感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>>
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>>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.353(2018年7月6日)
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■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【トピックス】
◆コンゴ民主共和国でエボラ出血熱が発生しています
◆流行性角結膜炎の報告が増えています
◆咽頭結膜熱の報告が増えています
◆肌の露出が増える夏の到来につき、厚生労働省ではダニ媒介感染症の予防啓発のためのポスターを作成しました
◆夏休みに海外へ渡航されるみなさまへ 感染症に注意しましょう
◆感染症危機管理専門家(IDES)養成プログラムの研修生を募集しています
◆「AMED感染症研究事業 市民向けシンポジウム −みるみる興味が湧いてくる!感染症研究の世界−」開催のお知らせ
【感染症発生情報】
◆IDWR 2018年第25週(第25号)(2018年7月6日)
◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
(2018年6月29日〜2018年7月6日掲載)
【リンク集】
◆感染症情報のリンク集
◆感染症に関するQ&Aのリンク集
◆広報・啓発ツールのリンク集
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こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。
夏休みに海外へ渡航されるみなさま、感染症に注意しましょう。肌の露出が増える夏の到来につき、厚生労働省ではダニ媒介感染症の予防啓発のためのポスターを作成しました。是非ご活用ください。
流行性角結膜炎と咽頭結膜熱の報告が増えています。手洗いによる予防を心がけ、タオルなど感染者との共有は避けましょう。
詳細は本メールマガジンをご覧ください。
引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』をご活用ください。
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トピックス
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◆コンゴ民主共和国でエボラ出血熱が発生しています
WHOによると、コンゴ民主共和国(旧ザイール)北西部の赤道州における、エボラ出血熱の流行状況は、2018年7月4日時点で、29名の死亡例を含む、53例(うち確定例は38例)と報告されています。6月6日以降は新たな確定例は報告されていません。患者と接触した人は潜伏期間が過ぎるまで経過観察されていましたが、6月28日時点で観察対象の人はいなくなりました。この後21日間新たな患者が発生しなければ、流行終息が宣言される見通しです。
6月11日にコンゴ民主共和国に派遣されていた、JICA国際緊急援助隊・感染症対策チームは、6月30日にすべての任務を終えて帰国しました。
厚生労働省では、検疫や国内での対応強化のため注意喚起を行っています。発生地域であるコンゴ民主共和国から帰国された方で体調が悪いときには、必ず検疫所に申告するようにしてください。
<エボラ出血熱について>
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708.html
<外務省HP>
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_006193.html
<JICA HP>
https://www.jica.go.jp/information/jdrt/2018/20180702.html
◆流行性角結膜炎の報告が増えています
流行性角結膜炎は、アデノウイルス(主に8、19、37、4型等)の感染により発症し、結膜の充血や眼瞼の浮腫や眼の痛みを引き起こします。幼児を中心とする小児にみられることが多いですが、成人にもみられます。感染経路は、ウイルスに汚染された手指やタオルなどを介した接触感染であるため、手洗いによる予防を心がけ、タオルや点眼薬など感染者との共有は避けましょう。
<厚生労働省:流行性角結膜炎>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-05-30.html
<国立感染症研究所:流行性角結膜炎とは>
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/528-ekc.html
◆咽頭結膜熱の報告が増えています
咽頭結膜熱は、アデノウイルスによる発熱、咽頭炎、結膜炎などを起こす、子どもに多い急性ウイルス性感染症です。アデノウイルスは接触感染や飛沫感染などで感染します。以前はプールを介して感染することもあったことからプール熱とも呼ばれます。咽頭結膜熱は例年夏に流行しますが、今年は既に全国的に報告が多くなっています。
予防のために、十分な手洗いを行い、タオルの共有は避けましょう。
<咽頭結膜熱について>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou17/01.html
<国立感染症研究所:咽頭結膜熱とは>
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/a/adeno-pfc.html
◆肌の露出が増える夏の到来につき、厚生労働省ではダニ媒介感染症の予防啓発のためのポスターを作成しました
ダニ媒介感染症、特に重症熱性血小板減少症候群(SFTS)については、高齢者が重症化しやすいこと、また、農作業や草刈り、山中での作業(山菜採りや狩猟等)は、ダニに咬まれるリスクが高いことから、「山あり ダニあり」をキャッチコピーとし、レトロな映画風のデザインとしました。
ダニは感染症の運び屋です。ダニが媒介する感染症から身を守るためには、
・肌の露出を少なくすること(長袖・長ズボン・登山用スパッツ等)
・明るい色の服を着ること
・虫除け剤を使用すること
によりダニに咬まれないことが大切です。
医療機関の皆様におかれましては、ダニ媒介感染症の予防対策の周知にご協力をお願いします。
<厚生労働省:ダニ媒介感染症予防啓発ポスター>
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164495.html
◆夏休みに海外へ渡航されるみなさまへ 感染症に注意しましょう
海外では、日本で発生していない、感染症が発生していることがあり、注意が必要です。
渡航先で感染症にかからないようにするためには、感染症の正しい知識と適切な予防法を身につけることが重要です。
