感染症エクスプレス@厚労省
バックナンバー
メールマガジンのバックナンバーです。

2017-01-20

感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>>
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   >>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.281(2017年1月20日)
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■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
▼トピックス▼
 ◆ノロウイルスにご注意ください
▼審議会・研究会等▼
 ◆「平成28年度新型インフルエンザ等に関するワークショップ」を開催しま
 した(2017年1月12日・13日)
▼感染症発生情報▼
 ◆IDWR 2017年第1週(第1号)(2017年1月20日)
 ◆全国の定点医療機関当たり報告数は15.25〜インフルエンザの発生状況
  を公表しました(2017年1月20日)
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
    (2017年1月13日〜2017年1月20日掲載)
▼編集室より▼
 ◆「あさコラム」vol.38「試験対策」
   浅沼結核感染症課長によるエッセイを不定期にお届けします
 
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 こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。
  
 1月12日・13日の2日間にわたり、「平成28年度新型インフルエンザ等に関
するワークショップ」を開催しました。
 詳細は本メールマガジンをご覧ください。

 今後も引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』をご活用ください。

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▼トピックス▼
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◆ノロウイルスにご注意ください

 ノロウイルスを含む感染症胃腸炎は、今シーズンのピークよりは、減少し
ていますが、変異株の検出も報告されていることから、今後も引き続き注意
が必要です。ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒト
の腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。
 子どもや高齢者は重症化したり、吐ぶつを誤って気道に詰まらせる場合が
あります。
 治療薬はなく、治療は輸液などの対症療法に限られます。特に、乳幼児や
高齢者は脱水になりやすいので、水分摂取をし、医療機関を受診しましょう。
 ノロウイルスの予防とまん延防止のためには、国民一人一人の適切な対応
が重要です。
 食事の前やトイレの後などには、手を洗い、ノロウイルスの感染を予防し
ましょう。特に感染した人のふん便や吐ぶつを処理する場合は、マスクや手
袋を着用し飛び散らないよう適切に処理し、処理した後にも必ず手を洗いま
しょう。

<感染性胃腸炎(特にノロウイルス)について>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/norovirus/

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▼審議会・研究会等▼
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◆「平成28年度新型インフルエンザ等に関するワークショップ」を開催しま
 した(2017年1月12日・13日)

 1月12日から2日間にわたり、「平成28年度新型インフルエンザ等に関する
ワークショップ」を開催しました。
 新型インフルエンザ等の発生に備えた地域におけるリーダーシップと協力
体制の強化をめざしたワークショップで、今回は4回目の開催です。
 ワークショップでは、自治体の担当者や地域の感染対策に係わる医師等の
医療従事者が、患者発生時の対応や予防接種の実施などの地域で対処すべき
課題について、講義や机上訓練を受けました。

<インフルエンザ(総合ページ)>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/index.html

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▼感染症発生情報▼
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■国内の感染症発生状況

◆IDWR 2017年第1週(第1号)(2017年1月20日)

 流行性耳下腺炎の定点医療機関当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期
と比較してやや多くなっています。
 また、インフルエンザ、水痘、伝染性紅斑の定点医療機関当たり報告数は
増加しました。
 その他、注目すべき感染症として、感染性胃腸炎を取り上げています。
 
<IDWR 感染症発生動向調査週報>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2016.html


◆全国の定点医療機関当たり報告数は15.25〜インフルエンザの発生状況
 を公表しました(2017年1月20日)

 2017年第2週(1月9日〜1月15日)のデータを公表しました。
 全国の定点医療機関当たり報告数は15.25となっています。

<インフルエンザに関する報道発表資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html


■海外の感染症発生状況

◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
 (2017年1月13日〜2017年1月20日掲載)
2017年01月19日 鳥インフルエンザA(H7N9)の発生状況 (更新2)
http://www.forth.go.jp/topics/2017/01191335.html
2017年01月18日 鳥インフルエンザA(H7N9)の発生状況 (更新)
http://www.forth.go.jp/topics/2017/01181352.html
2017年01月18日 中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)の発生報告
http://www.forth.go.jp/topics/2017/01181112.html
2017年01月17日 マリ − ギニア虫症の撲滅
http://www.forth.go.jp/topics/2017/01171006.html
2017年01月16日 黄熱の発生報告 − ブラジル
http://www.forth.go.jp/topics/2017/01161151.html


