感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓
┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>>
┗━┻━┻━┻━┻━┻━╋━╋━╋━╋━┓
>>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.262(2016年9月2日)
>>>>>>>>>┗━┻━┻━┻━┛
■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
▼トピックス▼
◆「今冬のインフルエンザについて(2015/16シーズン)」を公表しました
(2016年8月31日)
▼審議会・研究会等▼
◆エイズ動向委員会を開催しました(2016年8月31日)
◆麻しん排除認定会議を開催しました(2016年8月31日)
▼感染症発生情報▼
◆IDWR 2016年第33週(第33号)(2016年9月2日)
◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
(2016年8月26日〜9月2日掲載)
▼編集室より▼
◆「あさコラム」vol.19「身近な海外感染症対策」
浅沼結核感染症課長によるエッセイを不定期にお届けします
◆感染症情報のリンク集
◆感染症に関するQ&Aのリンク集
◆広報・啓発ツールのリンク集
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。
麻しんが広域的に発生しています。感染力の強さを鑑みた対策の実施をお
願いいたします。麻しん排除認定会議の開催について掲載いたしました。
twitterでも感染症等の情報を公開しておりますので、@MHLWitterのフォロ
ーをお願いいたします。
詳細は本メールマガジンをご覧ください。
今後も引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』をご活用ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼トピックス▼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆「今冬のインフルエンザについて(2015/16シーズン)」を公表しました
(2016年8月31日)
2015/16シーズンのインフルエンザについて、疫学的及びウイルス学的観点
から有用な知見をとりまとめた「今冬のインフルエンザについて(2015/16
シーズン)」を厚生労働省及び国立感染症研究所ホームページに掲載しまし
た。
2015/16シーズンは、過去3シーズンと比べて、流行開始時期が、1月上旬で
2週間程度遅く、ピークの時期も2月中旬頃でやや遅くなりました。ピークの
高さ(定点医療機関当たり報告数)は、過去10シーズンで、上から2番目の高
さでした。
また、A(H1N1)pdm亜型ウイルスが流行の主流となり、2016年第3週から検出割
合が増加したB型ウイルスとともに、解析した流行株の大多数はそれぞれワク
チン株と抗原性が一致又は類似していました。
<厚生労働省:臨床情報>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/rinshou.html
<国立感染症研究所:今冬のインフルエンザについて(2015/16 シーズン)>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-m/flutoppage/2066-idsc/related/6715-fludoko-2015.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼審議会・研究会等▼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆エイズ動向委員会を開催しました(2016年8月31日)
8月31日に第146回エイズ動向委員会を開催しました。
平成28年第2四半期分の新規HIV感染者報告数(239人)、エイズ患者報告数
(112人)等を発表しました。
エイズ発症で感染が明らかになる割合が依然として3割を超えおり、早期
発見は個人においては早期治療、社会においては感染の拡大防止に結びつく
ため、保健所等の無料・匿名HIV抗体検査及び相談を積極的に利用していた
だきますようお願いいたします。
<エイズ予防情報ネット:エイズ動向委員会資料>
http://api-net.jfap.or.jp/status/index.html
◆麻しん排除認定会議を開催しました(2016年8月31日)
8月31日に麻しん排除認定会議を開催しました。
会議概要につきましては、次回掲載いたします。
麻しんが心配な方は下記の点にご注意ください。
はしかのワクチンを受けているかどうか急ぎ母子健康手帳でご確認くだ
さい。2回受けていたら、安心です。1歳以上で1回も受けた記録がなく、
熱、咳、のどの痛み、眼が赤くなるなどの症状が出てきたら麻しんの可能
性があります。その際は、直ちに保健所に電話で連絡ください。
<厚生労働省twitter>
https://twitter.com/MHLWitter
