感染症エクスプレス@厚労省
バックナンバー
メールマガジンのバックナンバーです。

2015-06-19

感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃>>>>>>>>>>>>>>
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   >>>>>>>>>┃@┃厚┃労┃省┃Vol.203(2015年6月19日)
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■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

▼トピックス▼
 ◆中東呼吸器症候群(MERS)について(2015年6月19日)
 ◆エボラ出血熱について(2015年6月17日)
▼感染症発生情報▼
 ◆IDWR 2015年第23週(第23号):A群溶血性レ
  ンサ球菌咽頭炎などについて(2015年6月19日)
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報
    (2015年6月13日〜6月19日掲載)
      
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 こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。

 中東呼吸器症候群(MERS)は、インフルエンザと違い、
ヒトの間での感染は限定的であり、かつ発症するまでは
感染リスクはないと考えられています。
 医療機関の皆様におかれましては、MERSを心配する
方が受診した際は、渡航歴や現地の医療機関の受診歴等
の確認をしていただき、感染が疑われる場合には、速やか
に保健所に連絡する等、保健所との連携にご協力をお願い
します。
 
 今後も引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』をご活用ください。

 
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▼トピックス▼
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◆中東呼吸器症候群(MERS)について(2015年6月19日)

【自治体向けQ&Aを掲載しました】
 6月19日、MERSに関する自治体向けQ&Aをホームページ
に掲載しました。
 このQ&Aでは、MERSに罹患した疑いのある患者から健康
相談を受けた場合の具体的な対応等について紹介しています。

<中東呼吸器症候群(MERS)の国内発生時の対応に関する
Q&Aについて(事務連絡)>
http://cms-5g.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000089264.pdf

【WHOがMERSに関する見解を発表しました】
 6月17日、当メールマガジン号外でもお知らせしたとおり、
WHO(世界保健機関)が見解を発表し、今回のMERSの
流行は、現状では「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急
事態(PHEIC)」としての条件を満たしておらず、「いかなる渡航・
貿易に対する制限も勧告せず、現時点で入国時のスクリーニ
ング実施は不要」と示しました。
 また、MERS発生国への渡航者及びこれらの国からの入国・
帰国者に対し、MERS及びその兆候について注意喚起を行う
ことは公衆衛生上の観点から好ましいとしています。

 日本においては専門家の意見を踏まえたこれまでの方針に
基づき、適切に対応していくこととしています。
 医療機関の皆様におかれましては、引き続きご協力をお願
いします。

<プレスリリース(平成27年6月17日)>
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000088955.html
<厚生労働省検疫所(FORTH):WHOの声明(日本語訳)>
http://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/2015/06181530.html
<中東呼吸器症候群(MERS)について>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000088627.html
[[国立感染症研究所ホームページ]
<中東呼吸器症候群(MERS)>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases/alphabet/mers/2186-idsc/2686-mers.html
[韓国保健福祉部ホームページ(英語)]
http://english.mw.go.kr/front_eng/index.jsp
[WPROホームページ(英語)]
<Middle East respiratory syndrome coronavirus (MERS-CoV) 
maps and epicurves>
http://www.who.int/csr/disease/coronavirus_infections/maps-charts/en/
(疫学曲線等が閲覧できます)


◆エボラ出血熱について(2015年6月17日)

  WHO(世界保健機関)の6月17日付の発表によると、6月14日
までの1週間に、ギニア、シエラレオネで新たに24例の確定患者、
11例の死亡者が報告されました。
 上記2か国及びリベリア、マリ、ナイジェリア、セネガル、スペイン、
アメリカ、イギリス、イタリアを含めた総計は、患者数27,341例、
死亡者数11,184例となっています。
 医療機関の皆様におかれましては、引き続き以下の対応をお願い
します。

(1)発熱症状を呈する患者には必ず渡航歴を確認する。
(2)受診者について、発熱症状に加えて、ギニア又はシエラレオネの
     過去1か月以内の滞在歴が確認できた場合は、エボラ出血熱の
     疑似症患者として直ちに最寄りの保健所長経由で都道府県知事
     へ届出を行う。
(3)ギニア又はシエラレオネの過去1か月以内の滞在歴を有し、かつ
   発熱症状を呈する患者から電話の問い合わせがあった場合は、
   当該エボラ出血熱が疑われる患者に対し、最寄りの保健所へ連絡
   するよう、要請する。

<エボラ出血熱の国内発生を想定した行政機関における基本的な対応について(依頼)>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dl/20150511_01.pdf
<エボラ出血熱の国内発生を想定した医療機関における基本的な対応について(依頼)>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dl/20150511_02.pdf
<保健所管轄区域案内>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/hokenjo/
<厚生労働省検疫所(FORTH)ホームページ>
http://www.forth.go.jp/


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▼感染症発生情報▼
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■国内の感染症発生状況

◆IDWR 2015年第23週(第23号):A群溶血性レンサ球菌
  咽頭炎などについて(2015年6月19日)

 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は減少
しましたが、過去5年間の同時期と比較してかなり多くなっ
ています。
 その他に、咽頭結膜熱、手足口病の定点当たり報告数が、
過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してやや
多くなっています。
 また、百日咳、マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数が
増加しました。

IDWR(感染症発生動向調査週報)2015年第23週
http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2015.html


■海外の感染症発生状況

◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報(2015年6月13日〜6月19日掲載)
2015年06月19日 韓国における中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況(更新2)
http://www.forth.go.jp/topics/2015/06191426.html
2015年06月19日 エボラ出血熱の発生状況(第24週):補足
http://www.forth.go.jp/topics/2015/06190845.html
2015年06月18日 エボラ出血熱の発生状況(第24週)
http://www.forth.go.jp/topics/2015/06181613.html 
2015年06月18日 韓国における中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況(更新1)
http://www.forth.go.jp/topics/2015/06181535.html 
2015年06月18日 中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況評価−韓国 
http://www.forth.go.jp/topics/2015/06181141.html
2015年06月17日 中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況(更新38)
http://www.forth.go.jp/topics/2015/06171321.html 
2015年06月17日 中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況(更新37) 
http://www.forth.go.jp/topics/2015/06171043.html
2015年06月17日 鳥インフルエンザA(H7N9)の発生状況(更新9)
http://www.forth.go.jp/topics/2015/06171015.html 
2015年06月17日 エボラ出血熱の発生状況(第23週):補足4
http://www.forth.go.jp/topics/2015/06170927.html 
2015年06月16日 韓国における中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況 
http://www.forth.go.jp/topics/2015/06161416.html
2015年06月16日 エボラ出血熱の発生状況(第23週):補足3
http://www.forth.go.jp/topics/2015/06160854.html 
2015年06月15日 アメリカ大陸での狂犬病への注意喚起
http://www.forth.go.jp/topics/2015/06151458.html 
2015年06月15日 麻しんの流行発生−チリ 
http://www.forth.go.jp/topics/2015/06151400.html 
2015年06月15日 カリブ海諸国におけるチクングニア熱の患者の発生状況(更新5)
http://www.forth.go.jp/topics/2015/06151306.html 
2015年06月15日 中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況(更新36)
http://www.forth.go.jp/topics/2015/06151011.html 
2015年06月15日 エボラ出血熱の発生状況(第23週):補足2
http://www.forth.go.jp/topics/2015/06150853.html 
2015年06月12日 中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況(更新35)
http://www.forth.go.jp/topics/2015/06121521.html


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