感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>>
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>>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.356(2018年7月27日)
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■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【トピックス】
◆平成30年7月豪雨について 感染症への注意をお願いします
◆コンゴ民主共和国におけるエボラ出血熱の終息が宣言されました
◆海外へ渡航されるみなさまへ 感染症に注意しましょう
◆手足口病、ヘルパンギーナが増加しています
◆厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会の参考人を募集しています
◆感染症危機管理専門家(IDES)養成プログラムの研修生を募集します
◆「AMED感染症研究事業 市民向けシンポジウム −みるみる興味が湧いてくる!感染症研究の世界−」開催のお知らせ
【審議会・研究会等】
◆第36回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会を開催しました(2018年7月23日)
【感染症発生情報】
◆IDWR 2018年第28週(第28号)(2018年7月27日)
◆IASR Vo.39, No.7 (No.461)(2018年7月)
◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
(2018年7月20日〜2018年7月27日掲載)
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こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。
平成30年7月豪雨により、被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。
避難所での生活が長期化するに従い、感染症のリスクが高まります。避難所で問題になるものとしては、急性胃腸炎や急性呼吸器感染症などがあります。流水やアルコール手指消毒薬による手指衛生や咳エチケットの徹底をお願いします。
また、7月23日に第36回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会を開催しました。
詳細は本メールマガジンをご覧ください。
引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』をご活用ください。
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トピックス
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◆平成30年7月豪雨について 感染症への注意をお願いします
平成30年7月豪雨により、被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。
被災者の方々、地元や全国各地からのボランティアの方々、自治体職員、消防隊、警察、自衛隊、医療従事者など、救援や復興支援などに取り組む方々へ深く敬意を表します。
避難所での生活が長期化するに従い、感染症のリスクが高まります。
避難所で問題になるものとしては、急性胃腸炎や急性呼吸器感染症などがあります。
流水やアルコール手指消毒薬による手指衛生や咳エチケットの徹底をお願いします。
猛暑などにより体調管理が難しい時期でもありますので、体調の変化にご留意ください。
また、家屋等に浸水があった場合、水が引いた後は、まずは土砂撤去と十分な清掃、そして乾燥を行うことが重要です。
湿った環境中では、細菌やカビが繁殖しやすくなります。
清掃・乾燥の後に、必要に応じて消毒を行うようお願いします。
厚生労働省では、避難所での感染症対策や、浸水した場合の消毒方法などについて、HPを通じて情報提供に努めています。
<災害時における避難所での感染症対策>
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_00346.html
<被災した家屋での感染症対策>
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_00341.html
<災害時に注意する感染症について>
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_00349.html
<感染症の予防について>
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000212515_00001.html
皆様の健康と安全、そして一刻も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
◆海外へ渡航されるみなさまへ 感染症に注意しましょう
海外では、日本で発生していない、感染症が発生していることがあり、注意が必要です。
渡航先で感染症にかからないようにするためには、感染症の正しい知識と適切な予防法を身につけることが重要です。
また、帰国時に発熱や咳、下痢など体調に不安がある場合、又は、動物に咬まれたり、蚊に刺されたなど健康上心配なことがありましたら、お気軽に検疫官までご相談ください。
感染症には、潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)が数日から1週間以上と長いものもあり、帰国後しばらくしてから具合が悪くなることがあります。その際は、早急に医療機関を受診し、渡航先、滞在期間、現地での飲食状況、渡航先での活動内容、動物との接触の有無、ワクチン接種歴などについて必ず伝えてください。
厚生労働省ではウェブサイトを通じて、海外へ渡航される方に、海外での感染症の防止や帰国後に注意すべきことなどの情報を提供しています。ぜひご覧ください。
医療機関の皆様におかれましては、海外での感染症の注意喚起にご協力をお願いします。
<厚生労働省:夏休みにおける海外での感染症予防について>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/travel-kansenshou.html
<検疫所ホームページ:FORTH海外で健康に過ごすために>
https://www.forth.go.jp/index.html
◆コンゴ民主共和国におけるエボラ出血熱の終息が宣言されました
コンゴ民主共和国北西部の赤道州において、エボラ出血熱が発生したことが、2018年5月8日、世界保健機関(WHO)より発表されていましたが、6月12日以降、新しい症例が確認されなかったことから、7月24日、同国保健大臣及びWHO事務局長は同国におけるエボラ出血熱の終息を宣言しました。
(7月24日までの患者報告数は、54例(確定例38例、可能性あり16例)、うち33例が死亡)
◆手足口病、ヘルパンギーナが増加しています
手足口病やヘルパンギーナは、夏に流行するウイルス性感染症で、特に乳幼児を中心にみられます。ワクチンはなく、ウイルス感染症であるため抗菌薬は効きません。感染経路は接触感染と飛沫感染であるため、手洗いを徹底しましょう。
●手足口病
手足口病は、主にコクサッキーA型ウイルスやエンテロウイルス71型などによる感染症であり、発熱や手足や口などに小さな水疱ができる感染症です。主に乳幼児にみられ、多くは自宅療養で回復しますが、口腔内の痛みのために水分摂取ができなり、入院が必要になることもあります。まれに髄膜炎、脳炎や心筋炎などの合併症を引き起こすこともあります。
