感染症エクスプレス@厚労省
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メールマガジンのバックナンバーです。

2023-12-08

感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>>
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   >>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.502(2023年12月8日)
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■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【トピックス】
 ◆インフルエンザ、溶連菌感染症、咽頭結膜熱の増加が続いています
 ◆中国における小児の呼吸器感染症の増加について
 ◆参加者募集中(12月18日〆切) 統括庁主催シンポジウム(令和6年1月12日(金))

【新型コロナウイルスについて】
 ◆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について

【風しんの追加的対策へのご協力をお願いします】
 ◆2025年3月31日までの3年間に限り、風しん抗体検査・予防接種を公費で受けられます
 ※風しん抗体検査・風しん第5期定期接種受託医療機関更新しました(2023年11月15日時点)

【感染症発生情報】
 ◆IDWR 2023年第47週(第47号)(2023年12月8日)
 ◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2023年12月8日)
 ◆IASR Vo.44,No11(No.525)(2023年11月発行)
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
 (2023年11月30日〜2023年12月8日掲載)

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 トピックス	
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 ◆インフルエンザ、咽頭結膜熱、溶連菌感染症の報告数が高い水準にあります
  今年度、インフルエンザの定点当たりの報告数は、春から夏にかけても1.0を上回る水準で推移しており、
  直近の定点当たり報告数は、第48週(11/27〜12/3)時点で26.72と高い水準にあります。
  このほか、咽頭結膜熱及びA群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)の定点当たり報告数も例年同時期より
  高い水準であることに注意が必要です。
  これらの感染症の感染拡大防止のため、咳エチケット、手洗い、換気、患者との接触を極力避けるなどの
  感染対策の実施や周知の徹底を今一度お願いします。また、医療機関・社会福祉施設等への病原体の持ち込みを防ぐために、
  関係機関においては、マスクの適切な着用等の関係者が個人で出来る予防¬策を徹底すると同時に、訪問者等については、
  症状が認められる場合の訪問を自粛してもらう等の工夫をお願いします。
  また、感染症の拡大等により需要が増加している鎮咳薬や去痰薬などについては、厚生労働省より主要なメーカーに対して、
  他の医薬品の生産ラインからの緊急融通やメーカー在庫の放出などの対応を要請し、供給量を増やしている状況です。

 ・インフルエンザの発生状況について 2023年第48週(11月27日〜12月3日)
  https://www.mhlw.go.jp/content/001176501.pdf
 ・感染症発生動向調査週報(IDWR)2023年第47週(第47号)
  https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/idwr/IDWR2023/idwr2023-47.pdf

 ◆中国における小児の呼吸器感染症の増加について
  今般、中国において小児の呼吸器感染症が増加していることが報告されています。
  原因としては、季節性インフルエンザウイルス、肺炎マイコプラズマ、RSウイルス、アデノウイルス等が報告されており、
  未知又は新たな病原体の発生を疑う情報はありません。
  医療機関においては、特に最近一か月以内に中国渡航歴のある方で発熱や呼吸器症状を有する方の診察において、
  インフルエンザや新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のほか、直近では日本国内で流行していないマイコプラズマ肺炎
  やRSウイルス感染症等も念頭に置いて診察にあたるようお願いします。
  また、中国渡航歴のある原因が明らかではない肺炎症例を認めた場合などにおいては、適宜保健所にご相談ください。
  また、最近一か月以内に中国に渡航された方は、発熱や呼吸器症状等の症状で医療機関を受診する際、
  ご自身の渡航歴を医療従事者へ伝えるようお願いします。

 ・令和5年11月24日付事務連絡「中華人民共和国における小児の呼吸器感染症の増加について」
  https://www.mhlw.go.jp/content/001173660.pdf
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 新型コロナウイルスについて
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 ◆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について
  2023 年第 48週(11月27 日〜12月3 日)における定点当たり報告数は 2.75 (報告数13,583人)であった。
 <新型コロナウイルス感染症(COVID-19)発生動向調査 第48週(11月27 日〜12月3 日)(’23/12/8現在)>
  https://www.mhlw.go.jp/content/001176400.pdf
 
