感染症エクスプレス@厚労省
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メールマガジンのバックナンバーです。

2023-09-01

感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>>
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   >>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.495(2023年9月1日)
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■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【トピックス】
 ◆海外でデング熱の報告が増えています
 ◆感染症危機管理専門家(IDES)養成プログラム10期生(令和6年4月採用) 募集中(〆切9月30日)
 ◆新型コロナウイルス感染症『診療の手引き 第10.0版』が公表されました

【新型コロナウイルスについて】
 ◆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について

【風しんの追加的対策へのご協力をお願いします】
 ◆2025年3月31日までの3年間に限り、風しん抗体検査・予防接種を公費で受けられます
 ※風しん抗体検査・風しん第5期定期接種受託医療機関更新しました(2023年8月30日時点)

【感染症発生情報】
 ◆IDWR 2023年第33週(第33号)(2023年9月1日)
 ◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2023年9月1日)
 ◆IASR Vo.44,No8(No.522)(2023年8月発行)
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
 (2023年8月21日〜2023年9月1日掲載)

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 トピックス
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 ◆海外でデング熱の報告が増えています
  デング熱は、蚊に刺されることによって感染します。
  今年は熱帯、亜熱帯地域においてデング熱の大規模な流行が報告されています。
  WHOアメリカ地域(※)では、2023年に入り、大規模な流行が報告されており、同地域における今シーズンの患者数が
  過去5年間の平均患者数を上回ったことが報告されています。 
  ※https://japan-who.or.jp/about/who-where/

  また、バングラデシュでは、2023年1月1日から8月7日までに、デング熱確定症例69,483例、関連死亡例327例を報告し、
  致死率は0.47%であったと報告されています。過去5年間の同時期と比較すると、患者数、死亡者数ともに増加しており、
  今年のデング熱患者報告数は、2000年以降に記録された同時期と比較して最も多くなっています。
  今後、海外渡航者の輸入症例等の増加する可能性が考えられることから、厚生労働省では令和5年8月に、
  デング熱に関する注意喚起等についての事務連絡を発出しています。
  病原体を媒介する蚊が生息する熱帯・亜熱帯地域では、できるだけ肌を露出せず、虫よけ剤を使用するなど、
  蚊に刺されないよう注意してください。

 ・デング熱−WHOアメリカ地域(2023年7月24日掲載)
  https://www.forth.go.jp/topics/2023/20230724_00001.html
 ・デング熱−バングラデシュ(2023年8月11日掲載)
  https://www.forth.go.jp/topics/2023/202308016_00001.html 
 ・デング熱に関する注意喚起等について(令和5年8月23日付け厚生労働省健康局結核感染症課事務連絡)
  https://www.mhlw.go.jp/content/001140588.pdf 
 ・デング熱について(厚生労働省)
  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000131101.html 
 ・デング熱とは(国立感染症研究所)
  https://www.niid.go.jp/niid/ja/encycropedia/392-encyclopedia/238-dengue-info.html
 ・蚊媒介感染症の診療ガイドライン 第5版(国立感染症研究所)
  https://www.mhlw.go.jp/content/000477538.pdf

 ◆感染症危機管理専門家(IDES)養成プログラムR6.4月採用 募集中(〆切9月30日)
  厚生労働省では、感染症危機管理専門家(IDES:Infectious Disease Emergency Specialist)養成プログラム10期生
 (令和6年4月採用)を募集しています。応募締め切り9月30日。
 【Web説明会】
  1回目:2023年9月4日(月)19時-20時15分頃迄(社会医学系専門医協会との合同開催)
  2回目:2023年9月12日(火)19時-20時15分頃迄
  申し込み方法: kansensho@mhlw.go.jp に御連絡ください。追って参加用リンクを送付します。
 【詳しくは】https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/ides/index.html

 【なぜIDESが必要なの?】
  近年、新型コロナウイルス感染症をはじめとする様々な新興・再興感染症が出現し、
  人々の健康に対する世界的な脅威となっています。
  こうした、国際的に脅威となる感染症から国民の生命と健康を守るためには、
  感染症に関する臨床経験や疫学知識のみならず、行政マネジメント能力、国際的な調整能力等、
  総合的な知識と能力を有する人材を継続的に育成し、国内外で活躍していただくことが、不可欠です。

  厚生労働省では、平成27年度から国際的に脅威となる感染症の危機管理対応で中心的な役割を担う将来のリーダーを育成するため、
  関係機関との連携のもと研修体制を構築し、本プログラムを開設しています。本プログラム修了生は、世界保健機関(WHO)、
  国立感染症研究所、国立国際医療研究センター(NCGM)、検疫所、厚生労働省など、国内外の様々な機関で活躍しています。
  我こそはと思う、次代のリーダーの応募を待っています。
  採用月は、調整が可能な場合もあります。
  ご遠慮なく、お問い合わせください。kansensho(at)mhlw.go.jp ※(at)は@に置き換えてください。

 ◆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)『診療の手引き 第10.0版』が公表されました 
 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き」については、これまで第9.0版(令和5年2月10日)が
  公表されていましたが、新たな知見を踏まえ、8月21日に5類への類型移行後初めての更新である第 10.0版が公表されました。
  新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第10.0版 改訂のポイントとCOVID-19外来診療の基礎知識も併せて
  更新いたしましたので、ぜひご活用いただき、引き続き、新型コロナウイルス感染症の流行にご注意いただきますよう
  お願いいたします。 

