感染症エクスプレス@厚労省
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メールマガジンのバックナンバーです。

2023-10-27

感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>>
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   >>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.499(2023年10月27日)
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■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【トピックス】
 ◆インフルエンザ、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が増えています
 ◆海外でデング熱の報告が増えています
 ◆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き 別冊 罹患後症状のマネジメントを改訂しました
 ◆厚生労働省 感染症対策課 任期付き職員(課長補佐・主査(感染症対策担当))の募集について
 ◆令和5年度国立感染症研究所 戸山庁舎一般公開の現地開催のお知らせ

【新型コロナウイルスについて】
 ◆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について

【風しんの追加的対策へのご協力をお願いします】
 ◆2025年3月31日までの3年間に限り、風しん抗体検査・予防接種を公費で受けられます
 ※風しん抗体検査・風しん第5期定期接種受託医療機関更新しました(2023年10月18日時点)

【感染症発生情報】
 ◆IDWR 2023年第41週(第41号)(2023年10月27日)
 ◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2023年10月27日)
 ◆IASR Vo.44,No10(No.524)(2023年10月発行)
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
 (2023年9月27日〜2023年10月24日掲載)

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 トピックス
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 ◆インフルエンザ、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が増えています
  今年度、インフルエンザの定点当たりの報告数は、春から夏にかけても1.0を上回る水準で推移しており、
  直近の定点当たり報告数は、総数で第40週(10/2〜10/8)9.99、第41週(10/9〜10/15)11.07、
  第42週(10/16〜10/22)16.41と増加傾向が続いています。
  今シーズンについては、例年より早く感染者数が増加していることに注意が必要です。

  このほか、咽頭結膜熱の定点当たり報告数は、第39週(9/25〜10/1)1.81、
  第40週(10/2〜10/8)1.87、第41週(10/9〜10/15)1.75、
  また、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は、第39週(9/25〜10/1)1.97、第40週(10/2〜10/8)2.01、
  第41週(10/9〜10/15)1.88と、いずれも例年同時期より高い水準であることに注意が必要です。

  これらの感染症の感染拡大防止のため、咳エチケット、手洗い、換気、患者との接触を極力避けるなどの
  感染対策の実施や周知の徹底を今一度お願いします。
  また、医療・福祉施設へのウイルスの持ち込みを防ぐために、マスクの適切な着用等の関係者が個人で出来る予防策を
  徹底すると同時に、訪問者等については、症状が認められる場合の訪問を自粛してもらう等の工夫をお願いします。

 ・インフルエンザの発生状況について 2023年第42週(10月16日〜10月22日)
  https://www.mhlw.go.jp/content/001161209.pdf

 ◆海外でデング熱の報告が増えています
  デング熱は、蚊に刺されることによって感染します。
  今年は熱帯、亜熱帯地域におけるデング熱の大規模な流行に加え、欧州や米国などでもこれまで発生が見られなかった地域で
  デング熱の発生が報告されています。
  帰国後に発熱、頭痛、筋肉痛、発疹などの症状が現れた場合は、最寄りの保健所や医療機関にご相談ください。
  厚生労働省では令和5年8月に、デング熱に関する注意喚起等についての事務連絡を発出しています。
  病原体を媒介する蚊が生息する熱帯・亜熱帯地域等では、できるだけ肌を露出せず、虫よけ剤を使用するなど、
  蚊に刺されないよう注意してください。

 ・Autochthonous vectorial transmission of dengue virus in mainland EU/EEA, 2010-present
  https://www.ecdc.europa.eu/en/all-topics-z/dengue/surveillance-and-disease-data/autochthonous-transmission-dengue-virus-eueea
 ・Dengue worldwide overview(Situation update, 2 October 2023)(ECDC)
  https://www.ecdc.europa.eu/en/dengue-monthly
 ・デング熱に関する注意喚起等について(令和5年8月23日付け厚生労働省健康局結核感染症課事務連絡)
  https://www.mhlw.go.jp/content/001140588.pdf
 ・デング熱について(厚生労働省)
  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000131101.html
 ・デング熱とは(国立感染症研究所)
  https://www.niid.go.jp/niid/ja/encycropedia/392-encyclopedia/238-dengue-info.html
 ・蚊媒介感染症の診療ガイドライン 第5.1版(国立感染症研究所)
  https://www.mhlw.go.jp/content/000477538.pdf

