感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃ >>>>>>>>>>>>>>
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>>>>>>>>>>>> ┃@┃厚┃労┃省┃Vol.147(2014年05月09日)
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■ヘッドライン□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
▼トピックス▼
◆感染症法に基づく届出基準又は届出様式が一部変更されることになり
ました
◆野生型ポリオの国際的拡大のリスクに関してWHOが声明を出しました
(2014年5月5日)
◆梅毒の報告数が増えています
▼感染症発生情報▼
◆全国の定点当たり報告数は4.03(4/21〜4/27のインフルエンザの発生
状況)(2014年5月2日)
◆IDWR 2014年第16週(第16号):インフルエンザなどについて(2014年
5月12日発行予定)
◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報(2014年4月26〜5月
9日掲載)
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こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。
5月12日より感染症法に基づく届出基準などが一部変更されることに
なります。詳しくは、本メールマガジンのトピックスをご覧ください。
今後も引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』をご活用ください。
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▼トピックス▼
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【感染症法に基づく届出基準等の一部改正について】
◆感染症法に基づく届出基準又は届出様式が一部変更されることになり
ました
届出基準又は届出様式の変更は、平成26年5月12日から適用されます。
変更の対象疾患は、ジフテリア、侵襲性インフルエンザ菌感染症、先天性
風しん症候群、梅毒、風しん、感染性胃腸炎(病原体がロタウイルスで
あるものに限る。)、マイコプラズマ肺炎、急性灰白髄炎、A型肝炎、
ウイルス性肝炎(E型肝炎及びA型肝炎を除く。)及び破傷風です。詳細に
ついては、追って厚生労働省ホームページに掲載されます。
自治体や医療機関をはじめ、関係者の皆様のご理解とご協力をお願い
いたします。
<厚生労働省:感染症法に基づく医師の届出のお願い>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01.html
◆野生型ポリオの国際的拡大のリスクに関してWHOが声明を出しました
(2014年5月5日)
現在、10か国(アフガニスタン、カメルーン、赤道ギニア、エチオピア、
イラク、イスラエル、ナイジェリア、パキスタン、ソマリア、シリア)で野生
型ポリオが発生していますが、このうち3か国から野生型ポリオウイルスが
持ち出されている(パキスタンからアフガニスタン、シリアからイラク、
カメルーンから赤道ギニア)ことが確認されました。
このような状況を受けて、WHOの緊急会議が開催され、5月5日にWHO事務
局長は声明を出し、2014年における野生型ポリオウイルスの国際的な拡大は
国際的な公衆衛生上の脅威となる事象(PHEIC)であると宣言しました。
同声明では、これら野生型ポリオが発生している10か国に対して必要な措置
をするよう勧告しています。
同声明については下記の検疫所ホームページで情報提供をしておりますので、
詳細はこちらをご覧ください。
医療機関の皆さまにおかれましては、これら10か国へ渡航される方が受診
された場合、情報提供へのご協力をお願いいたします。
<検疫所ホームページ>
野生型ポリオの国際的拡大のリスクに関してWHOが声明を出しました
http://www.forth.go.jp/topics/2014/05071601.html
野生型ポリオの国際的拡大に関する国際保健規則(IHR)緊急委員会会議でのWHO声明
http://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/2014/05071419.html
<WHOホームページ(声明の原文)>
WHO statement on the meeting of the International Health Regulations
Emergency Committee concerning the international spread of wild poliovirus
http://www.who.int/mediacentre/news/statements/2014/polio-20140505/en/
【梅毒】
◆梅毒の報告数が増えています
梅毒について、感染症法に基づく平成25年の累積届出数は1,226例
でした。この届出数は、平成22年の621例と比較して約2倍となって
おり、増加が顕著です。
国立感染症研究所においては、以下リンク先のとおり、梅毒の発生
動向・感染経路等について報告していますので参考に御覧ください。
増加しつつある梅毒−感染症発生動向調査からみた梅毒の動向−
(IASR Vol.35 p.79-80:2014年3月号)国立感染症研究所
http://www.nih.go.jp/niid/ja/syphilis-m/syphilis-iasrd/4497-pr4095.html