 ◆新型コロナウイルス感染症の発生状況等について
  https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kokunainohasseijoukyou.html#h2_1
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 風しんの追加的対策へのご協力をお願いします	
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 ◆風しんの追加的対策へのご協力のお願い
  2018年は、第52週(12月24日〜12月30日)までに2,941例の届出があり、そのうち、2,881例は7月23日以降の報告でした。
  (確定値)
  2019年は、第52週(12月23日〜12月29日)までに2,298例の報告があります。患者の多くは、昨年同様30〜50代の男性で、
  都市圏を中心に報告されています。(確定値)
  2020年は、第53週(12月28日〜翌年1月3日)までに101例の報告があり、患者の約7割は男性でした。(確定値)
  2021年は、第52週(12月27日〜翌年1月2日)までに12例の報告があります。(確定値)
  2022年は、第52週(12月26日〜翌年1月1日)までに15例の報告があります。
  2023年は、第47週(11月20日〜11月26日)までに11例が報告されています。

 <風疹 発生動向調査> 2023年第47週(’23/11/29現在)>
  https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/disease/rubella/2023pdf/rube23-47.pdf
 ◆IDWR 2023年第47週(第47号)(2023年12月8日)
 <第47週>
  咽頭結膜熱の定点当たり報告数は第42週以降増加が続いている。過去5年間の同時期の平均と比較して
  かなり多い/その他最新動向

 <IDWR 感染症発生動向調査週報>
  https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2023.html

 ◆IASR Vo.44,No11(No.525)(2023年11月発行)
  特集は「インフルエンザ 2022/23シーズン」です。
  関連情報として、「東京都内のインフルエンザ病原体定点医療機関から搬入された臨床検体におけるインフルエンザウイルス
  およびSARS-CoV-2の検出状況(2022年度)」などを取り上げています。

 <IASR(病原微生物検出情報 月報)>
  https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr.html

 ◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2023年12月8日)
  2023年第48週(11月27日〜12月3日)のデータを公表しました。
  全国の定点医療機関当たり報告数は26.72となり、前週の28.30よりも減少しました。

 <インフルエンザに関する報道発表資料>
  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html

 ■海外の感染症発生状況
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報(2023年11月30日〜2023年12月8日掲載)
  2023年12月8日 インフルエンザA(H1N2)変異型ウイルス- グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国(英国)
  https://www.forth.go.jp/topics/2023/20231208_00001.html
  2023年12月7日 エムポックス(サル痘)-コンゴ民主共和国
  https://www.forth.go.jp/topics/2023/20231207_00001.html
  2023年12月6日 鳥インフルエンザA(H5N1)−カンボジア王国
  https://www.forth.go.jp/topics/2023/20231206_00001.html
  2023年11月30日 小児の呼吸器疾患の急増について−中国北部
  https://www.forth.go.jp/topics/2023/20231130_00001.html
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 SNSにおける情報発信
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  厚生労働省公式アカウント(Twitter、Facebook)において、新型コロナウイルスをはじめ、
  感染症に関するSNSを発信しています。
  ぜひご登録ください。
  Twitter:https://twitter.com/MHLWitter
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 <2023年12月7日(木)発信>
 【梅毒が増加しています】
  梅毒については、2022年の報告者数は1万件を超え、2023年度も更なる感染者の増加に注意が必要です。
  梅毒はキスやセックスなどの性的接触があれば、誰でも感染する可能性があり、
  放置すると心臓・血管・脳などに病変が生じ、障害が残る可能性があります。

  厚生労働省では、性感染症への理解や知識を深めてもらうため、新たに2種類の性感染症の啓発用リーフレットを
  作成しました。
  厚生労働省ウェブサイト内に掲載していますので、ぜひご活用いただき、感染拡大防止にお役立てください。

  ■リーフレット(いま、梅毒が急拡大していることをご存じですか?)
   https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001171886.pdf
  ■リーフレット(いま、梅毒が拡大しています)
   https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001171812.pdf
  ■厚生労働省ウェブサイト 性感染症について
   https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/

   #性感染症
   #梅毒

 <2023年12月5日(火)発信>
  現在、 #インフルエンザ 、 #A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 ( #溶連菌感染症 )、 #咽頭結膜熱 など
  様々な上気道感染症が流行しています。咳エチケット、手洗い、換気、
  患者との接触を極力避けるなどの感染対策をお願いします。

  ■咳エチケット
   https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001174681.pdf
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  (編集:鍋島 清香)
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