感染症エクスプレス@厚労省
バックナンバー
メールマガジンのバックナンバーです。

2015-09-04

感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>>
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   >>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.213(2015年9月4日)
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■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■


▼トピックス▼  
 ◆感染症危機管理専門家養成プログラム(IDES)の2016年度
    の採用募集を開始しました(2015年9月1日)
 ◆エボラ出血熱について(2015年9月2日)
 ◆中東呼吸器症候群(MERS)について(2015年9月2日) 
 ◆政府広報オンライン「デング熱にご注意を!」が公開されました
  (2015年9月3日)
 ◆麻しん排除認定証書授与式が行われました(2015年8月31日)
 ◆平成27年10月3日(土)、国立感染症研究所の一般公開が
   開催されます
▼感染症発生情報▼
 ◆IDWR 2015年第34週(第34号):A群溶血性レンサ球菌
    咽頭炎などについて(2015年9月4日)
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
    (2015年8月29日〜9月4日掲載)

      
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 こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。
 
 感染症危機管理専門家養成プログラム(IDES)の2016年度の
募集を開始しました。
 詳しくは、本メールマガジンのトピックスをご覧ください。

 今後も引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』をご活用ください。

 
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▼トピックス▼
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◆感染症危機管理専門家養成プログラム(IDES)の2016年度
  の採用募集を開始しました(2015年9月1日)

 国境を越えた往来が盛んになり、新型インフルエンザや
MERSなどの新興・再興感染症対策の重要性が再びクローズ
アップされてきています。
 昨年の西アフリカにおけるエボラ出血熱の流行に際し、
わが国からも感染症危機管理の専門家を派遣し、現地の医療
提供体制の構築を行ってきました。
 感染症流行地における危機管理には、感染症疾患に対する
臨床経験のみならず、感染症等の行政知識、国際調整能力等、
総合的な知識と経験が求められます。
 厚生労働省は、感染症危機管理におけるスペシャリストと
なる人材を育成するため、「感染症危機管理専門家養成プロ
グラム:Infectious Disease Emergency Specialist 
Training Program (IDES:アイデス)」を創設しました。
 9月1日より2016年度の採用募集を開始しましたので、詳細
は採用案内をご覧下さい。応募締切は10月15日(当日消印
有効)です。多くの医師の皆様の応募をお待ちしています。 

<「感染症危機管理専門家養成プログラム(IDES)」採用案内>
http://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/saiyou/kikikanri/index.html


◆エボラ出血熱について(2015年9月2日)

 世界保健機関(WHO)の9月2日付の発表によると、
8月30日までの1週間に、ギニアで2例、シエラレオネで
1例の確定患者が報告されました。シエラレオネでは
過去2週間の報告では確定患者は報告されていません
でした。
  全体では、5週連続で1週間に3人の確定患者が認め
られています。加えて、積極的調査の対象者の数は、
8月23日の約600人でしたが、8月30日には約450人と
なっています。
 上記2か国及びリベリア、マリ、ナイジェリア、セネガル、
スペイン、アメリカ、イギリス、イタリアを含めた総計は、
患者数28,109例、死亡者数11,305例となっています。
 医療機関の皆様におかれましては、引き続き以下の対応
をお願いします。

(1)発熱症状を呈する患者には必ず渡航歴を確認する。
(2)受診者について、発熱症状に加えて、ギニア又はシエラレオネの
    過去1か月以内の滞在歴が確認できた場合は、エボラ出血熱の
    疑似症患者として直ちに最寄りの保健所長経由で都道府県知事
    へ届出を行う。
(3)ギニア又はシエラレオネの過去1か月以内の滞在歴を有し、かつ
   発熱症状を呈する患者から電話の問い合わせがあった場合は、
   当該エボラ出血熱が疑われる患者に対し、最寄りの保健所へ連絡
   するよう、要請する。

<エボラ出血熱の国内発生を想定した行政機関における基本的な対応について(依頼)>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dl/20150511_01.pdf
<エボラ出血熱の国内発生を想定した医療機関における基本的な対応について(依頼)>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dl/20150511_02.pdf
<保健所管轄区域案内>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/hokenjo/
<厚生労働省検疫所(FORTH)ホームページ>
http://www.forth.go.jp/


◆中東呼吸器症候群(MERS)について(2015年9月2日)

  世界保健機関(WHO)の9月1日付の発表によると、
ヨルダンにおいて、8月26日から28日の間に、死亡者1人
を含む新たな中東呼吸器症候群(MERS)患者4人が報告
されました。
 これらの患者は全員が、現在アンマン市の病院で起きて
いる集団発生と関係しています。
 サウジアラビアのリヤドの医療機関で発生した集団感染
において、8月1日から23日までに82例の患者が発生し、
そのうち医療機関での集団発生は少なくても72例となって
います。
 9月2日、WHOはIHR緊急委員会を開催し、サウジアラビア
における今回の流行は、国際的な公衆の保健上の緊急事態
(PHEIC)に該当しないとするステートメントを発表しました。
 医療機関の皆様におかれましては、MERSを心配する方
が受診した際は、渡航歴や現地の医療機関の受診歴等の
確認をしていただき、感染が疑われる場合には、速やかに
保健所に連絡する等、引き続きご協力をお願いします。

