感染症エクスプレス@厚労省
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2020-07-24
件名 | 【感染症エクスプレス@厚労省】Vol.417(2020年7月24日) |
感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン ┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓ ┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>> ┗━┻━┻━┻━┻━┻━╋━╋━╋━╋━┓ >>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.417(2020年7月24日) >>>>>>>>>┗━┻━┻━┻━┛ ■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 【トピックス】 ◆令和2年7月豪雨について ◆新型コロナウイルス感染症について ◆日本医療研究開発機構(AMED)では、新型コロナウイルス感染症のワクチン・治療薬の開発等について2件の公募を行います ◆風しんの追加的対策へのご協力をお願いします ◆フィリピンポリオ(急性灰白髄炎)の流行が継続しています。マレーシアでポリオが発生しています ◆コンゴ民主共和国でエボラ出血熱が発生しています 【感染症発生情報】 ◆IDWR 2020年第27週(第27号)(2020年7月17日) ◆IASR Vo.41, No.6(No.484)(2020年6月) ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報 (2020年7月10日〜2020年7月24日掲載) ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。 令和2年7月豪雨により、被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。 避難所で注意いただきたい疾患は、急性胃腸炎や急性呼吸器感染症などがあります。 また、本年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大が問題となっています。避難所において感染症の発生及び感染拡大を防止するため、密閉、密集、密接の3つの密の回避、咳エチケットやマスクの着用、手指衛生の徹底をお願いします。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について、7月23日、各自治体が公表している感染者数(PCR検査陽性者数)を集計した結果、感染者は27,441(※1)名、死亡者991名となりました。また、新規感染者は966名、新規死亡者は2名となりました。 これに加え、これまでにチャーター便で感染者15名、空港検疫で感染者500名が確認されており、合計すると27,956名となります。また、国内死亡者は空港検疫での死亡1名を加えて992名となります。(※については下記本文をご参照ください。) 詳細は本メールマガジンをご覧ください。 引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』をご活用ください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ トピックス ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆令和2年7月豪雨について 令和2年7月豪雨により、被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。 避難所で注意いただきたい疾患は、急性胃腸炎や急性呼吸器感染症などがあります。 また、本年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大が問題となっています。避難所において感染症の発生及び感染拡大を防止するため、密閉、密集、密接の3つの密の回避、咳エチケットやマスクの着用、手指衛生の徹底をお願いします。 また、猛暑などにより体調管理が難しい時期でもありますので、体調の変化にご留意ください。 家屋等に浸水があった場合、水が引いた後は、まずは土砂撤去と十分な清掃、そして乾燥を行うことが重要です。湿った環境中では、細菌やカビが繁殖しやすくなります。 厚生労働省では、令和2年(2020年)7月豪雨について、こちらのページにて情報を順次掲載してまいります。 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00156.html <感染症の予防について> https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000212515_00001.html ○令和2年7月豪雨についての横断的情報はこちら(首相官邸ホームページ) https://www.kantei.go.jp/jp/headline/ooame202007/index.html 皆様の健康と安全、そして一刻も早い復興を心よりお祈り申し上げます。 ◆新型コロナウイルス感染症について 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について、7月23日、各自治体が公表している感染者数(PCR検査陽性者数)を集計した結果、感染者は27,441(※1)名、死亡者991名となりました。また、新規感染者は966名、新規死亡者は2名となりました。 これに加え、これまでにチャーター便で感染者15名、空港検疫で感染者500名が確認されており、合計すると27,956名となります。また、国内死亡者は空港検疫での死亡1名を加えて992名となります。 ※1 国内事例には、空港検疫にて陽性が確認された事例を公表している自治体の当該事例数は含まれていない。 感染管理に関しては、下記国立感染症研究所等が発表しているマニュアルをご覧ください。 ○新型コロナウイルス感染症に対する感染管理(2020年6月2日改訂版)(国立感染症研究所 感染症疫学センター・国立国際医療研究センター 国際感染症センター) https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/corona/2019nCoV-01-200602.pdf 別添:表. 状況、職種、活動種類に応じた COVID-19 流行時における PPE の使用例 https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/corona/2019nCoV-01-200602tbl.pdf ○新型コロナウイルス感染症(COVID-19)医療施設内発生対応チェックリスト(7月9日) 本チェックリストは、自治体(保健所)が医療施設におけるCOVID-19集団発生の対応や支援をする際の参考のために作成したものですが、医療施設が自施設の対応を自己評価する際にも積極に活用していただきたいものとなります。