感染症エクスプレス@厚労省
バックナンバー
メールマガジンのバックナンバーです。

2016-02-26

感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>>
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   >>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.237(2016年2月26日)
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■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

▼トピックス▼  
 ◆ジカウイルス感染症を疑う症例の要件について(2016年2月24日)
 ◆一般財団法人化学及血清療法研究所が製造販売する乾燥細胞培養
  日本脳炎ワクチン出荷自粛要請の解除について(2016年2月26日)
 ◆【ワンヘルス】人と動物の一つの衛生を目指すシンポジウムを開催します 
 ◆【3月10日まで】インフルエンザ コラボ・ポスター展開催中です
▼審議会・研究会等▼
 ◆第11回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会研究開発及び生産・
   流通部会を開催しました(2016年2月19日)
 ◆第8回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会を開催しました
   (2015年2月22日)
 ◆第15回厚生科学審議会感染症部会を開催しました(2016年2月26日)
▼感染症発生情報▼
 ◆IDWR 2016年第6週(第6号):A群溶血性レンサ球菌咽頭炎など
   について(2016年2月26日)
 ◆全国の定点医療機関当たり報告数は37.16〜インフルエンザの
   発生状況を公表しました(2016年2月26日)
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
    (2016年2月20日〜2月26日掲載)
 
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 こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。

  昨日号外でもお知らせしました通り、神奈川県においてジカウイルス
感染症が疑われる症例に関し、陽性が確定しました。
 ジカウイルス感染症は一般的に重症化するリスクは極めて低いです
が、医療機関の皆様におかれましては、流行地に出かける際は蚊に刺
されないように注意するなど、基本的な対策の周知にご協力をお願い
いたします。詳細は本メールマガジンをご覧ください。
 
 今後も引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』をご活用ください。
  
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▼トピックス▼
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◆ジカウイルス感染症を疑う症例の要件について(2016年2月24日)

 世界保健機関(WHO)のガイドラインやこれまでの知見を踏まえ、
ジカウイルス感染症の検査や診断をより的確に実施するため、現
時点でのジカウイルス感染症を疑う症例の要件をまとめた事務連絡
を発出しました。
 ジカウイルス感染症を鑑別診断の対象とするのは、以下の要件に
すべて該当し、かつ、他の感染症又は他の病因によることが明らか
で無い場合となります。

� 「発疹 」又は「発熱 (※1) 」を認める
� 「関節痛」、「関節炎」又は「結膜炎(非滲出性、充血性)」
   のうち少なくとも1つ以上の症状を認める
� 流行地域(※2)の国から出国後2〜13日以内に上記の
   症状を呈している

※1 発熱は、ほとんどの症例で38.5度以下との報告がある
※2 流行地域 http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000113142.html

 本内容については、最新の知見を踏まえて随時見直す予定です。
 ジカウイルス感染症のホームページおよび「ジカウイルス感染症
に関するQ&A」は随時更新していますのでご確認ください。

<ジカウイルス感染症を疑う症例の要件について>
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000113709.pdf
<ジカウイルス感染症について>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000109881.html


◆一般財団法人化学及血清療法研究所が製造販売する乾燥細胞培養
 日本脳炎ワクチン出荷自粛要請の解除について(2016年2月26日)

 厚生労働省は、2月26日付で、一般財団法人化学及血清療法研究所
が製造販売する「エンセバック皮下注用」(乾燥細胞培養日本脳炎
ワクチン)の出荷自粛の要請を解除することとしました。

<プレスリリース>
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000113746.html 


◆【ワンヘルス】人と動物の一つの衛生を目指すシンポジウムを開催します
 厚生労働省は3月20日(日)、日本医師会及び日本獣医師会等と
共催で、人と動物の一つの衛生を目指すシンポジウムを初めて開催
します。
 エボラ出血熱や中東呼吸器症候群(MERS)などの、動物から人へ、
人から動物へ伝播可能な感染症(人獣共通感染症)は、全ての感染
症のうち約半数を占め、医師及び獣医師は活動現場で人獣共通感染
症に接触するリスクがあります。
 こうした分野横断的な課題に対し、人、動物、環境の衛生に関わる
者が連携して取り組むOne Health(ワンヘルス)という考え方が世界
的に広がってきており、日本においても、ワンヘルスの考え方を広く
普及・啓発するとともに、分野間の連携を目指しています。
 本シンポジウムでは、ワンヘルスの考え方で取り組むべき課題の
具体例として、世界的にも問題視されている薬剤耐性問題について
取り上げます。
 医療関係者や衛生関係者のほか、人獣共通感染症に関心のある方は
どなたでも参加できます。プレスリリースをご参照の上、お申し込み
をお願いします。

