感染症エクスプレス@厚労省
バックナンバー
メールマガジンのバックナンバーです。

2013-05-10

感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓
┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃ >>>>>>>>>>>>>>
┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━╋━╋━╋━┳━┓
 >>>>>>>>>>>> ┃@┃厚┃労┃省┃Vol.97(2013年05月10日)
              ┗━┻━┻━┻━┛


■ヘッドライン□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■


▼トピックス▼

◆鳥インフルエンザA(H7N9)について(2013年5月10日)

◆風しんの2013年第17週(2013年4月22日~4月28日)の速報データが5月
8日に公表されました

◆新種のコロナウイルス感染症に関する情報提供について(協力依頼)


▼感染症発生情報▼

◆IDWR(感染症発生動向調査 週報)2013年第16週(第16号)(2013年5月
10日)

◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2013年5月10日)


▼編集室からのお知らせ▼

◆広報ツールのまとめ


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■


 こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。

 ゴールデンウィークが終わり、中国に渡航されていた方が多く帰国されている
ことが想定されます。各医療機関におかれましては、鳥インフルエンザA(H7N9)
を疑う患者を診察した場合は、最寄りの保健所へ情報提供いただくよう、ご協力
のほどお願いします。

 今後も引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』を日々の感染症診療にご活用
ください。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼トピックス▼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【鳥インフルエンザA(H7N9)】
◆鳥インフルエンザA(H7N9)について(2013年5月10日)
 中国において、若干ペースは下がりつつも、引き続き鳥インフルエンザA
(H7N9)患者が確認されています。5月9日現在、上海市、北京市、安徽省、
江蘇省、浙江省、河南省、山東省、江西省、福建省、湖南省及び台湾の2市8省、
1地域において、131名の患者が確認され、うち32名が死亡しています。なお、
現在のところも、持続的なヒトからヒトへの感染は感染されていません。
 5月の大型連休が終わり、中国に渡航されていた方が多く帰国されていること
が想定されます。検疫所では、引き続き、中国から来航する便の搭乗者に健康
カード
を配布し、38度以上の発熱と急性呼吸器症状が認められた場合には、本人の
連絡先等の把握や医療機関の受診勧奨等を実施しているところです。
 各医療機関におかれましては、引き続き、38度以上の発熱と急性呼吸器症状
を呈し、症状や所見、渡航歴、動物との接触歴等から鳥インフルエンザA(H7N9)
を疑う患者を診察した場合は、最寄りの保健所へ情報提供いただくよう、ご協
力のほどお願いします。

 厚生労働省では、引き続き、情報収集に努めていくとともに、ホームページ、
メールマガジン等を通して皆様に情報発信を行っていきます。

<鳥インフルエンザA(H7N9)ついて>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/h7n9.html

<感染症法に基づく医師の届出のお願い>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01.html 
※追って掲載される予定です。

<疾病発生情報(FORTH(厚生労働省検疫所))>
 http://www.forth.go.jp/news/2013/04041512.html



【風しん】
◆風しんの2013年第17週(2013年4月22日~4月28日)の速報データが5月8
日に公表されました。
 風しんの第17週の報告数は526例であり、2013年の累計の報告数は5,442
例となりました。
 第15週の都道府県別の報告数は、大阪(135)、東京都(124)、神奈川
県(61)、兵庫県(43)、千葉(29)の順であり、近畿地方や関東地方を中心
に都市部での報告が多く見られます。
医療機関の皆様におかれては、引き続き、先天性風しん症候群の発生予防の
ため、これまで風しんにかかっていない方、予防接種を受けていない方及び
妊娠可能年齢の方への情報提供・注意喚起等への御協力をいただきますよう、
お願いいたします。
 また、4月26日には、ターゲットを絞った風疹予防対策として、啓発リーフ
レット(職場編、結婚編)をホームページで公開しましたので、適宜ご活用
下さい。

 詳しくは厚生労働省のホームページ(下記URL)をご参照下さい。
風しんについて:http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/index.html


【コロナウイルス感染症】
◆新種のコロナウイルス感染症に関する情報提供について(協力依頼)

