感染症エクスプレス@厚労省
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2020-01-17
件名 | 【感染症エクスプレス@厚労省】号外(2020年01月17日) |
感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン ┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓ ┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>> ┗━┻━┻━┻━┻━┻━╋━╋━╋━╋━┓ >>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃号外(2020年1月17日) >>>>>>>>>┗━┻━┻━┻━┛ ■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ◆新型コロナウイルスに関連した肺炎の患者の発生について ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。 1月14日、神奈川県内の医療機関から管轄の保健所に対して、 中華人民共和国湖北省武漢市の滞在歴がある肺炎の患者が報告されましたので、号外としてお届けします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼トピックス▼ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆新型コロナウイルスに関連した肺炎の患者の発生について 1月14日、神奈川県内の医療機関から管轄の保健所に対して、中華人民共和国湖北省武漢市の滞在歴がある肺炎の患者が報告されました。 この方については、1月6日にご本人が医療機関を受診した際に、武漢市の滞在歴の申告があり、その後、原因が明らかでない肺炎等の患者に係る、国立感染症研究所での検査制度(疑似症サーベイランス)に基づき報告されたものです。 当該患者の検体を国立感染症研究所(村山庁舎)で検査したところ、1月15日20時45分頃に新型コロナウイルス陽性の結果が得られました。新型コロナウイルスに関連した肺炎の患者の発生が国内で確認されたのは初めてです。 本件について、積極的疫学調査を行うとともに、世界保健機関(WHO)等の関係機関と協力し、リスク評価を進めてまいります。 概要 (1)年代: 30代 (2)性別: 男性 (3)居住都道府県: 神奈川県 (4)症状: 1月3日から発熱あり。 1月6日に中華人民共和国湖北省武漢市から帰国。同日、医療機関を受診。 1月10日から入院。 1月15日に症状が軽快し、退院。 (5)滞在国: 中華人民共和国(湖北省武漢市) (6)滞在国での行動歴: 本人からの報告によれば、武漢市の海鮮市場(華南海鮮城)には立ち寄っていない。 中国において、詳細不明の肺炎患者と濃厚接触の可能性がある。 <国民の皆様へのメッセージ> 新型コロナウイルス関連肺炎に関するWHOや国立感染症研究所のリスク評価によると、現時点では本疾患は、家族間などの限定的なヒトからヒトへの感染の可能性が否定できない事例が報告されているものの、持続的なヒトからヒトへの感染の明らかな証拠はありません。 風邪やインフルエンザが多い時期であることを踏まえて、咳エチケットや手洗い等、通常の感染対策を行うことが重要です。 武漢市から帰国・入国される方におかれましては、咳や発熱等の症状がある場合には、マスクを着用するなどし、速やかに医療機関を受診していただきますよう、御協力をお願いします。なお、受診に当たっては、武漢市の滞在歴があることを申告してください。 (参考)コロナウイルスとは 人や動物の間で広く感染症を引き起こすウイルスです。人に感染症を引き起こすものはこれまで6種類が知られていますが、深刻な呼吸器疾患を引き起こすことがあるSARS-CoV(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス)とMERS-CoV(中東呼吸器症候群コロナウイルス)以外は、感染しても通常の風邪などの重度でない症状にとどまります。 詳細は、国立感染症研究所の情報ページをご参照ください。 ○国立感染症研究所 人に感染するコロナウイルス https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/9310-2019-ncov-1.html ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ ●バックナンバー http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/backnumber/ ●新規登録・配信停止の手続き・注意事項 http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/ ●お問い合わせ https://mhlw.asp.3mail.jp/inquiry/ ●内容に関するご意見 kansenshomail@mhlw.go.jp ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ ○当メールマガジンは外部の電子メール配信サービスを利用して行っています。 ○登録していないにもかかわらず当メールマガジンが配信された場合は、他の方が 間違えて登録した可能性がありますので、配信停止のお手続きをお願いします。 ○当メールマガジンの送信元アドレスは送信専用となっています。 ○携帯メールなどには対応しておりません。 ○当メールマガジンは等幅フォントでの閲覧をおすすめします。 ○当メールマガジンの内容の全部または一部については、私的使用または引用など 著作権法上認められた行為として、出所を明示することにより引用、転載、複製 を行うことができます。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― Copyright (C) 厚生労働省(2011年)〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― Copyright (C) Ministry of Health, Labour and Welfare, All Right reserved. |