感染症エクスプレス@厚労省
バックナンバー
メールマガジンのバックナンバーです。

2014-11-28

感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓
┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃ >>>>>>>>>>>>>>
┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━╋━╋━╋━┳━┓
 >>>>>>>>>>>> ┃@┃厚┃労┃省┃Vol.176(2014年11月28日)
              ┗━┻━┻━┻━┛


■ヘッドライン■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

▼トピックス▼
 ◆第7回日中韓三国保健大臣会合が開催されました(2014年11月23日)
 ◆エボラ出血熱について
  【発生状況について】(2014年11月28日)
  【エボラ出血熱の国内発生を想定した行政機関における基本的な対応について
  (依頼)】(2014年11月21日)
 ◆HPV(子宮頸がん予防)ワクチン接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関
  を公表しました(2014年11月21日)
 ◆11月29日、HIV/エイズの普及啓発イベントを実施します
▼審議会・研究会等▼
 ◆エイズ動向委員会を開催しました(2014年11月21日) 
▼感染症発生情報▼
 ◆IDWR 2014年第46週(第46号):A群溶血性レンサ球菌咽頭炎などについて
  (2014年12月1日発行予定)
 ◆IASR  2014年11月号:「インフルエンザ2013/14シーズン」などについて
 ◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2014年11月28日) 
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報(2014年11月22〜28日掲載) 
  
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
 
 こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。

 厚生労働省は、12月1日の世界エイズデーに向け、東京グローブ座において
普及啓発イベントを実施します。詳細は本メールマガジンをご覧ください。
 
 今後も引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』をご活用ください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼トピックス▼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆第7回日中韓三国保健大臣会合が開催されました(2014年11月23日)

 11月23日(日)、中国・北京で「第7回日中韓三国保健大臣会合」が開催
されました。
 日本からは塩崎恭久厚生労働大臣、中国からは李斌(リ・ビン)中国国家
衛生・計画生育委員会主任、韓国からはムン・ヒョンビョ保健福祉部長官が
出席し、シンWHO西太平洋地域事務局長及びリー日中韓三国協力事務局
次長のオブザーバー出席を得て、活発な議論を行いました。
 その結果、パンデミックインフルエンザ・新興/再興感染症対策やユニバーサル・
ヘルス・カバレッジ、高齢化、がんや生活習慣病など非感染性疾患の予防と対策
に関し、今後、一層の協力を行うことを内容とする「第7回日中韓三国保健大臣
会合共同声明」が採択されました。
 また、昨年改定されたパンデミックインフルエンザ・新興/再興感染症に関する
「覚書」及び「共同行動計画」に基づいて、エボラ出血熱の対策においても連携を
強化していくことを目指した共同声明が採択されました。


<報道発表資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000067259.html


◆エボラ出血熱について

【発生状況について】(2014年11月28日)

  世界保健機関(WHO)の発表によると、11月27日までのエボラ出血熱の
発生状況は、ギニア、リベリア、シエラレオネにおいては、患者数15,901例
(可能性の高い症例、確定症例、疑い症例を含む)、死亡者数5,674例、
マリ、ナイジェリア、セネガル、スペイン、アメリカを含めた総数は、
患者数15,935例、死亡者数5,689例が報告されています。


【エボラ出血熱の国内発生を想定した行政機関における基本的な対応について(依頼)】
(2014年11月21日)

 平成26 年10 月24 日付け厚生労働省健康局結核感染症課長通知
「エボラ出血熱の国内発生を想定した行政機関における基本的な対応
について(依頼)」により、エボラ出血熱の国内発生を想定した対応に
ついて、各都道府県・保健所設置市・特別区に依頼をしたところです。
 今般、同通知についての改正がありましたのでお知らせします。

<エボラ出血熱の国内発生を想定した行政機関における基本的な対応について(依頼)>

 
 医療機関の皆様におかれましては、引き続き、以下の対応をお願いします。

(1)発熱症状を呈する患者には必ず渡航歴を確認する。
(2)受診者について、発熱症状に加えて、ギニア、リベリア又はシエラレオネの
   過去1か月以内の滞在歴が確認できた場合は、エボラ出血熱の疑似症患者
   として直ちに最寄りの保健所長経由で都道府県知事へ届出を行う。
(3)ギニア、リベリア又はシエラレオネの過去1か月以内の滞在歴を有し、かつ
   発熱症状を呈する患者から電話の問い合わせがあった場合は、当該エボラ
   出血熱が疑われる患者に対し、最寄りの保健所へ連絡するよう、要請する。

<保健所管轄区域案内>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/hokenjo/
<厚生労働省検疫所(FORTH)ホームページ>
http://www.forth.go.jp/


◆HPV(子宮頸がん予防)ワクチン接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関
 を公表しました(2014年11月21日)

 HPVワクチンについては、接種後に疼痛又は運動障害を中心とする多様な症状が
報告されていることから、積極的勧奨を中止した上で安全性について検討を進めて
います。
 今般、症状を呈している方に適切な医療を提供するために、選定された協力医療
機関を公表しました。また、一般の方向けの電話相談窓口も、設置しています
(電話番号:0263−37−2050)。
 医療機関の皆様におかれましては、HPVワクチン接種後の症状で困っている方に対し、
これらをご案内いただけますようお願い申し上げます。
 この他に、副反応報告体制の強化及び副反応報告された症状の追跡調査の充実を
図っており、これらの結果も含めて、今後審議会においてHPVワクチンの取り扱い
について検討を行う予定です。

<ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関について>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/medical_institution/index.html
<HPVワクチン相談窓口>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/
<副反応報告体制強化について(関連通知)>
www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou20/dl/yobou140926-6.pdf
<副反応報告された症状についての追跡調査の充実について(関連通知)>
www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/dl/yobou141031-1.pdf


◆11月29日(土)HIV/エイズの普及啓発イベントを実施します

 厚生労働省は、12月1日の世界エイズデーに向け、東京グローブ座において
普及啓発イベントを実施します。
 ニコニコ生放送での配信もございますので、是非ご覧ください。
 各医療機関におかれましては、HIV/エイズの予防啓発及び検査に関する情報
提供など、HIV感染の早期発見・早期治療に向け、引き続きご協力をお願い
します。

<ニコニコ生放送> 
http://live.nicovideo.jp/watch/lv200960801
※11月29日(土)18:00開演予定


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼審議会・研究会等▼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆エイズ動向委員会を開催しました(2014年11月21日)

 11月21日、第139回エイズ動向委員会を開催しました。
 2014年6月30日から9月28日までの約3ヶ月間における、新規HIV感染者
報告数は291件で、感染に気づかずにエイズを発症して報告された新規エイズ
患者報告数は119件でした。合計は410件で、全体に占める新規エイズ患者
の割合が29%でした。
 感染経路としては、新規HIV感染者報告、新規エイズ患者報告ともに同性間
性的接触が最多でした。年齢については、新規HIV感染者は、特に20〜30代、
新規AIDS患者は、30〜40代で多く報告されていますが、10〜70代までの幅広い
年齢層において報告が認められています。性別・年齢を問わずHIVに感染する
可能性があるので、適切な予防策により感染を予防することが重要です。
 12月1日は世界エイズデーです。世界エイズデーをきっかけに、一人一人が
できることについて考えてみませんか?
	
<エイズ動向委員会資料>
http://api-net.jfap.or.jp/status/index.html


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼感染症発生情報▼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■国内の感染症発生状況

◆IDWR 2014年第46週(第46号):A群溶血性レンサ球菌咽頭炎などについて
 (2014年12月1日)
 
  A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の
同時期と比較してかなり多くなっています。
 その他に、RSウイルス感染症、咽頭結膜熱、感染性胃腸炎、水痘、手足口病、
インフルエンザ、マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数が増加しました。


IDWR(感染症発生動向調査週報)2014年第46週(第46号)
※以下のURLに12月1日に掲載される予定です。
http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl.html


◆IASR 2014年11月号:「インフルエンザ2013/14シーズン」などについて

 特集は「インフルエンザ2013/14シーズン」です。患者発生状況、ウイルス
分離・検出状況、2013/14シーズン分離ウイルスの抗原性・薬剤耐性などの他、
鳥インフルエンザや新型インフルエンザ等対策特別措置法について記載
されています。

IASR(病原微生物検出情報 月報)2014年11月号
http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr.html


◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2014年11月28日)

  2014年第47週(2014年11月17日〜11月23日)のデータを公表しました。
 全国の定点当たり報告数は、0.94となっています。

<インフルエンザに関する報道発表資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html


■海外の感染症発生状況

◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報(2014年11月22〜28日掲載) 
2014年11月27日 エボラ対応に関するロードマップ(更新23)
http://www.forth.go.jp/topics/2014/11271545.html
2014年11月26日 カリブ海諸国におけるチクングニア熱の患者の発生状況について(更新15)
http://www.forth.go.jp/topics/2014/11261411.html
2014年11月26日 マリで新たに2例のエボラウイルス病患者を確認
http://www.forth.go.jp/topics/2014/11261234.html
2014年11月26日 デング熱の流行状況について(更新1)
http://www.forth.go.jp/topics/2014/11261216.html
2014年11月25日 コンゴ民主共和国におけるエボラの終息宣言
http://www.forth.go.jp/topics/2014/11251620.html
2014年11月25日 エボラ対応に関するロードマップ(更新22)
http://www.forth.go.jp/topics/2014/11251342.html
2014年11月25日 マダガスカルにおけるペストについて
http://www.forth.go.jp/topics/2014/11251318.html
2014年11月25日 中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況について(更新46)
http://www.forth.go.jp/topics/2014/11251305.html


■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■

●バックナンバー
 http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/backnumber/
●新規登録・配信停止の手続き・注意事項
 http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/
●お問い合わせ
 https://mhlw.asp.3mail.jp/inquiry/
●内容に関するご意見
 kansenshomail@mhlw.go.jp

■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■

○当メールマガジンは外部の電子メール配信サービスを利用して行っています。
○登録していないにもかかわらず当メールマガジンが配信された場合は、他の方が
 間違えて登録した可能性がありますので、配信停止のお手続きをお願いします。
○当メールマガジンの送信元アドレスは送信専用となっています。
○携帯メールなどには対応しておりません。
○当メールマガジンは等幅フォントでの閲覧をおすすめします。
○当メールマガジンの内容の全部または一部については、私的使用または引用など
 著作権法上認められた行為として、出所を明示することにより引用、転載、複製
 を行うことができます。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Copyright (C) 厚生労働省(2011年)〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Copyright (C) Ministry of Health, Labour and Welfare, All Right reserved.
          
©  2011 Ministry of Health, Labour and Welfare, All Right reserved.