感染症エクスプレス@厚労省
バックナンバー
メールマガジンのバックナンバーです。

2017-12-22

感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>>
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   >>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.327(2017年12月22日)
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■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【トピックス】
 ◆咳エチケットの啓発に『進撃の巨人』を起用
 「進撃の咳エチケット  せき・くしゃみをするとき、好きなものを選べ」
 ◆風しん及び百日咳の医師の届出基準及び届出様式の一部が変更されます。
 ◆年末年始に海外へ渡航されるみなさま、感染症に注意しましょう

【審議会・研究会等】
 ◆第23回感染症部会を開催しました(2017年12月15日)

【感染症発生情報】
 ◆IDWR 2017年第49週(第49号)(2017年12月22日)
 ◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2017年12月22日)
  全国の定点医療機関当たり報告数は7.40
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
  (2017年12月15日〜2017年12月22日掲載)


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 こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。
  
 厚生労働省は、咳エチケットの啓発のために、『進撃の巨人』とコラボレ
ーションし、ポスター・リーフレットの作成と、SNSなどを通じた情報発信
を行います。
 また、風しん及び百日咳の医師の届出基準及び届出様式の一部が変更され
ます。
 本年もご愛読いただきありがとうございました。年末年始は、人の移動も
増えますので、咳エチケットなどで感染拡大防止にご協力ください。
 次回の配信は1月5日を予定しています。来年もどうぞよろしくお願いいた
します。

 詳細は本メールマガジンをご覧ください。

 引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』をご活用ください。

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 トピックス
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◆咳エチケットの啓発に『進撃の巨人』を起用
 「進撃の咳エチケット せき・くしゃみをするとき、好きなものを選べ」

 厚生労働省は、咳(せき)エチケットの啓発のために、『進撃の巨人』と
コラボレーションし、ポスター・リーフレットの作成と、SNSなどを通じた
情報発信を行います。
 インフルエンザをはじめとして、咳やくしゃみの飛沫により感染する感染
症は数多くあります。そのため、特に電車や職場、学校などの人が集まる場
所では、予防・感染拡大防止対策に「咳エチケット」が重要です。年末年始
の長期休暇には、帰省や旅行、催事などで人の移動や集まる機会が増加しま
す。例年、年末年始の長期休暇後にインフルエンザの流行がピークを迎える
ことから、長期休暇に先立ち、咳エチケットを積極的に周知することにしま
した。
※咳エチケットの方法としては、WHO(世界保健機関)が、マスクやティ
ッシュ・ハンカチ、袖(そで)で口・鼻を覆うことを推奨しています。

 今回、学生や社会人など幅広い層に認知されている『進撃の巨人』とコラ
ボレーションを企画し、咳エチケットの方法を紹介する啓発ツールを作成し
ました。今回の企画用に描き下ろしたイラストでは、咳エチケットの模範例
として、主人公「エレン、ミカサ、アルミン」を、悪い例として「巨人」を、
指導役として、きれい好きなキャラクターである「リヴァイ」を起用してい
ます。
 ポスターとリーフレットの画像は、12月22日から厚生労働省WEBサイトで
ダウンロードできます。また、ポスター(A2、約7,500部)とリーフレット
(A4、約22万部)を、順次、全国の自治体・関係団体などに配布する予定です。

 厚生労働省では、今回の企画を通じ『進撃の巨人』のファンを始め、多く
の国民が咳エチケットに関心を持ち、実践することを期待しています。

<咳エチケット>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000187997.html


◆風しん及び百日咳の医師の届出基準及び届出様式の一部が変更されます。

 平成29年12月15日に感染症法施行規則の改正省令が公布され、平成30年
1月1日から施行されます。風しんについては、併せて平成29年12月21日に指針
の改正が告示されました。
 今回の改正では、風しんは医師からの届出が診断後「直ちに」に変更され、
「遺伝子検査の全例実施」、「1例での積極的疫学調査の実施」が求められて
います。また、百日咳は、「定点把握疾患」から「全数把握疾患」へ変更され
ました。
 医療機関の皆様におかれましては、引き続きご協力をお願いします。

<厚生労働省:感染症法に基づく医師の届出のお願い>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/kekkaku-kansenshou11/01.html#list01


◆年末年始に海外へ渡航されるみなさま、感染症に注意しましょう

 海外では、日本で発生していない、動物や蚊・マダニなどが媒介する病気が
海外では発生していることがあり、注意が必要です。渡航先で感染症にかから
ないようにするためには、感染症の正しい知識と適切な予防方法を身につける
ことが重要です。
 また、帰国時に発熱や咳、下痢、具合が悪いなど体調に不安がある場合、又
は、動物に咬まれたり、蚊に刺されたなど健康上心配なことがありましたら、
お気軽に検疫所までご相談ください。
 感染症には、潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)が数日から1週
間以上と長いものもあり、帰国後しばらくしてから具合が悪くなることがあり
ます。
 その際は、早急に医療機関に電話をしてから受診し、渡航先、滞在期間、現
地での飲食状況、渡航先での職歴や活動内容、動物との接触の有無、ワクチン
接種歴などについて必ず伝えてください。
 厚生労働省ではWEBサイトを通じて、年末年始に海外へ渡航される方に、海外
での感染症の防止や帰国後に注意すべきことなどの情報を提供しています。
ぜひご覧ください。

 医療機関の皆様におかれましては、海外での感染症の注意喚起にご協力をお
願いします。

<厚生労働省:年末年始における海外での感染症予防について>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/travel-kansenshou.html
<検疫所ホームページ:FORTH海外で健康に過ごすために>
http://www.forth.go.jp/


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 審議会・研究会等
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◆第23回感染症部会を開催しました(2017年12月15日)

 今回の感染症部会では急性弛緩性麻痺を感染症法に基づく届出疾患とする
こと等について審議が行われ、了承されました。急性弛緩性麻痺は、急性に
発症する弛緩性の麻痺症状を呈する疾患群で、急性灰白髄炎(ポリオ)やエ
ンテロウイルスによる急性弛緩性脊髄炎などの疾患が含まれます。世界でポ
リオの根絶が間近になっていることをふまえて日本でも届出が行われること
になりました。

<厚生科学審議会(感染症部会)>
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-kousei.html?tid=127717


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 感染症発生情報
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■国内の感染症発生状況

◆IDWR 2017年第49週(第49号)(2017年12月22日)

 咽頭結膜熱の定点医療機関当たり報告数は横ばいでしたが、過去5年間の
同時期と比較してかなり多くなっています。
 感染性胃腸炎の定点医療機関当たり報告数は第45週以降増加が続いていま
す。

<IDWR 感染症発生動向調査週報>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2017.html


◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2017年12月22日)
 全国の定点医療機関当たり報告数は7.40

 2017年第50週(12月11日〜12月17日)のデータを公表しました。
 全国の定点医療機関当たり報告数は7.40で、前週の4.06から増加しました。

<インフルエンザに関する報道発表資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html


■海外の感染症発生状況

◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
 (2017年12月15日〜2017年12月22日掲載)
2017年12月20日 中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)の発生報告(更新22)
http://www.forth.go.jp/topics/2017/12201041.html
2017年12月19日 アメリカ大陸の黄熱の発生状況(更新19)
http://www.forth.go.jp/topics/2017/12191324.html
2017年12月19日 ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ − 東京宣言
http://www.forth.go.jp/topics/2017/12191014.html
2017年12月18日 ジフテリアの発生状況−アメリカ大陸(更新)
http://www.forth.go.jp/topics/2017/12181325.html


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