感染症エクスプレス@厚労省
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メールマガジンのバックナンバーです。

2018-03-02

感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>>
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   >>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.336(2018年3月2日)
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■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【トピックス】
 ◆3月1日から7日まで「子ども予防接種週間」です

【感染症発生情報】
 ◆IDWR 2018年第7週(第7号)(2018年3月2日)
 ◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2018年3月2日)
  全国の定点医療機関当たり報告数22.64
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
  (2018年2月23日〜2018年3月2日掲載)

【イベント情報】
 ◆ −最新研究からみえてくる肝炎克服− AMED公開報告会を3月17日に開催します(主催:AMED)

【コラムコーナー】
 ◆IDESコラム vol.14「新婚旅行・出張などで海外に行く前に、感染症対策を!」

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 こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。
  
 インフルエンザの発生状況について、全国の定点医療機関当たり報告数は22.64で、前週の29.65から減少しました。
 引き続き、医療機関の皆様におかれても、日常の診療に加え、咳エチケットや手洗い等のインフルエンザの予防対策の周知にも、改めてご協力をお願いします。

 詳細は本メールマガジンをご覧ください。

 引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』をご活用ください。

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 トピックス
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◆3月1日から7日まで「子ども予防接種週間」です
 
 平成30年3月1日(木)〜7日(水)までの7日間、「子ども予防接種週間」を実施します。
 この時期に、4月からの入園・入学に備え、保護者の方々の予防接種への関心を高め、接種漏れを見直していただくため、予防接種に関する取組を各地の医師会や協力医療機関等において実施いたします。
 また、各地の協力医療機関に対して、土日や平日の夜間などに予防接種が受けられる体制を整備していただくようお願いするとともに、保護者からの相談対応や広報についても充実させていきます。
 医療機関の皆様におかれましては、予防接種の実施や普及啓発等に、ご理解とご協力をお願いします。
 
<平成29年度「子ども予防接種週間」の実施について>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000193336.html
<日本医師会ホームページ:子ども予防接種週間>
http://www.med.or.jp/doctor/region/kodomo_vaccine/
<子ども予防接種週間ポスター>
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000193335.pdf
 

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 感染症発生情報
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■国内の感染症発生状況

◆IDWR 2018年第7週(第7号)(2018年3月2日)
 インフルエンザの定点医療機関当たり報告数は2週連続で減少しました。
 流行性耳下腺炎の定点医療機関当たり報告数も2週連続で減少しました。

<IDWR 感染症発生動向調査週報>
https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2018.html

◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2018年3月2日)
 全国の定点医療機関当たり報告数22.64

 2018年第8週(2月19日〜2月25日)のデータを公表しました。
 全国の定点医療機関当たり報告数は22.64で、前週の29.65から減少しました。

<インフルエンザに関する報道発表資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html


■海外の感染症発生状況

◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
 (2018年2月23日〜2018年3月2日掲載)

2018年03月01日 黄熱の発生状況 − ブラジル(更新)
http://www.forth.go.jp/topics/2018/03011332.html
2018年02月28日 チクングニア熱の発生− ケニア
http://www.forth.go.jp/topics/2018/02281116.html
2018年02月27日 リフトバレー熱の発生− ガンビア	
http://www.forth.go.jp/topics/2018/02271337.html
2018年02月26日 鳥インフルエンザA(H7N4)の発生
http://www.forth.go.jp/topics/2018/02261422.html
2018年02月26日 ラッサ熱の流行− リベリア
http://www.forth.go.jp/topics/2018/02261144.html
2018年02月23日 腸チフス Q&A−WHO
http://www.forth.go.jp/topics/2018/02231140.html

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 イベント情報
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◆ −最新研究からみえてくる肝炎克服− AMED公開報告会を3月17日に開催します(主催:AMED) 
  
 国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)は、肝炎等克服実用化研究事業の平成29年度公開報告会 −最新研究からみえてくる肝炎克服− を、3月17日にヤクルトホール(東京都港区)にて開催します。 
 本事業では、肝炎治療実績の大幅な改善につながるような研究開発を推進しています。 
  平成29年度に創出された主な研究成果について、関連分野の研究者、医療従事者、製薬企業及び医療機器業界の方々、また患者やそのご家族を含む多くの方々にご紹介する内容となっています。 
 入場は無料でどなたでも参加できます。ふるってご参加下さい。 
 プログラムや参加お申込み(事前登録制)等の詳細は以下のURLからご確認ください。 
 お申込み締め切りは、FAX・はがきの場合3月9日、インターネットからの場合3月14日です。 