また、帰国時に発熱や咳、下痢、具合が悪いなど体調に不安がある場合、又は、動物に咬まれたり、蚊に刺されたなど健康上心配なことがありましたら、お気軽に検疫官までご相談ください。
感染症には、潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)が数日から1週間以上と長いものもあり、帰国後しばらくしてから具合が悪くなることがあります。
その際は、早急に医療機関を受診し、渡航先、滞在期間、現地での飲食状況、渡航先での活動内容、動物との接触の有無、ワクチン接種歴などについて必ず伝えてください。
厚生労働省ではHPを通じて、夏休みに海外へ渡航される方に、海外での感染症の防止や帰国後に注意すべきことなどの情報を提供しています。ぜひご覧ください。
医療機関の皆様におかれましては、海外での感染症の注意喚起にご協力をお願いします。
<厚生労働省:夏休みにおける海外での感染症予防について>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/travel-kansenshou.html
<検疫所ホームページ:FORTH海外で健康に過ごすために>
https://www.forth.go.jp/index.html
◆感染症危機管理専門家(IDES)養成プログラムの研修生を募集しています
感染症危機管理専門家(IDES)養成プログラムは、国内外で、感染症危機管理を実施するための能力を身に付けた専門家である感染症危機管理専門家(Infectious Disease Emergency Specialist :IDES)を養成するための厚生労働省のプログラムです。2014年に西アフリカで発生したエボラ出血熱の流行を踏まえて、感染症の危機管理に対応できる人材の養成を行うことを目的に、2015年から開始しました。本プログラムでは、研修生を募集しています。(次回の応募期間は8月〜9月を予定しています。)
本プログラムでは、2年間(※)の研修期間を通して、国内外の関係機関で研修を行うほか、感染症の流行地への派遣等を通して、国際的に脅威となる感染症の危機管理対応に必要な能力を養成します。
現在、本プログラムの一環として、2期生の井手一彦医師が、ジフテリアの流行が続くバングラデシュへ派遣されています。
国際的に脅威となる感染症の危機管理オペレーションに関心がある方、将来もこの分野で働く意思のある方の応募をお待ちしています。
<感染症危機管理専門家(IDES)養成プログラム>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/ides/index.html
<「感染症危機管理専門家(IDES)養成プログラム」採用案内>
http://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/saiyou/kikikanri/index.html
<井手一彦医師のバングラデシュ派遣に関するプレスリリース>
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/ides/dl/press_300629_01.pdf
※2年目の派遣機関によっては、修了時期が異なる場合があります。
また、2年目研修終了後に、本人の希望等に応じて、一年を超えない一定期間、厚生労働省で勤務することも可能です。
◆「AMED感染症研究事業 市民向けシンポジウム −みるみる興味が湧いてくる!感染症研究の世界−」開催のお知らせ
AMED感染症研究課が行っている感染症研究支援や、最先端の感染症研究のご紹介を2部制で行います。第1部では、感染症研究の道を選んだ研究者から、その魅力、そして立ちはだかる困難についてご紹介します。第2部では、あなたの身近にひそむ感染症や、その克服に向けた最先端の研究をご紹介します。第1部、第2部のどちらかのみの参加も歓迎です。
日時:2018年8月23日(木)
第1部:15:30〜17:00 (開場 15:00) 第2部:18:00〜19:30
会場:よみうり大手町小ホール(読売新聞ビル内)
<詳細情報>
https://www.amed.go.jp/news/event/shimin_sympo_20180823.html
<お申し込みはこちら>
https://krs.bz/amed/m?f=500
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感染症発生情報
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■国内の感染症発生状況
◆IDWR 2018年第25週(第25号)(2018年7月6日)
流行性角結膜炎の定点医療機関当たり報告数は、第19週以降かなり多い状態が続いています。
<IDWR 感染症発生動向調査週報>
https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2018.html
■海外の感染症発生状況
◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
(2018年6月29日〜2018年7月06日掲載)
今週の新着記事はありません。
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リンク集
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◆感染症情報のリンク集
国立感染症研究所:http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases.html
厚生労働省検疫所(FORTH):http://www.forth.go.jp/index.html
エイズ予防情報ネット(API-Net):http://api-net.jfap.or.jp/
CDC:http://www.cdc.gov/
ECDC:http://www.ecdc.europa.eu/en/Pages/home.aspx
China CDC:http://www.chinacdc.cn/
国立医薬品食品衛生研究所:http://www.nihs.go.jp/kanren/shokuhin.html
◆感染症に関するQ&Aのリンク集
<ジカウイルス感染症>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000109899.html
<中東呼吸器症候群(MERS)>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/mers.html
<腸管出血性大腸菌感染症>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000177609.html
<マイコプラズマ肺炎>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou30/index.html