 ・「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第 10.0 版」の 周知について
  https://www.mhlw.go.jp/content/001136666.pdf
 ・新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 診療の手引き 第10.0版
  https://www.mhlw.go.jp/content/001136720.pdf
 ・新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)診療の手引き・第10.0版 改訂のポイント
  https://www.mhlw.go.jp/content/001136721.pdf
 ・COVID-19 外来診療の基礎知識
  https://www.mhlw.go.jp/content/001136722.pdf
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 新型コロナウイルスについて
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 ◆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について
  2023 年第 34 週(8月21 日〜8 月 27 日)における定点当たり報告数は 19.07 (報告数93,792 人)であった。
 <新型コロナウイルス感染症(COVID-19)発生動向調査 第34週(8月21日〜8月27日)(’23/9/1現在)>
  https://www.mhlw.go.jp/content/001140810.pdf
 ◆第124回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和5年8月4日)
  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00424.html
 ◆新型コロナウイルス感染症に関する発生状況、国内の患者発生、空港・海港検疫事例、海外の状況、変異株、その他
  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00086.html
 ◆感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株について(第27報)
  https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2551-cepr/12000-sars-cov-2-27.html
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 風しんの追加的対策へのご協力をお願いします	
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 ◆風しんの追加的対策へのご協力のお願い
  2018年は、第52週(12月24日〜12月30日)までに2,941例の届出があり、そのうち、2,881例は7月23日以降の報告でした。
  (確定値)
  2019年は、第52週(12月23日〜12月29日)までに2,298例の報告があります。
  患者の多くは、昨年同様30〜50代の男性で、都市圏を中心に報告されています。(確定値)
  2020年は、第53週(12月28日〜翌年1月3日)までに101例の報告があり、患者の約7割は男性でした。(確定値)
  2021年は、第52週(12月27日〜翌年1月2日)までに12例の報告があります。(確定値)
  2022年は、第52週(12月26日〜翌年1月1日)までに15例の報告があります。
  2023年は、第33週(8月14日〜8月20日)までに10例が報告されています。

  <風疹 発生動向調査> 2023年第33週(’23/8/30現在)>
  https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/disease/rubella/2023pdf/rube23-33.pdf

 ◆IDWR 2023年第33週(第33号)(2023年9月1日)
  <第33週>咽頭結膜熱の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期と比較してかなり多い/その他最新動向

  <IDWR 感染症発生動向調査週報>
  https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2023.html

 ◆IASR Vo.44,No8(No.522)(2023年8月発行)
  特集は「ポリオ2023年現在」です。
  関連情報として、「イスラエル, 英国, 米国, カナダにおける伝播型ワクチン由来ポリオウイルスの伝播:最近の文献からの知見」
  などを取り上げています。

  <IASR(病原微生物検出情報 月報)>
  https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr.html 

 ◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2023年9月1日)
  2023年第34週(8月21日〜8月27日)のデータを公表しました。
  全国の定点医療機関当たり報告数は1.40となり、前週の1.01よりも増加しました。

  <インフルエンザに関する報道発表資料>
  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html

 ■海外の感染症発生状況
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報(2023年8月21日〜2023年9月1日掲載)
  2023年09月1日 中東呼吸器症候群(MERS-CoV)-サウジアラビア王国
  https://www.forth.go.jp/topics/2023/20230901_00001.html
  2023年08月31日 麻疹(はしか)-チリ共和国
  https://www.forth.go.jp/topics/2023/20230831_00001.html
  2023年08月21日 インフルエンザA(H1N2)変異型ウイルス-アメリカ合衆国
  https://www.forth.go.jp/topics/2023/20230821_00001.html
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 SNSにおける情報発信
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 厚生労働省公式アカウント(Twitter、Facebook)において、新型コロナウイルスをはじめ、
 感染症に関するSNSを発信しています。ぜひご登録ください。
 Twitter:https://twitter.com/MHLWitter
 Facebook:https://m.facebook.com/Mhlw.Japan

 <2023年9月1日(金)発信>
 【#厚生労働 9月号のみどころ】 #新型コロナウイルス感染症 の動向や対策な
 どを紹介してきた本連載は、今月で最終回となります。 「新型コロナウイルス
 から学ぶこと 〜次なる感染症危機に備えて〜」というタイトルにて、まとめています。

 https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou_kouhou/kouhou_shuppan/magazine/202309_004.html
 #厚労省職員インタビュー

 <2023年8月24日(木)発信>
 【現在44〜61歳の男性の皆さまへ】
 この世代は、これまで #風しん の定期接種の対象となったことがありません。
 予防接種のご検討をお願いします。

 ■風しんの #抗体検査、#予防接種 のクーポン券がない方
 https://www.cider.osaka-u.ac.jp/rubella/jichitai.html
 ■検査を受けられる医療機関はこちら
 https://www.cider.osaka-u.ac.jp/rubella/search.html

 【#風しん のクーポン券が届いたのに、抗体検査をつい先延ばしにしていませんか?】
 ■ステップは3つ
  1 自治体からクーポン券を受け取る
  2 「無料」の抗体検査を受ける
  3 検査結果を確認
  ※抗体量が十分でない場合、無料で風しんの予防接種を受けることができます。

 ■詳細
  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/index_00001.html
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 (編集:鍋島 清香)
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