感染症エクスプレス@厚労省
バックナンバー
メールマガジンのバックナンバーです。

2016-05-27

感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>>
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   >>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.249(2016年5月27日)
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■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

▼トピックス▼  
 ◆【明日開催】5月28日(土)レッドリボンライブ2016
  〜せんだのことは忘れても エイズとHIV検査のことは忘れないで〜
▼審議会・研究会等▼
 ◆第19回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会
   を開催しました(2016年5月23日)
 ◆エイズ動向委員会を開催しました(2016年5月25日)
▼感染症発生情報▼
 ◆IDWR 2016年第19週(第19号):流行性耳下腺炎について
   (2016年5月27日)
 ◆IASR  腸管出血性大腸菌感染症 2016年4月現在などについて
 ◆全国の定点医療機関当たり報告数は0.48〜インフルエンザの発生
    状況を公表しました(2016年5月27日)
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
    (2016年5月21日〜5月28日掲載)
▼編集室より▼
 ◆「あさコラム」vol.6「夏の蚊対策の標語、発表です!」
   浅沼結核感染症課長によるエッセイを不定期にお届けします
       
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 こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。
  
 ジカウイルス感染症を予防するための、「夏の蚊対策広報強化月間」
の標語の最優秀賞が決定しました。
 詳細は本メールマガジンの「あさコラム」をご覧ください。

 今後も引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』をご活用ください。
   
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▼トピックス▼
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◆【明日開催】5月28日(土)レッドリボンライブ2016
 〜せんだのことは忘れても エイズとHIV検査のことは忘れないで〜

 厚生労働省は、HIV/エイズに関する正しい知識の啓発を
目的に、明日、普及啓発イベントを実施します。
 イベントの模様はインターネットにより生中継しますので、
ぜひご視聴下さい。携帯電話、LINE LIVEでも視聴可能です。

<イベント内容>
レッドリボンライブ2016
〜せんだのことは忘れても エイズとHIV検査のことは忘れないで〜

日 時: 5月28日(土)14:00〜16:00(予定)
場 所: ニコニコ本社 ニコぶくろスタジオ(東京都豊島区)
出演者: 岩本愛吉、きみと歩実、紗倉まな、せんだみつお、
     棚橋弘至、ぱいぱいでか美(50音順)
M C: 山本シュウ(総合プロデューサー)※敬称略

RED RIBBON LIVE公式サイト:http://redribbonlive.net/
Facebook:https://www.facebook.com/REDRIBBONLIVE
Twitter:https://twitter.com/RRxTBS

<プレスリリース>
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000124688.html
<エイズ予防情報ネットAPI-Net>
http://api-net.jfap.or.jp/index.html


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▼審議会・研究会等▼
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◆第19回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会
 を開催しました(2016年5月23日)

  今回は、DPT、DT、ジフテリア、破傷風、不活化ポリオ、
混合不活化ポリオ、7価及び13価肺炎球菌、ヒブ、BCG、
日本脳炎、B型肝炎、ロタウイルス、5価ロタウイルスの
各ワクチンについて、平成28年2月末までの副反応報告を
基に審議が行われ、これまでの報告において各ワクチン
の安全性に重大な懸念は認められないと評価されました。
  また、HPVワクチンについて、平成28年2月末までの副
反応報告を基に審議が行われ、現状の取り扱いを変更する
必要はないが、引き続き本委員会で検討を継続すると評価
されました。

<第19回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000125164.html


◆エイズ動向委員会を開催しました(2016年5月25日)

  5月25日、第145回エイズ動向委員会を開催しました。
 平成27年1年間における新規HIV感染者報告数(確定値)
は1,006件で、新規エイズ患者報告数(感染に気づかずに
エイズを発症して報告されたもの)(確定値)は428件でした。
 新規HIV感染者報告数及び新規エイズ患者報告数は、
平成26年に引き続き減少しましたが、女性の新規HIV感染
者報告数は過去3年間、46件、50件、58件と、数は少ない
ものの増加傾向を示しています。
 また、感染経路は、性的接触によるものが8割以上で、
男性同性間性的接触によるものが多数を占めています。
 早期発見は、個人においては早期治療、社会において
は感染の拡大防止に結びつきます。
  各医療機関におかれましては、HIV/エイズの予防啓発
及び検査に関する情報提供など、引き続きご協力をお願
いします。

<エイズ動向委員会資料>
http://api-net.jfap.or.jp/status/index.html


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▼感染症発生情報▼
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■国内の感染症発生状況

◆IDWR 2016年第19週(第19号):流行性耳下腺炎について
  (2016年5月27日)

 流行性耳下腺炎の定点医療機関当たり報告数は増加し、
過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較して
かなり多くなっています。
  その他、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、
感染性胃腸炎、水痘、手足口病、伝染性紅斑、マイコ
プラズマ肺炎の定点医療機関当たり報告数は増加して
います。

