感染症エクスプレス@厚労省
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メールマガジンのバックナンバーです。

2013-03-08

感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃ >>>>>>>>>>>>>>
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 >>>>>>>>>>>> ┃@┃厚┃労┃省┃Vol.89(2013年03月08日)
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■ヘッドライン□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■


▼トピックス▼

◆感染症法施行規則の改正が行われました(2013年3月7日)

◆風しんの予防啓発のポスターが作成されました

◆カルバペネム耐性腸内細菌に関する米国CDCの発表と日本国内の状況に
ついて(2013年3月8日)


▼審議会・研究会等▼

◆第10回麻しん対策推進会議を開催しました(2013年3月8日)


▼感染症発生情報▼

◆重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の2症例について臨床経過を紹介して
います

◆IDWR(感染症発生動向調査 週報)2013年第8週(第8号)(2013年3月
8日)

◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2013年3月8日)


▼編集室からのお知らせ▼

◆広報ツールのまとめ


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 こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。

 本日、「麻しん対策推進会議」を開催しました。詳しくは「審議会・研究会
等」をごらんください。

 今後も引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』を日々の感染症診療に
ご活用ください。


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▼トピックス▼
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◆感染症法施行規則の改正が行われました(2013年3月7日)

 ヒブ、小児用肺炎球菌が予防接種法の定期接種の対象疾病として追加される
こと等を含む予防接種法改正法案が国会に提出されている中、これらの疾患の
今後の患者発生動向を注視していくことが重要な課題となっています。
 このため、感染症法施行規則を改正し、これまでヒブ及び肺炎球菌を含めた
細菌性髄膜炎については「細菌性髄膜炎」として定点報告のみとしてきました
が、新たに「侵襲性インフルエンザ菌感染症」及び「侵襲性肺炎球菌感染症」
による感染症を全数届出対象とするよう、感染症法施行規則の改正が行われま
した。
 また、併せて、髄膜炎菌による感染症については、これまで「髄膜炎菌性髄
膜炎」として全数届出対象としてきたが、髄膜炎のみならず、敗血症等を含め
て把握するため、「侵襲性髄膜炎菌感染症」とする改正も行われました。
 改正のポイントは以下の通りで、本年4月1日から施行されます。
※届出基準の詳細については、来週号でお知らせいたします。

<ポイント>
1.細菌性髄膜炎の変更
 (従来)五類感染症の定点(基幹定点)医療機関のみの報告
 →(今後)①五類感染症として「侵襲性インフルエンザ菌感染症」を全数届出
      ②五類感染症として「侵襲性肺炎球菌感染症」を全数届出
      ③上記及び以下2を除く細菌性髄膜炎は従来どおり、定点(基幹
       定点)医療機関から引き続き報告

2.髄膜炎菌性髄膜炎の変更
 (従来)五類感染症の全数届出
 →(今後)同じく五類感染症の全数届出ながら、髄膜炎に限らず、敗血症等も
      捕捉できるよう「侵襲性髄膜炎菌感染症」
※「侵襲性」とは、髄液又は血液から菌が検出された場合に限定して用います。

<(参考)届出対象疾患一覧のページ>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01.html


◆風しんの予防啓発のポスターが作成されました

 このたび、厚生労働省、国立感染症研究所及び関係団体・学会が連携して、
風しんの予防啓発ポスターを作成しました。
 医療機関の皆様におかれましては、以下URLにてご覧いただいた上、適宜
プリントアウトしていただき、院内に掲示いただくなど、普及啓発へのご協
力をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

<風しんに関する情報>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/index.html


◆カルバペネム耐性腸内細菌に関する米国CDCの発表と日本国内の状況に
ついて(2013年3月8日)

 カルバペネム耐性腸内細菌に関する米国CDCの発表と日本国内の状況に
ついて、以下URLの国立感染症研究所のホームページにてQ&Aとともに情
報提供されていますので、お知らせします。

http://www.nih.go.jp/niid/ja/drug-resistance-bacteria-m/3305-carbapenem.html

<カルバペネム耐性腸内細菌(CRE)に関するQ&A>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/drug-resistance-bacteria-m/3306-carbapenem-qa.html


