感染症エクスプレス@厚労省
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メールマガジンのバックナンバーです。

2023-05-29

感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>>
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   >>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.488(2023年5月29日)
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■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【トピックス】
 ◆麻しんの国内伝播事例の増加に伴う注意喚起について(続報)
 ◆HIV検査普及週間イベント「レッドリボントークライブ2023」
 ◆「サル痘」について感染症法上の名称が「エムポックス」に変更されました

【新型コロナウイルスについて】
 ◆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について
 ◆新型コロナワクチンについて

【風しんの追加的対策へのご協力をお願いします】
 ◆2025年3月31日までの3年間に限り、風しん抗体検査・予防接種を公費で受けられます
 ※風しん抗体検査・風しん第5期定期接種受託医療機関更新しました(2023年5月17日時点)

【感染症発生情報】
 ◆IDWR 2023年第19週(第19号)(2023年5月17日)
 ◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2023年5月26日)
 ◆IASR Vo.44,No5(No.519) (2023年5月)
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
(2023年5月12日〜2023年5月22日掲載)

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 トピックス
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 ◆麻しんの国内伝播事例の増加に伴う注意喚起について(続報)
  麻しんについては、2019年は744例の報告がありましたが、それ以降は10例以下にとどまっています。
  現在、海外における流行が報告されており、海外からの輸入例を契機とした国内における感染例が報告されています。
  茨城県からの輸入例が報告された2023年4月27日以降の報告数は、茨城県1例、東京都2例となっています。
 (2023年5月17日時点、出典:国立感染症研究所 発生動向調査週報(IDWR)
  2023年第19週https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/idwr/IDWR2023/idwr2023-19.pdf)。
  今後も国内における輸入例を発端とした国内感染例の発生に注意が必要です。
 【医療機関における対応】
  1 発熱や発しんを呈する患者を診察した際は、麻しんの可能性を念頭に置き、国内外の渡航歴を聴取し、
  麻しんの罹患歴や予防接種歴を確認するなど、麻しんを鑑別診断に入れた診療をお願いします。
  2 麻しんを疑った場合には、特定感染症予防指針に基づき、臨床診断をした時点で、感染症法に基づき、臨床診断例として直ちに最寄りの保健所に届出てください。
  3 診断においては、血清 IgM 抗体価を測定するとともに、確定診断にはウイルス学的検査が必要であり、保健所の求めに応じて検体を提出してください。
  4 医療従事者においては、麻しん含有ワクチン接種歴(2回以上の接種)の確認をお願いします。
 【麻しんの流行がみられる地域に渡航後の方の受診方法等に対する注意事項】
  1 渡航後、帰国後2週間程度は麻しん発症の可能性も考慮して健康状態に注意をお願いします。
  2 発熱や咳そう、鼻水、眼の充血、全身の発しん等の症状が見られた場合は、医療機関に受診してください。
  受診の際には、事前に電話等で、医療機関に麻しんの可能性について伝達し、医療機関の指示に従い、
  可能な限り公共交通機関を用いることなく受診するようにしてください。

  ・麻しんの国内伝播事例の増加に伴う注意喚起について (協力依頼)
   https://www.mhlw.go.jp/content/001097724.pdf
  参考:
  ・麻しんについて(厚生労働省)http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkakukansenshou/measles/index.html
  ・麻しん対策・ガイドラインなど(国立感染症研究所)
   https://www.niid.go.jp/niid/ja/guidelines.html
  ・麻しんの予防接種に関する啓発リーフレット
   https://www.mhlw.go.jp/content/001093670.pdf

 ◆6月2日(金)HIV検査普及週間イベント
  「レッドリボントークライブ2023〜HIVは「予防」と「検査」の二刀流!高めよヘルスリテラシー!〜」 
  厚生労働省は、6月1日〜7日のHIV検査普及週間に向け、トークライブイベントを実施します。
  豪華ゲストを招き、HIV/エイズに関する正しい知識やHIV検査の重要性を分かりやすくお伝えします。
  トークライブはオンライン生配信しますので、ぜひ御視聴ください。

