感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓
┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>>
┗━┻━┻━┻━┻━┻━╋━╋━╋━╋━┓
>>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.216(2015年9月25日)
>>>>>>>>>┗━┻━┻━┻━┛
■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
▼トピックス▼
◆11月1日(日)、新型インフルエンザに関する研修を開催します
◆エボラ出血熱について(2015年9月24日)
◆中東呼吸器症候群(MERS)について(2015年9月24日)
◆【9月24〜30日は結核予防週間です】政府広報オンライン
「古くて新しい感染症、結核にご注意を!」が公開されました
◆10月3日(土)、国立感染症研究所の一般公開が開催されます
▼審議会・研究会等▼
◆第6回厚生科学審議会結核部会を開催しました(2015年9月25日)
▼感染症発生情報▼
◆IASR 2015年9月号:「HIV/AIDS 2014年」などについて
◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
(2015年9月18日〜9月25日掲載)
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。
11月1日(日)、東京で開催される「新型インフルエンザ診療
と対策に関する研修」の参加申し込みの受付を開始しました。
詳しくは本メールマガジンおよびホームページをご覧ください。
今後も引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』をご活用ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼トピックス▼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆11月1日(日)、新型インフルエンザに関する研修を開催します
11月1日(日)13:00〜16:00(12:30開場)、イイノホール&
カンファレンスセンター(東京都千代田区)にて、新型インフル
エンザの診療と対策に関する研修を行います。
対象は、新型インフルエンザ診療に従事する予定の医師、医療
従事者等です。
定員は500名(先着順)、参加は無料です。
参加者には、日本呼吸器学会専門医更新研修単位(2点)及び
ICD制度協議会資格更新点(2点)が付与されます。
お申し込み、お問い合わせは下記リンクをご参照下さい。
多数の皆様のご参加をお待ちしています。
<開催案内とお申し込み>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/kouen-kensyuukai.html
◆エボラ出血熱について(2015年9月24日)
世界保健機関(WHO)の9月23日付の発表によると、9月
20日までの1週間に、ギニアで2例の新規確定患者が報告
されました。1週間の症例数は今年の7月最終週から10例
未満の状態が続いています。
ギニアの2症例はともに首都コナクリから報告されており、
どちらも登録された接触者ではありませんが、エボラ出血熱
が死因と思われる症例と疫学的リンクがありました。
今週シエラレオネから新規患者の報告はありませんでした
が、先週報告された症例に関して700人以上の接触者が同定
され、健康監視下にあります。
上記2か国及びリベリア、マリ、ナイジェリア、セネガル、
スペイン、アメリカ、イギリス、イタリアを含めた総計は、
患者数28,331例、死亡者数11,310例となっています。
医療機関の皆様におかれましては、以下の対応をお願い
します。
(1)発熱症状を呈する患者には必ず渡航歴を確認する。
(2)受診者について、発熱症状、嘔吐、下痢または全身倦怠感等
に加えて、ギニア又はシエラレオネの過去1か月以内の滞在
歴が確認でき、かつ次のどちらかに該当する場合は、エボラ
出血熱の疑似症患者として直ちに最寄りの保健所長経由で
都道県知事へ届出を行う。
・ 21日以内に、エボラ出血熱患者(疑い患者を含む。)の体液
等(血液、体液、吐瀉物、排泄物など)との接触歴(感染予防
策の有無を問わない。)がある
・ 21日以内に、エボラ出血熱発生地域(ギニア、シエラレオネ、
リベリア、ウガンダ、スーダン、ガボン、コートジボワール、
コンゴ民主共和国、コンゴ共和国)由来のコウモリ、霊長類
等に直接手で接触するなどの接触歴がある
(3)上記(2)に該当する患者から電話の問い合わせがあった場合は、
当該エボラ出血熱が疑われる患者に対し、最寄りの保健所へ連絡
するよう、要請する。
<エボラ出血熱について>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/ebola.html
<保健所管轄区域案内>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/hokenjo/
<厚生労働省検疫所(FORTH)ホームページ>
http://www.forth.go.jp/
◆中東呼吸器症候群(MERS)について(2015年9月24日)
世界保健機関(WHO)の9月23日付の発表によると、
クウェートにおいて、9月19日に、新たに致死的な中東
呼吸器症候群(MERS)感染者1人が報告されました。
この患者は78歳男性で、基礎疾患があり、ヒトコブラクダ
と頻繁な接触機会がある者で9月19日に死亡しました。
サウジアラビアにおいては、9月6日から11日の間に、
新たなMERS感染者22人が報告されました。これらの患者
のうち3人は、現在リヤド市の病院で起きている集団発生、
5人はメディナ市の病院で起きている別の集団発生と関係
しています。
また、先週の号外でお知らせしたとおり、MERSの国内
発生時の対応が変更になり、MERS流行国から韓国が除外
されています。
医療機関の皆様におかれましては、中東への渡航歴が
あり、急性呼吸器感染症状を呈する方が受診した際は、
渡航歴や現地の医療機関の受診歴等の確認をしていた
だき、感染が疑われる場合には、速やかに保健所に連絡
する等、引き続きご協力をお願いします。
<中東呼吸器症候群(MERS)の国内発生時の対応について>
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000098097.pdf
◆【9月24〜30日は結核予防週間です】政府広報オンライン
「古くて新しい感染症、結核にご注意を!」が公開されました
<政府広報オンライン:「古くて新しい感染症、結核にご注意を!」>
http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201509/3.html
厚生労働省は、9月24〜30日を結核予防週間として、広く
国民の皆様に、結核についての正しい理解を深めていただく
期間としています。
平成26年の患者数(※)は、19,615人となり、結核の統計
を取り始めてから初めて2万人を切りましたが、年間2千人を
超える方が亡くなっている、我が国の主要な感染症であること
に変わりはありません。
近年は、結核患者の高齢化が進んでおり、4割近くが80歳
以上の高齢者となっています。高齢者の結核を予防し、早期
発見するには、家族や周囲の方の「気づき」が大切です。
○長引く咳等の症状を訴える方が受診された際には、
