感染症エクスプレス@厚労省
バックナンバー
メールマガジンのバックナンバーです。

2016-11-18

感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>>
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   >>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.273(2016年11月18日)
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■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

▼トピックス▼  
 ◆12月1日、世界エイズデーに向けた普及啓発イベントを実施します
 ◆厚生労働省セッション〜薬剤耐性(AMR)対策〜を開催しました
 ◆感染症法に基づく医師の届出基準及び届出様式の一部が変更されます
 (2016年11月21日)
▼審議会・研究会等▼
 ◆エイズ動向委員会を開催しました(2016年11月16日)
▼感染症発生情報▼
 ◆IDWR 2016年第44週(第44号)(2016年11月18日)
 ◆インフルエンザの発生状況(2016年11月18日)
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
    (2016年11月11日〜11月18日掲載)
▼編集室より▼
 ◆「あさコラム」vol.30「永久欠番」
   浅沼結核感染症課長によるエッセイを不定期にお届けします

 
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 こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。
  
 12月1日は世界エイズデーです。この日に向けて普及啓発イベントを実施
します。
 また、感染症法に基づく医師の届出基準及び届出様式の一部が変更されま
す。
 詳細は本メールマガジンをご覧ください。

 今後も引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』をご活用ください。

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▼トピックス▼
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◆12月1日、世界エイズデーに向けた普及啓発イベントを実施します

 厚生労働省は、12月1日の世界エイズデーに向け、公益財団法人エイズ予防
財団等の関係団体の協力を得て、普及啓発イベントを実施します。
 また、各都道府県、保健所を設置する市及び特別区も、エイズに関する正
しい知識の啓発活動を行います。
 各医療機関におかれては、HIV/エイズの予防啓発及び検査に関する情報提
供など、HIV感染の早期発見・早期治療に向け、引き続きご協力をお願いしま
す。

※世界エイズデーとは
 世界保健機関(WHO)は、1988年に世界的レベルでのエイズまん延防止と患
者・感染者に対する差別・偏見の解消を図ることを目的として、12月1日を
“World AIDS Day”(世界エイズデー)と定め、エイズに関する啓発活動等の
実施を提唱しました。

<報道発表資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000141909.html
<平成28年度世界エイズデー特設ページ>
http://api-net.jfap.or.jp/event/HivInsWeek/special2016/WorldAidsDay2016.html
<エイズ予防情報ネット>
http://api-net.jfap.or.jp/


◆厚生労働省セッション〜薬剤耐性(AMR)対策〜を開催しました

 11月11日に、福岡県北九州市において、「第2回世界獣医師会-世界医師会
“One Health”に関する国際会議」のプログラムの一つとして、厚生労働省
セッション〜薬剤耐性(AMR)対策〜を開催しました。

 本セッションでは、医療・獣医療などAMRに関わる分野の方をはじめとし
た参加者の方々に、世界や日本におけるAMRの現状と抗菌薬の適正使用の重
要性を解説しました。

 抗菌薬が効かなくなる薬剤耐性(AMR)感染症が重大な危機であるとの認
識が国際的に高まっています。
 持続可能な医療のために、皆さま一人ひとりが問題意識を持ち、抗菌薬
の適正使用、慎重使用に取り組んでいただくことが重要です。

 引き続き、国を挙げてAMR対策に取り組むこととしています。
 皆さまのご協力ご理解のほどお願いいたします。

 当日の講演資料を、後日下記ウェブページに掲載いたします。
 http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000113218.html


◆感染症法に基づく医師の届出基準及び届出様式の一部が変更されます
 (2016年11月21日)

 感染症を診断した医師が保健所に届出を行う際の届出基準と届出様式が11月
21日付けで一部変更されます。
 急性灰白髄炎について、2型ワクチン株ポリオウイルスによる無症状病原体
保有者を届出対象に追加する等、所要の改正を行います。
 医療機関の皆様におかれましては、引き続きご協力をお願いします。

<感染症法に基づく医師の届出のお願い>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-

kansenshou/kekkaku-kansenshou11/01.html

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▼審議会・研究会等▼
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◆エイズ動向委員会を開催しました(2016年11月16日)

 11月16日に第147回エイズ動向委員会を開催しました。
 平成28年第3四半期分の新規HIV感染者報告数(261件)、エイズ患者報告数
(113件)等を発表しました。

 エイズ発症で感染が明らかになる割合が依然として3割を超えおり、早期
発見は個人においては早期治療、社会においては感染の拡大防止に結びつく
ため、各医療機関におかれましては、HIV/エイズの予防啓発及び検査
に関する情報提供など、引き続きご協力をお願いします。

<エイズ予防情報ネット:エイズ動向委員会資料>
http://api-net.jfap.or.jp/status/index.html


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▼感染症発生情報▼
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■国内の感染症発生状況

◆IDWR 2016年第44週(第44号)(2016年11月18日)

 インフルエンザ、流行性耳下腺炎は定点医療機関当たり報告数は増加し、
過去5年間の同時期と比較してかなり多くなっています。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、伝染性紅斑の定点医療機関当たり報告数は増
加しました。
 感染性胃腸炎の定点医療機関当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期と
比較してやや多くなっています。

<IDWR 感染症発生動向調査週報>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2016.html


◆全国の定点当たり報告数は0.84〜インフルエンザの発生状況を公表しました
 (2016年11月18日)

