感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>>
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>>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.259(2016年8月05日)
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■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
▼トピックス▼
◆第5回厚生科学審議会感染症部会新型インフルエンザ対策に関する小委
員会を開催しました
◆国連HIV/エイズ・ハイレベル会合報告会
◆横浜検疫所の施設公開のお知らせ
◆【夏休みに海外に行かれる方へ】海外における感染症予防情報
▼感染症発生情報▼
◆IDWR 2016年第29週(第29号)(2016年8月5日)
◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
(2016年7月29日〜8月5日掲載)
▼編集室より▼
◆「あさコラム」vol.16「神頼み」
浅沼結核感染症課長によるエッセイを不定期にお届けします
◆感染症情報のリンク集
◆感染症に関するQ&Aのリンク集
◆広報・啓発ツールのリンク集
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こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。
8月はじめのメルマガ配信です。
明日からついに、リオオリンピック・パラリンピックも始まります。海
外では動物や蚊・ダニなどが媒介する感染症などに注意しましょう。
詳細は本メールマガジンをご覧ください。
なお、来週8月12日は、『感染症エクスプレス@厚労省』は夏休みをいた
だきます。
今後も引き続きをご活用ください。
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▼トピックス▼
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◆第5回厚生科学審議会感染症部会新型インフルエンザ対策に関する小委
員会を開催しました
8月3日に第5回厚生科学審議会感染症部会新型インフルエンザ対策に関
する小委員会を開催し、以下について審議がまとまりました。
・今後のプレパンデミックワクチンは危機管理上の重要性が高いワクチン
株の備蓄を優先すること
・平成29年度の備蓄株としてチンハイ株が優先されること
・危機管理上の重要性の高いワクチン株の製剤化を優先し、また製剤化量
は10万人分を基本とし、又は最小製剤化量とすること
・引き続き細胞培養法ワクチンにおいても臨床試験を行い、有効性・安全
性を確認すること
◆国連HIV/エイズ・ハイレベル会合報告会
6月8日から10日まで、ニューヨークにて国連HIV/エイズ・ハイレベル
会合が開催されました。
当会合に政府代表団として参加したNGO代表が7月13日に報告会を行い
ました。
今後の我が国のHIV対策等について、政府・NGO関係者等との間で意見
交換が行われ、当会合の日本のステートメントについては、当事者に寄
り添った内容であったとの声が参加者から聞かれました。
<外務省:国連HIV/エイズ・ハイレベル(概要)>
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kansen/un_hiv1106.html
◆横浜検疫所の施設公開のお知らせ
8月20日(土)、横浜検疫所にて、施設公開を実施いたします。
横浜検疫所では、ジカウイルス感染症等の海外からの侵入防止の水際対
策、輸入食品の安全性確保のための水際監視や残留農薬などの検査を行
っています。広く地域住民の皆様にその業務内容をご理解いただくた
め、「施設公開」を実施いたします。
特に、夏休みの子どもたちには、感染症のこと、輸入食品のことなど
について、分かりやすく、楽しみながら理解してもらうため、クイズや
スタンプラリー、数々の実技体験なども企画しています。
また、本年度の特別企画として、食品の安全について正しい知識や科
学的なものの考え方を学んでいただくために、「科学の目で見る食品安
全」と題したサイエンスカフェも開催いたします。
さらに、施設公開に限り、明治中期の創建時の面影を残した建物に、
与謝野鉄幹・晶子夫妻や高浜虚子といった文人などの遺品が残る「検疫
資料館」も見学ができます。
多くの皆様のご来場をお待ちしております。
<厚生労働省:平成28年度横浜検疫所施設公開について>
http://www.forth.go.jp/keneki/yokohama/01_info/pdf/28shisetsukoukai.pdf
◆【夏休みに海外に行かれる方へ】海外における感染症予防情報
厚生労働省ではウェブサイトを通じて、夏休み期間中に海外へ旅行さ
れる方に、海外での感染症を防ぐための情報を提供しています。
海外には動物や蚊・ダニなどが媒介する感染症など、日本では発生し
ていない感染症が流行している地域もあるため、注意が必要です。
渡航先で感染症にかからないようにするためには、感染症の正しい知識
と適切な予防方法を身につけることが重要です。
医療機関の皆様におかれましては、注意喚起へのご協力をお願いします。
<厚生労働省:夏休み期間中における海外での感染症予防について>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/travel-kansenshou.html