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼感染症発生情報▼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■国内の感染症発生状況
◆IDWR 2016年第33週(第33号)(2016年9月2日)
流行性耳下腺炎の定点医療機関当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期
(前週、当該週、後週)と比較してかなり多くなっています。
また、咽頭結膜熱、感染性胃腸炎の定点医療機関当たり報告数は増加しま
した。
その他、RSウイルス感染症の報告数は増加しました。
IDWR(感染症発生動向調査週報)2016年第33週(第33号)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2016.html
■海外の感染症発生状況
◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報(2016年8月26日〜9月2日掲載)
2016年09月01日黄熱に対する第2回IHR緊急委員会会議の声明
http://www.forth.go.jp/topics/2016/09011309.html
2016年08月29日黄熱の発生状況(更新17)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/08291536.html
2016年08月29日中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)の発生(更新23)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/08291321.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼編集室からのお知らせ▼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆「あさコラム」vol.19「身近な海外感染症対策」
こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課長の浅沼一成です。
台風10号の被害に遭われた方々に、心よりお見舞いを申し上げます。
麻しんの更なる発生やジカウイルス感染症のシンガポール国内感染など、
今週も慌ただしかったですが、台風による水害等の衛生対策にも抜かりない
よう意識を高めているところです。
さて、今年の夏も例年どおり暑かったですね。
身体を喉から冷やすとともに、脱水をしないよう、様々な場面で皆さんも
ペットボトルからたくさん水分を補給したのではないかと思います。
便利なペットボトルですが、廃棄する際に、キャップも一緒に捨てて
いませんか?
実はこのキャップ、何と海外の感染症対策にとても役立つのです。
先日、私、日々課員に怪しまれながら、机の下でコツコツ集めたペットボ
トルキャップを持参し、横浜市金沢区にある「NPO法人 Reライフスタイル」
さんに行ってまいりました。
Reライフスタイルさんでは、マテリアル(材料)リサイクルされやすいペ
ットボトルのキャップを集め、これを樹脂メーカーに売却し、その対価を
「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを日本委員会」(JCV)に寄付する
ことにより、ユニセフなどを通じ、世界の子どもたちへワクチンを届けると
いう活動に取り組んでいます。ちなみに、現在の支援国は、ミャンマー、ラ
オス、ブータン、バヌアツだとか。
ペットボトル キャップのリサイクル活動は色々とあるのですが、ワクチン
を贈ることにつながる活動をしていただいているのは、感染症対策の立場か
ら嬉しい限りです。
しかも、このReライフスタイルさん、事務局の永井さんのお話をお聞きま
すと、NPO法人の運営は31社の会員さんのご支援で行われており、売却した
キャップの対価は全額、JCVに募金されるというではありませんか!
会員さん、何と太っ腹!頭が下がる素晴らしい活動です。
さて、私が持ち込んだペットボトルキャップの量はというと…0.7kg、約
280個でした。
結構ありましたね。
これはパンフレットによりますと、DPT(ジフテリア・百日咳・破傷風)
やBCG(結核)だと1人分、ポリオだと0.5人分の購入価格に相当します。麻
しん関係のワクチンですと、この10倍ぐらいのキャップが必要なんですね。
う〜ん、なるほど。
今までは所属するランニングクラブを通じて、Reライフスタイルさんに協
力させていただきましたが、今回、実際に現場で取材をしてみて、ペットボ
トルキャップ回収は誰もが身近にできる素敵なボランティアだと再認識しま
した。
海外の感染症対策、国際保健に対する貢献は、こうした取り組みでも可能
です。
小さなことからコツコツと、まずは実践が大切。
ReライフスタイルさんのHP(http://www.re-lifestyle.com/ )によります
と、各地にキャップの回収拠点がありますので、皆さんも、ぜひご家庭や職
場で、取り組んでみませんか?
あっ、もちろん結核感染症課でも、ちゃんと取り組みますからね(宣言)!
