感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃ >>>>>>>>>>>>>>
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>>>>>>>>>>>> ┃@┃厚┃労┃省┃Vol.99(2013年05月24日)
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■ヘッドライン□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
▼トピックス▼
◆第1回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会研究開発及び生産・流通
部会を開催しました(2013年5月23日)
◆第133回エイズ動向委員会を開催しました(2013年5月22日)
◆風しんの2013年第19週(2013年5月6日~5月12日)の速報データが
5月21日に公表されました
◆鳥インフルエンザA(H7N9)に関する情報提供について(協力依頼)
◆鳥インフルエンザA(H7N9)院内感染対策について
◆新種のコロナウイルス感染症に関する情報提供について(協力依頼)
▼感染症発生情報▼
◆IDWR(感染症発生動向調査 週報)2013年第19週(第19号)(2013年
5月24日発行)
◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2013年5月24日)
▼編集室からのお知らせ▼
◆広報ツールのまとめ
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こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。
引き続き、特に都市部での風しんの報告が多く見られます。関係医療機関
におかれましては、赤ちゃんを風しんから守るため、予防接種を希望する働
く世代が接種しやすくなるよう、診療時間帯を工夫していただくなど、可能
な範囲でご協力いただけますようお願いします。
今後も引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』を日々の感染症診療にご
活用ください。
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▼トピックス▼
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◆第1回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会研究開発及び生産・流通部
会を開催しました(2013年5月23日)
第1回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会研究開発及び生産・流通部
会を5月23日に開催しました。今回は、研究開発の推進とワクチンの供給の
確保について、予防接種基本計画に盛り込む内容や今後の進め方などを議論し
ました。
次回以降は、今回出された意見を踏まえ、予防接種基本計画の策定に向けて
具体的な内容について議論を進めていきます。
<第1回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会配付資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000008f2q.html#shingi13
→追って掲載される予定です。
【エイズ】
◆第133回エイズ動向委員会を開催しました(2013年5月22日)
平成24年1年間(確定値)において、新規HIV感染者・エイズ患者報
告数は1,449件で、累積報告件数が2万件を超えました。内訳は、新規
HIV感染者報告数が1,002件、新規エイズ患者報告数が447件で、感染に
気付かずにエイズを発症して報告された新規エイズ患者報告数が約3割と
高い水準が続いています。なお、平成25年第1四半期(1~3月)の新規
HIV感染者報告数は227件、新規エイズ患者報告数は107件でした。
HIV感染症は適切な治療によりエイズの発症を抑えることができること
から、発症前に早期発見することが重要です。毎年6月1~7日を「HIV検
査普及週間」とし、保健所等で夜間休日などの検査の実施を強化しますの
で、各医療機関におかれては、HIV・エイズの予防啓発及びHIV検査に関
する情報提供など、HIV感染の早期発見・早期治療に向け、引き続きご協
力をお願いします。
〈エイズ動向委員会資料〉
http://api-net.jfap.or.jp/status/index.html
【風しん】
◆風しんの2013年第19週(2013年5月6日~5月12日)の速報データが
5月21日に公表されました
風しんの第19週の報告数は587例であり、2013年の累計の報告数は6,725
例となりました。
第19週の都道府県別の報告数は、大阪(186)、東京都(113)、神奈川県
(75)、兵庫県(41)、埼玉(28)の順であり、近畿地方や関東地方を中心に
都市部での報告が多く見られます。
医療機関の皆様におかれては、引き続き、先天性風しん症候群の発生予防
のため、これまで風しんにかかっていない方、予防接種を受けていない方及
び妊娠可能年齢の方への情報提供・注意喚起等への御協力をいただきますよ
う、お願いいたします。
また、厚生労働科学研究班(ワクチンにより予防可能な疾病に対する予防
接種の科学的根拠の確立及び対策の向上に関する研究)より、「妊娠中に風
しん含有ワクチンを謝って接種した場合の対応について」の情報が公開され
ました。
情報は、万が一、誤って妊娠中の女性に予防接種をしてしまった場合の対
応について述べたものであり、妊娠中の女性に風しんワクチンを接種するこ
とは、引き続きできませんので、ご注意下さい。
詳しくは、日本産婦人科医会のホームページのお知らせなどをご参照下さ
い。
<妊娠中に風疹含有ワクチン(麻しん風しん混合ワクチン、風しんワクチン)
を誤って接種した場合の対応について(日本産婦人科医会)>
http://www.jaog.or.jp/medical/document/rubella_vaccine.pdf
<風しんについて(厚生労働省)>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/index.html
【鳥インフルエンザA(H7N9)】
◆鳥インフルエンザA(H7N9)に関する情報提供について(協力依頼)
5月22日現在、上海市、北京市、安徽省、江蘇省、浙江省、河南省、山
東省、江西省、福建省、湖南省及び台湾の2市8省1地域において、131名
の患者が確認され、うち36名が死亡しています。先週から新たな患者は確
認されておらず(死亡者は先週より1名増)、現在のところも、持続的なヒ
トからヒトへの感染は確認されていません。
各医療機関におかれましては、引き続き、38度以上の発熱と急性呼吸器
症状を呈し、症状や所見、渡航歴、動物との接触歴等から鳥インフルエンザ
A(H7N9)を疑う患者を診察した場合は、最寄りの保健所へ情報提供いただ
くよう、ご協力のほどお願いします。
厚生労働省では、引き続き、情報収集に努めていくとともに、ホームペー
ジ、メールマガジン等を通して皆様に情報発信を行っていきます。
<鳥インフルエンザA(H7N9)ついて>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/h7n9.html
