感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>>
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>>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.220(2015年10月23日)
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■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
▼トピックス▼
◆エボラ出血熱について(2015年10月22日)
◆国立健康・栄養研究所の一般公開が開催されます
▼審議会・研究会等▼
◆第7回新型インフルエンザ等対策有識者会議医療・公衆衛生
分科会を開催しました(2015年10月16日)
◆中央社会保険医療協議会総会で感染症対策が議論されました
(2015年10月21日)
◆第1回一類感染症に関する検討会を開催しました(2015年10月20日)
◆第13回厚生科学審議会感染症部会を開催しました(2015年10月21日)
▼感染症発生情報▼
◆IDWR 2015年第41週(第41号):A群溶血性レンサ球菌
咽頭炎などについて(2015年10月23日)
◆全国の定点当たり報告数は0.08〜インフルエンザの発生状況
を公表しました(2015年10月23日)
◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
(2015年10月17日〜10月23日掲載)
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こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。
10月21日に開催した第13回厚生科学審議会感染症部会において、
一般財団法人化学及血清療法研究所が製造する「インフルエンザHA
ワクチン“化血研”」に関する意見をまとめ、厚生労働省は、出荷自粛
の要請を同日付で解除しました。
詳しくは、本メールマガジンのトピックスをご覧ください。
今後も引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』をご活用ください。
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▼トピックス▼
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◆エボラ出血熱について(2015年10月22日)
世界保健機関(WHO)の10月21日付の発表によると、10月18日
までの1週間でギニアから3例、エボラ出血熱の新規確定患者が報告
されました。シエラレオネからは5週連続で新規患者の報告はありません。
ギニアの3症例のうち2例は登録された接触者以外からの報告であり、
246人の接触者(うち70人は高リスク接触者)がフォローアップ中です。
シエラレオネについては11月7日まで新規患者が報告されなければ、
エボラ出血熱流行の終息が宣言される予定です。
上記2か国及びリベリア、マリ、ナイジェリア、セネガル、スペイン、
アメリカ、イギリス、イタリアを含めた総計は、患者数28,512例、
死亡者数11,313例となっています。
医療機関の皆様におかれましては、引き続き以下の対応をお願いします。
(1)発熱症状を呈する患者には必ず渡航歴を確認する。
(2)受診者について、発熱症状、嘔吐、下痢または全身倦怠感等
に加えて、ギニア又はシエラレオネの過去1か月以内の滞在
歴が確認でき、かつ次のどちらかに該当する場合は、エボラ
出血熱の疑似症患者として直ちに最寄りの保健所長経由で
都道県知事へ届出を行う。
・ 21日以内に、エボラ出血熱患者(疑い患者を含む。)の体液
等(血液、体液、吐瀉物、排泄物など)との接触歴(感染予防
策の有無を問わない。)がある
・ 21日以内に、エボラ出血熱発生地域(ギニア、シエラレオネ、
リベリア、ウガンダ、スーダン、ガボン、コートジボワール、
コンゴ民主共和国、コンゴ共和国)由来のコウモリ、霊長類
等に直接手で接触するなどの接触歴がある
(3)上記(2)に該当する患者から電話の問い合わせがあった場合は、
当該エボラ出血熱が疑われる患者に対し、最寄りの保健所へ連絡
するよう、要請する。
<エボラ出血熱について>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/ebola.html
<保健所管轄区域案内>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/hokenjo/
<厚生労働省検疫所(FORTH)ホームページ>
http://www.forth.go.jp/
◆国立健康・栄養研究所の一般公開が開催されます
11月14日(土)、国立健康・栄養研究所の一般公開が開催
されます。
食生活・健康体力診断や、骨密度測定、健康食品に関する
相談や所内見学ツアー、フィットネス体験など、健康と栄養
に関するさまざまなプログラムが企画されています。
ぜひお誘い合わせの上ご参加ください。
<国立健康・栄養研究所オープンハウス2015>
http://www0.nih.go.jp/eiken/info/pdf/openhouse2015.pdf
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▼審議会・研究会等▼
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◆第7回新型インフルエンザ等対策有識者会議医療・公衆衛生
分科会を開催しました(2015年10月16日)
本会議では、前回に引き続き、抗インフルエンザウイルス薬の
今後の備蓄の在り方について議論され、備蓄目標量の内訳の
見直しなどを盛り込んだ新たな備蓄方針が取りまとめられました。