<RSウイルス感染症>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/rs_qa.html
<感染性胃腸炎(ノロウイルス)>
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html
<感染性胃腸炎(ロタウイルス)>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/Rotavirus/index.html
<手足口病>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/hfmd.html
<咽頭結膜熱>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou17/01.html
<重症熱性血小板減少症候群(SFTS)>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/sfts_qa.html
<インフルエンザ>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html
<鳥インフルエンザ>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000144461.html
<鳥インフルエンザ(H5N1)>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000144523.html
<鳥インフルエンザ(H7N9)>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000144470.html
<鳥インフルエンザ(動画)>
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg9687.html
<狂犬病>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/07.html
<結核とBCGワクチン>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/bcg/
<オーラルセックス(口腔性交)による性感染症>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/qanda.html
<ポリオとポリオワクチン>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/polio/qa.html
<日本脳炎>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou21/dl/nouen_qa.pdf
<子宮頸がん予防ワクチン>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/qa_shikyukeigan_vaccine.html
<子宮頸がん予防ワクチン接種の「積極的な接種勧奨の差し控え」>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/qa_hpv.html
<風しん>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/
<麻しん>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/measles/index.html
<麻しん(English)>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/measles_eng/index.html
<水痘>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/varicella/index.html
<肺炎球菌感染症(高齢者)>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/haienkyukin/index_1.html
<エボラ出血熱>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/ebola_qa.html
<デング熱>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dengue_fever_qa.html
<梅毒>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/qanda2.html
◆広報・啓発ツールのリンク集
<咳エチケット>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000187997.html
<薬剤耐性(AMR)対策>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000120172.html
<インフルエンザ予防対策>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/keihatu.html
<麻しん>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/measles/dl/leaf_z.pdf
<風しん>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/dl/poster09.pdf
<啓発ツール:定期の予防接種(主に小学生までのお子さんが受けた方がよい予防接種)>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/keihatsu_tool/index.html
<予防接種スケジュール(国立感染症研究所)>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/component/content/article/320-infectious-diseases/vaccine/2525-v-schedule.html
<予防接種後健康被害救済制度>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou20/kenkouhigai_kyusai/dl/leaflet_h241119.pdf
<性感染症>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/index.html
<動物由来感染症>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou18/
<狂犬病>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/
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