<感染症法に基づく医師の届出のお願い>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01.html
<疾病発生情報(FORTH(厚生労働省検疫所))>
http://www.forth.go.jp/news/2013/04041512.html
◆鳥インフルエンザA(H7N9)院内感染対策について
鳥インフルエンザA(H7N9)の院内での感染予防策について、国立感染症
研究所感染症疫学センターから以下が公表されております。ご活用ください。
<国立感染症研究所感染症疫学センターホームページ>
「鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルス感染症に対する院内感染対策」
http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases/a/flua-h7n9/2273-idsc/3550-hospital-infection.html
【コロナウイルス感染症】
◆新種のコロナウイルス感染症に関する情報提供について(協力依頼)
新たに、サウジアラビア及びカタールへの渡航歴がある男性を原因とした家
族内感染と思われる症例が2例、チュニジアから報告されています。
昨年9月から現在までに、新種のコロナウイルス感染症であると確定された
患者の数は44名(うち22名死亡)で、このうち22例(うち死亡例10)は、
サウジアラビア東部の医療機関に関連した集団感染によるものです。
発生が報告されている国は、現在のところ、ヨルダン、カタール、サウジア
ラビア及びアラブ首長国連邦です。この他、フランス、ドイツ、チュニジア及
び英国から、アラビア半島諸国での感染が疑われる症例が報告されています。
各医療機関においては、以下の要件に該当する患者を診察した場合は、最寄
りの各保健所へ情報提供いただくよう、引き続きご協力のほどお願いします。
また、平時からの院内感染対策の一層の徹底についてもお願いいたします。
(情報提供を求める患者の要件)
38度以上の発熱と咳を伴う急性呼吸器症状を呈し、臨床的又は放射線学的に
実質性肺病変(例:肺炎又はARDS)が疑われる者であり、発症前10日以内に
アラビア半島又はその周辺諸国に渡航又は居住していた者。
但し、他の感染症によること又は他の病因が明らかな場合は除く。
参考資料
・新種のコロナウイルス感染症について(検疫所ホームページ)
http://www.forth.go.jp/topics/2013/05231147.html (更新17)
・コロナウイルス(HCoV-EMC)重症感染症(国立感染症研究所ホームページ)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases/ka/hcov-emc/2186-idsc/2686-novelcorona2012.html
<通知>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dl/20120930-01.pdf
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▼感染症発生情報▼
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■国内の感染症発生状況
◆IDWR(感染症発生動向調査 週報)2013年第19週(第19号)(2013年5
月24日発行)
咽頭結膜熱の定点当たりの報告数が増加しており、過去5年間の同じ時期
と比べやや多くなっています。
また、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎の定点当たり報告数も
増えています。
http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl.html
【インフルエンザ】
◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2013年5月24日)
2013年第20週(2013年5月13日~5月19日)のデータを公表しました。
2013年第20週の定点当たり報告数は1.87(患者報告数9,221)となり、
前週の定点あたり報告数1.91よりも減少しています。
定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの
1週間に受診した患者数を推計すると約10万人(95%信頼区間:9万人~11
万人)で減少しました。年齢群別では5~9歳が3万人、10~14歳が2万人
となっています。
なお、ウイルスの型は、B型が現時点で最も多く検出されています。
<報道発表資料>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html
<インフルエンザウイルス分離・検出速報>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr-inf.html
<インフルエンザ流行レベルマップ(地域ごとの発生状況を地図上に表示)>
https://nesid3g.mhlw.go.jp/Hasseidoko/Levelmap/flu/new_jmap.html
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▼編集室からのお知らせ▼
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◆広報ツールのまとめ
感染症関連で厚生労働省にて、現在、ホームページでご案内しています
ポスター・リーフレット等の広報ツールについて、ご案内いたします。
医療機関の皆様におかれても、ぜひご活用ください。
<麻しん>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou/pdf/poster07.pdf
<風しん>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/index.html
<インフルエンザ予防対策(ポスター、リーフレットなど)>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/keihatu.html
<予防接種スケジュール(国立感染症研究所)>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/component/content/article/320-infectious-diseases/vaccine/2525-v-schedule.html
<予防接種後健康被害救済制度のリーフレット>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou20/kenkouhigai_kyusai/dl/leaflet_h241119.pdf
<性感染症>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/
<動物由来感染症>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou18/
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