梅毒は、感染症法上、全数届出が必要な5類感染症(7日以内に届出)
です。
医療機関においては、梅毒の診断をした際は、7日以内に最寄りの保健所
へ届出をお願いします。
また、性感染症に係る受診の機会を捉え、性感染症の予防に関する啓発
を引き続きお願いします。
〈【事務連絡】梅毒の発生動向について(平成26年4月30日)〉
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/dl/260430-01.pdf
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▼感染症発生情報▼
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■国内の感染症発生状況
【インフルエンザ】
◆全国の定点当たり報告数は4.03(4/21〜4/27のインフルエンザの発生状況)
(2014年5月2日)
2014年第17週(2014年4月21日〜4月27日)のデータを公表しました。
全国の定点当たり報告数は、4.03となっております。
都道府県別では山形県(12.85)、福島県(11.71)、岩手県(10.88)、
秋田県(10.47)、青森県(9.53)、長野県(9.32)、富山県(8.85)、
沖縄県(8.78)、宮城県(8.06)の順となっています。
37都道府県で前週の報告数よりも減少がみられ、10県で前週の報告数より
も増加がみられました。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、AH1pdm09が最も
多く検出されています。
<報道発表資料>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html
<インフルエンザウイルス分離・検出速報>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr-inf.html
◆IDWR 2014年第16週(第16号):インフルエンザなどについて(2014年
5月12日発行予定)
手足口病の定点当たり報告数がそれぞれ3週連続で増加しています。
咽頭結膜炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎、百日咳、
マイコプラズマ、ロタウイルス胃腸炎の定点当たり報告数が2週連続で
増加しています。
また、腸管出血性大腸菌感染症の報告についてまとめられています。
IDWR(感染症発生動向調査 週報)2014年第16週(第16号)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl.html
■海外の感染症発生状況
◆厚生労働省検疫所(FORTH):海外の感染症情報(2014年4月26〜5月9日掲載)
2014年05月09日 西アフリカでエボラ出血熱が発生しています(更新12)
http://www.forth.go.jp/topics/2014/05091323.html
2014年05月08日 中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況について(更新25)
http://www.forth.go.jp/topics/2014/05081424.html
2014年05月07日 野生型ポリオの国際的拡大のリスクに関してWHOが声明を出しました
http://www.forth.go.jp/topics/2014/05071601.html
2014年05月07日 西アフリカでエボラ出血熱が発生しています(更新11)
http://www.forth.go.jp/topics/2014/05071509.html
2014年05月07日 中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況について(更新24)
http://www.forth.go.jp/topics/2014/05071427.html
2014年05月02日 中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況について(更新23)
http://www.forth.go.jp/topics/2014/05021326.html
2014年05月02日 鳥インフルエンザA(H7N9)の発生状況について(更新40)
http://www.forth.go.jp/topics/2014/05021048.html
2014年05月01日 オーストラリアでの蚊媒介性ウイルス性疾患への注意喚起
http://www.forth.go.jp/topics/2014/05011339.html
2014年05月01日 太平洋地域での症状・疾患サーベイランス報告について
http://www.forth.go.jp/topics/2014/05010932.html
2014年04月30日 西アフリカでエボラ出血熱が発生しています(更新10)
http://www.forth.go.jp/topics/2014/04301058.html
2014年04月28日 カリブ海諸国におけるチクングニア熱の患者の発生状況について(更新8)
http://www.forth.go.jp/topics/2014/04281441.html
2014年04月28日 西アフリカでエボラ出血熱が発生しています(更新9)
http://www.forth.go.jp/topics/2014/04281313.html
2014年04月28日 中東呼吸器症候群(MERS)の発生状況について(更新22)
http://www.forth.go.jp/topics/2014/04281225.html
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