1で8週連続減少(昨夏ピーク20.5)、 # インフルエンザ は11.2 で2週連続減少(過去5年のピーク57.2)しました。 今後も感染対策をお願いします。 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/houkokusuunosuii.html ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ 『感染症エクスプレス@厚労省』の登録・変更は、ご自身のアドレスでのみ可能です。 配信先の変更は、不要になったアドレスを配信停止いただき、新しいアドレスで新規に登録をお願いします。 ※携帯電話等のキャリアドメインは登録できません。 ●新規登録・配信停止・配信先変更 http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/ ●バックナンバー http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/backnumber/ ●お問い合わせ(登録の変更は上記にて承ります) https://mhlw.asp.3mail.jp/inquiry/ ●メールマガジン内容に関するご意見 kansenshomail@mhlw.go.jp ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ ○当メールマガジンは外部の電子メール配信サービスを利用して行っています。 ○登録していないにもかかわらず当メールマガジンが配信された場合は、 他の方が間違えて登録した可能性がありますので、配信停止のお手続きをお願いします。 ○当メールマガジンの送信元アドレスは送信専用となっています。 本メールまたは本メールアドレスにご返信頂いても一切対応できかねます。ご了承ください。 ○頂いたご意見について、全てにご返信等できかねます。ご了承ください。 ○携帯メールなどには対応しておりません。 ○当メールマガジンは等幅フォントでの閲覧をおすすめします。 ○使用端末によって、改行などの表示が異なります。 ○当メールマガジンの内容の全部または一部については、私的使用または引用など 著作権法上認められた行為として、出所を明示することにより引用、転載、複製を行うことができます。 (編集:鍋島 清香) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― Copyright (C) 厚生労働省(2011年)〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― Copyright (C) Ministry of Health, Labour and Welfare, All Right reserved. |