<第7回新型インフルエンザ等対策有識者会議医療・公衆衛生分科会資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000101603.html
◆中央社会保険医療協議会総会で感染症対策が議論されました
(2015年10月21日)
第307回中央社会保険医療協議会総会において、感染症対策が
取り上げられました。
一類感染症患者が入院した際の診療報酬(一類感染症患者入院
医療管理料)について、実際に患者が入院した際の多様な治療や
入院期間に対応できるようにすることや、精神疾患を有する結核
患者を治療するための「モデル病床」について、個室や陰圧室での
治療への診療報酬の加算等を適用することが検討されました。
次期診療報酬改定に向けて、引き続き検討される予定です。
<中央社会保険医療協議会 総会(第307回)議事次第>
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000101563.html
◆第1回一類感染症に関する検討会を開催しました(2015年10月20日)
本検討会は、平成26年、西アフリカを中心としたエボラ出血熱の
流行に伴い、今後国際的に脅威となる感染症が国内で発生した場合
を想定した、「ウイルス性出血熱等一類感染症への行政対応の手引
き(仮称)」を策定し、これらの感染症の発生予防及びまん延防止
対策の強化に取り組むことを目的に設置しました。
今回は、エボラ出血熱に係るこれまでの対策を総括するとともに、
手引きの項目(案)や今後取り組むべき課題について議論しました。
<第1回一類感染症に関する検討会資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000101839.html
◆第13回厚生科学審議会感染症部会を開催しました(2015年10月21日)
本部会では、一般財団法人化学及血清療法研究所が製造する
「インフルエンザHAワクチン“化血研”」の公衆衛生対策上の
必要性について検討し、インフルエンザの発生の予防及びまん延
の防止を推進する観点から、出荷を認め、供給不足を避けるべき
との意見が取りまとめられました。
なお、厚生労働省においては、当該意見を踏まえ、同日付で、
出荷自粛の要請を解除することとしました。
<第13回厚生科学審議会感染症部会資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000101908.html
<プレスリリース>
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000101868.html
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▼感染症発生情報▼
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■国内の感染症発生状況
◆IDWR 2015年第41週(第41号):A群溶血性レンサ球菌
咽頭炎などについて(2015年10月23日)
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は増加し、
過去5年間の同時期と比較してかなり多くなっています。
また、伝染性紅斑の定点当たり報告数は減少しましたが、
過去5年間の同時期と比較してかなり多くなっています。
その他、インフルエンザ、RSウイルス感染症、感染性胃腸
炎、感染性胃腸炎(ロタウイルスに限る)の定点あたりの
報告数は増加しています。
注目すべき感染症としてインフルエンザの記事があります。
IDWR(感染症発生動向調査週報)2015年第41週(第41号)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2015.html
◆全国の定点当たり報告数は0.08〜インフルエンザの発生状況
を公表しました(2015年10月23日)
2015年第42週(10月12日〜10月18日)のデータを公表しました。
全国の定点当たり報告数は0.08となっています。
<インフルエンザに関する報道発表資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html
■海外の感染症発生状況
◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報(2015年10月17日〜10月23日掲載)
2015年10月22日 エボラ出血熱の発生状況(第42週)
http://www.forth.go.jp/topics/2015/10221515.html
2015年10月22日 ジカウイルス発生状況について −ブラジル及びコロンビア
http://www.forth.go.jp/topics/2015/10221346.html
2015年10月22日 タンザニアでコレラが流行しています(更新1)
http://www.forth.go.jp/topics/2015/10221040.html
2015年10月21日 エボラ出血熱の発生状況(第41週):補足4
http://www.forth.go.jp/topics/2015/10210910.html
2015年10月20日 鳥インフルエンザA(H7N9)の発生状況 (更新11)
http://www.forth.go.jp/topics/2015/10201038.html
2015年10月20日 エボラ出血熱の発生状況(第41週):補足3
http://www.forth.go.jp/topics/2015/10200843.html
2015年10月19日 エボラ出血熱の発生状況(第41週):補足2
http://www.forth.go.jp/topics/2015/10190855.html
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