感染症エクスプレス@厚労省
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メールマガジンのバックナンバーです。

2020-08-21

感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>>
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   >>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.419(2020年8月21日)
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■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【トピックス】
 ◆新型コロナウイルス感染症について
 ◆令和2年7月豪雨について
 ◆感染症危機管理専門家(IDES)養成プログラムの研修生の募集を8月から開始しました
 ◆厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会の参考人を募集しています
 ◆風しんの追加的対策へのご協力をお願いします
 ◆コンゴ民主共和国でエボラ出血熱が発生しています
 ◆フィリピンポリオ(急性灰白髄炎)の流行が継続しています。マレーシアでポリオが発生しています

【感染症発生情報】
 ◆IDWR 2020年31・32週(第31・32合併号)(2020年8月21日)
 ◆IASR  Vo.41, No.7(No.485)(2020年7月)
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
 (2020年8月7日〜2020年8月21日掲載)

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 こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。 

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について、8月20日、各自治体が公表している感染者数(陽性者数)を集計した結果、感染者は58,978(※1)名、死亡者1,182名となりました。また、新規感染者は1,182名、新規死亡者は11名となりました。
 これに加え、これまでにチャーター便で感染者15名、空港検疫で感染者728名が確認されており、合計すると59,721名となります。また、国内死亡者は空港検疫での死亡1名を加えて1,155名となります。(※については下記本文をご参照ください。)

 令和2年7月豪雨により、被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。
 避難所での生活が長期化するに従い、感染症のリスクが高まります。避難所で注意いただきたい疾患は、急性胃腸炎や急性呼吸器感染症などがあります。
 また、本年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大が問題となっています。避難所において感染症の発生及び感染拡大を防止するため、密閉、密集、密接の3つの密の回避、咳エチケットやマスクの着用、手指衛生の徹底をお願いします。

 詳細は本メールマガジンをご覧ください。
 引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』をご活用ください。
 
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 トピックス
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◆新型コロナウイルス感染症について
 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について、8月20日、各自治体が公表している感染者数(陽性者数)を集計した結果、感染者は58,978(※1)名、死亡者1,182名となりました。また、新規感染者は1,182名、新規死亡者は11名となりました。
 これに加え、これまでにチャーター便で感染者15名、空港検疫で感染者728名が確認されており、合計すると59,721名となります。また、国内死亡者は空港検疫での死亡1名を加えて1,155名となります。
※1 国内事例には、空港検疫にて陽性が確認された事例を公表している自治体の当該事例数は含まれていません。

 感染管理に関しては、下記国立感染症研究所等が発表しているマニュアルをご覧ください。
○新型コロナウイルス感染症に対する感染管理(2020年6月2日改訂版)(国立感染症研究所 感染症疫学センター・国立国際医療研究センター 国際感染症センター)
https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/corona/2019nCoV-01-200602.pdf
別添:表. 状況、職種、活動種類に応じた COVID-19 流行時における PPE の使用例
https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/corona/2019nCoV-01-200602tbl.pdf

○直近の感染状況等(2020年8月5日現在)
新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの報告による、2020年8月5日時点での我が国における新型コロナウイルス感染症の状況について、掲載されています。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/9807-covid19-ab5th.html

○新型コロナウイルス感染症における積極的疫学調査の結果について(第1回)(8月14日)
積極的疫学調査に基づいて集約された、各自治体・医療機関から寄せられた新型コロナウイルス感染症の退院患者の情報に関する暫定的なまとめ(6月3日時点)です。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/2488-idsc/iasr-news/9803-487p01.html

○長崎市に停泊していたクルーズ船内で発生した新型コロナウイルス感染症の集団発生事例:最終報告(8月11日)
 長崎市でクラスター感染が確認された伊クルーズ船「コスタ・アトランチカ」の最終報告です。
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/2484-idsc/9772-covid19-20-final.html

 その他、国立感染症研究所の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連情報は以下のページでご覧いただけます。
○新型コロナウイルス(2019-nCoV)関連情報について(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/9324-2019-ncov.html

≪新型コロナウイルス感染症について(厚生労働省ホームページ):新型コロナウイルス感染症 特設ページ≫
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
お知りになりたい分野別に分類されております。
<陽性者数、PCR検査の実施人数など発生状況に係るデータはこちら(グラフ)>
https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kokunainohasseijoukyou.html#h2_1(国内の発生状況)
更に詳細を知りたい場合、CSVファイルの形で過去のデータもダウンロードできます。
https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/saiyou/kikikanri/index.html


