感染症エクスプレス@厚労省
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メールマガジンのバックナンバーです。

2013-08-09

感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃ >>>>>>>>>>>>>>
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 >>>>>>>>>>>> ┃@┃厚┃労┃省┃Vol.110(2013年08月09日)
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■ヘッドライン□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■


▼トピックス▼
 ◆第4回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会を
  開催しました。(2013年8月9日)
 ◆風しんの2013年第30週(2013年7月22日~7月28日)の速報データを
  8月6日に公表しました
 ◆重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について

▼感染症発生情報▼
 ◆IDWR(感染症発生動向調査 週報)2013年第30週(第30号)(2013年8月
  9日発行)

▼編集室からのお知らせ▼
 ◆広報ツールのまとめ


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 こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。

 現在、手足口病が全国的に流行のピークを迎えつつあることを踏まえ、厚生
労働省では、ホームページにおいて、手足口病に関するQ&Aを更新いたしました。
詳細は本メールマガジンの感染症発生情報や掲載URLをご覧ください。

 今後も引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』をご活用ください。


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▼トピックス▼
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【予防接種】
◆第4回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会を
 開催しました。(2013年8月9日)
 
 第4回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会を
8月9日に開催しました。

 今回は、予防接種基本計画の策定に向けた8つの項目のうち、第1~第4に
ついて審議しました。また、報告事項として、風疹ワクチンの需給状況、過去
5か年の麻しんワクチン接種率、B型肝炎訴訟を契機とする「集団予防接種等
によるB型肝炎感染拡大の検証及び再発防止に関する検討会報告」について、
報告されました。

(予防接種基本計画の策定について)
 ○予防接種に関する施策の総合的・計画的な推進のための基本的な方向
  (第1)、国、地方公共団体その他関係者の役割分担(第2)、予防接種に
  関する施策の目標(第3)、予防接種の適正な実施に関する基本的事項
  (第4)について、審議されました。

(報告事項について)
 ○風しん対策について
   風しんの流行状況やワクチン需給状況を踏まえ、今夏の全国的なワクチン
  不足は回避できる見込みであることが報告されました。

 ○過去5カ年(平成20年度~24年度)の麻しんワクチン接種率
   麻しんワクチンの平成20年度~24年度の接種率がまとまり、3期・4期
  も含め、高い接種率であったことが報告されました。

 ○集団予防接種等によるB型肝炎感染拡大の検証及び再発防止に関する検討
  会提言について
   B型肝炎訴訟を契機として、これらの再発防止のための検討会が行われ
  ておりましたが、25年6月に検討会報告書がまとまり、その中の予防接種
  の安全性の向上を求めるなどの検討会提言の内容が報告されました。



【風しん】
◆風しんの2013年第30週(2013年7月22日~7月28日)の速報データを
 8月6日に公表しました

 風しんの第30週の報告数は154例であり、2013年の累計の報告数は
13,344例となりました。
 また、東京都から先天性風しん症候群が1例報告され、平成24年10月から
平成25年7月28日までの累計の報告数は14例となりました。
 第30週の都道府県別の報告数は、東京都(36)、大阪府(32)、兵庫県(20)、
神奈川県(12)、京都府(8)、埼玉県(8)の順であり、近畿地方や関東地方を
中心に都市部での報告が多く見られます。
 全国の風しん報告数は5月~6月(19~26週)と比較して、引き続き、減少
傾向にありますが、地域的な流行には引き続き注意が必要です。

 医療機関の皆様におかれては、引き続き、先天性風しん症候群の発生予防の
ため、これまで風しんにかかっていない方、予防接種を受けていない方及び
妊娠可能年齢の方への情報提供・注意喚起等への御協力をいただきますよう、
お願いいたします。

<風しんについて(厚生労働省)>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/index.html



【重症熱性血小板減少症候群】
◆重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について

 本年(今シーズン)は25名の患者(うち9名死亡)が報告されています
(8月9日現在)。
(発生年:2013年25名、2012年8名、2010年1名、2005年2名)
(発生県:兵庫県2名、島根県1名、岡山県2名、広島県2名、山口県4名、
徳島県1名、愛媛県6名、高知県3名、佐賀県2名、長崎県4名、熊本県2名、
宮崎県3名、鹿児島県4名)

 また、本年発生した症例の概要が、国立感染症研究所HPに掲載されており
ますので、ご活用下さい。

 各医療機関におかれましては、引き続き、以下URLの届出基準の臨床症状
からSFTSが疑われる患者を診察した場合は、最寄りの保健所へ連絡いただく
よう、ご協力のほどお願いします。

〈重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について〉
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/sfts.html

国立感染症研究所HP〈重症熱性血小板減少症候群(SFTS)〉
http://www.nih.go.jp/niid/ja/sfts/3143-sfts.html

〈届出基準〉
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-04-43.html

〈発生届〉
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/pdf/01-04-43.pdf



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▼感染症発生情報▼
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■国内の感染症発生状況

◆IDWR(感染症発生動向調査 週報)2013年第30週(第30号)(2013年8月
9日発行)

 手足口病の定点当たりの報告数が12週連続で増加し、過去5年間の同時期
と比較してかなり多くなっています。その他、「2013年、コクサッキーウイルス
A6型による手足口病流行の兆し-熊本県」が速報としてまとめられています。

http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl.html

参考:「手足口病に関するQ&A」厚生労働省ホームページ(平成25年8月6日
改訂)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/hfmd.html
→平成25年8月6日に手足口病に関するQ&Aを更新しました。



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▼編集室からのお知らせ▼
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◆広報ツールのまとめ

 感染症関連で厚生労働省にて、現在、ホームページでご案内しています
ポスター・リーフレット等の広報ツールについて、ご案内いたします。
 医療機関の皆様におかれても、ぜひご活用ください。

<麻しん>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou/pdf/poster07.pdf
<風しん>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/index.html
<インフルエンザ予防対策(ポスター、リーフレットなど)>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/keihatu.html
<予防接種スケジュール(国立感染症研究所)>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/component/content/article/320-infectious-diseases/vaccine/2525-v-schedule.html
<予防接種後健康被害救済制度のリーフレット>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou20/kenkouhigai_kyusai/dl/leaflet_h241119.pdf
<性感染症>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/
<動物由来感染症>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou18/


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