感染症エクスプレス@厚労省
バックナンバー
メールマガジンのバックナンバーです。

2019-05-24

感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>>
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   >>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.387(2019年5月24日)
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■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【トピックス】
 ◆当メールマガジン「感染症エクスプレス@厚労省」に関するアンケートにご協力ください
 ◆風しんの報告が続いています
 ◆コンゴ民主共和国でエボラ出血熱が発生しています
 ◆伝染性紅斑(りんご病)の報告が増えています
 ◆HIV検査普及週間イベントを5月31日に開催します
  爆笑レッドリボングランプリ2019〜「HIV検査に、行ってきまぁ〜す」・・・なぜ?〜

【感染症発生情報】
 ◆IDWR 2019年第19週(第19号)(2019年5月24日)
 ◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2019年5月24日)
  全国の定点医療機関当たり報告数は0.92
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
  (2019年5月10日〜2019年5月24日掲載)

【イベント情報】
 ◆2019年度「世界エイズデー」キャンペーンテーマを募集しています
 ◆ 第2回薬剤耐性(AMR)シンポジウムを5月27日に開催します

【コラムコーナー】
 ◆IDESコラム vol.43 「ゾンビ映画から学ぶこと」


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 こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。

 現在、風しんの報告が多く見られています。2018年は、12月30日までに2,917例の届出があり、そのうち、2,857例は7月23日以降の報告でした。2019年は、5月12日までに1,486例の報告があります。患者の多くは、昨年同様30〜50代の男性で、都市圏を中心に報告されています。

 詳細は本メールマガジンをご覧ください。
 
 引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』をご活用ください。

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 トピックス
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◆当メールマガジン「感染症エクスプレス@厚労省」に関するアンケートにご協力ください
 当メールマガジン「感染症エクスプレス@厚労省」に関するアンケートを開催します。3分程度で記入できるアンケートです。
 皆様に役立つ情報発信につなげるため、ご意見・ご感想などを聴かせてください。
  アンケート期間は本日より5月31日迄です。
 ぜひご協力くださいますようお願いいたします。
<アンケート開始はコチラ>
https://mhlw.asp.3mail.jp/enquete/


◆風しんの報告が続いています
 2018年は、12月30日までに2,917例の届出があり、そのうち、2,857例は7月23日以降の報告でした。2019年は、5月12日までに1,486例の報告があります。患者の多くは、昨年同様30〜50代の男性で、都市圏を中心に報告されています。
 妊娠中の女性(特に妊娠20週頃まで)が風しんに感染すると、先天性風しん症候群(CRS)の子どもが生まれてくる可能性があるため、注意が必要です。
  厚生労働省は、今般の風しんの発生状況を踏まえ、厚生科学審議会感染症部会及び予防接種基本方針部会での議論に基づき、これまで風しんの定期接種をうける機会がなかった1962年(昭和37年)4月2日から1979年(昭和54年)4月1日までの間に生まれた男性に対して、抗体検査を前置した上で、予防接種法に基づいた風しんの第5期の定期接種を行うこととなりました。
 対象となる男性は、2022年3月末までの間、市区町村により送付されるクーポン券を使用すれば、原則無料で抗体検査及び定期接種を受けられるようになります。2019年度は、1972年(昭和47)年4月2日〜1979年(昭和54)年4月1日生まれの男性に市区町村がクーポン券を送付します。2019年度にクーポン券が送付されない対象者も、市区町村に希望すればクーポン券を発行し、抗体検査を受けられます。なお、自治体により事業の開始時期や対応が異なるため、お住まいの市区町村にお問い合わせください。

 なお、より多くの対象男性に対して告知し、抗体を獲得していただくために、厚生労働省は、「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」とコラボレーションしたポスター及びリーフレットの作成や、SNSなどを通じた啓発活動を行っております。以下の風しんの追加的対策特設ページからダウンロードもできますので、是非普及啓発活動の資材としてお役立てください。

<風しんの追加的対策特設ページ>
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/index_00001.html
<ポスター(A2サイズ)>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/poster_cityh.pdf
<リーフレット(A4サイズ)>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/leaf_cityh.pdf
<ポスターとリーフレットの画像使用について>
 風しんの啓発活動以外の用途では、ご使用をご遠慮申し上げます。また、ポスター・リーフレットの画像を加工・編集してのご使用も固くお断り申し上げます。

