感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>>
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>>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.254(2016年7月1日)
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■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
▼トピックス▼
◆ウイルス性出血熱への行政対応の手引きを掲載しました
(2016年6月29日)
◆【夏休みに海外に行かれる方へ】海外における感染症予防情報を
掲載しました(2016年7月1日)
▼審議会・研究会等▼
◆第8回厚生科学審議会結核部会を開催しました(2016年6月29日)
▼感染症発生情報▼
◆IDWR 2016年第24週(第24号):流行性耳下腺炎などについて
(2016年7月1日)
◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
(2016年6月24日〜7月1日掲載)
▼編集室より▼
◆「あさコラム」vol.11:「ハードボイルド検疫'16」
浅沼結核感染症課長によるエッセイを不定期にお届けします
◆感染症情報のリンク集
◆感染症に関するQ&Aのリンク集
◆広報・啓発ツールのリンク集
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こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。
今日から7月。今年一年の後半がスタートしました。
海外における感染症予防情報をホームページに掲載しましたので、
夏休み等で海外に行かれる方への情報提供にお役立てください。
今後も引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』をご活用ください。
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▼トピックス▼
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◆ウイルス性出血熱への行政対応の手引きを掲載しました
(2016年6月29日)
西アフリカにおけるエボラ出血熱の大規模な流行を受け、エボラ
出血熱と同じ一類感染症で今般の経験が応用可能なクリミア・コン
ゴ出血熱、マールブルグ病、ラッサ熱、南米出血熱の患者が、将来
国内で発生した際に、行政検査、患者搬送、入院措置や積極的疫学
調査等の対応を迅速に行えるよう、別添のとおり「ウイルス性出血
熱への行政対応の手引き」を取りまとめました。
関係機関への周知等、御協力をお願いします。
<ウイルス性出血熱への行政対応の手引きの周知について>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dl/20160629_01.pdf
◆【夏休みに海外に行かれる方へ】海外における感染症予防情報を
掲載しました(2016年7月1日)
厚生労働省ではホームページを通じて、夏休み期間中に海外へ
旅行される方に、海外での感染症を防ぐための情報を提供してい
ます。
海外には動物や蚊・ダニなどが媒介する感染症など、日本では
発生していない感染症が流行している地域もあるため、注意が
必要です。
渡航先で感染症にかからないようにするためには、感染症の
正しい知識と適切な予防方法を身につけることが重要です。
医療機関の皆様におかれましては、注意喚起へのご協力をお願い
します。
<厚生労働省:夏休み期間中における海外での感染症予防について>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/travel-kansenshou.html
<検疫所ホームページ:海外で健康に過ごすために>
http://www.forth.go.jp/
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▼審議会・研究会等▼
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◆第8回厚生科学審議会結核部会を開催しました(2016年6月29日)
今回の部会では、前回の部会に引き続き、「結核に関する特定感染症
予防指針」の見直しについて、審議を行いました。
具体的な議論は以下のとおりです。
<定期の健康診断>
・国は患者発見率等を注視しながら、必要に応じて健診のあり方を検討
<潜在性結核感染症(LTBI)>
・低まん延国化に向けてLTBIの者を確実に治療していくことが重要
<結核の医療提供体制>
・国は、低まん延国化を達成した後の体制について、改めて検討等
<目標の評価と設定>
・目標年は2020年(平成32年)とし、罹患率は10以下を目指す等
これまでの部会で審議された内容も踏まえ、具体的な改正指針(案)
を作成していくことで了承されました。
<第8回厚生科学審議会結核部会資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000129178.html
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▼感染症発生情報▼
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■国内の感染症発生状況
◆IDWR 2016年第24週(第24号):流行性耳下腺炎などについて
(2016年7月1日)
流行性耳下腺炎の定点医療機関当たり報告数は増加し、過去5年
間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してやや多くなっています。
また、水痘、手足口病、マイコプラズマ肺炎の定点医療機関当たり
報告数は増加しました。
IDWR(感染症発生動向調査週報)2016年第24週(第24号)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2016.html
■海外の感染症発生状況
◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報(2016年6月24日〜7月1日掲載)
2016年06月30日中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)の発生(更新20)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/06301032.html
2016年06月29日人畜共通インフルエンザ感染症の発生状況
http://www.forth.go.jp/topics/2016/06291035.html
2016年06月28日WHO声明:緊急時には低用量で黄熱ワクチンの使用が可能です
http://www.forth.go.jp/topics/2016/06281358.html
2016年06月27日黄熱の発生状況(更新8)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/06271135.html
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▼編集室からのお知らせ▼
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◆「あさコラム」vol.11:「ハードボイルド検疫'16」
梅雨の谷間のとある一日、成田空港検疫所の視察に、課員2名ととも
に行ってまいりました。
成田空港検疫所には、過去に何度か行ってはいるものの、結核感染症
課に異動してからは、初めての訪問です。
日程調整が付かず、なかなか実現しなかったのですが、七夕を前に
ようやく願いが叶いました。
今回の視察の目的は、夏休みの渡航ラッシュや、リオデジャネイロ
オリンピックを目前に控えた水際対策の確認です。
まずは衛生関係。
流行地から到着した航空機内はもちろん、空港区域内に仕掛けをかけ
たり(トラップ)、調整池から水を採取するなどで、蚊の幼虫やネズミ
を捕まえ、外来種や感染症の調査に取り組んでいます。
昨年も外来種であるネッタイシマカの幼虫が1件、確認されました。
検疫所では蚊の駆除のため、広大な成田空港敷地内の排水溝への薬剤
投与などにも対応しています。
今年はジカウイルス感染症や黄熱の海外流行を踏まえ、早めに薬剤投
与に取り組んでくれたそうです。
次に検査関係。
衛生課では、確保した蚊の幼虫をふ化させて、蚊の種類を調べたり、
ネズミを解剖したり、付着しているダニを検査して、感染症の確認など
をしています。
PCR(ポリメラーゼ連鎖反応検査)も整備されていて、渡航者の血液
検査にも迅速に取り組めるとともに、輸入食品の検査も実施しています。
顕微鏡で大きく立体像で写された蚊を見て、課員たちはビックリ。
そして検疫関係。
飛行機で入国する年間9万件もの渡航者の検疫を実施するとともに、
イザという時には感染者の方に対応できるよう、機材等が整備されて
いました。
検疫ブース・健康相談室では、サーモグラフィー(数年前に見たもの
より、さらに高性能化していました!)が整備され、必要に応じて血液
検査を実施することができます。
今回は、LCC(格安航空会社)用に昨年新設された、第3ターミナルの
検疫ブースも見学することができました。
ちょっと残念だったのは、出国相談カウンター。
「知識は最高のワクチン」とのことで、渡航者の方々に対する感染症
予防の普及啓発の拠点となるべき場所なのですが、派手なネオンサイン
の各種免税店さんに囲まれて、ひっそり、地味〜な一角になっています。
負けずにネオンを置くとか、ゆるキャラに立ってもらうとか、何か
上手い手立てがないものでしょうか?