<感染症法に基づく医師の届出について 〜手足口病〜>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-05-20.html
<国立感染症研究所 手足口病とは>
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ta/hfmd.html
●ヘルパンギーナ
ヘルパンギーナは主にコクサッキーA型ウイルスによる感染症であり、高熱と口腔粘膜に水疱性の発疹がみられる急性のウイルス性咽頭炎です。基本的に自然軽快しますが、乳幼児では、高熱と口腔内の痛みのために水分摂取ができなり、入院が必要になることもあります。まれに髄膜炎や心筋炎などの合併症を引き起こすこともあります。
<感染症法に基づく医師の届出について 〜ヘルパンギーナ〜>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-05-25.html
<国立感染症研究所 ヘルパンギーナとは>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/515-herpangina.html
◆厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会の参考人を募集しています
厚生労働省では、予防接種に関する施策を審議するため、「厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会」を設置しています。
このたび、被接種者やその保護者の皆様のご意見を施策に活かすことを目的に、同分科会の参考人を公募しています。
応募資格等の詳細につきましては下記をご参照ください。
【募集期間】
平成30年7月20日(金)から平成30年8月20日(月)まで
<公募の詳細はこちら>
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000120235_00001.html
◆感染症危機管理専門家(IDES)養成プログラムの研修生を募集します
感染症危機管理専門家(IDES)養成プログラムは、国内外で、感染症危機管理を実施するための能力を身に付けた専門家である感染症危機管理専門家(Infectious Disease Emergency Specialist :IDES)を養成するための厚生労働省のプログラムです。2014年に西アフリカで発生したエボラ出血熱の流行を踏まえて、感染症の危機管理に対応できる人材の養成を行うことを目的に、2015年から開始しました。本プログラムでは、研修生を募集しています。(次回の応募期間は8月〜9月を予定しています。)
本プログラムでは、2年間(※)の研修期間を通して、国内外の関係機関で研修を行うほか、感染症の流行地への派遣等を通して、国際的に脅威となる感染症の危機管理対応に必要な能力を養成します。
現在、本プログラムの一環として、2期生の井手一彦医師が、ジフテリアの流行が続くバングラデシュへ派遣されています。
国際的に脅威となる感染症の危機管理オペレーションに関心がある方、将来もこの分野で働く意思のある方の応募をお待ちしています。
<感染症危機管理専門家(IDES)養成プログラム>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/ides/index.html
<「感染症危機管理専門家(IDES)養成プログラム」採用案内>
http://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/saiyou/kikikanri/index.html
<井手一彦医師のバングラデシュ派遣に関するプレスリリース>
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/ides/dl/press_300629_01.pdf
※2年目の派遣機関によっては、修了時期が異なる場合があります。
また、2年目研修終了後に、本人の希望等に応じて、一年を超えない一定期間、厚生労働省で勤務することも可能です。
◆「AMED感染症研究事業 市民向けシンポジウム −みるみる興味が湧いてくる!感染症研究の世界−」開催のお知らせ
AMED感染症研究課が行っている感染症研究支援や、最先端の感染症研究のご紹介を2部制で行います。第1部では、感染症研究の道を選んだ研究者から、その魅力、そして立ちはだかる困難についてご紹介します。第2部では、あなたの身近にひそむ感染症や、その克服に向けた最先端の研究をご紹介します。第1部、第2部のどちらかのみの参加も歓迎です。
日時:2018年8月23日(木)
第1部:15:30〜17:00 (開場 15:00) 第2部:18:00〜19:30
会場:よみうり大手町小ホール(読売新聞ビル内)
<詳細情報>
https://www.amed.go.jp/news/event/shimin_sympo_20180823.html
<お申し込みはこちら>
https://krs.bz/amed/m?f=500
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審議会・研究会等
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◆第36回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会を開催しました(2018年7月23日)
7月23日に第36回予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会を薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会と合同で開催しました。
今回は、HPVワクチンの情報提供に関する評価の視点や方法についてご意見をいただきました。
また、「予防接種に関する基本的な計画」におけるPDCAサイクルに係る検討について、副反応疑い報告制度に基づくワクチンの安全性の評価に関する取組状況や課題についてご意見をいただきました。
<資料>
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00002.html
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感染症発生情報
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■国内の感染症発生状況
◆IDWR 2018年第28週(第28号)(2018年7月27日)
流行性角結膜炎の定点医療機関当たり報告数は減少傾向ですが、過去5年間の同時期と比較してやや多くなっています。
<IDWR 感染症発生動向調査週報>
https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2018.html
◆IASR Vo.39, No.7 (No.461)(2018年7月)
特集は「肺炎球菌感染症 2017年」です。
関連情報として基幹定点医療機関におけるペニシリン耐性肺炎球菌感染症の推移などを取り上げています。
<IASR(病原微生物検出情報 月報)2018年7月号>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr.html
■海外の感染症発生状況
◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
(2018年7月20日〜2018年7月27日掲載)
2018年07月25日 伝播型ワクチン由来ポリオウイルス2型−コンゴ民主共和国
https://www.forth.go.jp/topics/20180725.html
2018年07月24日 MERSの最新状況 2018年6月
https://www.forth.go.jp/topics/20180724.html
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