 ◆「新型コロナウイルス感染症COVID-19診療の手引き 別冊 罹患後症状のマネジメント(第3.0版)」が改訂されました。
  (令和5年度厚生労働行政推進調査事業費補助金 新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業)において、
  「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き 別冊 罹患後症状のマネジメント」が改訂されました。
  本手引きは、COVID-19の罹患後症状に関する診療のアプローチ・フォローアップ方法などについて、
  「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き」の別冊として、罹患後症状についての専門家の知見を
  とりまとめたものです。
  今回約1年ぶりの改訂となり、最新の国内の研究の結果に加え、「罹患後症状を訴える患者へのアプローチ」
  「医療機関―学校等の関係者間連携と説明」「罹患後症状に関する診断書や意見書の記載例」「症例集」など
  幅広く臨床で利用できる内容が盛り込まれています。
  また、厚生労働省のホームページで、罹患後症状についてのQ&Aやリーフレットなどもアップデート致しましたので、
  医療従事者や関係者の皆さまにご活用いただけると幸いです。

 ・新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(いわゆる後遺症)について
  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00402.html
 ・新型コロナウイルス感染症 診療の手引き別冊「罹患後症状のマネジメント」第3.0版
  https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001159305.pdf

 ◆厚生労働省 感染症対策課 感染症対策担当任期付職員の募集について(募集期間:10/20〜11/17)
  厚生労働省では、各種の感染症対策の推進のため、感染症の危機管理及び疾病対策、
  研究開発等に関する業務を行っていただく任期付職員(課長補佐又は主査)を募集します。
  今回の募集では、医師・歯科医師など、特定の医療系の国家資格を有する方のほか、
  感染症行政に関連する学術分野で修士又は博士課程を修了した方も応募が可能です。
  感染症対策に関心をお持ちの方のご応募をお待ちしております。
  応募書類は、11月17日(金)必着です。

  募集の詳細は以下のリンクをご参照ください。
  https://www.mhlw.go.jp/general/saiyo/ninki-kansensyotaisakutantou_katyohosamatahasyusa.html

 ◆10月28日に国立感染症研究所・戸山庁舎で一般公開を開催します
  10月28日に東京都新宿区の国立感染症研究所・戸山庁舎にて一般公開を開催します。
  皆さまのご来場をお待ちしております。

  場所:国立感染症研究所・戸山庁舎  東京都新宿区戸山1-23-1
  日時:2023年10月28日(土)13:00-17:00(入場は16:30まで)
  内容:(詳細は以下のURLのリーフレットをご覧下さい)
  【パネル・展示・開設】
  「病原体の種類」、「ハンセン病」−医学研究の現状と世界の様相−等
  【体験コーナー・ゲーム】
  「DNAを細胞から取り出してみよう!」「バイオセーフティラボ体験」等
  【サイエンスカフェ】 感染研の新型コロナウイルス感染症への取り組みを紹介します。
   1.「新型コロナウイルスワクチンは効いているの?安全なのか?」15:45〜16:15
    鈴木 基先生(感染症疫学センター長)
   2.「感染症のくすりをもとめて」16:15〜16:45
    渡土 幸一先生(治療薬・ワクチン開発研究センター統括研究官)
  入場料:無料
  <国立感染症研究所:一般公開のお知らせ>
   https://www.niid.go.jp/niid/images/meeting/NIIDexhibition/2023/openhouse-t-flyer2023.pdf
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 新型コロナウイルスについて
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 ◆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について
  2023 年第 42 週(10月16 日〜10月22 日)における定点当たり報告数は 3.25 (報告数16,075 人)であった。
  <新型コロナウイルス感染症(COVID-19)発生動向調査 第42週(10月16日〜10月22日)(’23/10/27現在)>
   https://www.mhlw.go.jp/content/001161146.pdf
 ◆第124回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和5年8月4日)
   https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00424.html
 ◆新型コロナウイルス感染症に関する発生状況、国内の患者発生、空港・海港検疫事例、海外の状況、変異株、その他
   https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00086.html
 ◆感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株について(第27報)
   https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2551-cepr/12000-sars-cov-2-27.html
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 風しんの追加的対策へのご協力をお願いします	
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 ◆風しんの追加的対策へのご協力のお願い
  2018年は、第52週(12月24日〜12月30日)までに2,941例の届出があり、そのうち、2,881例は7月23日以降の報告でした。
  (確定値)
  2019年は、第52週(12月23日〜12月29日)までに2,298例の報告があります。患者の多くは、昨年同様30〜50代の男性で、
  都市圏を中心に報告されています。(確定値)
  2020年は、第53週(12月28日〜翌年1月3日)までに101例の報告があり、患者の約7割は男性でした。(確定値)
  2021年は、第52週(12月27日〜翌年1月2日)までに12例の報告があります。(確定値)
  2022年は、第52週(12月26日〜翌年1月1日)までに15例の報告があります。
  2023年は、第41週(10月9日〜10月15日)までに11例が報告されています。

