感染症エクスプレス@厚労省
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メールマガジンのバックナンバーです。

2023-07-21

感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>>
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   >>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.492(2023年7月21日)
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■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【トピックス】
 ◆小児を中心とする感染症が流行しています
 ◆国立感染症研究所主催 令和5年度 感染研市民公開講座(前期)が開催されます
 ◆7月29日に国立感染症研究所・村山庁舎一般公開を開催します

【新型コロナウイルスについて】
 ◆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について

【風しんの追加的対策へのご協力をお願いします】
 ◆2025年3月31日までの3年間に限り、風しん抗体検査・予防接種を公費で受けられます
 ※風しん抗体検査・風しん第5期定期接種受託医療機関更新しました(2023年6月16日時点)

【感染症発生情報】
 ◆IDWR 2023年第26週(第26号)(2023年7月14日)
 ◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2023年7月21日)
 ◆IASR Vo.44, No6(No.520) (2023年6月)
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
 (2023年6月20日〜2023年7月19日掲載)

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 トピックス
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 ◆小児を中心とする感染症が流行しています
  感染症発生動向調査によると、今夏、小児を中心とする感染症の流行が報告されており、
  ヘルパンギーナやRSウイルス感染症の報告数が増加中であり、
  第27週の定点当たり報告数は、ヘルパンギーナが7.32、RSウイルス感染症が3.38です。
  ヘルパンギーナは、初夏から秋にかけて流行し、主に乳幼児が罹患します。
  主な症状は発熱と咽頭痛があり、合併症として、熱性けいれん、
  特に乳児では経口摂取不良による脱水症や、まれですが小児では髄膜炎や心筋炎などに注意が必要です。
  RSウイルス感染症は、症状は軽い風邪様の症状から重い肺炎まで様々で、
  生後6ヶ月以内の新生児・乳児への感染や重症化リスクの高い基礎疾患を有する小児は
  細気管支炎、肺炎など重症化することがあり、特に注意が必要です。
  厚生労働省では、この度、RSウイルス感染症予防啓発のために、
  主に乳幼児の家族や保育関係者等向けのリーフレットを作成致しましたので、
  是非ご活用いただき、引き続きRSウイルス感染症の流行に注意いただきますようお願い致します。

 出典:
 ・厚生労働省 「RSウイルス感染症」に注意しましょう。
  https://www.mhlw.go.jp/content/001121510.pdf
 ・厚生労働省 RSウイルス感染症Q&A 
  https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/rs_qa.html
 ・厚生労働省 ヘルパンギーナについて
  https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou16/pdf/01h.pdf
 ・感染症発生動向調査 感染症週報(IDWR)速報データ 2023年第27週 
   https://www.niid.go.jp/niid/ja/data.html
 ・感染症発生動向調査 感染症週報(IDWR) 直近の新型コロナウイルス感染症およびRSウイルス感染症の状況
  https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/2487-idsc/idwr-topic/10564-idwrc-2129c.html
 ・国立感染症研究所 「ヘルパンギーナとは」(2014年7月23日改訂)
  https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/515-herpangina.html
 ・感染症発生動向調査 感染症週報(IDWR) 手足口病・ヘルパンギーナ
  https://www.niid.go.jp/niid/ja/hfmd-m/hfmd-idwrc/10767-idwrc-2143h.html

 ◆国立感染症研究所主催 令和5年度 感染研市民公開講座(前期)が開催されます
  感染症にまつわる、普段なかなか聞くことができないさまざまな「へぇー、そうだったんだ!」を
  感染症研究の最前線にいる研究者が分かりやすくお伝えします。
  全5回のレポート提出(任意)で希望者には受講修了証を発行します。
  受講対象者:高校生以上が理解できる内容としますが、参加に年齢制限はありません
  開催日時:8/29(火)からの隔週火曜日の18:30〜20:00
  (講義約1時間、質疑応答約30分間) 
  開催方法:Zoom Webinarを利用したオンライン(ライブ)形式
  (当日ご参加頂けない方でも、振り返り用配信を約2週間ご視聴頂けます)
  定員:先着500名
  参加費:無料
  申し込み方法:詳しくは下記URLでご確認いただき、事前登録をお願いします。
   https://www.niid.go.jp/niid/ja/open-campus/kouza/12139-webkouza-2023-1.html
  修了証:全5回のレポート提出(任意)で受講修了証を発行します
  登録期間:2023年7月10日(月)- 2023年8月15日(火)
  講義内容:(詳細は上記のURLのリーフレットをご覧下さい)

  ■第1回 2023/8/29(火) RNAウイルスの変異と新興再興感染症: 世界感染拡大のメカニズムと備え
    病原体ゲノム解析研究センター 主任研究官 佐藤 裕徳 

  ■第2回 2023/9/12(火) 新たな脅威となりうる性感染症:梅毒、エムポックス(旧サル痘)、性器クラミジア感染症、淋菌感染症を中心に
     薬剤耐性研究センター 室長 山岸 拓也 