結核の可能性も視野に入れた診療をお願いいたします。
○医療従事者は、結核患者と接触する機会が比較的
多いと思われますので、長引く咳等、体調が思わしく
ない場合は、速やかに医師の診察を受けるようお願い
いたします。
※平成26年の新登録結核患者数。(平成26年結核登録者情報調査年報)
<結核(BCGワクチン)について>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou03/index.html
<平成26年結核登録者情報調査年報集計結果(概況)>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou03/14.html
◆10月3日(土)、国立感染症研究所の一般公開が開催されます
10月3日(土)、東京都新宿区の国立感染症研究所戸山庁舎
で、一般公開が開催されます。
○実験体験、○手洗い実習、○標本展示などのほか、
○講演会〜話題の感染症〜(インフルエンザ、デング熱)、
○感染症クイズ(注文の多いジビエ料理店、アウトブレイク探偵)、
○パネル展示
−くすりで治せるウイルス感染症、
−感染症はどうやって検査するの?
−病原体の種類、
−感染研のお仕事、
−厚生労働省・結核感染症課の取り組み
などの催しを用意しています。
また、○ご家族向けの感染症ゲーム、○病原体模型工作など、
皆さまで楽しめるコーナーもあります。
<国立感染症研究所一般公開のお知らせ>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/open-campus/openhouse.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼審議会・研究会等▼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆第6回厚生科学審議会結核部会を開催しました(2015年9月25日)
本会議では、「結核医療の基準」の改正及び「結核に
関する特定感染症予防指針」の見直しの進め方について
審議しました。
審議の結果、結核医療の基準にレボフロキサシンを追
加すること、リファンピシンが使用できない場合の治療
期間を一部変更することについて了承されました。
「結核に関する特定感染症予防指針」については、現行
の結核対策の進捗状況等を踏まえた上で、見直しの議論
を進めていくことになりました。
なお、「結核医療の基準」の改正内容については、
パブリックコメント等の所要の手続を行った後に適用と
なります。
<第6回厚生科学審議会結核部会資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-kousei.html?tid=176318
⇒追って掲載されます
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼感染症発生情報▼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■国内の感染症発生状況
◆IASR 2015年9月号:「HIV/AIDS 2014年」などについて
特集は「HIV/AIDS 2014年」です。
日本におけるHIV/AIDS報告数の推移、感染者の国籍・
性別、感染経路・年齢構造、推定感染地域、献血者の
HIV抗体陽性率などについて記載されています。
IASR(病原微生物検出情報 月報)2015年9月号
http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr.html
■海外の感染症発生状況
◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報(2015年9月18日〜9月25日掲載)
2015年09月25日 インドでデング熱が流行しています
http://www.forth.go.jp/topics/2015/09250858.html
2015年09月25日 エボラ出血熱の発生状況(第38週):補足
http://www.forth.go.jp/topics/2015/09250857.html
2015年09月24日 エボラ出血熱の発生状況(第38週)
http://www.forth.go.jp/topics/2015/09241547.html
2015年09月24日 中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況(更新71)
http://www.forth.go.jp/topics/2015/09241523.html
2015年09月24日 中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況(更新70)
http://www.forth.go.jp/topics/2015/09241331.html
2015年09月24日 ウエストナイル熱の発生−ポルトガル
http://www.forth.go.jp/topics/2015/09241323.html
2015年09月18日 中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況(更新69)
http://www.forth.go.jp/topics/2015/09181549.html
2015年09月18日 エボラ出血熱の発生状況(第37週):補足
http://www.forth.go.jp/topics/2015/09181544.html
2015年09月18日 チクングニア熱の発生−スペイン(更新1)
http://www.forth.go.jp/topics/2015/09181541.html
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
●バックナンバー
http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/backnumber/
●新規登録・配信停止の手続き・注意事項
http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/
●お問い合わせ
https://mhlw.asp.3mail.jp/inquiry/
●内容に関するご意見
kansenshomail@mhlw.go.jp
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
○当メールマガジンは外部の電子メール配信サービスを利用して行っています。
○登録していないにもかかわらず当メールマガジンが配信された場合は、他の方が
間違えて登録した可能性がありますので、配信停止のお手続きをお願いします。
○当メールマガジンの送信元アドレスは送信専用となっています。
○携帯メールなどには対応しておりません。
○当メールマガジンは等幅フォントでの閲覧をおすすめします。
○当メールマガジンの内容の全部または一部については、私的使用または引用など
著作権法上認められた行為として、出所を明示することにより引用、転載、複製
を行うことができます。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Copyright (C) 厚生労働省(2011年)〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Copyright (C) Ministry of Health, Labour and Welfare, All Right reserved.
|