ぜひご活用ください。 https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/2484-idsc/9735-covid19-21.html その他、国立感染症研究所の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連情報は以下のページでご覧いただけます。 ○新型コロナウイルス(2019-nCoV)関連情報について(国立感染症研究所) https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/9324-2019-ncov.html ○新型コロナウイルス感染症に係る検査の技術的事項に関する質疑応答集(Q&A)を公開しました(7月21日) 新型コロナウイルス感染症に係る検査の技術的事項に関するQ&A作成しております。唾液検体を用いたPCRについて、ご参考ください。 https://www.mhlw.go.jp/content/000651192.pdf ○新型コロナウイルス感染症患者及び無症状病原体保有者の退院の取扱いに関する質疑応答集(Q&A)を公開しました(7月17日) 新型コロナウイルス感染症の退院基準に関する質疑応答集(Q&A)を公開しております。退院基準に関し、質問集としてまとめておりますので、是非ご活用ください。 https://www.mhlw.go.jp/content/000650157.pdf ○「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第2.2版」を作成しました(7月17日) 新たな知見を踏まえ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第2.2版を作成いたしました。日本国内で承認されている医薬品として「デキサメタゾン」が記載されています。診療の参考にご利用ください。 https://www.mhlw.go.jp/content/000650160.pdf ○新型コロナウイルス感染症に係る行政検査に関するQ&Aについて公開しました(7月15日) 新型コロナウイルス感染症に係る行政検査全般について、Q&A作成しております。行政検査に関しご疑問の所など、ご参考頂ければと存じます。 https://www.mhlw.go.jp/content/000649455.pdf <新型コロナウイルス感染症について(厚生労働省ホームページ)> https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html お知りになりたい分野別に分類されております。また、陽性者数、PCR検査の実施人数など発生状況に係るデータは、グラフ化して見やすくし、更に詳細を知りたい場合、CSVファイルの形で過去のデータもダウンロードできます。 この特設ページでは、医療機関の方向けの情報の他、国民の皆さまへとして、若い方、妊婦または妊娠を希望される方、乳幼児の保護者、ひとり親家庭、高齢者、不妊治療を検討されている方、生活環境の変化でストレスを抱えている方、差別にお困りの方や、働く方や経営者の方向け情報、学校の臨時休業に関する説明など、国内の発生状況、政府の対策以外にも幅広く項目を設けております。ぜひご活用ください。 ○新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)のご利用をお願いいたします 厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に資するよう、内閣官房新型コロナウイルス感染症対策テックチーム事務局と連携し、開発してきました新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA:COVID-19 Contact Confirming Application)を、6月19日から配信しております。7月13日にiOS版、7月14日にAndroid版の修正版「1.1.2」を配布しております。 7月3日にQ&Aを更新しております。 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00009.html COCOAは、利用者ご本人の同意を前提に、スマートフォンの近接通信機能(ブルートゥース)を利用して、お互いに分からないようプライバシーを確保して、新型コロナウイルス感染症の陽性者と接触した可能性について、通知を受けることができるスマートフォンアプリです。 ご利用のスマートフォンによりApp Store またはGoogle Playからインストールをいただくことができます。なお、公開日から1カ月間は試行版(プレビュー版)となります。試行版は、ご利用いただく状況も参考にしつつ、デザイン・機能などの修正を予定しておりますので、最新アプリにアップデートいただきますようお願いいたします。 <動作可能なOS(7月10日時点)> ■iPhone端末の場合 ■Android端末の場合 ・iOS 13.5以上 ・Android 6.0以上 (動作確認済の機種は下記のHPで順次掲載します) COCOAの概要やQ&A等については、下記ホームページに掲載しておりますのでご覧ください。 (厚生労働省新型コロナウイルス接触確認アプリ)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/cocoa_00138.html ○厚生労働省からの新型コロナウイルス感染症に関する通知・事務連絡は下記ページに掲載されています。 自治体・医療機関向けの情報一覧(新型コロナウイルス感染症): https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00088.html また、上記ページ内にもございますが、主な通知・事務連絡(特に医療提供体制及び宿泊療養・自宅療養関係)については、こちらのページにもまとまっております。ご参考ください。 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00024.html ○「3密を避けましょう」ポスターや、感染予防に大切な7つのピクトグラム、手洗いポスター、アマビエロゴなど、啓発資料はこちら(ダウンロード自由、ぜひご利用ください。) https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/qa-jichitai-iryoukikan-fukushishisetsu.html#h2_4 現在の状況と厚生労働省の対応については、各国機関やWHO等から発表された内容を踏まえ、プレスリリースとして毎日発表しております(休日は現在の状況をデータとしてリリースしております)。 