感染症エクスプレス@厚労省
バックナンバー
メールマガジンのバックナンバーです。

2016-03-18

感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>>
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   >>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.240(2016年3月18日)
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■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

▼トピックス▼  
 ◆【3月20日開催】ワンヘルスシンポジウム〜塩崎厚生労働大臣
   の参加が決定しました!〜
 ◆動物由来感染症に関するハンドブックとポスターを作成しました
   (2016年3月16日)
 ◆エボラ出血熱について(2016年3月16日)
▼審議会・研究会等▼
 ◆第3回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本
    方針部会ワクチン評価に関する小委員会を開催しました
   (2016年3月14日)
▼感染症発生情報▼
 ◆IDWR 2016年第9週(第9号):インフルエンザなどについて
   (2016年3月18日)
 ◆全国の定点医療機関当たり報告数は28.2〜インフルエンザの
  発生状況を公表しました(2016年3月18日)
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
    (2016年3月11日〜3月18日掲載)
▼編集室からのお知らせ▼
 ◆【あさコラム】プレ創刊号特別企画:「連載開始前インタビュー」
  
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 こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。

  浅沼一成結核感染症課長によるコラム「あさコラム」創刊に伴い、
特別企画として「連載開始前インタビュー」を掲載しました。
 第1回の配信は4月1日(金)、その後は不定期に配信予定です。
 
 今後も引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』をご活用ください。
  
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▼トピックス▼
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◆【3月20日開催】ワンヘルスシンポジウム〜塩崎恭久厚生労働大臣の
  参加が決定しました!〜

 ワンヘルスに関するシンポジウム「人と動物の一つの衛生を目指す
シンポジウム」が3月20日にいよいよ開催されます。
 当日は、塩崎恭久厚生労働大臣の出席が決定し、開催挨拶にて登壇
予定です。
 当日の参加も受け付けておりますので、事前申込が間に合わなかった
方、参加証をお持ちでない方も、会場に直接お越し下さい。
 多くの皆様のご参加をお待ちしています。

【開催日時】
平成28年3月20日(日)14時〜18時
【場所】
日本医師会大講堂(東京都文京区本駒込2-28-16)
http://www.med.or.jp/jma/about/access.html
【参加費】
無料

【開催主旨〜「ワンヘルス」とは?】
 エボラ出血熱や中東呼吸器症候群(MERS)などの、人獣共通感染症
は、全ての感染症のうち約半数を占め、医師及び獣医師は活動現場で
人獣共通感染症に接触するリスクがあります。
 こうした分野横断的な課題に対し、人、動物、環境の衛生に関わる者
が連携して取り組む、One Health(ワンヘルス)という考え方が世界的
に広がってきています。
 日本においても、ワンヘルスの考え方を広く普及・啓発するとともに、
分野間の連携を推進することを目的に、本シンポジウムを開催します。
 第1回となる今回は、ワンヘルスの考え方で取り組むべき課題の具体
例として、世界的にも問題視されている薬剤耐性問題について取り上
げます。

<人と動物の一つの衛生を目指すシンポジウム:プログラム>
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000116755.pdf


◆動物由来感染症に関する啓発ポスターとハンドブックを作成しました
 (2016年3月16日)

 国民の皆様に動物由来感染症についてより知識を深めていただくため、
啓発ポスターと「動物由来感染症ハンドブック2016」を作成しました。
 動物由来感染症は、動物から人へうつる感染症の総称で、「人畜共通
感染症」、「人獣共通感染症」という用語もありますが、厚生労働省では
人の健康問題という観点に立って、「動物由来感染症」としています。
 動物由来感染症は、人と物の移動や野生動物のペット化、動物や
蚊などの節足動物との接触、土壌や水などの環境や食品など様々な
経路から伝播します。動物由来感染症を防ぐには、感染症について正し
く理解し、その予防を行うことが重要です。
 ポスターとハンドブックは、ホームページよりダウンロード可能です。
 医療機関の皆様におかれましても、注意喚起のご協力をお願いします。

<啓発ポスター>
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000116626.pdf
<動物由来感染症ハンドブック2016>
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000116617.pdf
<動物由来感染症について>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou18/


◆エボラ出血熱について(2016年3月16日)

 世界保健機関(WHO)の3月16日付の発表によると、1月14日に新たな
確定患者が2名報告されていたシエラレオネは、3月17日でエボラ出血熱
の流行終息の基準である42日間を経過します。
 リベリアでは1月14日に終息宣言が出され、ギニアにおいては2015年
12月29日に終息宣言、2016年3月27日に90日間の強化サーベイランス
機関も終了しています。
 2014年3月以降、西アフリカを中心に流行しているエボラ出血熱に
おいては、患者数28,639例、死亡者数11,316例となりました。