 今回の追加的対策の円滑な実施にむけて、引き続き検討を進めてまいります。

<風しんについて>
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/
<風疹 発生動向調査 2019年第19週(’19/5/15現在)>
http://www.niid.go.jp/niid//images/idsc/disease/rubella/2019pdf/rube19-19.pdf

【リーフレット】
<体調不良の時はムリしないで>
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/dl/poster15.pdf
<妊娠を希望する女性、妊婦とそのご家族へ>
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/dl/poster14.pdf
<職場は風しん予防対策をしてますか>
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/dl/poster13.pdf


◆コンゴ民主共和国でエボラ出血熱が発生しています
 厚生労働省では、検疫や国内での対応強化のため注意喚起を行っています。エボラ出血熱の発生地域であるコンゴ民主共和国(北キブ州)から帰国された方は、検疫官に申告するようにしてください。 
 2018年8月1日(現地時間)、世界保健機関(WHO)及びコンゴ民主共和国(旧ザイール)保健省は、同国北東部の北キブ州において、エボラ出血熱が発生したことを発表しました。2019年5月19日までに1218名の死亡例を含む、1826例の患者(確定1738例、疑い88例)が報告されています。2018年8月8日に高リスク群に対してのワクチン接種が始まり、2019年5月19日までに120,638名がワクチンの接種を受けました。
 今回の発生地域では、反政府勢力による非人道的行為が行われており、以前より外務省から退避勧告が出されています。2019年4月18日、武装勢力による病院襲撃により、WHO職員に死傷者が出ました。
<エボラ出血熱について>
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708.html


◆伝染性紅斑(りんご病)の報告が増えています
 伝染性紅斑は、ヒトパルボウイルスB19というウイルスによっておこる感染症であり、10〜20日の潜伏期間のあと、両頬に紅い発疹や手足にレース状の発疹がでることがあります。小児にみられることが多く、ほとんどは軽症で自然に治りますが、関節炎がみられたり、妊婦が感染すると、胎児の異常(胎児水腫)や流産になることがあるので注意が必要です。伝染性紅斑の感染経路は咳やくしゃみなどによる飛沫感染や、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる接触感染です。伝染性紅斑に対するワクチンがないため、予防には、手洗いや咳エチケットを心がけてください。
<感染症法に基づく医師及び獣医師の届出について>
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-05-21.html
<伝染性紅斑とは>
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ta/5th-disease.html


◆HIV検査普及週間イベントを5月31日に開催します
 爆笑レッドリボングランプリ2019 〜「HIV検査に、行ってきまぁ〜す」・・・なぜ?〜
 厚生労働省は、6月1日〜7日のHIV検査普及週間に向け、トークライブイベントを実施します。蒼井そらさん、しみけんさん、はあちゅうさんほか豪華ゲストを招き、HIV/エイズに関する正しい知識やHIV検査の重要性を分かりやすくお伝えします。
 イベントの模様はインターネットにより生中継しますので、ぜひ御視聴ください。
<イベント内容>
爆笑レッドリボングランプリ2019 〜「HIV検査に、行ってきまぁ〜す」・・・なぜ?〜
日 時:5月31日(金)19:00〜21:00(予定)
場 所:原宿クエストホール(東京都渋谷区)
出演者:蒼井そら、今村顕史、薄井しお里、完熟フレッシュ、祈祷師びびこ、こにわ、しみけん、はあちゅう、ふなっしー、山本シュウ(50音順)※敬称略
RED RIBBON LIVE公式サイト:http://redribbonlive.net/
<プレスリリース>
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000206538_00003.html
<エイズ予防情報ネットAPI-Net>
http://api-net.jfap.or.jp/index.html


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 感染症発生情報
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■国内の感染症発生状況

◆IDWR 2019年第19週(第19号)(2019年5月24日)
 伝染性紅斑の定点医療機関当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期と比較してやや多くなっています。
 また、注目すべき感染症として麻しんを取り上げています。
<IDWR 感染症発生動向調査週報>
https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2019.html


◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2019年5月24日)
 全国の定点医療機関当たり報告数は0.92

 2019年第20週(2019年5月13日〜2019年5月19日)のデータを公表しました。
 全国の定点医療機関当たり報告数は0.92となり、前週の0.74よりも増加しました。
 今シーズンの定期的なインフルエンザの発生状況についての公表は、2019年第20週分の公表で終了します。

