感染症エクスプレス@厚労省
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メールマガジンのバックナンバーです。

2015-07-31

感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>>
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   >>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.209(2015年7月31日)
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■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■


▼トピックス▼
 ◆中東呼吸器症候群(MERS)について(2015年7月30日)
 ◆エボラ出血熱について(2015年7月29日)
 ◆デング熱等の蚊媒介感染症に関する注意喚起等について
  (2015年7月28日)
▼審議会・研究会等▼
 ◆第1回厚生科学審議会ワクチン分科会予防接種基本方針部会
   ワクチン評価に関する小委員会を開催しました(2015年7月28日)
 ◆新型インフルエンザ対策小委員会第3回医療・医薬品作業班
   を開催しました(2015年7月29日)
▼感染症発生情報▼
 ◆IDWR 2015年第29週(第29号):手足口病などについて
  (2015年7月31日)
  ◆IASR  2015年7月号:「風疹・先天性風疹症候群2015年
   6月現在」などについて
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
    (2015年7月25日〜7月31日掲載)
      
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 こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。
 
 幼児を中心に夏季に流行が見られる手足口病の報告数が増加しています。
 詳細は本メールマガジンの感染症発生情報をご覧ください。
 
 今後も引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』をご活用ください。

 
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▼トピックス▼
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◆中東呼吸器症候群(MERS)について(2015年7月30日)

  7月29日付の世界保健機関(WHO)の発表によると、
韓国における中東呼吸器症候群(MERS)の患者の累計数
は、死亡者36人を含む186人となっており、7月5日以降、
新たな感染者は出ていません。
 韓国政府の発表によると、7月27日に隔離対象者がゼロ
になりましたが、引き続き流行が完全に終息するまで対策
を継続するとしています。厚生労働省においても引き続き、
現在の対策を継続していきます。
 医療機関の皆様におかれましては、MERSを心配する方
が受診した際は、渡航歴や現地の医療機関の受診歴等の
確認をしていただき、感染が疑われる場合には、速やかに
保健所に連絡する等、引き続きご協力をお願いします。

<中東呼吸器症候群(MERS)について>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000088627.html


◆エボラ出血熱について(2015年7月29日)

 世界保健機関(WHO)の7月29日付の発表によると、
7月26日までの1週間に、ギニアで4例、シエラレオネで3例、
合計7例の確定患者が報告されました。この1週間は、この
1年間で最も新規患者が少ない週となりました。
 ギニアで確認された4症例のうち3症例までが首都コナクリ、
シエラレオネで確認された3症例のうち2症例が首都フリータ
ウンで発生しています。
リベリアでは、7月26日までの1週間に報告された新規患者は
いませんでした。6月29日以降の6人の確定患者のうち、2人
は死亡、残る4人は治療を受け退院しました。
 上記3か国及びマリ、ナイジェリア、セネガル、スペイン、
アメリカ、イギリス、イタリアを含めた総計は、
患者数27,784例、死亡者数11,294例となっています。
 医療機関の皆様におかれましては、引き続き以下の
対応をお願いします。

(1)発熱症状を呈する患者には必ず渡航歴を確認する。
(2)受診者について、発熱症状に加えて、ギニア又はシエラレオネの
    過去1か月以内の滞在歴が確認できた場合は、エボラ出血熱の
    疑似症患者として直ちに最寄りの保健所長経由で都道府県知事
    へ届出を行う。
(3)ギニア又はシエラレオネの過去1か月以内の滞在歴を有し、かつ
   発熱症状を呈する患者から電話の問い合わせがあった場合は、
   当該エボラ出血熱が疑われる患者に対し、最寄りの保健所へ連絡
   するよう、要請する。

<エボラ出血熱の国内発生を想定した行政機関における基本的な対応について(依頼)>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dl/20150511_01.pdf
<エボラ出血熱の国内発生を想定した医療機関における基本的な対応について(依頼)>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dl/20150511_02.pdf
<保健所管轄区域案内>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/hokenjo/
<厚生労働省検疫所(FORTH)ホームページ>
http://www.forth.go.jp/


◆デング熱等の蚊媒介感染症に関する注意喚起等について
 (2015年7月28日)

 デング熱等を媒介するヒトスジシマカの活動が活発な季節
となりました。
 デング熱やチクングニア熱等の発生が想定され、それらの
疾患が疑われる方が受診する場合もありますので、医療機関
の皆様におかれましては、診療ガイドラインを活用いただくと
ともに、デング熱等の患者を診断しましたら、すぐに最寄りの
保健所にご連絡ください。
 また、日本感染症学会は、一次医療機関などからの相談など
の対応を行う「蚊媒介感染症を扱う専門医療機関一覧」を公表
しています。併せてご参照ください。