 <イベント内容>
  HIV検査普及週間ライブ配信
  レッドリボントークライブ2023
  〜HIVは「予防」と「検査」の二刀流!高めよヘルスリテラシー!〜

  日  時:6月2日(金)19:00〜21:00(予定)
  実施方法:ニコニコ生放送、Twitterライブ、YouTubeライブによりオンラインでライブ配信(予定)
  出 演 者:駒井蓮、白阪琢磨、DJ KOO、西野未姫、パーパー、三ツ矢雄二、山田邦子、LiLiCo、レモンさん(山本シュウ) 他 
  (それぞれ敬称略、50音順)

  RED RIBBON LIVE公式サイト:http://redribbonlive.net/
  <プレスリリース>
  https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000206538_00015.html
  <エイズ予防情報ネットAPI-Net>
  https://api-net.jfap.or.jp/index.html

 ◆「サル痘」について感染症法上の名称が「エムポックス」に変更されました。
  世界各地で感染が確認されているヒトのサル痘については、令和5年5月9日の世界保健機関(WHO)の発表時点で
  世界111の国・地域で、87,000以上の症例が報告されています。
  日本国内でも令和5年5月26日公表時点で163例の症例が報告されています。5月以降も患者の発生が報告されており、引き続き発生状況には注意が必要です。
  また、「サル痘」の疾患名については、WHOが令和4年11月28日に、これまでの「Monkeypox」に代えて「mpox」という名称の使用を推奨し、
  今後1年をかけて名称を移行していくと発表しました。
  これをふまえ、厚生労働省においても感染症部会での議論等をふまえ、令和5年5月26日に「エムポックス」に名称を変更しました。
  厚生労働省では、国内の発生動向を注意深く監視しつつ、感染拡大の防止に努めてまいります。

  ・厚生労働省:エムポックスについて
   https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/monkeypox_00001.html
  ・厚生労働省 事務連絡「エムポックスに関する情報提供及び協力依頼について」(令和4年5月20日付:令和5年5月26日最終改正)
   https://www.mhlw.go.jp/content/001101174.pdf
  ・エムポックス届出基準
   https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-04-13.html
  ・国立感染症研究所ファクトシート:
   https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/408-monkeypox -intro.html
  ・国立感染症研究所:複数国で報告されているエムポックスについて(第5報)
   https://www.niid.go.jp/niid/ja/monkeypox-m/2596-cepr/12016-mpox-ra-0509.html
  ・国立感染症研究所・国立国際医療研究センター国際感染症センター:エムポックス患者とエムポックス疑い例への感染予防策
   https://www.niid.go.jp/niid/ja/monkeypox-m/2596-cepr/11196-monkeypox-01.html
  ・厚生科学審議会感染症部会資料
   https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-kousei_127717.html
  ・国立国際医療研究センター国際感染症センター:サル痘診療指針
   https://dcc-irs.ncgm.go.jp/material/manual/monkeypox.html
  ・WHO 2022 Mpox (Monkeypox) outbreak : Global Trends
   https://worldhealthorg.shinyapps.io/mpx_global/

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 新型コロナウイルスについて
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 ◆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について
  2023年、第20週(5月15日〜5月21日)までに定点当たり報告数・都道府県17,489例が報告されています。
  <新型コロナウイルス感染症(COVID-19)発生動向調査 第20週(5月15日〜5月21日)(’23/5/26現在)>
  https://www.mhlw.go.jp/content/001100720.pdf
 ◆第121回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和5年4月20日)
  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00424.html
 ◆新型コロナウイルス感染症に関する発生状況、国内の患者発生、空港・海港検疫事例、海外の状況、変異株、その他
  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00086.html
 ◆感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株について(第27報)
  https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2551-cepr/12000-sars-cov-2-27.html

 ◆新型コロナワクチンについて
  総接種回数は3億8千万回を超え、5/8以降の追加接種回数も3百万回を超えました。
  自治体の方々、医療関係者をはじめ、皆様のご尽力により接種が進んでいることに御礼申し上げます。
  引き続きご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 ≪役立つ情報をご案内します≫
  令和5年春開始接種が始まり、基礎疾患についてのお問い合わせが増えています。ご案内の際に下記をご利用ください。
  ○ Q&A「基礎疾患を有する者」に当てはまることを証明するために、診断書は必要ですか。」 
  https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0034.html
  ○ 「基礎疾患を有する者」の具体的な範囲
  https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001089705.pdf

