感染症エクスプレス@厚労省
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メールマガジンのバックナンバーです。

2023-11-10

感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>>
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   >>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.500(2023年11月10日)
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■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【トピックス】
 ◆呼吸器感染症(インフル、咽頭結膜熱、溶連菌)が増えています
 ◆11月は「薬剤耐性(AMR)対策推進月間」です
 ◆世界エイズデーに向けた普及啓発イベントを実施します
 ◆厚生労働省 感染症対策課 任期付き職員(課長補佐・主査(感染症対策担当))の募集について
 ◆日本医療研究開発機構(AMED)では、感染症領域についての公募を行います
 ◆国立感染症研究所主催 令和5年度 感染研市民公開講座(後期)が開催されます

【新型コロナウイルスについて】
 ◆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について

【風しんの追加的対策へのご協力をお願いします】
 ◆2025年3月31日までの3年間に限り、風しん抗体検査・予防接種を公費で受けられます
 ※風しん抗体検査・風しん第5期定期接種受託医療機関更新しました(2023年10月18日時点)

【感染症発生情報】
 ◆IDWR 2023年第43週(第43号)(2023年11月10日)
 ◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2023年11月10日)
 ◆IASR Vo.44,No10(No.524)(2023年10月発行)
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
 (2023年10月24日〜2023年11月8日掲載)

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 トピックス
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 ◆インフルエンザ、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が増えています
 今年度、インフルエンザの定点当たりの報告数は、春から夏にかけても1.0を上回る水準で推移しており、
 直近の定点当たり報告数は、総数で第42週(10/16〜10/22)16.41、第43週(10/23〜10/29)19.68、
 第44週(10/30〜11/5)21.13と増加傾向が続いています。今シーズンについては、
 例年より早く感染者数が増加していることに注意が必要です。
 このほか、咽頭結膜熱の定点当たり報告数は、第41週(10/9〜10/15)1.75、第42週(10/16〜10/22)2.16、
 第43週(10/23〜10/29)2.43、またA群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)の定点当たり報告数は、
 第41週(10/9〜10/15)1.88、第42週(10/16〜10/22)2.67、第43週(10/23〜10/29)3.05と、
 いずれも例年同時期より高い水準であることに注意が必要です。
 これらの感染症の感染拡大防止のため、咳エチケット、手洗い、換気、患者との接触を極力避けるなどの感染対策の実施や
 周知の徹底を今一度お願いします。
 また、医療機関・社会福祉施設等への病原体の持ち込みを防ぐために、関係機関においては、
 マスクの適切な着用等の関係者が個人で出来る予防¬策を徹底すると同時に、訪問者等については
 症状が認められる場合の訪問を自粛してもらう等の工夫をお願いします。

 ・インフルエンザの発生状況について 2023年第44週(10月30日〜11月5日)
 https://www.mhlw.go.jp/content/001165791.pdf

 ◆11月は「薬剤耐性(AMR)対策推進月間」です
 世界的に深刻な健康上の脅威となっている薬剤耐性(AMR)に係る全国的な普及啓発活動を推進するため、
 毎年11月を「薬剤耐性(AMR)対策推進月間」に設定しています。
 AMR臨床リファレンスセンターの今年のテーマは「未来に使える抗菌薬を残すため 今みんなができること」。
 おなじみの TVアニメ「はたらく細胞」とのコラボレーションに加えて、啓発動画の公開や
 第7回「薬剤耐性(AMR)あるある川柳」など
 さまざまな啓発キャンペーンや施策を実施していきます。

 ・かしこく治して、明日につなぐ 〜抗菌薬を上手につかってAMR対策〜
 https://amr.ncgm.go.jp/information/campaign2023.html
 ・厚生労相省 薬剤耐性(AMR)対策について
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000120172.html

 ◆世界エイズデーに向けた普及啓発イベントを実施します
 厚生労働省は、12月1日の世界エイズデーに向け、公益財団法人エイズ予防財団等の関係団体の協力を得て
 普及啓発イベントを実施します。
 また、地方公共団体においても、関係機関等と連携し、エイズに関する正しい知識の啓発活動を展開します。
 各医療機関におかれましては、HIV/エイズの予防啓発及び検査に関する情報提供など、HIV感染の早期発見・早期治療に向け
 引き続きご協力をお願いします。

 ※世界エイズデーとは
 世界保健機関(WHO)は、1988年に世界的レベルでのエイズまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を図ることを
 目的として、12月1日を“World AIDS Day”(世界エイズデー)と定め、エイズに関する啓発活動等の実施を提唱しました。

