感染症エクスプレス@厚労省
バックナンバー
メールマガジンのバックナンバーです。

2016-06-10

感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>>
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   >>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.251(2016年6月10日)
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■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

▼トピックス▼  
 ◆「マダニからうつる感染症Q&A」が掲載されています
▼審議会・研究会等▼
 ◆第9回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会を開催しました
  (2015年6月9日)
 ◆第17回厚生科学審議会感染症部会を開催しました
   (2016年6月10日)
▼感染症発生情報▼
 ◆IDWR 2016年第21週(第21号):RSウイルス感染症などについて
   (2016年6月10日)
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
    (2016年6月3日〜6月10日掲載)
▼編集室より▼
 ◆「あさコラム」vol.8:「ネットといっても、インターネットではなく・・・」
   浅沼結核感染症課長によるエッセイを不定期にお届けします
        
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 こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。
  
 今月は「夏の蚊対策広報強化月間」です。 
 広報の一環で募集した標語の最優秀賞は、埼玉県の小林 美穂さん
(13歳)の作品で、
 「身仕度の 仕上げに虫よけ ジカ予防」 が選ばれました。

 蚊媒介感染症の対策は「蚊の感染源をなくすこと」、「蚊に刺されない
ようにすること」が大切です。
 医療関係者の皆様におかれましては、蚊の対策に引き続きご協力を
お願いします。

 今後も引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』をご活用ください。

   
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▼トピックス▼
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◆「マダニからうつる感染症Q&A」が掲載されています

 春から秋にマダニの活動が活発になることから、重症熱性血小板
減少症候群(SFTS)や日本紅斑熱など、マダニによる感染症が多く
発生します。
 日本予防医学協会ではマダニを媒介とする感染症に関するQ&Aを
まとめています。
 日本においても昨年3月から12月までに、40人がSFTSと診断され、
うち11名が亡くなっています。ワクチンや治療法がないことから、
マダニに咬まれないようにすることが大切です。
 ご一読いただき、マダニ感染症対策にお役立てください。

[日本予防医学協会ホームページ:マダニからうつる感染症Q&A]
https://www.jpm1960.org/pdf/madani-kansensho.pdf
<重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/sfts.html


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▼審議会・研究会等▼
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◆第9回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会を開催しました
 (2015年6月9日)

 今回の分科会においては、予防接種・ワクチン分科会参加規程の
改訂について審議を行い、了承を得られました。
 その他、各部会からの報告やワクチン・血液製剤等の供給について
報告を行いました。

<第9回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000126883.html


◆第17回厚生科学審議会感染症部会を開催しました(2016年6月10日)

 本会議では、薬剤耐性(AMR)に関する小委員会の設置について
審議が行われ、本小委員会を本会議の下に設置することについて、
了承が得られました。
 本小委員会では、薬剤耐性(AMR)アクションプランに定められた
対策のうち、厚生労働省が所管する専門的・技術的事項について
調査審議を行います。

<第16回厚生科学審議会感染症部会資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-kousei.html?tid=127717
⇒追って掲載される予定です

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▼感染症発生情報▼
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■国内の感染症発生状況

◆IDWR 2016年第21週(第21号):RSウイルス感染症などについて
  (2016年6月10日)

 RSウイルス感染症の報告数は増加しました。
 また、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎、
水痘、手足口病、伝染性紅斑、マイコプラズマ肺炎の定点医療機関
当たり報告数は増加しています。

IDWR(感染症発生動向調査週報)2016年第21週(第21号)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2016.html


■海外の感染症発生状況

◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報(2016年6月3日〜6月10日掲載)

2016年06月06日黄熱の発生状況(更新5)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/06061523.html 
2016年06月06日オロプーシェウイルスの発生について−ペルー
http://www.forth.go.jp/topics/2016/06061326.html
2016年06月03日ジカウイルス感染症の発生状況(更新16)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/06031444.html
2016年06月03日エボラ出血熱終息に向けた状況レポート(更新12)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/06031141.html
2016年06月03日黄熱の発生−コンゴ民主共和国(更新2)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/06031129.html

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▼編集室からのお知らせ▼
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◆「あさコラム」vol.8「ネットといっても、インターネットではなく・・・」

 こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課長の浅沼一成です。

 前回のあさコラムでご紹介したコンドームの件ですが、なんと、星野 源
さんがラジオ番組で取り上げて下さいました。
 番組によると、リスナーさんから前回のコラムに関するメールがたくさん
きていたそうで、番組中で本メールマガジン「感染症エクスプレス@厚労省」
の名前が出てきたではありませんか。
 凄い!ビックリ!!驚きました!!!
 しかも、今回も星野 源さん、コンドーム(ゴム)は大事なことと、番組内
で改めて発言下さいました。
 源さんにはぜひ、「コンドーム啓発大使」というものを創設して、ご就任
をお願いしたいほど、嬉しく思います。源さんと番組スタッフの皆さんに、
改めて感謝です。ありがとうございました。

 さて、話題変わって・・・
 今週前半に、復興支援対応でふたたび熊本に行ってまいりました。
 地震後2度目の熊本入りでしたが、益城町の避難所などを視察したところ、
1ヶ月前と比べると水道が復旧し水洗トイレが使えるようになったり、
間仕切りカーテンが設置され飛沫感染の予防にも役立つようになったりと、
感染症の予防的観点からも、避難所の環境は改善されていました。
 とはいえ、現在もたくさんの方々が避難されていますし、仮設住宅など
住まいの確保ができるまでは、まだ落ち着かない状況です。
 今後とも、復旧復興支援に尽力してまいりたいと思う次第です。

 今回、避難所巡りをしていると、網戸のようなネットが、どこの避難所の
入り口にも取り付けられていました。
 これ、虫よけネットなんです。
 東日本大震災でも活躍した優れモノとのことで、細かい網目が蚊やハエ
などの侵入を防ぐことができます。日本では「蚊帳(かや)」という名前で
親しまれているこのネット、海外でも蚊対策に活用されています。

 避難所には、大型エアコンや扇風機が設置されているとはいえ、熊本は
やはり暑い!日中に少しでも心地よい自然の風を取り入れるためには、
このネットは大変重宝します。
 虫よけスプレーや蚊取り機能付き空気清浄機なども大事ですが、こうした
ネットの活用も、蚊媒介感染症対策の一助にもなります。
 蚊に刺されない夏を迎えるためにも、虫よけネット、皆さんもぜひ研究
してみて下さい。
 では、次回もどうぞよろしくお願いします。

<参考:虫よけネット>(WHOホームページ:10 facts on malariaより)
http://www.who.int/features/factfiles/malaria/malaria_facts/en/index6.html

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