<インフルエンザに関する報道発表資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html


■海外の感染症発生状況

◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
 (2019年5月10日〜2019年5月24日掲載)

2019年05月23日 中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)-サウジアラビア王国 NEW
https://www.forth.go.jp/topics/20190523.html
2019年05月22日 サル痘-シンガポール NEW
https://www.forth.go.jp/topics/20190522.html
2019年05月21日 リフトバレー熱 −マヨット(フランス) NEW
https://www.forth.go.jp/topics/20190521.html
2019年05月20日 エボラウイルス病 - コンゴ民主共和国(更新21) NEW
https://www.forth.go.jp/topics/20190520.html
2019年05月17日 麻しん−西太平洋地域 NEW
https://www.forth.go.jp/topics/20190517.html
2019年05月14日 中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV) ―サウジアラビア王国 NEW
https://www.forth.go.jp/topics/201905150830.html
2019年05月14日 エボラウイルス病 - コンゴ民主共和国(更新20) NEW
https://www.forth.go.jp/topics/201905150822.html
2019年05月14日 エボラウイルス病 - コンゴ民主共和国(更新19) NEW
https://www.forth.go.jp/topics/201905141043.html
2019年05月14日 中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV) - サウジアラビア王国 NEW
https://www.forth.go.jp/topics/201905140946.html


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 イベント情報
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◆2019年度「世界エイズデー」キャンペーンテーマを募集しています
 厚生労働省と公益財団法人エイズ予防財団では、毎年12月1日の世界エイズデーに向けて、国内キャンペーンのテーマを設定しています。
 多くの方にエイズについて考えて頂けるように、テーマ案を広く募集しています。
 募集締切は、6月3日(月)です。詳細は以下のウェブサイトをご覧ください。 
<2019年度「世界エイズデー」キャンペーンテーマについて>
http://api-net.jfap.or.jp/lot/2019camp_theme.html


◆ 第2回薬剤耐性(AMR)シンポジウムを5月27日に開催します
 AMEDは、第2回薬剤耐性(AMR)シンポジウムを5月27日に日本橋ライフサイエンスハブ(東京都中央区)にて開催します。  
 日本医療研究開発機構(AMED)では、英米両政府から専門家を招きAMR創薬に係るPush/Pull Incentiveなどについてお話いただくともに、前回同様にアカデミアや企業等の研究者間の情報共有、さらには産学連携の機会促進のために、第2回薬剤耐性(AMR)シンポジウムを開催します(同時通訳あり)。AMR研究、対策に関わる、研究者、製薬関係者、行政関係者、医療関係者の多数のご参加をお待ち申し上げます。
 入場は無料となっておりますので、奮ってご参加下さい。
 プログラムやお申込み(事前登録制)等の詳細は以下のURLからご確認ください。 
<公開報告会 開催のお知らせ>
https://www.amed.go.jp/news/event/sympo_20190316_00001.html


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 コラムコーナー
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◆IDESコラム vol.43 「ゾンビ映画から学ぶこと」
 IDES養成プログラム5期生:水島 遼

 はじめまして、IDES5期の水島遼と申します。私は国際系の文系学部を卒業後、医学部を再受験し、卒業後は感染症科医として臨床で働いておりました。私が専門として感染症を選んだのは、最初の大学に所属していた際に、帰国子女や留学生・外国人と交流する機会が多く、また海外旅行や生物が好きだったことから、輸入感染症を扱う旅行・渡航医学などに興味を持ったからです。また、元々が文系のため行政に興味があり、輸入感染症と行政に携われるIDESに惹かれ、今年から参加するに至りました。以後よろしくお願い致します。

 さて今年のGWは長い長い10連休でした。皆様はいかがお過ごしでしたでしょうか。私は案の定10連休中は暇を持て余し、空いた時間に映画を見ていました。
 今回はゾンビ映画を見ました。私はホラー系の映画が好きで、よくゾンビ映画を見るのですが、感染症が発生し、街や国を越え、世界中に伝播して全てが滅ぶ様は、感染症の怖さがこの中に凝縮されているなと思いながら鑑賞しました。

 皆さんご存知の通り、有史上、世界で一番人を殺してきた病は「感染症」です。
 ここ百年で人類の寿命は飛躍的に延びましたが、その前までは感染症のために成人を迎えられる人は現在に比べ極端に少なかったのです。今でも七五三を祝う習慣がありますが、裏を返せば子供が七歳・五歳・三歳を迎える前に死亡することが多かったというわけで、多くの人間、特に子供が感染症の犠牲になりました。
 