IDWR(感染症発生動向調査週報)2016年第19週(第19号)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2016.html


◆IASR  腸管出血性大腸菌感染症 2016年4月現在などについて

 特集は「腸管出血性大腸菌感染症 2016年4月現在」です。
腸管出血性大腸菌感染症について、事例報告・解析の他、
「腸管出血性大腸菌感染症における溶血性尿毒症症候群, 
2015年」、「Vero毒素産生株が散見される新興感染症原因
菌Escherichia albertiiについて」等の記事があります。

IASR(病原微生物検出情報 月報)2016年5月号
http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr.html


◆全国の定点医療機関当たり報告数は0.48〜インフルエンザの
  発生状況を公表しました(2016年5月27日)

 2016年第20週(5月16日〜5月22日)のデータを公表しました。
 全国の定点医療機関当たり報告数は0.48となっています。
 
 なお、今シーズンのインフルエンザ発生状況の定期的な公表は、
今週で終了します。
 来シーズン(2016/2017シーズン)の公表は、今年9月からの
開始を予定しています。

<インフルエンザに関する報道発表資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html


■海外の感染症発生状況

◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報(2016年5月21日〜5月27日掲載)

2016年05月24日黄熱の発生状況(更新3)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/05241555.html
2016年05月24日黄熱に対するIHR緊急委員会会議からの声明
http://www.forth.go.jp/topics/2016/05241053.html
2016年05月23日ジカウイルス感染症の発生状況 (更新15)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/05230958.html


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▼編集室からのお知らせ▼
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◆「あさコラム」vol.6「夏の蚊対策の標語、発表です!」

 こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課長の浅沼一成です。
 既に「蚊の活動期間ではありません」では、なくなりました。
ということで、この夏に向けたジカウイルス感染症・デング熱対策
としては、

・蚊をできるだけ発生させない
・蚊に刺されない

ことが重要です。

 政府は6月を「夏の蚊対策広報強化月間」と位置づけ、キャンペーン
の一環で国民の皆様から標語を広く募集しましたところ、短い募集
期間にもかかわらず、何と1689点の標語が集まりました。
 応募してくださった皆様には、心から感謝を申し上げます。

 その中から先日開催された標語選考委員会で、最優秀賞1点、
優秀賞3点が決まりましたので、私のコメントを付記してご紹介
いたします。

まず、優秀賞3点のご紹介。

「まぁいいカ!では困ります。放置の溜め水、濁り水」 福岡県・中山直子さん(47)

 「まぁいいカ!」の「カ」に、「蚊」をかけた作品。
 蚊の発生を防ぐため、植木鉢の皿や古タイヤなどの溜め水を
放置せず、一人ひとりが気にかけて処理をすることが重要です。
 梅雨の季節の到来に向け、溜め水対策に取り組みましょう。

「蚊の用心 しているあなたも 日本代表」 大分県・大海寛輝さん(37)

 8月にはブラジル・リオデジャネイロでオリンピックが開催。
 ブラジルなど中南米や東南アジア、ポリネシアなどの熱帯地域
では、蚊への警戒が不可欠です。
 ご自分の健康はもちろん、帰国後の周囲のことも考えますと、
渡航者の皆様には日本代表としての誇りを持って、海外でしっかり
蚊と対峙して欲しいものです。

「小さくも 大きな脅威 蚊に注意」 茨城県・大山藍さん(16)

 かのビル・ゲイツ氏は「gatesnotes」というブログの中で、
世界一恐ろしい生物は蚊であると訴えています
 〜The Deadliest Animal in the World〜
 世界中で蚊に殺されているヒトの数は、年間72万5千人。
 この数字は2位の生物(年間47万5千人。さて、何でしょ?)
に大きく差をつけています。まさに、小さくても大きな脅威!
蚊には注意なのです。

そして、最優秀賞は・・・。

「身支度の 仕上げに虫よけ ジカ防止」 埼玉県・小林 美穂さん(13)

 大きな公園などは自治体で蚊の駆除に努めていますが、皆様が
自らできることは、蚊に刺されないようにすることです。
 蚊が生息してそうな公園等への外出の前には、仕上げに虫よけ
を忘れずに。もちろん、海外でも、虫よけを忘れずに。

 ということで、合計4点の受賞作をご紹介しました。
 読者の皆様は、どの標語が気に入りましたか?
 なお、これらの標語は、今後、蚊対策の広報で幅広く活用して
いく予定です。どうぞよろしくお願いいたします。

※本文中の質問の答えはコチラ⇒ 感染症エクスプレス@厚労省
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000116724.html

<ジカウイルス感染症を予防するための6月の「夏の蚊対策広報強化月間」の標語の決定について>
http://www.cas.go.jp/jp/houdou/160523zikahyougo.html
<本コラムの感想、ご質問、ご要望など>
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