 <RED RIBBON LIVE公式サイト>
 http://redribbonlive.net/
 <令和5年度世界エイズデー特設ページ>
 https://api-net.jfap.or.jp/edification/aids/special2023.html
 <エイズ予防情報ネット>
 https://api-net.jfap.or.jp/

 ◆厚生労働省 感染症対策課 感染症対策担当任期付職員の募集について(募集期間:10/20〜11/17)
 厚生労働省では、各種の感染症対策の推進のため、感染症の危機管理及び疾病対策、研究開発等に関する業務を行っていただく
 任期付職員(課長補佐又は主査)を募集します。
 今回の募集では、医師・歯科医師など、特定の医療系の国家資格を有する方のほか、感染症行政に関連する学術分野で修士又は
 博士課程を修了した方も応募が可能です。感染症対策に関心をお持ちの方のご応募をお待ちしております。
 応募書類は、11月17日(金)必着です。
 募集の詳細は以下のリンクをご参照ください。
 https://www.mhlw.go.jp/general/saiyo/ninki-kansensyotaisakutantou_katyohosamatahasyusa.html

 ◆日本医療研究開発機構(AMED)では、感染症領域についての公募を行います。
 ○◆令和6年度「新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業」に係る公募日本医療研究開発機構(AMED)では、
 令和6年度「新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業」に係る公募を行います。
 【公募締め切り】令和5年12月6日(水) 正午【厳守】
 公募内容の詳細は、以下のURLからご確認ください。
 https://www.amed.go.jp/koubo/11/02/1102B_00083.html

 ◆国立感染症研究所主催 令和5年度 感染研市民公開講座(後期)が開催されます
  感染症にまつわる、普段なかなか聞くことができないさまざまな「へぇー、そうだったんだ!」を
  感染症研究の最前線にいる研究者が分かりやすくお伝えします。
  全5回のレポート提出(任意)で希望者には受講修了証を発行します。
  受講対象者:高校生以上が理解できる内容としますが、参加に年齢制限はありません
  開催日時:2023/12/26(火)〜2024/2/20(火)隔週火曜日の18:30〜20:00
  (講義約1時間、質疑応答約30分間) 
  開催方法:Zoom Webinarを利用したオンライン(ライブ)形式
  (当日ご参加頂けない方でも、振り返り用配信を約2週間ご視聴頂けます)
  定員:先着500名
  参加費:無料
  申し込み方法:詳しくは下記URLでご確認いただき、事前登録をお願いします。
  https://niid-go-jp.zoom.us/webinar/register/WN_s28xzrcoQvay-49cU5zoLQ
  修了証:全5回のレポート提出(任意)で受講修了証を発行し
  登録期間:2023年12月12日(火)まで 定員に達し次第、募集を締め切り
  講義内容:(詳細は下記のURLのリーフレットをご覧下さい)
  https://www.niid.go.jp/niid/images/meeting/shimin/webkouza2023-poster2.pdf

 第1回 2023年12月26日(火)
 「ようこそ抗酸菌の世界へ:目立たないけど、しぶとい奴ら」
  感染制御部・主任研究官 深野 華子
 第2回 2024年01月09日(火)
 「シン・感染症発生!巨災対、アクティベーションします。」
  感染症危機管理研究センター・センター長 齋藤 智也
 第3回 2024年01月23日(火)
 「これだけは知っておきたい「病原性」:高病原性ウイルスの理(ことわり)」
  ウイルス第一部・部長 海老原 秀喜
 第4回 2024年02月06日(火)
 「C型肝炎研究のブレイクスルー:こうして肝炎ウイルスの培養は可能になった」
  国立感染症研究所所長 脇田 隆字
 第5回 2024年02月20日(火)
 「是非注目してもらいたい感染症媒介昆虫などベスト10:蚊やマダニやその他諸々」
  昆虫医科学部・部長 葛西 真治

 市民公開講座事務局(国立感染症研究所・戸山庁舎)
 〒162-8640 東京都新宿区戸山1-23-1
 E-mail: webkouza [at] nih.go.jp([at]を@に変えてください)
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 新型コロナウイルスについて
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 ◆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について
 2023 年第 44週(10月30 日〜11月5 日)における定点当たり報告数は 2.44 (報告数12,065 人)であった。
 <新型コロナウイルス感染症(COVID-19)発生動向調査 第44週(10月30日〜11月5日)(’23/11/10現在)>
 https://www.mhlw.go.jp/content/001161146.pdf
 ◆第124回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和5年8月4日)
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00424.html
 ◆新型コロナウイルス感染症に関する発生状況、国内の患者発生、空港・海港検疫事例、海外の状況、変異株、その他
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00086.html
 ◆感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株について(第27報)
 https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2551-cepr/12000-sars-cov-2-27.html
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 風しんの追加的対策へのご協力をお願いします	
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 ◆風しんの追加的対策へのご協力のお願い
 2018年は、第52週(12月24日〜12月30日)までに2,941例の届出があり、そのうち、2,881例は7月23日以降の報告でした。
 (確定値)
 2019年は、第52週(12月23日〜12月29日)までに2,298例の報告があります。患者の多くは、昨年同様30〜50代の男性で、
 都市圏を中心に報告されています。(確定値)
 2020年は、第53週(12月28日〜翌年1月3日)までに101例の報告があり、患者の約7割は男性でした。(確定値)
 2021年は、第52週(12月27日〜翌年1月2日)までに12例の報告があります。(確定値)
 2022年は、第52週(12月26日〜翌年1月1日)までに15例の報告があります。
 2023年は、第43週(10月23日〜10月29日)までに11例が報告されています。