ということで、普段は我々が立ち入れない区域内まで見せて頂いた
今回の視察でした。
輸入感染症は、水際対策「だけ」では防げませんが、水際対策「も」
重要な予防策のひとつです。
「Gメン'75」のように滑走路を歩くわけにはいきませんが、感染症に
立ち向かうため、熱い心を強い意志で包んだ検疫所の職員の皆さんたち。
海外との交流がますます盛んになっている昨今だからこそ、検疫所、
大いに注目です。
では、次回もどうぞよろしくお願いします。
<成田空港検疫所HP>
https://www.forth.go.jp/keneki/narita/
<本コラムの感想、ご質問、ご要望など>
http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/
⇒「メルマガの内容に関するお問合せ」をクリックするとメール作成画面が立ち上がります。
<バックナンバー>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000116724.html
◆感染症情報のリンク集
国立感染症研究所:http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases.html
厚生労働省検疫所(FORTH):http://www.forth.go.jp/index.html
エイズ予防情報ネット(API-Net):http://api-net.jfap.or.jp/
WHO:http://www.who.int/en/
CDC:http://www.cdc.gov/
ECDC:http://www.ecdc.europa.eu/en/Pages/home.aspx
China CDC:http://www.chinacdc.cn/
国立医薬品食品衛生研究所:http://www.nihs.go.jp/kanren/shokuhin.html
◆感染症に関するQ&Aのリンク集
<ジカウイルス感染症>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000109899.html
<中東呼吸器症候群(MERS)>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/mers.html
<腸管出血性大腸菌感染症>
http://www1.mhlw.go.jp/o-157/o157q_a/index.html
<マイコプラズマ肺炎>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou30/index.html
<RSウイルス感染症>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/rs_qa.html
<感染性胃腸炎(ノロウイルス)>
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html
<感染性胃腸炎(ロタウイルス)>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/Rotavirus/index.html
<手足口病>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/hfmd.html
<咽頭結膜熱>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou17/01.html
<重症熱性血小板減少症候群(SFTS)>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/sfts_qa.html
<インフルエンザ>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html
<鳥インフルエンザA(H7N9)>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/h7n9_qa.html
<鳥インフルエンザ(動画)>
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg9687.html
<狂犬病>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/07.html
<結核とBCGワクチン>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/bcg/
<オーラルセックス(口腔性交)による性感染症>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/qanda.html
<ポリオとポリオワクチン>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/polio/qa.html
<日本脳炎>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou21/dl/nouen_qa.pdf
<子宮頸がん予防ワクチン>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/qa_shikyukeigan_vaccine.html
<子宮頸がん予防ワクチン接種の「積極的な接種勧奨の差し控え」>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/qa_hpv.html
<風しん>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/vaccination/qa.html
<麻しん(はしか)>
http://www.mhlw.go.jp/qa/kenkou/hashika/index.html
<水痘>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/varicella/index.html
<肺炎球菌感染症(高齢者)>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/haienkyukin/index_1.html
<エボラ出血熱>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/ebola_qa.html
<デング熱>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dengue_fever_qa.html
<梅毒>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/qanda2.html
◆広報・啓発ツールのリンク集
<インフルエンザ予防対策(ポスター、カレンダー、電話伝言メモなど)>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/keihatu.html
<麻しん>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou/pdf/poster07.pdf
<風しん>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/vaccination/link.html
<啓発ツール:定期の予防接種(主に小学生までのお子さんが受けた方がよい予防接種)>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/keihatsu_tool/index.html
<予防接種スケジュール(国立感染症研究所)>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/component/content/article/320-infectious-diseases/vaccine/2525-v-schedule.html
<予防接種後健康被害救済制度>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou20/kenkouhigai_kyusai/dl/leaflet_h241119.pdf
<性感染症>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/index.html
<動物由来感染症>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou18/
<狂犬病>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/
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