<中東呼吸器症候群(MERS)について>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000088627.html


◆政府広報オンライン「デング熱にご注意を!」が公開
   されました(2015年9月3日)

 9月3日、デング熱に関する基礎知識をまとめた、「暮らし
のお役立ち情報「“デング熱”にご注意を!〜予防策は“蚊
に刺されない”“蚊を発生させない”」が政府広報オンライン
に公開されました。
 詳細については、下記URLをご確認いただき、デング熱の
予防対策にお役立て下さい。

政府広報オンライン:「デング熱」にご注意を! 予防策は「蚊
に刺されない」「蚊を発生させない」
http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201509/1.html


◆麻しん排除認定証書授与式が行われました(2015年8月31日)
 
 日本は平成27年度までに麻しんの排除を達成し、世界保健
機関(WHO)による麻しんの排除の認定を受けることを目標に、
麻しんの排除に向けた取組を進めてきましたが、3月27日、
世界保健機関西太平洋地域事務局により日本が麻しんの排除
状態にあることが認定されました。
 8月31日、WHO西太平洋地域事務局長のシン事務局長が
来日し、塩崎恭久厚生労働大臣に麻しん排除認定証書を授与
する式典が開催されました。この式典で塩崎大臣は、麻しん
排除に向けた取り組みの推進に尽力した関係者に感謝の意を
述べました。
 同式典の模様は後日、厚生労働省ホームページ「フォトレポート」
に公開される予定です。
 医療関係者の皆様におかれましては、引き続き、麻しんの排除
の状態を維持するため、対策の推進にご協力をお願いします。


◆平成27年10月3日(土)、国立感染症研究所の一般公開が
  開催されます

 10月3日(土)、東京都新宿区の国立感染症研究所戸山庁舎で、
一般公開が開催されます。
 実験体験、手洗い実習、標本展示などのほか、講演会〜話題
の感染症〜(インフルエンザ、デング熱)、感染症クイズ(注文の
多いジビエ料理店、アウトブレイク探偵)、パネル展示(くすりで
治せるウイルス感染症、感染症はどうやって検査するの?、
病原体の種類、感染研のお仕事、厚生労働省・結核感染症課の
取り組み)などの催しを用意しています。
 また、ご家族向けの感染症ゲーム、病原体模型工作など皆さま
で楽しめるコーナーもあります。

<国立感染症研究所一般公開のお知らせ>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/open-campus/openhouse.html



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▼感染症発生情報▼
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■国内の感染症発生状況

◆IDWR 2015年第34週(第34号):A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
   などについて(2015年9月4日)

 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、伝染性紅斑の定点あたりの
報告数は増加し、過去5年の同時期と比べてかなり多くなって
います。
 そのほかRSウイルス感染症、咽頭結膜熱、感染性胃腸炎、
水痘、流行性耳下腺炎の定点あたりの報告数は増加しました。

IDWR(感染症発生動向調査週報)2015年第34週
http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2015.html


■海外の感染症発生状況

◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報(2015年8月29日〜9月4日掲載)
2015年09月04日 エボラ出血熱の発生状況(第35週):補足
http://www.forth.go.jp/topics/2015/09040913.html
2015年09月03日 中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況(更新65)
http://www.forth.go.jp/topics/2015/09031605.html 
2015年09月03日 エボラ出血熱の発生状況(第35週)
http://www.forth.go.jp/topics/2015/09031102.html
2015年09月02日 中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況(更新64)
http://www.forth.go.jp/topics/2015/09021534.html
2015年09月02日 ワクチン由来のポリオウイルスの流行−ウクライナ
http://www.forth.go.jp/topics/2015/09021033.html 
2015年09月02日 韓国における中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況(更新38)
http://www.forth.go.jp/topics/2015/09020926.html 
2015年09月02日 エボラ出血熱の発生状況(第34週):補足4 
http://www.forth.go.jp/topics/2015/09020839.html
2015年09月01日 エボラ出血熱の発生状況(第34週):補足3 
http://www.forth.go.jp/topics/2015/09010840.html
2015年08月31日 中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況(更新63)
http://www.forth.go.jp/topics/2015/08311051.html
2015年08月31日 エボラ出血熱の発生状況(第34週):補足2
http://www.forth.go.jp/topics/2015/08310852.html
2015年08月28日 デング熱の流行状況について(更新8)
http://www.forth.go.jp/topics/2015/08281359.html


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