 昨年9月以来、サウジアラビア、カタール、ヨルダン等、アラビア半島
の諸国を中心に新種のコロナウイルスによる感染症の発生が報告されてい
ますが、5月に入って、新たに16名の患者(サウジアラビア:15名、フラン
ス:1名(アラブ首長国連邦からの帰国者))が確認されています。
 各医療機関においては、以下の要件に該当する患者を診察した場合は、
最寄りの各保健所へ情報提供いただくよう、引き続きご協力のほどお願い
します。

(情報提供を求める患者の要件)
 38度以上の発熱と咳を伴う急性呼吸器症状を呈し、臨床的又は放射線
学的に実質性肺病変(例:肺炎又はARDS)が疑われる者であり、発症前
10日以内にアラビア半島又はその周辺諸国に渡航又は居住していた者。
 但し、他の感染症によること又は他の病因が明らかな場合は除く。

参考資料
・新種のコロナウイルス感染症について(検疫所ホームページ)
http://www.forth.go.jp/topics/2013/05080924.html  (更新10)
http://www.forth.go.jp/topics/2013/05090857.html  (更新11)

・コロナウイルス(HCoV-EMC)重症感染症(国立感染症研究所ホームページ)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases/ka/hcov-emc/2186-idsc/2686-novelcorona2012.html

<通知>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dl/20120930-01.pdf



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼感染症発生情報▼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■国内の感染症発生状況
◆IDWR(感染症発生動向調査 週報)2013年第16週(第16号)(2013年5月
10日)

 Q熱が1例報告されており、本年初めての報告となります。Q熱の報告数は
2008年以降では年間1~3例です。
 その他、中国での鳥インフルエンザA(H7N9)の患者の発生情報や新種の
コロナウイルス感染症の発生情報等が海外感染症情報に掲載されています。

http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl.html


【インフルエンザ】
◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2013年5月10日)

 2013年第18週(2013年4月29日~5月5日)のデータを公表しました。
 2013年第18週の定点当たり報告数は2.36(患者報告数11,442)となり、前
週の定点あたり報告数3.07よりも減少しています。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1
週間に受診した患者数を推計すると約12万人(95%信頼区間:9万人~15万人)
と減少しています。また、年齢群別では5~9歳が約3万人、10~14歳が2万人
の順となっています。
 なお、ウイルスの型は、B型が現時点で最も多く検出されています。

<報道発表資料>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html
<インフルエンザウイルス分離・検出速報>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr-inf.html
<インフルエンザ流行レベルマップ(地域ごとの発生状況を地図上に表示)>
https://nesid3g.mhlw.go.jp/Hasseidoko/Levelmap/flu/new_jmap.html



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼編集室からのお知らせ▼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆広報ツールのまとめ

 感染症関連で厚生労働省にて、現在、ホームページでご案内していますポス
ター・リーフレット等の広報ツールについて、ご案内いたします。
 医療機関の皆様におかれても、ぜひご活用ください。

<麻しん>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou/pdf/poster07.pdf
<風しん>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/index.html
<インフルエンザ予防対策(ポスター、リーフレットなど)>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/keihatu.html
<予防接種スケジュール(国立感染症研究所)>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/component/content/article/320-infectious-diseases/vaccine/2525-v-schedule.html
<予防接種後健康被害救済制度のリーフレット>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou20/kenkouhigai_kyusai/dl/leaflet_h241119.pdf
<性感染症>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/
<動物由来感染症>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou18/
 

■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■



●バックナンバー
http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/backnumber/
●配信先変更・配信停止の手続き
http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/
●登録に関するお問い合わせ
https://mhlw.asp.3mail.jp/inquiry/
●内容に関するご意見
kansenshomail@mhlw.go.jp
●注意事項
http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/


■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■


○当メールマガジンは外部の電子メール配信サービスを利用して行っています。
○登録していないにもかかわらず当メールマガジンが配信された場合は、他の
方が間違えて登録した可能性がありますので、配信停止のお手続きをお願いし
ます。
○当メールマガジンの送信元アドレスは送信専用となっています。
○携帯メールなどには対応しておりません。
○当メールマガジンは等幅フォントでの閲覧をおすすめします。
○当メールマガジンの内容の全部または一部については、私的使用または引用
など著作権法上認められた行為として、出所を明示することにより引用、転載、
複製を行うことができます。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Copyright (C) 厚生労働省(2011年)〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Copyright (C) Ministry of Health, Labour and Welfare, All Right reserved.
          
©  2011 Ministry of Health, Labour and Welfare, All Right reserved.