<デング熱・チクングニア熱の診療ガイドライン>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dl/dengue_fever_jichitai_20150421-02.pdf
<蚊媒介感染症専門医療機関一覧>
http://www.kansensho.or.jp/mosquito/medical_list.html


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▼審議会・研究会等▼
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◆第1回厚生科学審議会ワクチン分科会予防接種基本方針部会
  ワクチン評価に関する小委員会を開催しました(2015年7月28日)

 本会議では、沈降10価肺炎球菌結合型ワクチンについて、
広く接種を促進するための評価・検討に必要な具体的な論点
や科学的知見の収集方針について審議が行われました。
 また、沈降13価肺炎球菌結合型ワクチンを定期接種として
使用することの是非にかかる、ワクチンの有効性、ワクチンの
安全性、費用対効果、ワクチンの使用方法の検討方針などに
ついて審議を行いました。

<第1回厚生科学審議会ワクチン分科会予防接種基本方針部会ワクチン評価に関する小委員会資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000092652.html


◆新型インフルエンザ対策小委員会第3回医療・医薬品作業班会議
  を開催しました(2015年7月29日)

 本会議では、前回に引き続き、抗インフルエンザウイルス薬
の今後の備蓄の在り方について検討が行われました。
 過去2回の議論を踏まえた論点について議論が行われ、薬剤の
種類と量、並びに備蓄目標について、本作業班の考え方が整理
されました。
 
<新型インフルエンザ対策に関する小委員会第3回医療・医薬品作業班会議資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000092821.html


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▼感染症発生情報▼
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■国内の感染症発生状況

◆IDWR 2015年第29週(第29号):手足口病などについて
  (2015年7月31日)

 手足口病の定点当たり報告数は第24週以降増加が続いて
おり、過去10年では2011年の同時期に次いで2番目に多くな
っています。
 この他に、RSウイルス感染症、マイコプラズマ肺炎、感染性
胃腸炎(ロタウイルスに限る)の定点当たり報告数は増加しました。
 また、注目すべき感染症として「腸管出血性大腸菌感染症」
についての記事があります。

IDWR(感染症発生動向調査週報)2015年第29週
http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2015.html


◆IASR  2015年7月号:「風疹・先天性風疹症候群
  2015年6月現在」などについて

 特集は「風疹・先天性風疹症候群 2015年6月現在」です。
 日本における風しんの発生動向調査、風疹ワクチン接種率、
抗体保有率、海外の状況、今後の対策などについて記載され
ています。

IASR(病原微生物検出情報 月報)2015年7月号
http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr.html


■海外の感染症発生状況

◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報(2015年7月25日〜7月31日掲載)
2015年07月31日 ヒトと動物に共通するインフルエンザ感染症の概況(更新6)
http://www.forth.go.jp/topics/2015/07311330.html
2015年07月31日 エボラ出血熱の発生状況(第30週):補足 
http://www.forth.go.jp/topics/2015/07311006.html
2015年07月31日 エボラ出血熱の発生状況(第30週)
http://www.forth.go.jp/topics/2015/07310927.html
2015年07月30日 中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況(更新57)
http://www.forth.go.jp/topics/2015/07301413.html
2015年07月30日 韓国における中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況(更新28)
http://www.forth.go.jp/topics/2015/07301149.html 
2015年07月29日 エボラ出血熱の発生状況 (第29週):補足4 
http://www.forth.go.jp/topics/2015/07290923.html
2015年07月29日 韓国における中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況(更新27)
http://www.forth.go.jp/topics/2015/07290856.html 
2015年07月28日 韓国における中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況(更新26)
http://www.forth.go.jp/topics/2015/07281432.html 
2015年07月28日 エボラ出血熱の発生状況 (第29週):補足3
http://www.forth.go.jp/topics/2015/07280819.html 
2015年07月27日 韓国における中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況(更新25)
http://www.forth.go.jp/topics/2015/07271111.html 
2015年07月27日 中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況(更新56)
http://www.forth.go.jp/topics/2015/07271107.html 
2015年07月27日 中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況(更新55)
http://www.forth.go.jp/topics/2015/07271105.html 
2015年07月27日 エボラ出血熱の発生状況(第29週):補足2
http://www.forth.go.jp/topics/2015/07270807.html


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