この特設ページでは、医療機関の方向けの情報の他、健康や医療相談の情報、暮らしや仕事の情報、国内の発生状況、政府の取組、医療提供体制整備など、幅広く項目を設けております。ぜひご活用ください。

○新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)のご利用をお願いいたします!
 厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に資するよう、内閣官房新型コロナウイルス感染症対策テックチーム事務局と連携し、新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA:COVID-19 Contact Confirming Application)を開発しました。ぜひご自身のスマートフォンにインストールして、ご利用いただきますようお願いいたします。
 ご利用のスマートフォンによりApp Store またはGoogle Playからインストールをいただくことができます。iOS・Androidともに、現在バージョンは「1.1.2」を配布しております。ダウンロード数は、8月20日17:00現在、合計で約1,405万件(iOS・Android合計)となっております。
 詳細はこちらから(厚生労働省新型コロナウイルス接触確認アプリ)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/cocoa_00138.html
 接触確認アプリについてのQ&Aも更新しております。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00009.html

 本アプリは、利用者ご本人の同意を前提に、スマートフォンの近接通信機能(ブルートゥース)を利用して、お互いに分からないようプライバシーを確保して、新型コロナウイルス感染症の陽性者と接触した可能性について、通知を受けることができます。
 利用者は、陽性者と接触した可能性が分かることで、検査の受診など保健所のサポートを早く受けることができます。利用者が増えることで、感染拡大の防止につながることが期待されます。

 <動作可能なOS(7月31日時点)> 
■iPhone端末の場合 ■Android端末の場合 
・iOS 13.5以上 ・Android 6.0以上
 (動作確認済の機種は下記のHPで順次掲載します) 

○厚生労働省からの新型コロナウイルス感染症に関する通知・事務連絡は下記ページに掲載されています。
 自治体・医療機関向けの情報一覧(新型コロナウイルス感染症):
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00088.html
 また、上記ページ内にもございますが、主な通知・事務連絡(特に医療提供体制及び宿泊療養・自宅療養関係)については、こちらのページにもまとまっております。ご参考ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00024.html

○「3密を避けましょう」ポスターや、感染予防に大切な7つのピクトグラム、手洗いポスター、アマビエロゴなど、啓発資料はこちら(ダウンロード自由、ぜひご利用ください。)
https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/qa-jichitai-iryoukikan-fukushishisetsu.html#h2_4

 現在の状況と厚生労働省の対応については、各国機関やWHO等から発表された内容を踏まえ、プレスリリースとして毎日発表しております(休日は現在の状況をデータとしてリリースしております)。
 厚生労働省が把握している情報と現在の対応など、プレスリリース一覧は下記にございます。
<報道発表一覧(発生状況、国内の患者発生、海外の状況、その他)>
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00086.html

<関連情報>
○新型コロナウイルス(2019-nCoV)関連情報について(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/9324-2019-ncov.html
○新型コロナウイルス感染症の現状の評価と 国内のサーベイランス、医療体制整備について(2020年2月7日時点)(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/corona/2019nCoV-04-200207.pdf
<厚生労働省英語版ページ>
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/newpage_00032.html
<厚生労働省中国語版ページ>
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/newpage_09534.html


◆令和2年7月豪雨について
 令和2年7月豪雨により、被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。
 避難所での生活が長期化するに従い、感染症のリスクが高まります。避難所で注意いただきたい疾患は、急性胃腸炎や急性呼吸器感染症などがあります。
 また、本年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大が問題となっています。避難所において感染症の発生及び感染拡大を防止するため、密閉、密集、密接の3つの密の回避、咳エチケットやマスクの着用、手指衛生の徹底をお願いします。
 また、猛暑などにより体調管理が難しい時期でもありますので、体調の変化にご留意ください。
 家屋等に浸水があった場合、水が引いた後は、まずは土砂撤去と十分な清掃、そして乾燥を行うことが重要です。湿った環境中では、細菌やカビが繁殖しやすくなります。

 厚生労働省では、令和2年(2020年)7月豪雨について、こちらのページにて情報を順次掲載してまいります。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00156.html
<感染症の予防について>
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000212515_00001.html
○令和2年7月豪雨についての横断的情報はこちら(首相官邸ホームページ)
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/ooame202007/index.html

