感染症エクスプレス@厚労省
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メールマガジンのバックナンバーです。

2024-03-02

感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>>
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   >>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.505(2024年3月1日)
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■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【トピックス】
 ◆麻しんの海外における流行及び国内での増加について
 ◆急性呼吸器感染症が流行しています
 ◆感染症危機管理専門家(IDES)養成プログラムR6.10月採用 募集中(〆切3月31日)
 ◆【市民公開講座】胃がん撲滅へ向けたピロリ感染対策と今、話題の薬剤耐性(AMR)対策が開催されます

【新型コロナウイルスについて】
 ◆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について

【風しんの追加的対策へのご協力をお願いします】
 ◆2025年3月31日までの3年間に限り、風しん抗体検査・予防接種を公費で受けられます
 ※風しん抗体検査・風しん第5期定期接種受託医療機関更新しました(2024年2月16日時点)

【感染症発生情報】
 ◆IDWR 2024年第7週(第7号)(2024年3月1日)
 ◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2024年3月1日)
 ◆IASR Vo.45,No1(No.528)(2024年2月発行)
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
 (2024年2月16日〜2024年2月21日掲載)
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 トピックス	
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 ◆麻しんの海外における流行及び国内での増加について
  現在、海外において、麻しんの流行が報告されており、特にヨーロッパ地域における症例報告数は前年度の30 倍以上に
  急増し、入院を要する重症例や死亡例も確認されています。
  また、訪日外国人旅行者数が多い地域である東南アジア地域についても、
  世界的に麻しんの症例報告数が多い地域の一つとなっています。 
  国内においては、海外からの輸入症例と考えられる報告もあり、
  今後、輸入症例や国内における感染伝播事例が増加する可能性があることに注意が必要です。 
  こうした状況を受けて、今般、国立感染症研究所においてリスク評価を実施し、
  厚生労働省より、注意喚起を発出しておりますのでご参照ください。 
 
 ・麻しんの国内外での増加に伴う注意喚起について(再周知)(令和6年2月26日)
  https://www.mhlw.go.jp/content/001214829.pdf
 ・麻しんの発生に関するリスクアセスメント(2024 年第一版)(国立感染症研究所)(2024 年2月 22 日) 
  https://www.niid.go.jp/niid/ja/hassei/12534-measles-risk-assess.html
 ・麻しんについて(厚生労働省) 
  https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/measles/index.html
 ・海外渡航者への麻しんの注意喚起(厚生労働省) 
  https://www.mhlw.go.jp/content/001098016.pdf
 ・麻しんの感染事例に関する啓発リーフレット 
  https://www.mhlw.go.jp/content/001131749.pdf
 ・麻しんの予防接種に関する啓発リーフレット 
  https://www.mhlw.go.jp/content/001093670.pdf
  https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou21/dl/yobou_0227.pdf
 ・麻しん対策・ガイドラインなど(国立感染症研究所) 
  https://www.niid.go.jp/niid/ja/guidelines.html

 ◆急性呼吸器感染症に引き続きご注意ください 
  新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の定点当たり報告数は、昨年11月以降本年第5週(1月29日〜2月4日)までは
  増加傾向にありましたが、その後直近3週連続で減少傾向にあり、第8週(2月19日〜25日)は7.92でした
 (昨年夏季のピークは20.50:第35週)。
  また、インフルエンザの定点当たり報告数についても、直近は2週連続で減少傾向にあり、第8週は22.72でした
 (過去5年のピークは57.18:2019年第4週)。 

  このほか、咽頭結膜熱及びA群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)の定点当たり報告数は、
  直近では減少傾向にあるものの、依然として例年同時期より高い水準であることに注意が必要です。 

  これらの感染症の感染拡大防止のため、マスクの適切な着用を含む咳エチケット、手洗い、換気、
  患者との接触を極力避けるなどの感染対策の実施や周知の徹底を今一度お願いします。
  また、医療機関・社会福祉施設等への病原体の持ち込みを防ぐために、関係機関においては、
  マスクの適切な着用等の関係者が個人で出来る予防策を徹底すると同時に、訪問者等については、
  症状が認められる場合の訪問を自粛してもらう等の工夫をお願いします。 

 ・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の発生状況について 2024年第8週(2月19日〜25日) 
  https://www.mhlw.go.jp/content/001216718.pdf
 ・感染症発生動向調査週報(IDWR)2024年第7週(第7号) 
  https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/idwr/IDWR2024/idwr2024-07.pdf

 ◆【市民公開講座】胃がん撲滅へ向けたピロリ感染対策と 今、話題の薬剤耐性(AMR)対策が開催されます
  主 催: 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院 AMR臨床リファレンスセンター

 【開催概要】
  セミナー名:胃がん撲滅へ向けたピロリ感染対策と 今、話題の薬剤耐性(AMR)対策
  日 時:2024年3月2日(土)14:00-16:00(受付開始 13:30)
  対 象:どなたでも参加できます
  形 式:現地参加かオンライン参加
  会 場:東京コンファレンスセンター品川4F406室(東京都港区港南1-9-36アレア品川)
  参加費:無料
  現地参加 締切:2024年2月29日(木)