<エボラ出血熱について>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/ebola.html


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▼審議会・研究会等▼
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◆第3回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会
   ワクチン評価に関する小委員会を開催しました(2016年3月14日)

 本会議では、沈降ヘモフィルスb型ワクチンの定期接種で使用することの
是非に関する検討方針について審議が行われ、検討開始にあたっての留意
点や検討にあたり整理すべき事項について整理しました。
 また、沈降10価肺炎球菌結合型ワクチンの定期接種で使用することの
是非に関する検討方針について、有効性、安全性、費用対効果などの
観点から審議が行われました。

<第3回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会ワクチン評価に関する小委員会資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000116314.html


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▼感染症発生情報▼
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■国内の感染症発生状況

◆IDWR 2016年第9週(第9号):インフルエンザなどについて
 (2016年3月18日)

 インフルエンザの定点医療機関当たり報告数は3週連続で減少
しましたが、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較
してかなり多くなっています。
 注目すべき感染症として、インフルエンザの今シーズンの動向に
ついてまとめられています。
 その他、感染性胃腸炎、水痘、手足口病、伝染性紅斑、感染性
胃腸炎(ロタウイルスに限る)の定点医療機関当たり報告数は
増加しました。

IDWR(感染症発生動向調査週報)2016年第9週(第9号)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2016.html


◆全国の定点医療機関当たり報告数は28.2〜インフルエンザの
  発生状況を公表しました(2016年3月18日)

 2016年第10週(3月7日〜3月13日)のデータを公表しました。
 全国の定点医療機関当たり報告数は28.2となっています。
 
<インフルエンザに関する報道発表資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html


■海外の感染症発生状況

◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報 (2016年3月11日〜3月18日掲載)

2016年03月15日ジカウイルス感染症の発生状況 (更新5)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/03151532.html 
2016年03月15日チクングニア熱の発生報告 −アルゼンチン 
http://www.forth.go.jp/topics/2016/03151337.html
2016年03月15日中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)の発生(更新7) 
http://www.forth.go.jp/topics/2016/03151328.html
2016年03月14日中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)の発生(更新6)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/03141141.html 
2016年03月11日デング熱の発生報告 −ウルグアイ(更新) 
http://www.forth.go.jp/topics/2016/03111636.html
2016年03月11日国際保健規則に基づくジカウイルスおよび神経疾患と新生児奇形の増加に関する第2回緊急委員会のWHO声明
http://www.forth.go.jp/topics/2016/03111623.html

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▼編集室からのお知らせ▼
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◆【あさコラム】プレ創刊号特別企画:「連載開始前インタビュー」

インタビュアー(以下「イン」): 浅沼課長、よろしくお願いします。
浅沼: こんにちは、浅沼です。よろしくお願いします。

イン: 『感染症エクスプレス@厚労省』2012年の創刊以来、コラムは初めて
     の試みだそうですね?

浅沼: そうなんです。本年度の読者アンケートの結果、「文章が堅苦しい」、
    「課員のコラムが読みたい」という声があったそうです。担当者から
    「課長、書いてください」と頼まれて、引き受けることにしました。

イン: 結核感染症課というと、さまざまな感染症の発生に伴い、多くの報道発表
    や時には深夜に記者会見もしなければならず、大変な激務と聞いています。

浅沼: 感染症はいつどこで起きるかわからないですし、起きたときには迅速
    に対応しなければいけないので、忙しくないといえばうそになりますが、
    必要な情報をわかりやすくお伝えすることはとても大切です。
    できる限り機会を作り、『感染症エクスプレス@厚労省』の読者の皆様、
    国民の皆様にメッセージを伝えていきたいと思います。

イン: 今後どういった内容を披露して頂けるのでしょうか?

浅沼: あくまでも個人のコラムですので、正式な見解を述べるということ
    ではないですが、わかりにくい制度や施策があれば説明を加えたり、
    日々の日常のよしなしごとだったり、読者からの質問があれば回答
    したりと、直球・変化球を織り交ぜて配信できたらいいなと思って
    います。

イン: ありがとうございました。「あさコラム」、スタートは4月1日からですね。
    期待しています。
浅沼: あまり期待されると緊張しますが、どうぞよろしくお願いします。

<写真:浅沼一成結核感染症課長>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000116724.html


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