<検疫所ホームページ:海外で健康に過ごすために>
http://www.forth.go.jp/
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▼感染症発生情報▼
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■国内の感染症発生状況
◆IDWR 2016年第29週(第29号)(2016年8月5日)
流行性耳下腺炎の定点医療機関当たり報告数は減少しましたが、過去5年
間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してかなり多くなっています。
IDWR(感染症発生動向調査週報)2016年第29週(第29号)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2016.html
■海外の感染症発生状況
◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報(2016年7月29日〜8月5日掲載)
2016年08月04日WHOからのオリンピックへの旅行者に向けた健康アドバイス(その1)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/08041457.html
2016年08月04日アメリカ大陸のコレラ発生状況 (更新2)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/08041015.html
2016年08月03日リフトバレー熱の発生について−中国
http://www.forth.go.jp/topics/2016/08031147.html
2016年08月01日黄熱の発生状況(更新13)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/08011116.html
2016年07月29日ジカウイルス感染症の発生状況 (更新24)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/07291306.html
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▼編集室からのお知らせ▼
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◆「あさコラム」vol.16「神頼み」
こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課長の浅沼一成です。
先日、米国フロリダ州マイアミ市のダウンタウンで、地元で蚊に刺されてジカ
ウイルスに感染した方が10名以上、確認されました。
リオ五輪が開幕したブラジルでは、未だにジカウイルスやデング熱、黄熱の感
染の心配も尽きません。
アジア、中南米を中心に、世界各地で蚊媒介ウイルス感染症が流行しています。
私たち厚生労働省も、検疫所の検査体制の整備や流行状況などの情報提供に努
めてまいりますが、海外に渡航される方は、渡航先の衛生状況を確認するととも
に、蚊にはぜひご注意していただきたい。
流行地に渡航された皆さんが蚊に刺されないように、ウイルスに感染しないよ
うにと、コルコバードのキリスト像をTVで見るたびに心から祈るばかりです。
(もちろん、国内でも、蚊に刺されないように、ウイルスに感染しないようにと、
祈っております)
まさに「神頼み」ですが、まだウイルスや細菌が知られていない時代、感染症
は疫病神として祀りあげられていました。
特に天然痘は「疱瘡神」として祀られ、症状が軽く済むようにと祈りを捧げた
ということが知られています。
疱瘡神は別名、芋神とも呼ばれ、この神を祀った社寺が日本各地にありますが、
先の週末、こうした寺社のひとつである長昌寺(横浜市金沢区)へ行ってまいり
ました。
長昌寺には天然痘除けの神様で知られる芋神様(芋観世音)が祀られ、通称、
芋観音と呼ばれています。
この芋観音、戦国時代末期に時の地頭や村人たちによって観音堂が建てられた
のですが、昭和11年(1936年)頃、横浜海軍航空隊の開設にあたり、別当寺であ
る長昌寺に移されました。
その昔、芋観音の池の水を用いると、天然痘が癒え、瘢痕がきれいに治ったと
評判になり、「疱瘡除けの観音様」として広く信仰されたそうです。
江戸時代には、相模国や武蔵国などの近隣諸国から天然痘の瘢痕で悩む人々で
賑わったとのこと。
旧東海道の程ヶ谷(保土ヶ谷)宿跡から分岐する古道にある「ほうそう守神富
岡山芋大明神江之道」との道標からも、当時の様子がうかがえます。
ちなみに、写真に写っている芋神様の前の狛犬は、天保7年(1836年)の作品
です。
う〜ん、歴史を感じますねぇ。
天然痘については、種痘(ワクチン)の普及やWHO(世界保健機関)天然痘根絶
計画の取り組みにより、昭和55年(1980年)5月にはWHOが天然痘の根絶を宣言す
るに至りました。
しかし、ヒトのウイルス感染症で根絶されたのは、この天然痘のみ。
私たちは次から次へと、新興・再興感染症のリスクに晒される日々を送り続けて
います。
こうした新興・再興感染症が起こらないこと、さらには、今般のリオ五輪で無事
にわが国の皆さんが帰国できることを、一生懸命に芋神様にお願いしてまいりまし
た。
ちなみに、この芋神様、お詣りすればいかなる願いごとも叶えられ、容貌を美し
くしてくださるということです。
乞うご期待!
