感染症エクスプレス@厚労省
バックナンバー
メールマガジンのバックナンバーです。

2024-03-29

感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓
┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>>
┗━┻━┻━┻━┻━┻━╋━╋━╋━╋━┓
   >>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.509(2024年3月29日)
   >>>>>>>>>┗━┻━┻━┻━┛

■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【トピックス】
 ◆麻しん関連について
 ◆重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ウイルスの患者から医療従事者への感染事例について

【新型コロナウイルスについて】
 ◆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について

【風しんの追加的対策へのご協力をお願いします】
 ◆2025年3月31日までの3年間に限り、風しん抗体検査・予防接種を公費で受けられます
  ※風しん抗体検査・風しん第5期定期接種受託医療機関更新しました(2024年3月21日時点)

【感染症発生情報】
 ◆2024年第11週(第11号)(2024年3月29日)
 ◆IASR Vo.45,No3(No.529)(2024年3月発行)
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
 (2024年3月4日〜2024年3月18日掲載)
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 トピックス	
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◆麻しんの海外における流行及び国内での増加について(続報)
   現在、海外における流行が報告されており、海外からの輸入例を契機とした国内における感染例が報告されています。
  2024年第11週(3月11日〜17日)に新たに9例が報告され、2024年の累積報告数は20例となっています。
 (2024年3月21日集計分)

 【医療機関における対応】
  1 発熱や発しんを呈する患者を診察した際は、麻しんの可能性を念頭に置き、国内外の渡航歴を聴取し、
   麻しんの罹患歴や予防接種歴を確認するなど、麻しんを鑑別診断に入れた診療をお願いします。
  2 麻しんを疑った場合には、特定感染症予防指針に基づき、臨床診断をした時点で、感染症法に基づき、
   臨床診断例として直ちに最寄りの保健所に届出てください。
  3 診断においては、血清 IgM 抗体価を測定するとともに、確定診断にはウイルス学的検査が必要であり、
   保健所の求めに応じて検体を提出してください。
  4 医療従事者においては、麻しん含有ワクチン接種歴(2回以上の接種)の確認をお願いします。

 【麻しんの流行がみられる地域に渡航後の方の受診方法等に対する注意事項】
  1 渡航後、帰国後2週間程度は麻しん発症の可能性も考慮して健康状態に注意をお願いします。
  2 発熱や咳そう、鼻水、眼の充血、全身の発しん等の症状が見られた場合は、医療機関に受診してください。
  3 受診の際には、事前に電話等で、医療機関に麻しんの可能性について伝達し、医療機関の指示に従い、
  可能な限り公共交通機関を用いることなく受診するようにしてください。

 ・麻しんについて(厚生労働省) 
  https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/measles/index.html
 ・麻しんの国内外での増加に伴う注意喚起について(再周知)(令和6年2 月26日
  https://www.mhlw.go.jp/content/001222287.pdf
 ・海外渡航者への麻しんの注意喚起(厚生労働省) 
  https://www.mhlw.go.jp/content/001221742.pdf
 ・麻しんの感染事例に関する啓発リーフレット 
  https://www.mhlw.go.jp/content/001131749.pdf
 ・麻しんの予防接種に関する啓発リーフレット 
  https://www.mhlw.go.jp/content/001093670.pdf
  https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou21/dl/yobou_0227.pdf
 ・麻しん対策・ガイドラインなど(国立感染症研究所) 
  https://www.niid.go.jp/niid/ja/guidelines.html
 ・麻しんの発生に関するリスクアセスメント(2024 年第一版)(国立感染症研究所)(2024 年2月 22 日) 
  https://www.niid.go.jp/niid/ja/hassei/12534-measles-risk-assess.html
 ・感染症発生動向調査 感染症週報(IDWR)2024年第11号
  https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/idwr/IDWR2024/idwr2024-11.pdf