<プレスリリース:人と動物の一つの衛生を目指すシンポジウムについて>
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000113259.html


◆【3月10日まで】インフルエンザ コラボ・ポスター展開催中です
 
 インフルエンザ予防啓発を目的にした「インフルエンザ コラボ・
ポスター展」を3月10日まで、厚生労働省にて開催しています。
 2月25日初日のオープニングイベントでは、コラボした各地の
キャラクターたちがマスクや手洗いなどの実施を呼びかけました。
 厚生労働省では、インフルエンザ予防啓発キャラクター「マメゾウ
くん」と「アズキちゃん」を通じて啓発活動に取り組んでおり、2013
年からは、各地のキャラクターとコラボレートしたポスター企画を
スタートし、今年度は現在132枚が制作されています。
 コラボ・ポスター展期間中は、厚労省ホームページにおいてポスター
の人気投票も行っています。お住まいの地域のポスターや、お気に
入りの1枚を見つけてみてはいかがでしょうか。 
 医療機関の皆様におかれましては、引き続き、インフルエンザの
予防啓発にご協力をお願いします。

<マメゾウくん&アズキちゃん×各地キャラクターとのコラボ・ポスタ−>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/keihatu-collaboration.html


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▼審議会・研究会等▼
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◆第11回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会研究開発及び生産・
   流通部会を開催しました(2016年2月19日)

 今回の部会においては、以下の3点について報告しました。
� 小児臨床試験の環境整備について、今後の小児ワクチン開発ネット
   ワーク構築に向けた取組み
� インフルエンザについて、2015/16シーズンの国内および海外の
  インフルエンザの流行株の状況及び細胞培養季節性インフルエンザ
   ワクチンの実用化への取組み
� ファイザー株式会社のワクチンの開発状況について

<第11回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会研究開発及び生産・
  流通部会資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000113369.html


◆第8回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会を開催しました
 (2015年2月22日)

 今回の分科会においては、はB型肝炎ワクチンの定期接種化
について審議を行い、平成28年10月からの定期接種化について
了承を得られました。

<第8回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000113328.html


◆第15回厚生科学審議会感染症部会を開催しました(2016年2月26日)

 本会議では、蚊媒介感染症の特定感染症予防指針等
の見直しについて審議が行われ、本指針の対象疾患に、
ジカウイルス感染症を追加する文言修正を行うことに
ついて、了承が得られました。
 
<第15回厚生科学審議会感染症部会資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-kousei.html?tid=127717
⇒追って掲載される予定です。


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▼感染症発生情報▼
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■国内の感染症発生状況

◆IDWR 2016年第6週(第6号):A群溶血性レンサ球菌咽頭炎など
  について(2016年2月26日)

 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点医療機関当たり報告数
は減少しましたが、過去5年間の同時期と比較してかなり多く
なっています。
 また、インフルエンザ、感染性胃腸炎(ロタウイルスに限る)
の定点医療機関当たり報告数は増加しています。

IDWR(感染症発生動向調査週報)2016年第6週(第6号)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2016.html


◆全国の定点医療機関当たり報告数は37.16〜インフルエンザの
 発生状況を公表しました(2016年2月26日)

 2016年第7週(2月15日〜2月21日)のデータを公表しました。
 全国の定点医療機関当たり報告数は37.16となっています。

 <インフルエンザに関する報道発表資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html


■海外の感染症発生状況

◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報 (2016年2月20日〜2月26日掲載)

2016年02月26日鳥インフルエンザA(H7N9)の発生状況 (更新2)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/02261355.html
2016年02月26日ワクチン由来ポリオの発生 −ラオス(更新)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/02261313.html
2016年02月24日ジカウイルス感染症の発生状況 (更新2) 
http://www.forth.go.jp/topics/2016/02241414.html
2016年02月23日ジカウイルス発生状況について −オランダ領ボネール島及びアルバ 
http://www.forth.go.jp/topics/2016/02231038.html
2016年02月22日ラッサ熱の発生について −ベナン 
http://www.forth.go.jp/topics/2016/02221105.html
2016年02月22日ジカウイルス感染症の流行:世界における緊急感染対策の計画(WHO)
http://www.forth.go.jp/topics/2016/02221007.html


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