感染症エクスプレス@厚労省
バックナンバー
メールマガジンのバックナンバーです。

2014-08-08

感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃ >>>>>>>>>>>>>>
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 >>>>>>>>>>>> ┃@┃厚┃労┃省┃Vol.160(2014年08月08日)
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■ヘッドライン□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

▼トピックス▼
 ◆狂犬病検査の実施について(2014年8月4日)
 ◆エボラ出血熱について(2014年8月7日・8日)
▼感染症発生情報▼
 ◆IDWR 2014年第30週(第30号):A群溶血性レンサ球菌咽頭炎などについて
 (2014年8月8日発行)
 ◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報(2014年8月2〜8日掲載) 

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 こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。

 現在西アフリカの3カ国を中心にエボラ出血熱の流行が続いています。
 WHOは本日付で、「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC: 
Public Health Emergency of International Concern)」を宣言しました。
 詳しくは本メールマガジンに記載しているURLをご覧ください。

 今後も引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』をご活用ください。

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▼トピックス▼
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◆狂犬病検査の実施について(2014年8月4日)

 昨年、50年以上狂犬病清浄国だった台湾で、野生動物のモニタリング調査の
結果、イタチアナグマにおける狂犬病の流行が確認されました。
 このような事例を受けて、日本国内においても動物(犬や野生動物)を対象
とした狂犬病検査の実施を全国的に推進するため、検査の実施要領を策定し、
全国の自治体に協力をお願いしました。医療関係者の皆様にも情報提供させて
いただきます。

参考資料
<国内動物を対象とした狂犬病検査の実施について(通知)>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou18/dl/140804-01.pdf

<狂犬病について>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/


◆エボラ出血熱について 
【エボラ出血熱に関する緊急事態の宣言について】(2014年8月7日)

 2014年3月以降、西アフリカの3ヶ国(ギニア、リベリア、シエラレオネ)を
中心にエボラ出血熱が流行しています。
 エボラ出血熱は感染症法において一類感染症に指定されていますが、万一、
流行地域からの帰国者・入国者でエボラ出血熱に罹患した疑いがある方が見つ
かった場合の標準的な対応の流れについて、全国の自治体に情報提供しました。
 医療従事者におかれましては、該当する患者を診られた場合、ただちに最寄り
の保健所へ連絡下さいますようお願いいたします。
 また、エボラ出血熱に関するホームページを開設し、一般の方向けのQ&Aなど、
関連資料を掲載しましたので、ご活用ください。

<エボラ出血熱について>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/ebola.html

<厚生労働省検疫所(FORCE)ホームページ>
http://www.forth.go.jp/


【WHOの緊急委員会の結果について】(2014年8月8日)

 現在のエボラ出血熱の流行状況を受けて、WHOは8月6〜7日、専門家を招聘し、
緊急委員会を開催しました。
 その結果、流行地域及びその周辺地域への影響の深刻さに鑑み、「国際的に
懸念される公衆の保健上の緊急事態(PHEIC: Public Health Emergency of
 International Concern)」が宣言されました。
 日本を含め、今回の流行に直接的な影響を受けていない国に対しては、

・流行地域に対する渡航や貿易の全面的禁止は行うべきではないこと、
・流行地域への渡航者に対して関連情報を提供すること、
・エボラ出血熱患者を検知・調査・管理できるよう準備すること、
・一般国民に対して、エボラ出血熱の流行状況と暴露リスクを低減するための方法に
 関して正確な情報提供を行うこと

 等が、勧告されています。
 厚生労働省では既にこれらの対応を行っているところですが、引き続き現地の流行
状況に注視し、最新の情報を提供していきます。

<WHOの声明(英語)>
http://www.who.int/mediacentre/news/statements/2014/ebola-20140808/en/



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▼感染症発生情報▼
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■国内の感染症発生状況

◆IDWR 2014年第30週(第30号):A群溶血性レンサ球菌咽頭炎などについて
 (2014年8月8日発行)

 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は第23週以降減少が続いて
いますが、過去5年間の同時期と比較してやや多くなっています。
 また、今週号では西アフリカ諸国におけるエボラ出血熱の流行について取り上げて
います。

IDWR(感染症発生動向調査 週報)2014年第30週(第30号)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl.html



■海外の感染症発生状況

◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報(2014年8月2〜8日掲載)

2014年08月07日 西アフリカでエボラ出血熱が発生しています(更新38)
http://www.forth.go.jp/topics/2014/08071334.html
2014年08月06日 西アフリカでエボラ出血熱が発生しています(更新37)
http://www.forth.go.jp/topics/2014/08060942.html
2014年08月04日 西アフリカでエボラ出血熱が発生しています(更新36)
http://www.forth.go.jp/topics/2014/08040931.html



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