 ◆重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ウイルスの患者から医療従事者への感染事例について
   重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、主にウイルスを保有するマダニの刺咬により感染し、
  感染した犬や猫の体液への直接接触による感染も報告されています。
   また、海外においては、ヒトからヒトへの感染事例が複数報告されています。
  国内では、2013年に初めて患者が報告されて以降、ヒトからヒトへの感染は確認されていませんでしたが、
   今般、本邦で初めてとなるSFTSウイルスのヒト−ヒト感染(患者から医療従事者への感染)事例が確認されました。
  SFTS患者の診療における個人防護具(PPE)の使用については、ヒトからヒトへの感染を予防するために、
  厚生労働科学研究班において作成された「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)診療の手引き 改訂新版2019」を参照の上、
  標準感染予防策および感染経路別の予防策を徹底することが重要です。
   医療従事者の皆さまにおかれましては、SFTS患者の診療における感染予防策の徹底についてよろしくお願いします。

 ・重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について
  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000169522.html
 ・本邦で初めて確認された重症熱性血小板減少症候群のヒト−ヒト感染症例
  https://www.niid.go.jp/niid/ja/sfts/sfts-iasrs/12572-530p01.html
 ・重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ウイルスの患者から医療従事者への感染事例について(令和6年3月19日付け事務連絡)
  https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001230311.pdf
 ・本邦で初めて確認された重症熱性血小板減少症候群のヒト−ヒト感染症例(別添1)
  https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001230312.pdf
 ・重症熱性血小板減少症候群(SFTS)診療の手引き 改訂新版2019(別添2)
  https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001229138.pdf
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 新型コロナウイルスについて
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について
  2024 年第12週(3月18日〜3月24 日)における定点当たり報告数は 5.21 (報告数25,727人)であった。
  <新型コロナウイルス感染症(COVID-19)発生動向調査 第12週(3月18日〜3月24日)(’24/3/29現在)>
  https://www.mhlw.go.jp/content/001236614.pdf
 ◆新型コロナウイルス感染症の発生状況等について
  https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kokunainohasseijoukyou.html#h2_1
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 風しんの追加的対策へのご協力をお願いします	
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◆風しんの追加的対策へのご協力のお願い
  2018年は、第52週(12月24日〜12月30日)までに2,941例の届出があり、そのうち、2,881例は7月23日以降の報告でした。
  (確定値)
  2019年は、第52週(12月23日〜12月29日)までに2,298例の報告があります。
  患者の多くは、昨年同様30〜50代の男性で、都市圏を中心に報告されています。(確定値)
  2020年は、第53週(12月28日〜翌年1月3日)までに101例の報告があり、患者の約7割は男性でした。(確定値)
  2021年は、第52週(12月27日〜翌年1月2日)までに12例の報告があります。(確定値)
  2022年は、第52週(12月26日〜翌年1月1日)までに15例の報告があります。
  2023年は、第52週(12月25日〜12月31日)までに12例が報告されています。
  2024年は、第11週(3月11日〜3月17日)までに0例が報告されています。

 <風疹 発生動向調査> 2024年第11週(’24/3/21現在)>
  https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/disease/rubella/2024pdf/rube24-11.pdf

 ◆IDWR 2024年第11週(第11号)(2024年3月29日)
 <第9週>インフルエンザの定点当たり報告数は2週連続で増加した。
  過去5年間の同時期の平均と比較してかなり多い/その他最新動向

 <IDWR 感染症発生動向調査週報>
  https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2024.html.html

 ◆IASR Vol.45,No3(No.529)(2024年3月発行)
  特集は「メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染症 1999年4月〜2022年12月」です。
  関連情報として、「黄色ブドウ球菌(MRSA含む)が賛成する病原因子について」などを取り上げています。
 <IASR(病原微生物検出情報 月報)>
  https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr.html

 ◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2024年3月29日)
  2024年第12週(3月18日〜3月24日)のデータを公表しました。
  全国の定点医療機関当たり報告数は14.08となり、前週の17.26よりも減少しました。