厚生労働省が把握している情報と現在の対応など、プレスリリース一覧は下記にございます。 <報道発表一覧(発生状況、国内の患者発生、海外の状況、その他)> https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00086.html <関連情報> ○新型コロナウイルス(2019-nCoV)関連情報について(国立感染症研究所) https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/9324-2019-ncov.html ○新型コロナウイルス感染症の現状の評価と 国内のサーベイランス、医療体制整備について(2020年2月7日時点)(国立感染症研究所) https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/corona/2019nCoV-04-200207.pdf <厚生労働省英語版ページ> https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/newpage_00032.html <厚生労働省中国語版ページ> https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/newpage_09534.html ◆日本医療研究開発機構(AMED)では、新型コロナウイルス感染症のワクチン・治療薬の開発等について2件の公募を行います 「新型コロナウイルス感染症対策関係経費 ワクチン・治療薬の開発等」として令和2年6月12日に第2次補正予算が措置されました。 これに基づき、日本医療研究開発機構(AMED)では以下2件の公募を行います。 ○日本医療研究開発機構(AMED) 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン開発」に係る公募(2次公募)について 本公募において、すでに研究開発が進められている新型コロナウイルス感染症に対するワクチンの開発を重点的に支援し、その実用化を目指します。そのために製薬企業やワクチンメーカーによる生産を視野に、早期に臨床試験に入るために必要な研究開発を強力に支援します。 応募方法や日程など、公募内容の詳細は以下のURLからご確認ください。 https://www.amed.go.jp/koubo/11/02/1102B_00002.html ○日本医療研究開発機構(AMED) 「新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業(新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する治療薬開発)」に係る公募(3次公募)について 本公募において、新型コロナウイルス感染症に関して早急な研究成果の実用化が求められるため、既に研究開発が進められている研究シーズを重点的に支援します。また製薬企業等による生産を視野に、早期に臨床試験に入るために必要な研究開発を強力に支援します。 応募方法や日程など、公募内容の詳細は以下のURLからご確認ください。 https://www.amed.go.jp/koubo/01/06/0106B_00037.html ◆風しんの追加的対策へのご協力をお願いします 2018年は、12月30日までに2,941例の届出があり、そのうち、2,881例は7月23日以降の報告でした。(確定値) 2019年は、12月29日までに2,306例の報告があります。患者の多くは、昨年同様30〜50代の男性で、都市圏を中心に報告されています。2020年は7月12日までに84例の報告があります。 厚生労働省は、今般の風しんの発生状況を踏まえ、厚生科学審議会感染症部会及び予防接種基本方針部会での議論に基づき、これまで風しんの定期接種をうける機会がなかった1962年(昭和37年)4月2日から1979年(昭和54年)4月1日までの間に生まれた男性に対して、抗体検査を前置した上で、予防接種法に基づいた風しんの第5期の定期接種を行っております。 対象となる男性は、2022年3月末までの間、市区町村により送付されるクーポン券を使用すれば、無料で抗体検査及び原則無料で定期接種を受けられるようになります。クーポン券は市区町村から順次送付しております。まだクーポン券が送付されない対象者も、市区町村に希望すればクーポン券を発行し、抗体検査を受けられます。なお、自治体により事業の開始時期や対応が異なるため、お住まいの市区町村にお問い合わせください。 また、YouTubeにて動画【止めるぞ 風しん 〜おじさま世代の皆様へ〜】を公開しております。風しんの患者が急増する中、40代、50代の皆さま、その他の皆さまも、すぐ検査に行っていただきたい思いを動画にし、公開いたしました。 風しんはなぜ怖いの?クーポン券とは?どうやって使うの?など、わかりやすく動画にて説明しております。ぜひ皆様の視聴および周りの方への視聴のお勧めをお願いいたします。 <動画はこちら>(YouTubeへリンク) https://www.youtube.com/watch?v=IUQZN1J4zI4 <風しんの追加的対策特設ページ> https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/index_00001.html <風疹 発生動向調査 2020年第20週(’20/7/15現在)> https://www.niid.go.jp/niid//images/idsc/disease/rubella/2020pdf/rube20-28.pdf ■□啓発資料□■ <ポスター(A2サイズ)> https://www.mhlw.go.jp/content/A2_final.pdf <リーフレット(A4サイズ)> https://www.mhlw.go.jp/content/000617770.pdf ポスター・リーフレットの画像を加工・編集してのご使用は固くお断り申し上げます。 <クーポン券の使用可否のお知らせポスター> https://www.mhlw.go.jp/content/000537268.pdf <名刺サイズの案内用紙> https://www.mhlw.go.jp/content/000537274.pdf <クーポン券の使用上の注意> https://www.mhlw.go.jp/content/000537276.pdf 今回の追加的対策の円滑な実施にむけて、引き続き検討を進めてまいります。 <風しんについて> https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/ 【リーフレット】 <体調不良の時はムリしないで> https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/dl/poster15.pdf <妊娠を希望する女性、妊婦とそのご家族へ> https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/dl/poster14.pdf <職場は風しん予防対策をしていますか> https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/dl/poster13.pdf 【政府広報オンライン】 昭和37年度〜53年度生まれの男性の皆さんへ 風しんの予防接種にご協力ください! https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201406/3.html 【政府インターネットテレビ】(動画) <昭和37〜53年度生まれの男性の方へ 〜生まれてくる赤ちゃんを守る“風しん対策”> https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg19934.html <ピックアップ!〜赤ちゃんを守る! 〜男性も風しん対策を> https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg20050.html ◆フィリピンポリオ(急性灰白髄炎)の流行が継続しています。マレーシアでポリオが発生しています 野生型ポリオウイルス(WPV)は西太平洋地域では2002年に根絶が宣言されていますが、低い接種率に関連して生じるワクチン由来株(VDPV)の1・2型が、2019年より西太平洋地域で流行しています。 2019年9月にフィリピンでポリオの発生が報告されて以降、フィリピン/マレーシアではそれぞれ2019年には15/3例、2020年は4月時点で1/1例のポリオ症例の報告があります。急性弛緩性麻痺の症状のある患者さんを観た際は、フィリピンなど、ポリオ流行国への渡航歴を聞いた上で、ポリオの検査をご検討ください。必要に応じて、ポリオや急性弛緩性麻痺の届出の徹底もお願いします。 なお、フィリピンを含め、ポリオが発生している国に4週間以上の長期滞在を予定している方は、渡航前の追加接種が世界保健機関より推奨されています。特に、1975年から1977年生まれの方はポリオに対する免疫が低いことが分かっており、この世代の方に対しては追加接種が強く推奨されます。 また、定期接種(四種混合)を終えてない方や、これまでに一度もポリオの予防接種を受けたことがない方は、長期滞在しない場合であっても、渡航前に予防接種を受けて頂くことが推奨されます。 ◆コンゴ民主共和国でエボラ出血熱が発生しています 厚生労働省では、検疫や国内での対応強化のため注意喚起を行っています。エボラ出血熱の流行地域であるコンゴ民主共和国(特に赤道州)から帰国された方は、検疫官に申告するようにしてください。 2018年8月1日(現地時間)、世界保健機関(WHO)及びコンゴ民主共和国(旧ザイール)保健省は、同国北東部の北キブ州において、エボラ出血熱が発生したことを発表しました。2020年7月3日までに、北キブ州・イツリ州・南キブ州の3州において、2,299名の死亡例を含む、3,481例の患者(確定3,323例、疑い158例)が報告されています。 2019年7月17日、今回のエボラ出血熱の流行に関する緊急委員会がWHOで開催され、「国際的に懸念される公衆衛生上の危機(PHEIC)」に該当するとの見解が示されていましたが、2020年6月25日に今回の流行の終息宣言が出され、6月26日の緊急委員会で、PHEICに該当しないとの見解が示されました。 2020年6月1日(現地時間)、同国北西部の赤道州において、新たにエボラ出血熱が発生したことを発表しました。2020年7月16日までに、赤道州において、22名の死亡例を含む、58例の患者(確定54例、疑い4例)が報告されています。 2020年6月9日、WHOは、今回の患者発生と北キブ州等で継続中の患者発生との間に関連性が認められないことを発表しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 感染症発生情報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■国内の感染症発生状況 ◆IDWR 2020年第27週(第27号)(2020年7月17日) 咽頭結膜熱の定点当たり報告数は増加した。 <IDWR 感染症発生動向調査週報> https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2020.html ◆IASR Vo.41, No.6(No.484)(2020年6月) 特集は「デング熱・デング出血熱2015年〜2019年」です。 関連情報として、日本におけるネッタイシマカの分布、侵入及び定着などを取り上げています。 <IASR(病原微生物検出情報 月報)2020年6月号> http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr.html ■海外の感染症発生状況 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報 (2020年7月10日〜2020年7月24日掲載) 2020年7月22日 新型コロナウイルス感染症における検疫所での対応について 2020年7月24日更新 https://www.forth.go.jp/news/20200722_00001.html 2020年7月16日 2020年6月26日のコンゴ民主共和国(イトゥリ州、北キブ州、南キブ州)のエボラウイルス病緊急委員会の会合 https://www.forth.go.jp/topics/20200716_00001.html ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ 『感染症エクスプレス@厚労省』の登録・変更は、ご自身のアドレスでのみ可能です。 配信先の変更は、不要になったアドレスを配信停止いただき、新しいアドレスで新規に登録をお願いします。 ※携帯電話等のキャリアドメインは登録できません。 ●新規登録・配信停止・配信先変更 http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/ ●バックナンバー http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/backnumber/ ●お問い合わせ(登録の変更は上記にて承ります) https://mhlw.asp.3mail.jp/inquiry/ ●メールマガジン内容に関するご意見 kansenshomail@mhlw.go.jp ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ ○当メールマガジンは外部の電子メール配信サービスを利用して行っています。 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