 2016年第45週(11月7日〜11月13日)のデータを公表しました。
 全国の定点当たり報告数は0.84となっています。

<インフルエンザに関する報道発表資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html


■海外の感染症発生状況

◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報(2016年11月4日〜11月11日掲載)
2016年11月17日トラコーマの撲滅 −モロッコ
http://www.forth.go.jp/topics/2016/11170834.html
2016年11月15日ソロモン諸島とブルネイにおけるデング熱の流行
http://www.forth.go.jp/topics/2016/11151501.html
2016年11月15日抗生物質の使用への注意を喚起する世界週間 
http://www.forth.go.jp/topics/2016/11151422.html
2016年11月14日中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)の発生(更新28)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/11141345.html
2016年11月14日ジカウイルス感染症の発生状況 (更新39)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/11141200.html

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▼編集室からのお知らせ▼
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◆「あさコラム」vol.30「永久欠番」

 こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課長の浅沼一成です。

 まずは冒頭でお詫びを申し上げます。
 前回のコラムでスナノミについて書きましたが、専門家の方から次のとお
りご指摘を頂きました。
 ・スナノミ(Tunga penetrans)は名のとおり砂のノミで「ノミ」(ダニ
  ではない)
 ・スナノミ症はスナノミが寄生して発症する病気(リケッチアが原因では
  ない)
 大変申し訳ございません。スナノミについて勉強不足で、反省しきりです。
 修正の上、心からお詫びを申し上げますとともに、それでもスナノミ症対
策にはシューズが必要です。
 私も、アフリカの子どもたちのためにシューズ集めに邁進する所存ですの
で、どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、今回の本題。
 先日、今季限りで引退した広島東洋カープの黒田博樹投手の背番号「15」
を永久欠番にすると発表されました。
 広島東洋カープの永久欠番はミスター赤ヘル・山本浩二氏の「8」、鉄人・
衣笠祥雄氏の「3」に続き3例目です。
 日米両国で活躍し、今年のリーグ優勝の立役者でもある黒田投手。
 その清い引き際に対する球団からの誠意ある計らいに、プロ野球ファンな
らずとも心が熱くなります。

 大変名誉がある永久欠番制度ですが、実は日本プロ野球界において、感染
症と関係深い永久欠番を有する球団があります。
 その球団とは「読売ジャイアンツ」。
 ジャイアンツの永久欠番は、
 ・世界のホームラン王こと、王貞治氏の「1」。
 ・ミスタージャイアンツこと、長嶋茂雄氏の「3」。
 ・伝説の速球投手こと、沢村栄治氏の「14」。
 ・打撃の神様こと、川上哲治氏の「16」。
 ・前人未踏の400勝投手、カネやんこと金田正一氏の「34」。
 球界が誇る名選手ばかりで、ここまではプロ野球ファン、特にオールドフ
ァンなら簡単に答えられますが、実はあと一つ欠番があります。
 その答えは、黒沢俊夫氏の背番号「4」です。

 黒沢選手は大正3年(1914年)生まれの大阪府出身のプロ野球選手です。
 関西大学から昭和11年(1936年)に名古屋金鯱軍に入団した俊足の外野手
で、以降、大洋軍、西鉄軍へ移籍しました。
 昭和19年(1944年)には戦争のため人員不足となったことから、供出選手
として東京巨人軍へトレード移籍。
 昭和19年(1944年)、昭和21年(1946年)は4番打者、5番打者を務めるな
ど、主軸打者として活躍されました。

 昭和22年(1947年)のシーズン途中、黒沢選手は腸チフスを発病し、6月23
日に急死されました。
 腸チフスはチフス菌による感染症で、当時は年間約4万人が罹患していまし
た。
 現在、衛生環境の改善などにより、腸チフスの感染者は年数十例程度と少
なく、かつ抗菌薬が奏効するため死亡例はほとんどありませんが、責任感の
強い黒沢選手は体調が悪いことを隠して試合に出場し続け、それが結果的に
命取りとなりました。
 享年33歳。葬儀は球団葬として執り行われ、「自分が死んだら、巨人軍の
ユニフォームのまま葬って欲しい」と遺言を残した黒沢選手は、ユニフォー
ム姿で棺に納められたそうです。
 球団は、病に倒れるまで活躍されたことへの感謝を込めて、太平洋戦争で
戦死した沢村投手の背番号「14」と共に、黒沢選手の背番号「4」を永久欠
番にすることを決めました。

 時が経ち、平成18年(2006年)、東京ドームの外野席上に、読売ジャイア
ンツの永久欠番のプレートが掲示されました。
 東京ドームでの野球観戦で、この背番号「4」のプレートを見るたびに、
腸チフスで荼毘に付された黒沢選手の無念さを感じざるを得ません。
 もちろん、感染症で生命を落とすことになるまで、野球の試合に出場し続
けること自体を美化し過ぎてはいけませんが、劣悪な環境の中で感染症と戦
いながらグランドに散った選手がいたことを忘れないでいて欲しいと、黒田
投手の永久欠番のニュースを知ってご紹介したまでです。

 オレンジのタオルを回しながら、東京ドームの外野席でジャイアンツファ
ンの方々が歌うアニメ「侍ジャイアンツ」の主題歌。
 この歌が黒沢選手の鎮魂歌となっていると思うのは、私の勝手な思い込み
なのでしょうか。
 (注:「侍ジャイアンツ」の主人公で、数々の魔球を投げる番場蛮投手
はジャイアンツの背番号4という設定なのです。)

 では、次回もどうぞよろしくお願いします。
 
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