<本コラムの感想、ご質問、ご要望など>
http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/
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<バックナンバー>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000116724.html
◆感染症情報のリンク集
国立感染症研究所:http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases.html
厚生労働省検疫所(FORTH):http://www.forth.go.jp/index.html
エイズ予防情報ネット(API-Net):http://api-net.jfap.or.jp/
WHO:http://www.who.int/en/
CDC:http://www.cdc.gov/
ECDC:http://www.ecdc.europa.eu/en/Pages/home.aspx
China CDC:http://www.chinacdc.cn/
国立医薬品食品衛生研究所:http://www.nihs.go.jp/kanren/shokuhin.html
◆感染症に関するQ&Aのリンク集
<ジカウイルス感染症>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000109899.html
<中東呼吸器症候群(MERS)>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/mers.html
<腸管出血性大腸菌感染症>
http://www1.mhlw.go.jp/o-157/o157q_a/index.html
<マイコプラズマ肺炎>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou30/index.html
<RSウイルス感染症>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/rs_qa.html
<感染性胃腸炎(ノロウイルス)>
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html
<感染性胃腸炎(ロタウイルス)>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/Rotavirus/index.html
<手足口病>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/hfmd.html
<咽頭結膜熱>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou17/01.html
<重症熱性血小板減少症候群(SFTS)>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/sfts_qa.html
<インフルエンザ>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html
<鳥インフルエンザA(H7N9)>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/h7n9_qa.html
<鳥インフルエンザ(動画)>
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg9687.html
<狂犬病>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/07.html
<結核とBCGワクチン>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/bcg/
<オーラルセックス(口腔性交)による性感染症>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/qanda.html
<ポリオとポリオワクチン>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/polio/qa.html
<日本脳炎>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou21/dl/nouen_qa.pdf
<子宮頸がん予防ワクチン>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/qa_shikyukeigan_vaccine.html
<子宮頸がん予防ワクチン接種の「積極的な接種勧奨の差し控え」>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/qa_hpv.html
<風しん>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/vaccination/qa.html
<麻しん(はしか)>
http://www.mhlw.go.jp/qa/kenkou/hashika/index.html
<水痘>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/varicella/index.html
<肺炎球菌感染症(高齢者)>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/haienkyukin/index_1.html
<エボラ出血熱>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/ebola_qa.html
<デング熱>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dengue_fever_qa.html
<梅毒>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/qanda2.html
◆広報・啓発ツールのリンク集
<インフルエンザ予防対策(ポスター、カレンダー、電話伝言メモなど)>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/keihatu.html
<麻しん>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou/pdf/poster07.pdf
<風しん>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/vaccination/link.html
<啓発ツール:定期の予防接種(主に小学生までのお子さんが受けた方がよい予防接種)>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/keihatsu_tool/index.html
<予防接種スケジュール(国立感染症研究所)>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/component/content/article/320-infectious-diseases/vaccine/2525-v-schedule.html
<予防接種後健康被害救済制度>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou20/kenkouhigai_kyusai/dl/leaflet_h241119.pdf
<性感染症>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/index.html
<動物由来感染症>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou18/
<狂犬病>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/
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