感染症エクスプレス@厚労省
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2023-07-07
件名 | 【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.491(2023年7月7日) |
感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン ┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓ ┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>> ┗━┻━┻━┻━┻━┻━╋━╋━╋━╋━┓ >>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.491(2023年7月7日) >>>>>>>>>┗━┻━┻━┻━┛ ■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 【トピックス】 ◆ヘルパンギーナ報告数が継続的に増加しています ◆肌の露出が増える夏はマダニに注意しましょう ◆7月29日に国立感染症研究所・村山庁舎で一般公開を開催します 【新型コロナウイルスについて】 ◆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について 【風しんの追加的対策へのご協力をお願いします】 ◆2025年3月31日までの3年間に限り、風しん抗体検査・予防接種を公費で受けられます ※風しん抗体検査・風しん第5期定期接種受託医療機関更新しました(2023年6月16日時点) 【感染症発生情報】 ◆IDWR 2023年第25週(第25号)(2023年6月28日) ◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2023年7月7日) ◆IASR Vo.44, No6(No.520) (2023年6月) ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報 (2023年6月12日〜2023年6月20日掲載) ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ トピックス ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ヘルパンギーナ報告数が継続的に増加しています 【ヘルパンギーナ】 ヘルパンギーナの定点当たり報告数は7週連続で増加し、全国での定点あたりの報告数は5.79と、 過去10年のピークを上回るレベルで継続的に増加傾向です。 ヘルパンギーナは、初夏から秋にかけて流行し、主に乳幼児が罹患します。 主な症状は発熱と咽頭痛があり、合併症として、熱性けいれん、特に乳児では経口摂取不良による脱水症や、 まれですが小児では髄膜炎や心筋炎などに注意が必要です。 ヘルパンギーナの感染経路は、糞口感染を含む接触感染と飛沫感染のため、石けんによる手洗いなどの手指衛生が重要で、 特におむつ交換など便を扱った後は積極的な手洗いが推奨されます。 出典: ・厚生労働省 ヘルパンギーナについて https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou16/pdf/01h.pdf ・国立感染症研究所 「ヘルパンギーナとは」(2014年7月23日改訂) https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/515-herpangina.html ・感染症発生動向調査 感染症週報(IDWR) 手足口病・ヘルパンギーナ https://www.niid.go.jp/niid/ja/hfmd-m/hfmd-idwrc/10767-idwrc-2143h.html ・感染症発生動向調査 感染症週報(IDWR)感染症発生動向調査 感染症週報(IDWR)2023年 第25号 https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/idwr/IDWR2023/idwr2023-25.pdf ◆肌の露出が増える夏はマダニに注意しましょう 春から夏にかけては、ダニの活動が活発になります。 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)や日本紅斑熱、ツツガムシ病をはじめとするダニ媒介感染症を予防するためには、 マダニに刺されないようにすることが大切です。屋外でのキャンプやハイキングの機会が増えるこの時期、 森林や草むら、ヤブなどに入る場合には注意しましょう。 長袖・長ズボン(シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる、または登山用スパッツを着用する)、 足を完全に覆う靴(サンダル等は避ける)、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等、肌の露出を少なくしましょう。 特にSFTSについては、昨年同時期と比較して患者の報告数が増加しており、 海外では家族内感染あるいは院内感染といった限定的なヒト−ヒト感染事例も報告されています。 医療機関において、SFTSを疑う患者や確定患者に接する際はグローブ、ガウン、マスク、 必要な場合にはゴーグル、フェイスシールド等を着用し、接触予防策を確実に実施する必要があります。 また、感染症法に基づく届出対象のダニ媒介感染症の患者を医師が診断した場合には、直ちに届出が必要となります。 医療従事者の皆さまにおかれましては、引き続きご協力お願いします。 ・ダニ媒介感染症(厚生労働省) https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164495.html ・マダニ対策、今できること(国立感染症研究所) https://www.niid.go.jp/niid/ja/sfts/2287-ent/3964-madanitaisaku.html ・感染症発生動向調査で届出られたSFTS症例の概要(2023年1月31日現在) https://www.niid.go.jp/niid/ja/sfts/sfts-idwrs/7415-sfts-nesid.html ◆ 7月29日に国立感染症研究所・村山庁舎で一般公開を開催します 7月29日に東京都武蔵村山市の国立感染症研究所・村山庁舎にて一般公開を開催します。 皆様のご来場をお待ちしております。 場所:国立感染症研究所・村山庁舎 東京都武蔵村山市学園4-7-1 日時:2023年7月29日(土)13:00-17:00(入場は16:30まで) 入場料:無料 <国立感染症研究所:一般公開のお知らせ> https://www.niid.go.jp/niid/ja/open-campus/openhouse/open-campus-murayama/12048-openhouse2023-m01.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 新型コロナウイルスについて ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について 2023年第26週(6月26日〜7月2日)までに定点当たり報告数・都道府県35,747例が報告されています。 <新型コロナウイルス感染症(COVID-19)発生動向調査 第26週(6月26日〜7月2日)(’23/7/7現在)> https://www.mhlw.go.jp/content/001118343.pdf ◆第123回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和5年7月7日) https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00424.html ◆新型コロナウイルス感染症に関する発生状況、国内の患者発生、空港・海港検疫事例、海外の状況、変異株、その他 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00086.html ◆感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株について(第27報) https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2551-cepr/12000-sars-cov-2-27.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 風しんの追加的対策へのご協力をお願いします ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆風しんの追加的対策へのご協力のお願い 2018年は、第52週(12月24日〜12月30日)までに2,941例の届出があり、そのうち、2,881例は7月23日以降の報告でした。(確定値) 2019年は、第52週(12月23日〜12月29日)までに2,298例の報告があります。 患者の多くは、昨年同様30〜50代の男性で、都市圏を中心に報告されています。(確定値) 2020年は、第53週(12月28日〜翌年1月3日)までに101例の報告があり、患者の約7割は男性でした。(確定値) 2021年は、第52週(12月27日〜翌年1月2日)までに12例の報告があります。(確定値) 2022年は、第52週(12月26日〜翌年1月1日)までに15例の報告があります。 2023年は、第25週(6月19日〜6月25日)までに7例が報告されています。 <風疹 発生動向調査 2023年第25週(’23/6/28現在)> https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/disease/rubella/2023pdf/rube23-25.pdf ◆IDWR 2023年第25週(第25号)(2023年7月7日) <第25週>ヘルパンギーナの定点当たり報告数は第19週以降増加が続いており、過去5年間の同時期と比較してかなり多い/その他最新動向 <IDWR 感染症発生動向調査週報> https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2023.html ◆IASR Vo.44,No6(No.520)(2023年6月発行) 特集は「エムポックス 2023年現在」です。 関連情報として、「モンキーポックスウイルス(別名エムポックスウイルス:MPXV)について」などを取り上げています。 <IASR(病原微生物検出情報 月報)> https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr.html ◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2023年7月7日) 2023年第26週(6月26日〜7月2日)のデータを公表しました。 全国の定点医療機関当たり報告数は1.26となり、前週の1.20よりも増加しました。 <インフルエンザに関する報道発表資料> https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html ◆IASR Vo.44,No6(No.520) (2023年6月) 特集は「エムポックス2023年現在」です。 関連情報として、臨床像やエムポックスに対するワクチンについて、取り上げています。 <IASR(病原微生物検出情報 月報)> https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr.html ■海外の感染症発生状況 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報(2023年6月12日〜2023年6月20日掲載) 2023年06月20日 インフルエンA(H1N1)変異型ウイルス-ブラジル連邦共和国 https://www.forth.go.jp/topics/2023/20230620_00001.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ SNSにおける情報発信 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 厚生労働省公式アカウント(Twitter、Facebook)において、 新型コロナウイルスをはじめ、感染症に関するSNSを発信しています。 ぜひご登録ください。 Twitter:https://twitter.com/MHLWitter Facebook:https://m.facebook.com/Mhlw.Japan <2023年6月30日(金)発信> 【#ヘルパンギーナ に注意】 定点当たり報告数が6週連続で増加し、過去10年を上回るレベルで増加傾向です。 ヘルパンギーナは接触や飛沫により感染するため、石けんによる手洗いなどの手指衛生が重要で、 特におむつの交換など、便を扱ったあとは手洗いをきちんとすることが推奨されます。 # ヘルパンギーナ <2023年7月3日(月)発信> 【海外旅行では感染症にご注意ください!】 海外では日本国内で発生のない感染症が流行している場合があります。 命に危険がおよぶ感染症もあるので、事前に旅行先の情報を収集し、予防に努めましょう。 ■具体的な対策 ・蚊やマダニに刺されないよう、長袖長ズボンの着用や虫除け剤を使う ・狂犬病、鳥インフルエンザ、MERS等に感染するおそれがあるため、むやみに動物に近寄らない ・生水・生野菜・氷・カットフルーツを避ける ・食前に手を洗い、十分に火の通ったものを食べる ■動物とは適度な距離を保ちましょう ・狂犬病 先進国を含む世界各地で発生している感染症です。海外ではむやみに動物に近づかないようにしましょう。 ・中東呼吸器症候群/MERS ヒトコブラクダが感染源と言われている感染症です。 中東地域では、ヒトコブラクダとの過度な接触や、非加熱肉・未殺菌の乳などの食品の摂取を避けましょう。 海外の感染症の流行状況や予防方法などはこちら。 https://www.forth.go.jp/index.html https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000447639.pdf ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ 『感染症エクスプレス@厚労省』の登録・変更は、ご自身のアドレスでのみ可能です。 配信先の変更は、不要になったアドレスを配信停止いただき、新しいアドレスで新規に登録をお願いします。 ※携帯電話等のキャリアドメインは登録できません。 ●新規登録・配信停止・配信先変更 http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/ ●バックナンバー http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/backnumber/ 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