 ≪このほか、新型コロナワクチンに関する情報はこちらをご覧ください≫
  厚労省HP「新型コロナワクチンについて」
  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_00184.html

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 風しんの追加的対策へのご協力をお願いします	
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 ◆風しんの追加的対策へのご協力のお願い
 2018年は、第52週(12月24日〜12月30日)までに2,941例の届出があり、そのうち、2,881例は7月23日以降の報告でした。(確定値)
 2019年は、第52週(12月23日〜12月29日)までに2,298例の報告があります。
 患者の多くは、昨年同様30〜50代の男性で、都市圏を中心に報告されています。(確定値)
 2020年は、第53週(12月28日〜翌年1月3日)までに101例の報告があり、患者の約7割は男性でした。(確定値)
 2021年は、第52週(12月27日〜翌年1月2日)までに12例の報告があります。(確定値)
 2022年は、第52週(12月26日〜翌年1月1日)までに15例の報告があります。
 2023年は、第19週(5月8日〜5月14日)までに5例が報告されています。

 <風疹 発生動向調査 2023年第19週(’23/5/17現在)>
  https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/disease/rubella/2023pdf/rube23-19.pdf

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 感染症発生情報
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 ◆IDWR 2023年第19週(第19号)(2023年5月26日)
  <第19週>RSウイルス感染症の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期の平均より多い/その他最新動向
  <IDWR 感染症発生動向調査週報>
  https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2023.html

 ◆IASR Vo.44,No5(No.519)(2023年5月)
  特集は「腸管出血性大腸菌感染症 2023年3月現在」です。
  関連情報として、「腸管出血性大腸菌検査・診断マニュアルの改訂について」などを取り上げています。
  <IASR(病原微生物検出情報 月報)>
  https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr.html

 ◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2023年5月26日)
  2023年 第20週(5月15日〜5月21日)のデータを公表しました。
  全国の定点医療機関当たり報告数は1.89となり、前週の1.36よりも増加しました。
  <インフルエンザに関する報道発表資料>
  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html

 ■海外の感染症発生状況
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報(2023年5月22日掲載)
  2023年05月22日 心筋炎-グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(英国)
  https://www.forth.go.jp/topics/2023/20230522_00001.html

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 SNSにおける情報発信
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 厚生労働省公式アカウント(Twitter、Facebook)において、新型コロナウイルスをはじめ、感染症に関するSNSを発信しています。
 ぜひご登録ください。
 Twitter:https://twitter.com/MHLWitter
 Facebook:https://m.facebook.com/Mhlw.Japan
 <2023年5月24日(水)発信>
 【昭和37年4月1日〜昭和54年4月1日生まれの男性の皆さま】
 クーポンが届いたけど、どの医療機関に行けばいいの?クーポン券を利用して抗体検査・予防接種を受けることができる医療機関をこちらから検索できます。
 電話等で確認してから受診いただくようお願いします。
 https://www.cider.osaka-u.ac.jp/rubella/search.html
 【昭和37年4月1日〜昭和54年4月1日生まれの男性の皆さま】
 お住まいの市区町村から、風しん抗体検査と予防接種のクーポン券をお届けしています。
 クーポン券が届いていない方、クーポン券をなくされた方は、こちらからお住まいの市区町村にお問い合わせいただけます。
 https://www.cider.osaka-u.ac.jp/rubella/jichitai.html
 <2023年5月25日(木)発信>
 6月1日〜6月7日は「HIV検査普及週間」です。HIVおよび梅毒を含む性感染症の検査を実施している自治体があります。
 少しでも不安のある方は、早めに検査を受けましょう。自治体により実施項目などが異なります。事前にお電話等でご相談をお願いします。
 #HIV#エイズ#性感染症#梅毒
 <2023年5月26日(金)発信>
 【#梅毒:症状があるときや不安なときは】
 梅毒が拡大しています。症状があるときや、不安なときは医療機関や保健所で検査を受けましょう。#梅毒#性感染症
 ■梅毒
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/syphilis.html
 ■梅毒に関するQ&A
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/syphilis_qa.html

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 (編集:鍋島 清香)
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