 厚生労働省では、避難所での感染症対策や、浸水した場合の消毒方法などについて、HPを通じて情報提供に努めています。
<災害時における避難所での感染症対策>
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_00346.html
<被災した家屋での感染症対策>
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_00341.html
<災害時に注意する感染症について>
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_00349.html
<感染症の予防について>
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000212515_00001.html

 皆様の健康と安全、そして一刻も早い復興を心よりお祈り申し上げます。


◆感染症危機管理専門家(IDES)養成プログラムの研修生の募集を8月から開始しました
 感染症危機管理専門家(IDES)養成プログラムは、国内外で、感染症危機管理を実施するための能力を身に付けた専門家である感染症危機管理専門家(IDES: Infectious Disease Emergency Specialist)を養成するための厚生労働省のプログラムです。本プログラム研修生の採用募集を開始しました。

 近年、国境を越えた往来の増加、都市の過密化、行動様式の多様化など、様々な要因により新型インフルエンザやエボラ出血熱、MERS、ジカウイルス感染症などの新興・再興感染症が出現し、人々の健康に対する世界的な脅威となっています。
 こうした、国際的に脅威となる感染症に対する危機管理には、感染症に関する臨床経験や疫学知識のみならず、行政マネジメント能力、国際的な調整能力等、総合的な知識と能力が求められます。同時に、国民の生命と健康を新興・再興感染症から守るためには、こうした知識と能力を有する人材を継続的に育成し、国内外で活躍していただくことが不可欠です。
 厚生労働省では、平成27年度から国際的に脅威となる感染症の危機管理対応で中心的な役割を担う将来のリーダーを育成するため、関係機関がネットワークをつくり、本プログラムを開設しました。平成30年度には、バングラデシュへ、地球規模感染症に対する警戒と対応ネットワーク(GOARN)チームの一員として本プログラムから1名派遣しました。

 応募期間は8月17日〜10月16日(当日消印有効)です。詳細は採用案内をご覧下さい。
 多くの医師の皆様の応募をお待ちしています。 

<感染症危機管理専門家(IDES)養成プログラム>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/ides/index.html
<「感染症危機管理専門家(IDES)養成プログラム」採用案内>
http://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/saiyou/kikikanri/index.html


◆厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会の参考人を募集しています
 厚生労働省では、予防接種に関する施策を審議するため、「厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会」を設置しています。今般、被接種者やその保護者の皆様のご意見を施策に活かすことを目的に、同分科会の参考人を公募しています。
 詳細につきましては下記をご参照ください。

【募集期間】
令和2年8月5日(水)から9月4日(金)まで

<公募の詳細はこちら>
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000120235_00002.html


◆風しんの追加的対策へのご協力をお願いします
 2018年は、12月30日までに2,941例の届出があり、そのうち、2,881例は7月23日以降の報告でした。(確定値)
 2019年は、12月29日までに2,306例の報告があります。患者の多くは、昨年同様30〜50代の男性で、都市圏を中心に報告されています。2020年は8月9日までに85例の報告があります。
 厚生労働省は、今般の風しんの発生状況を踏まえ、厚生科学審議会感染症部会及び予防接種基本方針部会での議論に基づき、これまで風しんの定期接種をうける機会がなかった1962年(昭和37年)4月2日から1979年(昭和54年)4月1日までの間に生まれた男性に対して、抗体検査を前置した上で、予防接種法に基づいた風しんの第5期の定期接種を行っております。
 対象となる男性は、2022年3月末までの間、市区町村により送付されるクーポン券を使用すれば、無料で抗体検査及び原則無料で定期接種を受けられるようになります。クーポン券は市区町村から順次送付しております。まだクーポン券が送付されない対象者も、市区町村に希望すればクーポン券を発行し、抗体検査を受けられます。なお、自治体により事業の開始時期や対応が異なるため、お住まいの市区町村にお問い合わせください。

 また、YouTubeにて動画【止めるぞ 風しん 〜おじさま世代の皆様へ〜】を公開しております。風しんの患者が急増する中、40代、50代の皆さま、その他の皆さまも、すぐ検査に行っていただきたい思いを動画にし、公開いたしました。
 風しんはなぜ怖いの?クーポン券とは?どうやって使うの?など、わかりやすく動画にて説明しております。ぜひ皆様の視聴および周りの方への視聴のお勧めをお願いいたします。
<動画はこちら>(YouTubeへリンク)
https://www.youtube.com/watch?v=IUQZN1J4zI4

