感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>>
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>>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.290(2017年3月24日)
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■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
▼審議会・研究会等▼
◆第11回HTLV-1対策推進協議会を開催しました(2017年3月22日)
◆来週の開催予定
▼感染症発生情報▼
◆IDWR 2017年第10週(第10号)(2017年3月27日掲載予定)
◆全国の定点医療機関当たり報告数は10.33〜インフルエンザの発生状況
を公表しました(2017年3月24日)
◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
(2017年3月17日〜2017年3月24日掲載)
▼編集室より▼
◆「あさコラム」vol.47「感染症の世界」
浅沼結核感染症課長によるエッセイを不定期にお届けします
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こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。
3月22日に「第11回HTLV-1対策推進協議会」を開催しました。
詳細は本メールマガジンをご覧ください。
今後も引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』をご活用ください。
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▼審議会・研究会等▼
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◆第11回HTLV-1対策推進協議会を開催しました(2017年3月22日)
3月22日に「第11回HTLV-1対策推進協議会」を開催しました。
HTLV-1総合対策の一層の推進を目指し、HTLV-1関連疾患の診療を行う医療
機関の登録を日本HTLV-1学会が開始することや、母子感染対策のマニュアル
が5年ぶりに改訂されることについて紹介され、活発な議論が行われました。
<HTLV-1対策推進協議会>
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-kenkou.html?tid=128528
◆来週の開催予定
来週は下記の審議会・研究会が開催される予定です。
3月27日 第20回 感染症部会
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000156245.html
3月27日 第8回 医療・公衆衛生に関する分科会
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000155956.html
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▼感染症発生情報▼
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■国内の感染症発生状況
◆IDWR 2016年第10週(第10号)(2017年3月27日掲載予定)
<IDWR 感染症発生動向調査週報>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2017.html
◆全国の定点医療機関当たり報告数は10.33〜インフルエンザの発生状況
を公表しました(2017年3月24日)
2017年第11週(3月13日〜3月19日)のデータを公表しました。
全国の定点医療機関当たり報告数は10.33となり、前週の11.09よりも減少
しました。
<インフルエンザに関する報道発表資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html
■海外の感染症発生状況
◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
(2017年3月17日〜2017年3月24日掲載)
2017年03月22日 コレラの発生状況− イエメン(更新3)
http://www.forth.go.jp/topics/2017/03221055.html
2017年03月21日 黄熱の発生報告 − ブラジル(更新4)
http://www.forth.go.jp/topics/2017/03211322.html
2017年03月17日 アメリカ大陸の黄熱の発生状況(更新8)
http://www.forth.go.jp/topics/2017/03171311.html
2017年03月17日 鳥インフルエンザA(H7N9)の発生状況 (更新7)
http://www.forth.go.jp/topics/2017/03171021.html
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▼編集室からのお知らせ▼
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◆「あさコラム」vol.47「感染症の世界」
こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課長の浅沼一成です。
感染症週報(IDWR)を見ますと、相変わらず麻疹と梅毒の感染が続いていま
す。
頭が痛いところですが、「暑さ寒さも彼岸まで」。
お彼岸を境に、インフルエンザ等の冬型の感染症から、蚊媒介感染症等の
夏型の感染症に対策の重点が移ってまいりますので、こちらの方もどうぞよ
ろしくお願いいたします。
さて、春分の日に伴う3連休中の3月19日、岐阜県各務原市にある「内藤記
念くすり博物館」にお伺いいたしました。
この博物館で開催されている平成28年度企画展「感染症の世界〜顧みられ
ない熱帯病(NTDs)を中心として」が3月31日で終了することもあり、以前
から「この企画展を見に行かねば…」と思っていた気持ちが待ったなしで燃
え上がり、日帰りで行ってまいりました。
東名高速道路の大渋滞が予測されたため、自動車で行くことは断念し、JR
東海道新幹線と名鉄(名古屋鉄道)を乗り継ぎながらの片道5時間以上の行
程。
道中、途中下車をしてNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」の企画を見学し
たり、美味しいきしめんを食べたりしながら、気ままな「ぶらり一人旅」と
なりました。
内藤記念くすり博物館は、医薬品メーカーのエーザイ(株)さんの創業
者・内藤豊次氏により、昭和46(1971)年6月に開設された企業博物館です。
展示館、図書館を備えていて、施設内には温室、薬草園、薬木園も設置
されています。
館内の常設展では、医薬に関する歴史や文化に関わる資料が満載で、その
充実ぶりに初めてお伺いした私も大変驚きました。
今回の企画展は「顧みられない熱帯病(NTDs)」を中心に、各種感染症の
特徴や治療法、対策の取り組みなどをパネルや展示物等で紹介するといった
もの。
企画展の会場に入ると、まずは、天然痘、ポリオ、ペスト、コレラ、結核、
赤痢など、馴染み深い感染症についての解説パネルや昔の治療ガイドライン
(コレラ治療ガイドラインの「虎狼痢治準」など)、医薬品の広告や病除け
の玩具など、貴重な資料の数々が展示されていました。
また、「顧みられない熱帯病(NTDs)」のコーナーでは、シャーガス病、
リューシュマニア症、アフリカ睡眠病、包虫症、ギニア虫感染症、リンパ系
フィラリア症、住血吸虫、デング熱、狂犬病などに関して、これでもかとい
うほど、たくさんの解説パネルを使って紹介されていました。
もちろん、くすり博物館ならではの昔の医薬品に関する原料(インドサイ
の角など)や道具(薬箪笥や印籠など)、懐かしのくすりの広告などの展示
はもとより、防虫成分を塗り込んだ蚊帳や感染症をテーマにした世界各地の
切手なども展示されていました。
特に、江戸時代から明治時代の感染症に関する錦絵の充実ぶりには、歴史
物が好きな私も大興奮。
様々なコレラの錦絵は、想像以上に圧巻でした。
企画展の締めには、WHO(世界保健機関)、製薬企業、MSF(国境なき医師
団)、セービンワクチン研究所などによる、新興・再興感染症の撲滅のため
の取り組みが紹介。
HIV/エイズ、結核、マラリアの三大感染症の対策をはじめとした世界にお
ける感染症対策の取り組みや医薬品の研究開発状況などが、わかりやすい一
覧表になって掲示されていました。
常設展、企画展の双方合わせて、これほど様々なたくさんの展示物を見学
できて、入場は無料。
いやはやビックリ!
なんと素晴らしい博物館でしょう!
館内に掲示されていた過去の新聞記事によりますと、企業博物館としては
全国5位にランキングされる人気ぶりだとか。
唯一の難点は、交通の便。
駐車場完備なので自動車で行くなら問題ないのですが、公共交通機関を使
う場合、最寄り駅からは限られた本数のバスで行くか、木曽川に向かって歩
くしかありません。
それでも、電車やバスにゆられながら、見学に訪れる価値は十二分にあり
ます。
おかげさまで、私も充実した休日を過ごし、リフレッシュすることができ
ました。
ちなみに、この企画展を監修されたのは、元WHO事務局長補で慶應義塾大
学特任教授の中谷比呂樹先生。
厚生労働省(しかも、結核感染症課長)の大先輩です。
会場でお名前を拝見して、これまたビックリ!
そりゃあ、充実した企画展となる訳ですね。
改めて「最敬礼」でございます。
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