 【詳細・お申し込み】
  下記URLにアクセスいただき、詳細をご確認のうえ、必要事項を入力してください。
  https://amr.ncgm.go.jp/pdf/20240302_seminar.pdf
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 新型コロナウイルスについて
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 ◆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について
  2024 年第8週(2月19日〜2月25 日)における定点当たり報告数は 7.92 (報告数39,124人)であった。
 <新型コロナウイルス感染症(COVID-19)発生動向調査 第8週(2月19日〜2月25 日)(’24/3/1現在)>
  https://www.mhlw.go.jp/content/001216718.pdf
 ◆新型コロナウイルス感染症の発生状況等について
  https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kokunainohasseijoukyou.html#h2_1
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 風しんの追加的対策へのご協力をお願いします	
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 ◆風しんの追加的対策へのご協力のお願い
  2018年は、第52週(12月24日〜12月30日)までに2,941例の届出があり、そのうち、2,881例は7月23日以降の報告でした。
  (確定値)
  2019年は、第52週(12月23日〜12月29日)までに2,298例の報告があります。患者の多くは、昨年同様30〜50代の男性で、
  都市圏を中心に報告されています。(確定値)
  2020年は、第53週(12月28日〜翌年1月3日)までに101例の報告があり、患者の約7割は男性でした。(確定値)
  2021年は、第52週(12月27日〜翌年1月2日)までに12例の報告があります。(確定値)
  2022年は、第52週(12月26日〜翌年1月1日)までに15例の報告があります。
  2023年は、第52週(12月25日〜12月31日)までに12例が報告されています。
  2024年は、第7週(2月12日〜2月18日)までに0例が報告されています。

 <風疹 発生動向調査> 2024年第7週(’24/2/21現在)>
  https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/disease/rubella/2024pdf/rube24-07.pdf

 ◆IDWR 2024年第7週(第7号)(2024年3月1日)
 <第7週>インフルエンザの定点当たり報告数は減少した。過去5年間の同時期の平均と比較してやや多い/その他最新動向

 <IDWR 感染症発生動向調査週報>
  https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2024.html.html

 ◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2024年3月1日)
  2024年第8週(2月19日〜2月25日)のデータを公表しました。
  全国の定点医療機関当たり報告数は16.76となり、前週の20.64よりも増加しました。

 <インフルエンザに関する報道発表資料>
  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html

 ■海外の感染症発生状況
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報(2024年2月16日〜2024年2月21日掲載)
  2024年2月21日 インフルエンザA(H1N1)変異型ウイルス−スペイン王国
  https://www.forth.go.jp/topics/2024/20240221_00002.html
  2024年2月21日 西部ウマ脳炎−ウルグアイ東方共和国
  https://www.forth.go.jp/topics/2024/20240221_00001.html
  2024年2月16日 鳥インフルエンザA(H5N1)変異型ウイルス−カンボジア王国
  https://www.forth.go.jp/topics/2024/20240216_00002.html
  2024年2月16日 インフルエンザA(H1N1)変異型ウイルス−ブラジル連邦共和国
  https://www.forth.go.jp/topics/2024/20240216_00001.html
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 SNSにおける情報発信
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 厚生労働省公式アカウント(Twitter、Facebook)において、新型コロナウイルスをはじめ、
 感染症に関するSNSを発信しています。
 ぜひご登録ください。
 Twitter:https://twitter.com/MHLWitter
 Facebook:https://m.facebook.com/Mhlw.Japan

 <2024年3月1日(金)発信>
 【クイズ】
  Q 日常生活で接する感染症の中で、最も感染力が高い感染症はどれでしょう?
  1  風しん
  2  麻しん
  3  ムンプス(おたふく風邪)
  4  新型コロナウイルス感染症

 【答え】 
  2  麻しん
   麻しんは感染力が非常に高い感染症で、現在世界的に流行しており、国内でも複数の感染例が出ています。
   麻しんの予防接種は感染予防として最も有効なため、定期接種を2 回受けていない方で罹患したことがない方は接種を
   ご検討ください(受診前に医療機関の対応可否のご確認を)。

 【海外へ渡航される方へ】
  現在、麻しんは世界的に広く流行しており、予防接種は、感染予防として最も有効な手段です。
  渡航前に接種歴を確認し、定期接種を2 回受けていない方で罹患したことがない方は接種をご検討ください。
  (受診前に医療機関の対応可否のご確認を)
  https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/measles/index.html

 <2024年3月1日(金)発信>
 ■新型コロナ・インフルエンザ発生状況
  第8週(2月19日〜2月25日)の定点当たり報告数は#新型コロナ は7.9で3週連続減少(昨夏ピーク20.5)、
  #インフルエンザ は16.8で2週連続減少(過去5年のピーク57.2)しました。
  今後も感染予防を心がけましょう。
  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/houkokusuunosuii.html
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 (編集:鍋島 清香)
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