感染症エクスプレス@厚労省
バックナンバー
メールマガジンのバックナンバーです。

2016-07-08

感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>>
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   >>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.255(2016年7月8日)
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■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

▼トピックス▼  
 ◆2016年7月11日から黄熱予防接種証明書が生涯有効に!(2016年7月8日) 
▼感染症発生情報▼
 ◆IDWR 2016年第25週(第25号):流行性耳下腺炎などについて
  (2016年7月8日)
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
    (2016年7月1日〜7月8日掲載)
▼編集室より▼
 ◆「あさコラム」vol.12:「遙かなる甲子園」
   浅沼結核感染症課長によるエッセイを不定期にお届けします
        
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 こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。
  
 これまで10年間有効とされている黄熱の予防接種について、
 来週7月11日から、黄熱予防接種証明書が生涯有効になります。
 詳細は本メールマガジンをご覧ください。

 今後も引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』をご活用ください。
   
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▼トピックス▼
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◆2016年7月11日から黄熱予防接種証明書が生涯有効に!(2016年7月8日)

 1回の接種で10年間有効とされている黄熱の予防接種について、
2016年7月11日から、生涯有効となります。

 したがって、これまでに交付されたものも含めて、
黄熱予防接種証明書(イエローカード)の有
効期間は、生涯となります。
 有効期間の経過した証明書であっても手続きをすることなく、
2016年7月11日以降は自動的に生涯有効の証明書となりますので、紛失し
ないよう大切に保管するようお願いします。
 紛失した場合の証明書の再交付は、これまで通り10年後までになりま
すので、ご注意ください。

 また、黄熱の流行状況の変化に伴い、黄熱対策が強化されており、
その周辺国においても、入国の際に、イエローカードの提示を求められる
場合があります。
 渡航予定者は、在外公館からの最新の情報を確認してください。

 医療機関の皆様におかれましても、注意喚起の御協力をお願いします。

<厚生労働省:黄熱について>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000124572.html

<検疫所ホームページ:黄熱予防接種証明書の生涯有効とアフリカでの黄熱の監視強化>
http://www.forth.go.jp/news/2016/06210854.html


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▼感染症発生情報▼
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■国内の感染症発生状況

◆IDWR 2016年第25週(第25号):流行性耳下腺炎などについて
  (2016年7月8日)

 流行性耳下腺炎の定点医療機関当たり報告数は増加し、過去5年
間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してかなり多くなっています。
 また、手足口病、伝染性紅斑、マイコプラズマ肺炎の定点医療機関
当たり報告数は増加しています。
 その他、RSウイルス感染症の報告数は増加しました。

IDWR(感染症発生動向調査週報)2016年第25週(第25号)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2016.html


■海外の感染症発生状況

◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報(2016年7月1日〜7月8日掲載)

2016年07月07日中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)の発生(更新21)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/07071135.html
2016年07月04日黄熱の発生状況(更新9) 
http://www.forth.go.jp/topics/2016/07041139.html
2016年07月04日鳥インフルエンザA(H7N9)の発生状況 (更新8)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/07041003.html 

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▼編集室からのお知らせ▼
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◆「あさコラム」vol.12:「遙かなる甲子園」

 こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課長の浅沼 一成です。

 7月に入り、各地では全国高等学校 野球選手権大会の県予選が始まりました。
 高校球児のプレーから数々のドラマと感動が生まれますが、この時期になる
と思い出されるのが「遙かなる甲子園」です。

 「遙かなる甲子園」とは、スポーツライターの故・戸部 良也さんの著書
「遥かなる甲子園―聴こえぬ球音に賭けた16人」の標題で、この本を原作と
した山本おさむさんの漫画のタイトルでもあります。

 1964年(昭和39年)、アメリカで風しんが流行し、半年遅れで米軍基地を
抱える沖縄にも広まりました。その結果、翌年沖縄では400名あまりの先天性
風しん症候群の子どもが生まれました。

 その子どもたちの教育施設として、1978年(昭和53年)〜1983年(昭和58年)
、6年間限定の『北城ろう学校(中等部・高等部)』が設立。
 その後、北城ろう学校では生徒の熱意で硬式野球部が誕生したのですが、甲子
園を目指すためには「日本学生野球憲章」という厳しいハードルがありました。

 当時、日本学生野球憲章 第16条では「それぞれの都道府県の高等学校野球
連盟に加入することができる学校は学校教育法第4章に定めるものに限る」と
規定していました(現在は改正されています)。
 ところが、「ろう学校は学校教育法 第4章には当たらない」とされていたため、
連盟への加入は認められませんでした。
 加盟ができなければ、他校との練習試合すらできない北城ろう学校 硬式野球部。
 しかし、子どもたちの野球への情熱、監督や学校関係者の粘りの交渉、PTAの
温かい支援、日本聴力障害新聞やマスコミからの問題提起、そして、沖縄県高等
学校野球連盟と日本高等学校野球連盟の英断により、部の発足から2年後の1982年
(昭和57年)、北城ろう学校はついに沖縄県予選に出場することができました。

 左耳の先天聴覚障害の私も硬式野球をやっていたのでわかりますが、音がよく
聞こえない中で硬球で野球をするのは、一歩間違えれば大きな事故にもつながり
かねません。

 しかし、留意しながら真剣にプレーしていれば事故も防げますし、野球技術の
習得の面では、決して大きなハンディとはなりません。
 実際、「サイレント K」こと石井 裕也投手(北海道日本ハムファイターズ)、
イケメンのガッツマン山田 遥楓(はるか)内野手(埼玉西武ライオンズ)と、聴覚
障害を抱えながらも活躍しているプロ野球選手はいます。
 1990〜2000年代の米国メジャーリーグでは、先天性風しん症候群のカーティス・
ジョン・プライド外野手が活躍。1996年には、難病や逆境を克服した選手に贈ら
れるトニー・コニグリアロ賞を受賞しています。

 「耳が聴こえないということは確かに不便だけど、決して不幸じゃない」、
映画化された「遙かなる甲子園」の中でのセリフに、私も勇気づけられています。

 とはいえ、先天性風しん症候群の子どもたちを一人でも多く予防することこそ、
我が結核感染症課の使命。
 そのために、特定感染症検査等事業として風しんの抗体検査を推進するととも
に、風しんの予防接種の推奨をしているところです。
 未来を思うかたちとして、例えば結婚を機に、男性も女性も抗体検査。そして、
必要があれば予防接種。
 また、職場の同僚を風しんから守るために、職場における普及啓発にも取り組
んでいただくよう、アピールしています。

 アピールと言えば、厚生労働省は風しん予防の啓発に取り組んでいますが、その
サポートをして頂いているのが、俳優の石田 純一さんとプロゴルファーの
東尾 理子さんご夫妻。
 石田さんは正林 督章 元結核感染症課長の高校野球部の先輩(元高校球児)、
東尾さんのお父様は西武ライオンズの投手・監督だった東尾 修さん。
 何と、こういうところにも、野球つながりがあったとは・・・。

 代打の一打席でも、ランナーコーチでも、ベンチには入れずスタンドからの
応援やグラウンド整備でも、選手一人一人にドラマがあります。
 たくさんの高校球児の応援のため、今年の夏も地元の球場に足を運びたいと
思います。

 では、次回もどうぞよろしくお願いします。

<遥かなる甲子園 :双葉社>
http://www.futabasha.co.jp/booksdb/book/bookview/4-575-93132-2.html
<石田 純一さんと東尾 理子さんが風しん予防の普及・啓発をサポート>
http://www.mhlw.go.jp/photo/2014/09/ph0912-01.html
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