<AMED公開報告会 概要> 
https://www.amed.go.jp/news/event/sympo_20180317.html 
<参加申込みページ> 
https://www.omc.co.jp/amed180317/input.html 
<開催案内リーフレット> 
https://www.amed.go.jp/content/000028739.pdf 
※参考:平成28年度 肝炎等克服実用化研究事業 公開報告会 開催報告 
https://www.amed.go.jp/news/event/kanen170311_report.html


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 コラムコーナー
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◆IDESコラム vol.14「新婚旅行・出張などで海外に行く前に、感染症対策を!」
 (IDES養成プログラム 3期生:市村 康典)

 こんにちは。喜ばしいことに、先日、当メールマガジンの編集長が入籍しました(パチパチ)。新婚旅行を計画している様子を見ていると、私まで幸せな気持ちになってきます。

 新婚旅行では、海外へ行かれる方も少なくないと思います。海外への新婚旅行やその他の海外旅行を予定されるときに、みなさまはどのように計画を進めていらっしゃるでしょうか。私もかつてWHO(世界保健機関)の業務の際に、渡航前の準備が大変であったことを覚えています。その中でも、大事だと感じたことは、渡航先の情報収集です。渡航先の情報と一口に言っても、名物や名所などワクワクするものばかりではなく、治安などの安全面の情報が特に重要です。その安全面の情報には、当然、感染症も含まれます。

 海外の感染症には、麻しんなどのように、日本で減少傾向にある、または発生していないけれども、海外では流行しているものがあります。そのような感染症については、国内に持ち込んでしまう恐れがありますので、みなさま一人ひとりが、予防接種などの予防対策の知識を身につけておくことが大切です。まずは、海外で感染症にかからないようにし、帰国後体調を崩したら、医療機関で渡航歴を伝えることが、感染拡大を防ぐことにもつながります。

 では、編集長のような新婚さんは、どのような感染症に気をつけなければならないのでしょうか?それは、アジアとアフリカや中南米の熱帯・亜熱帯地域で流行している「ジカウイルス感染症」です。中南米は、近年新婚旅行などで人気の渡航先も含まれています。女性が妊娠中にジカウイルスに感染した場合、おなかの中の赤ちゃんに感染することで小頭症などの先天性障害を起こすことがあります。そのため、妊娠しているまたはその可能性がある方は、流行地域への渡航を控えましょう。なお、流行地域から帰国した方は、症状の有無にかかわらず、少なくとも6ヶ月、パートナーが妊婦の場合は妊娠期間中、性行為の際にコンドームを使用するか性行為を控えましょう。

 また、妊婦の感染に注意が必要な感染症に「風しん」があります。前回・前々回のこのコラムで取り上げていますが、妊婦がかかると、おなかの中の赤ちゃんが風疹ウイルスに感染し、難聴、心疾患、白内障、そして精神や身体の発達の遅れ等の症状をもって生まれる可能性があります。風しんについては、海外渡航は、風しん感染のリスクになるので、渡航前に抗体検査や予防接種を検討しましょう。

 しかし、渡航先の感染症の発生状況を調べようにも、どこのサイトを見たらよいかわからないという方もいらっしゃると思います。色々な情報源がありますが、厚生労働省検疫所の「FORTH」というサイトをご利用してみてはいかがでしょう。このサイトでは、国・地域毎に、気をつけたい病気や受けておきたい予防接種などを紹介しています。また、外務省領事サービスセンターは、海外安全ホームページにて、国・地域別に、感染症を含めた危険情報などを提供しています。
厚生労働省 FORTH:http://www.forth.go.jp/
外務省 海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/

 海外滞在中に感染症にかかることなく、安全で快適に旅行し、帰国することができるように、海外渡航前には感染症情報を、是非ご確認ください。編集長も、安全情報などしっかり考えていて頼りになる存在としてカブをあげる大チャンスですね!
 最後に、海外に行かれる方々の健康・安全を祈っております!

●当コラムの見解は執筆者の個人的な意見であり、厚生労働省の見解を示すものではありません。
●IDES(Infectious Disease Emergency Specialist)は、厚生労働省で2年前の平成27年度からはじまったプログラムの中で養成される「感染症危機管理専門家」のことをいいます。
●メイン編集担当者を「編集長」の愛称で呼んでおり、肩書きではありません。

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