<本コラムの感想、ご質問、ご要望など>
http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/
⇒「メルマガの内容に関するお問合せ」をクリックするとメール作成画面が立ち上がります。
<バックナンバー>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000116724.html
◆感染症情報のリンク集
国立感染症研究所:http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases.html
厚生労働省検疫所(FORTH):http://www.forth.go.jp/index.html
エイズ予防情報ネット(API-Net):http://api-net.jfap.or.jp/
WHO:http://www.who.int/en/
CDC:http://www.cdc.gov/
ECDC:http://www.ecdc.europa.eu/en/Pages/home.aspx
China CDC:http://www.chinacdc.cn/
国立医薬品食品衛生研究所:http://www.nihs.go.jp/kanren/shokuhin.html
◆感染症に関するQ&Aのリンク集
<ジカウイルス感染症>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000109899.html
<中東呼吸器症候群(MERS)>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/mers.html
<腸管出血性大腸菌感染症>
http://www1.mhlw.go.jp/o-157/o157q_a/index.html
<マイコプラズマ肺炎>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou30/index.html
<RSウイルス感染症>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/rs_qa.html
<感染性胃腸炎(ノロウイルス)>
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html
<感染性胃腸炎(ロタウイルス)>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/Rotavirus/index.html
<手足口病>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/hfmd.html
<咽頭結膜熱>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou17/01.html
<重症熱性血小板減少症候群(SFTS)>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/sfts_qa.html
<インフルエンザ>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html
<鳥インフルエンザA(H7N9)>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/h7n9_qa.html
<鳥インフルエンザ(動画)>
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg9687.html
<狂犬病>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/07.html
<結核とBCGワクチン>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/bcg/
<オーラルセックス(口腔性交)による性感染症>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/qanda.html
<ポリオとポリオワクチン>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/polio/qa.html
<日本脳炎>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou21/dl/nouen_qa.pdf
<子宮頸がん予防ワクチン>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/qa_shikyukeigan_vaccine.html
<子宮頸がん予防ワクチン接種の「積極的な接種勧奨の差し控え」>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/qa_hpv.html
<風しん>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/vaccination/qa.html
<麻しん(はしか)>
http://www.mhlw.go.jp/qa/kenkou/hashika/index.html
<水痘>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/varicella/index.html
<肺炎球菌感染症(高齢者)>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/haienkyukin/index_1.html
<エボラ出血熱>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/ebola_qa.html
<デング熱>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dengue_fever_qa.html
<梅毒>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/qanda2.html
◆広報・啓発ツールのリンク集
<インフルエンザ予防対策(ポスター、カレンダー、電話伝言メモなど)>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/keihatu.html
<麻しん>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou/pdf/poster07.pdf
<風しん>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/vaccination/link.html
<啓発ツール:定期の予防接種(主に小学生までのお子さんが受けた方がよい予防接種)>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/keihatsu_tool/index.html
<予防接種スケジュール(国立感染症研究所)>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/component/content/article/320-infectious-diseases/vaccine/2525-v-schedule.html
<予防接種後健康被害救済制度>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou20/kenkouhigai_kyusai/dl/leaflet_h241119.pdf
<性感染症>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/index.html
<動物由来感染症>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou18/
<狂犬病>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
『感染症エクスプレス@厚労省』の登録・変更は、ご自身のアドレスで
のみ可能です。
配信先の変更は、不要になったアドレスを配信停止いただき、新しい
アドレスで新規に登録をお願いします。
※携帯電話等のキャリアドメインは登録できません。
●新規登録・配信停止・配信先変更
http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/
●バックナンバー
http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/backnumber/
●お問い合わせ(登録の変更は上記にて承ります)
https://mhlw.asp.3mail.jp/inquiry/
●内容に関するご意見
kansenshomail@mhlw.go.jp
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
○当メールマガジンは外部の電子メール配信サービスを利用して行っています。
○登録していないにもかかわらず当メールマガジンが配信された場合は、他の方が
間違えて登録した可能性がありますので、配信停止のお手続きをお願いします。
○当メールマガジンの送信元アドレスは送信専用となっています。
○携帯メールなどには対応しておりません。
○当メールマガジンは等幅フォントでの閲覧をおすすめします。
○当メールマガジンの内容の全部または一部については、私的使用または引用など
著作権法上認められた行為として、出所を明示することにより引用、転載、複製
を行うことができます。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Copyright (C) 厚生労働省(2011年)〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Copyright (C) Ministry of Health, Labour and Welfare, All Right reserved.
|