感染症エクスプレス@厚労省
バックナンバー
メールマガジンのバックナンバーです。

2015-11-13

感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>>
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   >>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.223(2015年11月13日)
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■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

▼トピックス▼  
 ◆【参加者募集】12月8日、風しん予防セミナーを開催します 
 ◆エボラ出血熱について(2015年11月12日) 
▼感染症発生情報▼
 ◆IDWR 2015年第44週(第44号):梅毒などについて
    (2015年11月13日)
  ◆全国の定点当たり報告数は0.13〜インフルエンザの発生状況
   を公表しました(2015年11月13日)
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
    (2015年11月7日〜11月13日掲載)

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 こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。
 
 11月9日の号外でお知らせした通り、11月7日、世界保健機関
(WHO)において、西アフリカのシエラレオネにおけるエボラ出血熱
流行の終息宣言が公表されました。
 検疫及び国内における今後の対応は、シエラレオネについては
注意喚起や健康監視等のエボラ出血熱流行国としての対応を取り
やめますが、ギニアについては引き続き、これまでの対応を継続
していく予定です。

 今後も引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』をご活用ください。
 
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▼トピックス▼
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◆【参加者募集】12月8日、風しん予防セミナーを開催します

 厚生労働省では、「風しん」のさらなる予防啓発を目的として、
TBSテレビのドラマ「コウノドリ」とタイアップを行っています。
 その一環として12月8日、風しんの感染予防について知って
いただくセミナーを大阪にて開催いたします。
 風しんは、風しんウイルスに感染することによって、発熱や発疹、
リンパ節の腫れなどが生じる病気です。ほとんどの人は軽症のうち
に治りますが、妊娠中の女性が感染すると、生まれてくる赤ちゃん
に障害(先天性風しん症候群)が生じるおそれがあります。
 セミナー当日はドラマ「コウノドリ」出演者からのビデオメッセージ
も予定しています。
  入場は無料です。参加を希望される方は、ホームページを御参照
のうえ、11月24日(火)までにお申し込みください。

日 時:12月8日(火) 開演19:00(開場18:30)終演20:45
会 場:グランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)
出 演:
○荻田和秀 先生 
  りんくう総合医療センター 産婦人科部長
  金曜ドラマ「コウノドリ」“鴻鳥サクラ”のモデル
  講演テーマ:「『コウノドリ』モデルが語る、誕生秘話」
○中野貴司 先生
 川崎医科大学 小児科学教室 教授
 厚生労働省 麻しん風しん対策推進会議 座長
 講演テーマ:「忘れていませんか?赤ちゃんを風しんから守ることを・・・」
○ドラマ「コウノドリ」出演者によるビデオメッセージ(予定)

<応募要項>
http://www.sankei-health.com/symposium/20151208/index.html
<風しんについて:ドラマ「コウノドリ」とのタイアップ>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/index.html


◆エボラ出血熱について(2015年11月12日)

 世界保健機関(WHO)の11月11日付の発表によると、11月8日まで
の1週間でエボラ出血熱の新規症例の報告はありませんでした。
 シエラレオネについては11月7日、WHOによってエボラ出血熱流行
の終息が宣言されました。(※)
 ギニアについては今週は新たな患者の発生はなく、接触者をフォロー
アップ中です。
 上記2か国及びリベリア、マリ、ナイジェリア、セネガル、スペイン、
アメリカ、イギリス、イタリアを含めた総計は、患者数28,635例、
死亡者数11,314例となっています。
 
※エボラ出血熱の流行終息の基準
最後の確定患者が血液検査で2回の陰性が確認された日、又は安全
に埋葬された日、から42日間エボラ出血熱患者の発生がない状態。
 
医療機関の皆様におかれましては、以下の対応をお願いします。

(1)発熱症状を呈する患者には必ず渡航歴を確認する。
(2)受診者について、発熱症状、嘔吐、下痢または全身倦怠感等
     に加えて、かつ次のどちらかに該当する場合は、エボラ
     出血熱の疑似症患者として直ちに最寄りの保健所長経由で
     都道県知事へ届出を行う。
 ・ 21日以内に、エボラ出血熱患者(疑い患者を含む。)の体液
   等(血液、体液、吐瀉物、排泄物など)との接触歴(感染予防
   策の有無を問わない。)がある
 ・ 21日以内に、エボラ出血熱発生地域(ギニア、シエラレオネ、
   リベリア、ウガンダ、スーダン、ガボン、コートジボワール、
   コンゴ民主共和国、コンゴ共和国)由来のコウモリ、霊長類
   等に直接手で接触するなどの接触歴がある
(3)上記(2)に該当する患者から電話の問い合わせがあった場合は、
  当該エボラ出血熱が疑われる患者に対し、最寄りの保健所へ連絡
  するよう、要請する。

<エボラ出血熱について>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/ebola.html
<保健所管轄区域案内>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/hokenjo/
<厚生労働省検疫所(FORTH)ホームページ>
http://www.forth.go.jp/

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▼感染症発生情報▼
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■国内の感染症発生状況

◆IDWR 2015年第44週(第44号):A群溶血性レンサ球菌
   咽頭炎などについて(2015年11月13日)

 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は増加し、過去5年間の同時期
(前週、当該週、後週)と比較してかなり多くなっています。
 また、伝染性紅斑の定点当たり報告数は減少しましたが、
過去5年間の同時期と比較してかなり多く、その他インフル
エンザ、RSウイルス感染症、咽頭結膜熱感染性胃腸炎、水痘、
感染性胃腸炎(ロタウイルスに限る)の定点当たり報告数は
増加しています。
 注目すべき感染症としては、梅毒があります。梅毒は感染症
法に基づく届出数が昨年同時期の1.5倍、特に女性では2.0倍
となり、増加が顕著となっています。
 本年は、男女の異性間性的接触による報告数増加の傾向が続
いていると考えられ、特にリスクが高い集団に対する啓発活動
が重要と考えられます。

<梅毒に関するQ&A>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/qanda2.html

IDWR(感染症発生動向調査週報)2015年第44週(第44号)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2015.html


◆全国の定点当たり報告数は0.13〜インフルエンザの発生状況
 を公表しました(2015年11月13日)

 2015年第45週(11月2日〜11月8日)のデータを公表しました。
 全国の定点当たり報告数は0.13となっています。

<インフルエンザに関する報道発表資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html


■海外の感染症発生状況

◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報(2015年11月7日〜11月13日掲載)
2015年11月12日 エボラ出血熱の発生状況(第45週)
http://www.forth.go.jp/topics/2015/11121411.html 
2015年11月12日 ジカウイルス発生状況について −スリナム 
http://www.forth.go.jp/topics/2015/11121355.html
2015年11月11日 エボラ出血熱の発生状況(第44週):補足4
http://www.forth.go.jp/topics/2015/11111340.html 
2015年11月10日 エボラ出血熱の発生状況(第44週):補足3 
http://www.forth.go.jp/topics/2015/11101112.html
2015年11月09日 エボラ出血熱の発生状況(第44週):補足2
http://www.forth.go.jp/topics/2015/11091458.html 
2015年11月09日 シエラレオネにおけるエボラの終息宣言
http://www.forth.go.jp/topics/2015/11091454.html

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