 また感染症は人だけでなく、国も殺してきました。インカ帝国やアステカ王国は疫病が直接的な原因で滅んだ有名な例ですし、その他多くの国家が感染症を直接的、間接的な原因として滅びました。
 
 さて、ゾンビ映画に話を戻しますと、私はゾンビ映画を見ながらいつも次のようなことを思います。
 「実際に人類を滅ぼす能力を持った感染症が広まり、世界がゾンビ映画のような結末になることはありうるだろうか」
 一般的に感染症は、伝播(感染症が広まっていく)力と殺傷(宿主を殺す)力の二つのベクトルでその脅威を考えることが出来ます。例えばエボラなどは殺傷力は高いですが、伝播力は一般的に低いです。逆に風邪症候群を引き起こすウイルスたちは伝播力は高いですが、殺傷力はあまりありません。現在、この二つの力を高いレベルで兼ね揃えた病原体は現れていないと先日FETPの講義で耳にしました。なぜなら宿主が死んでしまえば病原体自体も生きていけないからです。ただ、そのような病原体が今後現れる可能性の否定はできないともそのとき同時に伺いました。
 ゾンビ映画で出てくる病原体はこの二つの能力が極めて高い病原体です。基本的にこのレベルに至るものの出現は恐らく無いと思い(期待し)ますが、今後これに次ぐレベルのものが現れる可能性はゼロでは無いでしょう。そうなった場合に、国家並びに人類全体に対する損害は計り知れず、我々IDES生はそのような有事の際に、感染症流入阻止や万一の流入後のコントロールのために活躍することになるでしょう。そうなれば、当然我々にも死の危険が伴うため、大きな恐怖を伴います。

 私は、医学部の早い段階で、輸入感染症に興味を持っていましたが、感染症を専門にすることに二の足を踏んだ時期がしばらくありました。これは、感染症が移ると治療者自身が死ぬ病だと考えたからです。悪性腫瘍が移って死ぬことは無いし、心筋梗塞が移って死ぬことは無い。しかし、感染症は移れば死ぬ可能性があります。現にエボラ、SARSの流行の際には、治療・防疫に関わった医療者の中で殉職者もいます。

 今や、感染予防策の概念とそれを支える器具があり、ワクチンがあり、抗菌薬もあります。感染症に対して、おまじないに近いことしか治療の選択肢が無かった長い人類の歴史を考えれば、我々の持ち得る武器は多いです。しかし、それでも自分が死に至る感染症にかかるリスクはゼロではありません。
 私の今の心境としては、以前から興味の対象であった輸入感染症を仕事として扱える楽しみが大きく、4月のFETPでの勤務も知的好奇心を刺激される毎日でした。
 しかし、その裏腹に扱っている対象は臨床と同じく、また場合によってはそれをはるかに超えて自分も含めたより多くの人の死につながりうるものであるのも事実です。現在毎日充実しているのは事実ですが、そのような負の側面に対する自覚も同時に必要とも考えております。今後は、折角の頂いた機会を存分に生かし、少しでも皆様の期待に応えられるようにIDESの活動に邁進して参ります。今回ひょんなことから観たゾンビ映画を通して、このような考えに至るとは思いませんでしたが、良い機会だったと思います(ゾンビ関連については神代先生が以前のコラムで書いております。興味があればこちらもお読みください。「ゾンビ・アポカリプスに備える」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188336.html) 。まだまだ未熟な私ですが、真摯に精進していきたいと思いますので、同期の吉見先生、匹田先生ともども今後とも何卒よろしくお願い致します。
(編集:成瀬浩史)

●当コラムの見解は執筆者の個人的な意見であり、厚生労働省の見解を示すものではありません。
●IDES(Infectious Disease Emergency Specialist)は、厚生労働省で3年前の平成27年度からはじまったプログラムの中で養成される「感染症危機管理専門家」のことをいいます。

<感染症危機管理専門家(IDES)養成プログラム>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/ides/index.html
<「感染症危機管理専門家(IDES)養成プログラム」採用案内>
http://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/saiyou/kikikanri/index.html

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 著作権法上認められた行為として、出所を明示することにより引用、転載、複製を行うことができます。

(編集:成瀬浩史)
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