  ■第3回 2023/9/26(火) ピロリ菌とその類縁菌: ピロリ菌検査では検出されないピロリ菌類縁菌に関する最新研究
    細菌第二部 室長 林原 絵美子 

  ■第4回 2023/10/10(火) 知っておきたい真菌が起こす病気
     ハンセン病研究センター長・真菌部長 宮�ア 義継 

  ■第5回 2023/10/24(火) ポリオウイルス:世界的根絶と基礎研究
     ウイルス第二部 室長 有田 峰太郎

 ◆7月29日に国立感染症研究所・村山庁舎で一般公開を開催します
  7月29日に東京都武蔵村山市の国立感染症研究所・村山庁舎にて一般公開を開催します。
  皆様のご来場をお待ちしております。
  場所:国立感染症研究所・村山庁舎  東京都武蔵村山市学園4-7-1
  日時:2023年7月29日(土)13:00-17:00(入場は16:30まで)
  内容:(詳細は以下のURLのリーフレットをご覧下さい)
  【パネル・展示・開設】 「知ってみよう!BSL4」「キキカンリってなんだ」 等
  【体験コーナー・ゲーム】 「病原体BINGO!」「見てみよう!病気と微生物の世界」 等
  【サイエンスカフェ】 「RSウイルスワクチンはなぜ出来なかったのか」 等
  入場料:無料

 <国立感染症研究所:一般公開のお知らせ>
   https://www.niid.go.jp/niid/ja/open-campus/openhouse/open-campus-murayama/12048-openhouse2023-m01.html

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 新型コロナウイルスについて
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 ◆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について
  2023年第28週(7月10日〜7月16日)までに定点当たり報告数・都道府県54,150例が報告されています。
 <新型コロナウイルス感染症(COVID-19)発生動向調査 第28週(7月10日〜7月16日)(’23/7/21現在)>
  https://www.mhlw.go.jp/content/001122882.pdf
 ◆第123回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和5年7月7日)
  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00424.html
 ◆新型コロナウイルス感染症に関する発生状況、国内の患者発生、空港・海港検疫事例、海外の状況、変異株、その他
  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00086.html
 ◆感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株について(第27報)
  https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2551-cepr/12000-sars-cov-2-27.html

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 風しんの追加的対策へのご協力をお願いします	
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 ◆風しんの追加的対策へのご協力のお願い
  2018年は、第52週(12月24日〜12月30日)までに2,941例の届出があり、
  そのうち、2,881例は7月23日以降の報告でした。(確定値)
  2019年は、第52週(12月23日〜12月29日)までに2,298例の報告があります。
  患者の多くは、昨年同様30〜50代の男性で、都市圏を中心に報告されています。(確定値)
  2020年は、第53週(12月28日〜翌年1月3日)までに101例の報告があり、患者の約7割は男性でした。(確定値)
  2021年は、第52週(12月27日〜翌年1月2日)までに12例の報告があります。(確定値)
  2022年は、第52週(12月26日〜翌年1月1日)までに15例の報告があります。
  2023年は、第27週(7月3日〜7月9日)までに8例が報告されています。

 <風疹 発生動向調査 2023年第27週(’23/7/12現在)>
  https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/disease/rubella/2023pdf/rube23-27.pdf

 ◆IDWR 2023年第26週(第26号)(2023年7月14日)
 <第26週>ヘルパンギーナの定点当たり報告数は第19週以降増加が続いており、過去5年間の同時期と比較して
  かなり多い/その他最新動向
 <IDWR 感染症発生動向調査週報>
  https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2023.html

 ◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2023年7月21日)
  2023年第28週(7月10日〜7月16日)のデータを公表しました。
  全国の定点医療機関当たり報告数は1.76となり、前週の1.66よりも増加しました。

 <インフルエンザに関する報道発表資料>
  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html

 ◆IASR Vo.44,No6(No.520) (2023年6月)
  特集は「エムポックス2023年現在」です。
  関連情報として、臨床像やエムポックスに対するワクチンについて、取り上げています。
 <IASR(病原微生物検出情報 月報)>
  https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr.html

 ■海外の感染症発生状況
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報(2023年6月21日〜2023年7月19日掲載)
  2023年07月19日 ネコにおけるインフルエンザA(H5N1 - ポーランド 共和国
   https://www.forth.go.jp/topics/2023/202300716_00001.html
  2023年07月13日 エンテロウイルス・エコーウイルス11型感染症‐ヨーロッパ地域
  https://www.forth.go.jp/topics/2023/202300707_00001.html
 
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 SNSにおける情報発信
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 厚生労働省公式アカウント(Twitter、Facebook)において、
 新型コロナウイルスをはじめ、感染症に関するSNSを発信しています。
 ぜひご登録ください。
 Twitter:https://twitter.com/MHLWitter
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 <2023年7月18日(火)発信>
 【夏の感染対策のポイント】
  夏休みやお盆に帰省等で高齢の方と会う場合や大人数で集まる場合は、
  感染予防を心がけ体調を整えるようにしましょう。
  通院や高齢者施設を訪問する時は、感染予防としてマスクの着用が効果的です。
  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

 <2023年7月10日(月)発信>
 【RSウイルス感染症や # ヘルパンギーナの感染者増加中!】
  石けんによる手洗いなどの手指衛生が重要です。

  休日・夜間にお子さまの具合がわるくなったら、こども医療でんわ相談(#8000)へお電話ください。
  # RSウイルス感染症 # ヘルパンギーナ

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 (編集:鍋島 清香)
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