  <風疹 発生動向調査> 2023年第41週(’23/10/18現在)>
  https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/disease/rubella/2023pdf/rube23-41.pdf

 ◆IDWR 2023年第41週(第41号)(2023年10月27日)
  <第41週>咽頭結膜熱の定点当たり報告数は減少したが、過去5年間の同時期と比較してかなり多い/その他最新動向
  <9月>性感染症・薬剤耐性菌感染症について

  <IDWR 感染症発生動向調査週報>
   https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2023.html

 ◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2023年10月27日)
  2023年第42週(10月16日〜10月22日)のデータを公表しました。
  全国の定点医療機関当たり報告数は16.41となり、前週の11.07よりも増加しました。

  <インフルエンザに関する報道発表資料>
   https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html

 ■海外の感染症発生状況
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報(2023年9月27日〜2023年10月24日掲載)
  2023年10月24日 デング熱−チャド共和国
  https://www.forth.go.jp/topics/2023/20231024_00002.html
  2023年10月24日 ニパウイルス感染症−インド共和国
  https://www.forth.go.jp/topics/2023/20231024_00001.html
  2023年09月27日 超チフス、細菌性赤痢、コレラの3つの感染症によるアウトブレイク疑い−コンゴ共和国
  https://www.forth.go.jp/topics/2023/20230927_00001.html
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 SNSにおける情報発信
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 <2023年10月24日(月)発信>
  【#風しん のクーポン券が届いたのに、抗体検査をつい先延ばしにしていませんか?】
  ■ステップは3つ
  1 自治体からクーポン券を受け取る
  2 「無料」の抗体検査を受ける
  3 検査結果を確認
  ※検査結果を聞き、無料で風しんの予防接種を受けることができます。
  ■詳細はこちら
  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/index_00001.html

 【現在44〜61歳の男性の皆さまへ】
  風しんの抗体を持っていると思い込んでいませんか?
  無料クーポン券で風しんの抗体検査・予防接種を受けることができます。
  ■お腹の中の赤ちゃんが風しんに感染したら…
   https://www.youtube.com/watch?v=F8QPqqqEo-c

 <2023年10月17日(月)発信>
 【 # インフルエンザ総合対策について】
  令和5年度 今シーズンのインフルエンザ総合対策ページを改訂しました。
  今シーズンについては、例年より早く流行が生じていることに注意が必要です。
  ■令和5年度 今シーズンのインフルエンザ総合対策について
   https://www.mhlw.go.jp/stf/index2023.html

 【 # インフルエンザQ&Aについて】
  「令和5年度 今シーズンのインフルエンザ総合対策」と併せて「令和5年度インフルエンザQ&A」を作成しました。
  インフルエンザの予防対策にご活用ください。
  ■令和5年度 インフルエンザQ&A
   https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/QA2023.html
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 (編集:鍋島 清香)
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