感染症エクスプレス@厚労省
バックナンバー
メールマガジンのバックナンバーです。

2013-02-15

感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓
┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃ >>>>>>>>>>>>>>
┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━╋━╋━╋━┳━┓
 >>>>>>>>>>>> ┃@┃厚┃労┃省┃Vol.86(2013年02月15日)
              ┗━┻━┻━┻━┛


■ヘッドライン□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■


▼トピックス▼

◆重症熱性血小板減少症候群(SFTS)患者の国内での確認状況について(2013
年2月13日)


▼審議会・研究会等▼

◆第12回厚生科学審議会感染症分科会感染症部会を開催しました(2013年2
月13日)


▼感染症発生情報▼

◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2013年2月15日)

◆IDWR(感染症発生動向調査 週報)2013年第5週(第5号)(2013年2月18
日発行予定)


▼編集室からのお知らせ▼

◆広報ツールのまとめ


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■


 こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。

 第12回厚生科学審議会感染症分科会感染症部会を開催しました。詳しくは
「審議会・研究会等」をごらんください。

 今後も引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』を日々の感染症診療に
ご活用ください。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼トピックス▼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


【重症熱性血小板減少症候群】
◆重症熱性血小板減少症候群(SFTS)患者の国内での確認状況について(2013
年2月13日)

 先般、新しいダニ媒介性疾患「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の症例が、
国内で初めて確認されたことを受けて、医療機関に対して、同様の患者を診察
した場合は情報提供するよう、自治体を通じて協力をお願いしたところです。
 その後、医療機関から情報が寄せられた症例のうち、2症例(愛媛県の成人
男性及び宮崎県の成人男性。いずれも昨秋に死亡、最近の海外渡航歴なし。)に
ついてSFTSであったことが国立感染症研究所の検査により確認されました。
 各医療機関においては、引き続き、以下の要件に該当する患者を診察した場
合は、最寄りの保健所へ情報提供いただくよう、ご協力のほどお願いします。

(参考:情報提供を求めている患者の要件)
 38度以上の発熱と消化器症状(嘔気、嘔吐、腹痛、下痢、下血のいずれか)
を呈し、血液検査所見で血小板減少(10万/mm3未満)、白血球減少(4000/mm3
未満)及び血清酵素(AST、ALT、LDHのいずれも)の上昇が見られ、集中治療
を要する、若しくは要した、又は死亡した者。
 ただし、他の感染症によること又は他の病因が明らかな場合は除く。

<報道発表資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002v5pa.html
<SFTSについて>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/sfts.html


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼審議会・研究会等▼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


■開催報告

◆第12回厚生科学審議会感染症分科会感染症部会を開催しました(2013年2
月13日)

 2月13日に第12回厚生科学審議会感染症分科会感染症部会が開催され、「重
症熱性血小板減少症候群(SFTS)」について以下2点が審議されました。

1. 感染症法におけるSFTSの疾病分類について
  SFTS の国内での発生・まん延を防止するため、医師による届出を確実に
  実施していただき、発生状況を迅速かつ的確に把握するとともに、必要な
  措置を講ずる必要があることから、SFTSを感染症法上の届出対象疾患(
  四類感染症)に位置づけることが了承されました。
2.感染症法に基づく病原体等管理規制上のSFTSウイルスの分類について
  SFTSウイルスを感染症法上の三種病原体等に指定することが了承されま
   した。

上記審議結果を踏まえ、本年3月上旬の施行を目途に、感染症法施行令の改正
の手続きを進めております。

<資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002v8h4.html


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼感染症発生情報▼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


■国内の感染症発生状況

【インフルエンザ】
◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2013年2月15日)

 2013年第6週(2013年2月4日~2月10日)のデータを公表しました。
 定点当たり報告数は、全国平均は26.70で、前週の報告数(定点当たり報告
数35.82)よりも引き続き減少しております。
 定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1
週間に受診した患者数を推計すると、約155万人となり、年齢群別では5~9歳
約25万人、0~4歳約20万人、10~14歳、30代がそれぞれ約19万人、の順と
なっています。
 都道府県別では、愛知県(42.47)、鹿児島県(40.69)、新潟県(39.62)、愛
媛県(36.52)、広島県(34.48)、岩手県(34.19)、富山県(32.38)、秋田県(
32.11)の順となっており、定点当たり報告数の全国値は減少しており、44都
道府県で前週の報告数よりも減少しています。
 なお、ウイルスの型は、AH3亜型(A香港型)が現時点で最も多く検出されて
います。
 医療機関の皆様におかれては、感染予防のためのこまめな手洗いと、罹患し
た場合にはなるべく外出を控えていただくこと、咳エチケットとしてのマスク
着用などの普及啓発に引き続きご協力いただきますよう、お願いいたします。

<報道発表資料>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html
<インフルエンザウイルス分離・検出速報>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr-inf.html
<インフルエンザ流行レベルマップ(地域ごとの発生状況を地図上に表示)>
https://nesid3g.mhlw.go.jp/Hasseidoko/Levelmap/flu/new_jmap.html


◆IDWR(感染症発生動向調査 週報)2013年第5週(第5号)(2013年2月18
日発行予定)

 本号では、前号に引き続きAIDS(後天性免疫不全症候群)を感染症の話とし
て取り上げています。
 HIV検査がスクリーニング検査と確認検査の2段階で行われていること、薬
物治療は3剤以上の抗HIV薬を組み合わせて服用する多剤併用療法が今日の標
準治療薬であること、その他薬剤耐性の動向などが記載されています。

※以下URLに2月18日に掲載される予定です。
http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl.html


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼編集室からのお知らせ▼
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◆広報ツールのまとめ

 感染症関連で厚生労働省にて、現在、ホームページでご案内していますポス
ター・リーフレット等の広報ツールについて、ご案内いたします。
 医療機関の皆様におかれても、ぜひご活用ください。

<インフルエンザ予防対策(ポスター、リーフレットなど)>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/keihatu.html
<予防接種スケジュール(国立感染症研究所)>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/component/content/article/320-infectious-diseases/vaccine/2525-v-schedule.html
<予防接種後健康被害救済制度のリーフレット>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou20/kenkouhigai_kyusai/dl/leaflet_h241119.pdf
<麻しん>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou21/
<性感染症>
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/
<動物由来感染症>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou18/


■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■


●バックナンバー
http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/backnumber/
●配信先変更・配信停止の手続き
http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/
●登録に関するお問い合わせ
https://mhlw.asp.3mail.jp/inquiry/
●内容に関するご意見
kansenshomail@mhlw.go.jp
●注意事項
http://kansenshomerumaga.mhlw.go.jp/


■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■


○当メールマガジンは外部の電子メール配信サービスを利用して行っています。
○登録していないにもかかわらず当メールマガジンが配信された場合は、他の
方が間違えて登録した可能性がありますので、配信停止のお手続きをお願いし
ます。
○当メールマガジンの送信元アドレスは送信専用となっています。
○携帯メールなどには対応しておりません。
○当メールマガジンは等幅フォントでの閲覧をおすすめします。
○当メールマガジンの内容の全部または一部については、私的使用または引用
など著作権法上認められた行為として、出所を明示することにより引用、転載、
複製を行うことができます。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Copyright (C) 厚生労働省(2011年)〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Copyright (C) Ministry of Health, Labour and Welfare, All Right reserved.
          
©  2011 Ministry of Health, Labour and Welfare, All Right reserved.