 <風疹 発生動向調査> 2023年第43週(’23/11/1現在)>
 https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/disease/rubella/2023pdf/rube23-43.pdf
 ◆IDWR 2023年第43週(第43号)(2023年11月10日)
 <第43週>
 咽頭結膜熱の定点当たり報告数は2週連続で増加し、過去5年間の同時期と比較してかなり多い/その他最新動向
 <A群溶血性レンサ球菌咽頭炎>
 2023年第39〜43週の定点当たり報告数は、過去10年の当該週の定点当たり報告数よりも多い報告数となっている

 <IDWR 感染症発生動向調査週報>
 https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2023.html

 ◆IASR Vo.44,No10(No.524)(2023年10月発行)
 特集は「HIV/AIDS 2022年」です。
 関連情報として、「東京都新宿東口検査・相談室の現状とCOVID-19流行の影響」などを取り上げています。

 <IASR(病原微生物検出情報 月報)>
 https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr.html

 ◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2023年11月10日)
 2023年第44週(10月30日〜11月5日)のデータを公表しました。
 全国の定点医療機関当たり報告数は21.13となり、前週の19.68よりも増加しました。

 <インフルエンザに関する報道発表資料>
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html

 ■海外の感染症発生状況
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報(2023年10月24日〜2023年11月8日掲載)
 2023年11月8日 ジフテリア - ギニア共和国
 https://www.forth.go.jp/topics/2023/20231108_00001.html
 2023年10月24日 デング熱−チャド共和国
 https://www.forth.go.jp/topics/2023/20231024_00002.html
 2023年10月24日 ニパウイルス感染症−インド共和国
 https://www.forth.go.jp/topics/2023/20231024_00001.html
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 SNSにおける情報発信
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 厚生労働省公式アカウント(Twitter、Facebook)において、新型コロナウイルスをはじめ、
 感染症に関するSNSを発信しています。
 ぜひご登録ください。
 Twitter:https://twitter.com/MHLWitter
 Facebook:https://m.facebook.com/Mhlw.Japan

 <2023年10月31日(火)発信>
 【11月17日(金)必着 感染症対策課 感染症対策担当任期付職員募集】
  厚生労働省では、各種の感染症対策の推進のため、感染症の危機管理及び疾病対策、研究開発等に関する業務を行っていただく
  任期付職員(課長補佐又は主査)を募集します。
  https://www.mhlw.go.jp/general/saiyo/ninkikansensyotaisakutantou_katyohosamatahasyusa.html

 <2023年11月1日(水)発信>
  11月は「薬剤耐性(AMR)対策推進月間」です。
  世界的に深刻な健康上の脅威となっている薬剤耐性(AMR)に係る全国的な普及啓発活動を推進するため、
  毎年11月を「薬剤耐性(AMR)対策推進月間」に設定しています。
  AMR臨床リファレンスセンターの今年のテーマは「未来に使える抗菌薬を残すため 今みんなができること」。
  おなじみの TVアニメ「はたらく細胞」とのコラボレーションに加えて、啓発動画の公開や第7回「薬剤耐性(AMR)あるある川柳」
  など、さまざまな啓発キャンペーンや施策を実施していきます。

 ・特設サイト「薬剤耐性(AMR)対策推進週月間」
  https://amr.ncgm.go.jp/information/campaign2023.html
  # 薬剤耐性(AMR)

 <2023年11月6日(月)発信>
 #インフルエンザ #A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 ( #溶連菌感染症 )#咽頭結膜熱 は例年同時期と比べて患者数が
  多い傾向にあります。

 咳エチケット、手洗い、換気、患者との接触を極力避けるなどの感染対策をお願いします。
 診察する医師は、こうした感染症の流行状況も念頭に置いた診察をお願いします。

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 (編集:鍋島 清香)
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