<風しんの追加的対策特設ページ>
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/index_00001.html
<風疹 発生動向調査 2020年第32週(’20/8/12現在)>
https://www.niid.go.jp/niid//images/idsc/disease/rubella/2020pdf/rube20-32.pdf

■□啓発資料□■
<ポスター(A2サイズ)>
https://www.mhlw.go.jp/content/A2_final.pdf
<リーフレット(A4サイズ)>
https://www.mhlw.go.jp/content/000617770.pdf
ポスター・リーフレットの画像を加工・編集してのご使用は固くお断り申し上げます。

<クーポン券の使用可否のお知らせポスター>
https://www.mhlw.go.jp/content/000537268.pdf
<名刺サイズの案内用紙>
https://www.mhlw.go.jp/content/000537274.pdf
<クーポン券の使用上の注意>
https://www.mhlw.go.jp/content/000537276.pdf

 今回の追加的対策の円滑な実施にむけて、引き続き検討を進めてまいります。

<風しんについて>
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/

【リーフレット】
<体調不良の時はムリしないで>
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/dl/poster15.pdf
<妊娠を希望する女性、妊婦とそのご家族へ>
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/dl/poster14.pdf
<職場は風しん予防対策をしていますか>
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/dl/poster13.pdf

【政府広報オンライン】
昭和37年度〜53年度生まれの男性の皆さんへ 風しんの予防接種にご協力ください!
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201406/3.html

【政府インターネットテレビ】(動画)
<昭和37〜53年度生まれの男性の方へ 〜生まれてくる赤ちゃんを守る“風しん対策”>
https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg19934.html
<ピックアップ!〜赤ちゃんを守る! 〜男性も風しん対策を>
https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg20050.html


◆コンゴ民主共和国でエボラ出血熱が発生しています
 厚生労働省では、検疫や国内での対応強化のため注意喚起を行っています。エボラ出血熱の流行地域であるコンゴ民主共和国(特に赤道州)から帰国された方は、検疫官に申告するようにしてください。 
 2020年6月1日(現地時間)、世界保健機関(WHO)及びコンゴ民主共和国保健省は、同国北西部の赤道州において、新たにエボラ出血熱が発生したことを発表しました。2020年8月15日までに、赤道州において、36名の死亡例を含む、88例の患者(確定84例、疑い4例)が報告されています。
 2020年6月9日、WHOは、今回の患者発生と北キブ州等で継続中の患者発生との間に関連性が認められないことを発表しました。


◆フィリピンポリオ(急性灰白髄炎)の流行が継続しています。マレーシアでポリオが発生しています
 野生型ポリオウイルス(WPV)は西太平洋地域では2002年に根絶が宣言されていますが、低い接種率に関連して生じるワクチン由来株(VDPV)の1・2型が、2019年より西太平洋地域で流行しています。
 2019年9月にフィリピンでポリオの発生が報告されて以降、フィリピン/マレーシアではそれぞれ2019年には15/3例、2020年は4月時点で1/1例のポリオ症例の報告があります。急性弛緩性麻痺の症状のある患者さんを観た際は、フィリピンなど、ポリオ流行国への渡航歴を聞いた上で、ポリオの検査をご検討ください。必要に応じて、ポリオや急性弛緩性麻痺の届出の徹底もお願いします。
 なお、フィリピンを含め、ポリオが発生している国に4週間以上の長期滞在を予定している方は、渡航前の追加接種が世界保健機関より推奨されています。特に、1975年から1977年生まれの方はポリオに対する免疫が低いことが分かっており、この世代の方に対しては追加接種が強く推奨されます。
 また、定期接種(四種混合)を終えてない方や、これまでに一度もポリオの予防接種を受けたことがない方は、長期滞在しない場合であっても、渡航前に予防接種を受けて頂くことが推奨されます。

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 感染症発生情報
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■国内の感染症発生状況
◆IDWR  2020年31・32週(第31・32合併号)(2020年8月21日)
 ヘルパンギーナの定点当たり報告数は第21週以降増加が続いている

<IDWR 感染症発生動向調査週報>
https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2020.html


◆IASR  Vo.41, No.7(No.485)(2020年7月)
 特集は「新型コロナウイルス感染症 2020年5月現在」です。
 関連情報として、新型コロナウイルス感染症クラスター対策などを取り上げています。

<IASR(病原微生物検出情報 月報)2020年7月号>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr.html


■海外の感染症発生状況
◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
 (2020年8月7日〜2020年8月21日掲載)

 更新はございません。

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(編集:相原 瑶)
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