 <インフルエンザに関する報道発表資料>
  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html

 ■海外の感染症発生状況
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報(2024年3月4日〜2024年3月18日掲載)
  2024年3月18日 中東呼吸器症候群−サウジアラビア王国
  https://www.forth.go.jp/topics/2024/20240318_00003.html
  2024年3月18日 ニパウイルス感染症−バングラデシュ人民共和国
  https://www.forth.go.jp/topics/2024/20240318_00002.html
  2024年3月18日 オウム病−ヨーロッパ地域
  https://www.forth.go.jp/topics/2024/20240318_00001.html
  2024年3月4日 鳥インフルエンザA(H10N5)とインフルエンザA(H3N2)の重複感染−中華人民共和国
  https://www.forth.go.jp/topics/2024/20240304_00001.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 SNSにおける情報発信
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 厚生労働省公式アカウント<X(Twitter)、Facebook>において、新型コロナウイルスをはじめ、
 感染症に関するSNSを発信しています。
 ぜひご登録ください。
 Twitter:https://twitter.com/MHLWitter
 Facebook:https://m.facebook.com/Mhlw.Japan

 <2024年3月29日(金)発信>X(旧Twitter)
  ■新型コロナ・インフルエンザ発生状況
  第12週(3月18日〜3月24日)の定点当たり報告数は #新型コロナ は5.2で7週連続減少(昨夏ピーク20.5)、
  #インフルエンザ は14.1で前週より減少(過去5年のピーク57.2)しました。
  今後も感染対策をお願いします。
  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/houkokusuunosuii.html

 <2024年3月25日(木)発信> Facebook
  【4月から6月は、狂犬病予防注射期間です】
   # 狂犬病は、人も動物も、感染して発症するとほぼ100%死に至る病気です。
   愛犬や周囲の方のいのちを守るためにも、予防注射に関する正しい情報に基づき、毎年1回予防注射を確実に行いましょう。
   高熱、全身の発しん、せき、鼻水、目の充血などがある場合は、医療機関受診前に電話等でご相談ください。
   https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/10.html

 <2024年3月22日(金)発信> X(旧Twitter)
  ■新型コロナ・インフルエンザ発生状況
  第11週(3月11日〜3月17日)の定点当たり報告数は# 新型コロナ は6.2で6週連続減少(昨夏ピーク20.5)、
  # インフルエンザ は17.3で2週連続増加(過去5年のピーク57.2)しました。
  今後も感染対策をお願いします。
  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/houkokusuunosuii.html

■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
 『感染症エクスプレス@厚労省』の登録・変更は、ご自身のアドレスでのみ可能です。
  配信先の変更は、不要になったアドレスを配信停止いただき、新しいアドレスで新規に登録をお願いします。
  ※携帯電話等のキャリアドメインは登録できません。
  ●新規登録・配信停止・配信先変更
   http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/
  ●バックナンバー
   http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/backnumber/
  ●お問い合わせ(登録の変更は上記にて承ります)
   https://mhlw.asp.3mail.jp/inquiry/
  ●メールマガジン内容に関するご意見
   kansenshomail@mhlw.go.jp
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
 ○当メールマガジンは外部の電子メール配信サービスを利用して行っています。
 ○登録していないにもかかわらず当メールマガジンが配信された場合は、他の方が間違えて登録した可能性がありますので、
   配信停止のお手続きをお願いします。
 ○当メールマガジンの送信元アドレスは送信専用となっています。
   本メールまたは本メールアドレスにご返信頂いても一切対応できかねます。ご了承ください。
 ○頂いたご意見について、全てにご返信等できかねます。ご了承ください。
 ○携帯メールなどには対応しておりません。
 ○当メールマガジンは等幅フォントでの閲覧をおすすめします。
 ○使用端末によって、改行などの表示が異なります。
 ○当メールマガジンの内容の全部または一部については、私的使用または引用など
 著作権法上認められた行為として、出所を明示することにより引用、転載、複製を行うことができます。



 (編集:鍋島 清香)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Copyright (C) 厚生労働省(2011年)〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Copyright (C) Ministry of Health, Labour and Welfare, All Right reserved.

©  2011 Ministry of Health, Labour and Welfare, All Right reserved.