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▼編集室からのお知らせ▼
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◆「あさコラム」vol.38「試験対策」

 こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課長の浅沼一成です。

 先週の1月14日と15日、大学入試センター試験が実施されました。
 受験生とそのご家族、関係の皆様、お疲れさまでした。
 地域によっては試験当日は大雪に見舞われたため、開始時間の配慮など行
われた会場もあったとか。
 また、インフルエンザやノロウイルスが流行していますので、体調の維持
管理にはかなり気を配られたと思います。

 これから、中学校、高等学校、大学などの入学試験や各種国家試験など資
格試験のシーズンになります。
 受験生の皆さんは、最後の追い込みと、気合いを入れて勉強されているこ
とでしょう。
 かくいう私はデキの悪い学生だったので、当時の共通一次試験(現在の大
学入試センター試験)や各校の入学試験や、医師国家試験などの資格試験に
は、ずいぶんと苦しめられました。
 そのため、数字や事項を少しでも多く暗記できる様にと、受験勉強では語
呂合わせや連想法などを使って、工夫をして覚えるようにしていました。

 例えば英単語。
 swallowには鳥のツバメという意味と飲み込むという意味があります。
 これを覚えた時はヤクルトスワローズが初優勝した年だったので、「ツバ
メ軍団が他球団を飲み込んで優勝した」と覚えることができました。
 日本史の年号ですと、「鳴くよ (794年) うぐいす平安京」、「いい国作
ろう(1192年)鎌倉幕府」など、語呂合わせには何かと助けてもらいました。
 塾の先生から習った「嫌でござんす(1853年)、ペリーさん」のペリー来
航の年号は、リズム感の良さのせいなのか分かりませんが、一生覚えていそ
うです。
 化学では原子記号の周期表。
 有名な「水兵リーベ 僕の船…」は、皆さんお世話になったと思います。

 医師国家試験をはじめとする保健衛生系の各種国家試験においては、公衆
衛生は重要な出題分野です。
 特に感染症関係は、覚えることがいっぱいあります。
 例えば、一類感染症。
 調べてみたところ、
 ・南米の一番えらいペットはクマ
 ・ペットなんとまぁえらく天然
 ・マクラへ納豆ぺっ!
 など、語呂合わせが色々とありました。
 (分かりますか?)
 これらを作成された方々、スゴイです!

 そういえば、以前のあさコラムで、感染症の類型を覚えるため、「水曜日
のカンパネラ」のコムアイさんにラップ調にして歌ってもらえないかなぁと
書きましたが、実際に歌って類型を覚えていた方を発見しました!
 その方とは、演歌歌手の入山アキ子さん。
 入山さんは「歌も看護も心から」、「我を張らず、流されず、自分流」、
「あきらめない心 志をつらぬく心 人を思いやる心を大切に」がキャッチ
フレーズの防衛医科大学病院の元看護師さんです。
 看護師国家試験の勉強の際に、「コレラ、赤痢、痘瘡〜♪」と得意のこぶ
しをまわしながら、当時の伝染病予防法の法定伝染病を歌って覚えたとのこ
とです。
 看護師さんの経験を活かして、心を込めた熱唱とともに施設訪問や看護・
健康講座の講演を行っている入山さん。
 演歌好きな私は新曲「信濃慕情」を応援してますが、その代わりというの
もなんですが、健康講座の時にはぜひとも、感染症の予防や抗菌薬の適正な
服薬なども交えてお話いただきたいなぁとお願いしちゃいたいです。


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