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▼審議会・研究会等▼
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■開催報告

【麻しん】
◆第10回麻しん対策推進会議を開催しました(2013年3月8日)

 今回は、麻しん対策の普及啓発の活動の一環として、会議の冒頭に秋葉副大臣
と石田純一・東尾理子夫妻によるイベントを開催しました。
 その他、これまでの対策のまとめや今後の対策の継続の重要性などが確認され
ました。

<資料>下記URLに追って掲載されます。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000ahdf.html#shingi97


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▼感染症発生情報▼
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■国内の感染症発生状況

【重症熱性血小板減少症候群】
◆重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の2症例について臨床経過を紹介して
います

 本年1月に、国内で初めてダニ媒介性疾患「重症熱性血小板減少症候群(
SFTS)」の患者が確認された旨お知らせしているところですが、その後の調査
で確認された昨年の2症例について患者の概要が取りまとめられ、病原微生物
検出情報(IASR)に掲載されました。
 医療機関の皆様におかれては、本情報を診療にお役立ていただくとともに、
SFTSであることが疑われる患者を診察した場合は、最寄りの保健所へ連絡いた
だくよう引き続きご協力のほどお願いします。

<病原微生物検出情報(IASR):【速報】国内で初めて確認された重症熱性血小
板減少症候群(SFTS)患者に続いて後方視的に確認された2例>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/sfts/sfts-iasrs/3298-pr3981.html

<病原微生物検出情報(IASR):国内で初めて診断された重症熱性血小板減少
症候群患者>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/sfts/sfts-iasrd/3142-pr3963.html


◆IDWR(感染症発生動向調査 週報)2013年第8週(第8号)(2013年3月
8日)

 風しんの第8週の報告数は217例となり、第1週から第8週までの累計は、
1,029例となりました。報告の多くは関東地方ですが、その他の地域でも報告
があります。

http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl.html


【インフルエンザ】
◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2013年3月8日)

 2013年第9週(2013年2月25日~3月3日)のデータを公表しました。
 定点当たり報告数は、全国平均は12.26で、前週の報告数(定点当たり報告
数13.90)よりも引き続き減少しております。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1
週間に受診した患者数を推計すると、約67万人となり、年齢群別では5~9歳
約13万人、0~4歳約9万人、10~14歳約8万人、30代、40代がそれぞれ約
7万人の順となっている。
 なお、ウイルスの型は、AH3亜型(A香港型)が現時点で最も多く検出され
ています。
 医療機関の皆様におかれては、感染予防のためのこまめな手洗いと、罹患し
た場合にはなるべく外出を控えていただくこと、咳エチケットとしてのマスク
着用などの普及啓発に引き続きご協力いただきますよう、お願いいたします。

<報道発表資料>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html
<インフルエンザウイルス分離・検出速報>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr-inf.html
<インフルエンザ流行レベルマップ(地域ごとの発生状況を地図上に表示)>
https://nesid3g.mhlw.go.jp/Hasseidoko/Levelmap/flu/new_jmap.html


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▼編集室からのお知らせ▼
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◆広報ツールのまとめ

 感染症関連で厚生労働省にて、現在、ホームページでご案内していますポス
ター・リーフレット等の広報ツールについて、ご案内いたします。
 医療機関の皆様におかれても、ぜひご活用ください。

<インフルエンザ予防対策(ポスター、リーフレットなど)>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/keihatu.html
<予防接種スケジュール(国立感染症研究所)>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/component/content/article/320-infectious-diseases/vaccine/2525-v-schedule.html
<予防接種後健康被害救済制度のリーフレット>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou20/kenkouhigai_kyusai/dl/leaflet_h241119.pdf
<麻しん>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou21/
<風しん>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/index.html
<性感染症>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/
<動物由来感染症>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou18/


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