感染症エクスプレス@厚労省
バックナンバー
メールマガジンのバックナンバーです。

2012-11-30



感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃ >>>>>>>>>>>>>>
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 >>>>>>>>>>>> ┃@┃厚┃労┃省┃Vol.77(2012年11月30日)
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■ヘッドライン□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■


▼トピックス▼

◆感染性胃腸炎の流行状況を踏まえたノロウイルスの一層の予防の啓発について
(2012年11月27日)

◆RSウイルス感染症に関する一般の方向けQ&Aを掲載しました(2012年11月
29日)


▼感染症発生情報▼

◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2012年11月30日)

◆IDWR(感染症発生動向調査 週報)2012年第46週(第46号)(2012年11月
30日)

◆新たなコロナウイルス感染症の発生について(症例定義の変更)(2012年
11月30日)


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 こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。

 創刊から約1年半で、延べ登録者が2万人を超えました。
 今後も引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』を日々の感染症診療にご
活用ください。


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▼トピックス▼
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■お知らせ

【感染性胃腸炎】
◆感染性胃腸炎の流行状況を踏まえたノロウイルスの一層の予防の啓発について
(2012年11月27日)

 感染性胃腸炎の定点当たりの報告数が急増しており、同時期では過去10年間
で平成18年に次ぐ2番目の水準となっています。
 例年、ノロウイルスが原因と思われる感染性胃腸炎の集団発生例が見られる
ことから、これからの時期は特に予防対策が重要になります。
 ノロウイルス感染拡大予防に関する要点をまとめたリーフレットを作成しま
したので、ご案内いたします。
 手洗いの励行、糞便・吐物の適切な処理等、感染拡大の防止に医療機関の皆様
もご協力をお願いいたします。

<平成24年11月27日付事務連絡>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dl/20121127-01.pdf
<リーフレット及びQ&A>
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/03.html#link01-01


【RSウイルス感染症】
◆RSウイルス感染症に関する一般の方向けQ&Aを掲載しました(2012年11月
29日)

 RSウイルス感染症の小児科定点医療機関からの報告数が、平成24年10月初旬
の週には過去10年間で最も多い報告数(一週間あたり5,007例)となりました。
 一般の方々への情報提供に役立てられるよう、厚生労働省ホームページに「RS
ウイルス感染症に関するQ&A」を掲載しました。

<RSウイルス感染症に関するQ&A>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/rs_qa.html


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▼感染症発生情報▼
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■国内の感染症発生状況

【インフルエンザ】
◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2012年11月30日)

 2012年第47週(2012年11月19日~11月25日)のデータを公表しました。
 定点当たり報告数は、全国平均は0.22 (前週は0.14)となっています。
 また、ウイルスの型は、AH3亜型(A香港型)が最も多く検出されています。

<報道発表資料>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html
<インフルエンザウイルス分離・検出速報>
http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr-inf.html


◆IDWR(感染症発生動向調査 週報)2012年第46週(第46号)(2012年11月
30日)

 感染性胃腸炎の小児科定点医療機関からの報告数は第42週以降増加が続いて
います。
 本号では、注目すべき感染症として「感染性胃腸炎」を取り上げています。
感染性胃腸炎は多種多様の原因によるものを包含する症候群名です。冬季に報
告数が増加し、その大半はノロウイルスやロタウイルス等のウイルス感染を原
因とするものであると推測されています。
 例年ピークとなることが多い12月の感染性胃腸炎の集団発生の多くは、ノロ
ウイルスによるものであると考えられており、感染経路に応じた感染予防対策
(流水・石けんによる手洗いの励行と吐物や下痢便の適切な処理)がきわめて
重要です。

http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl.html


■海外の感染症情報

【コロナウイルス感染症】
◆新たなコロナウイルス感染症の発生について(症例定義の変更)(2012年
11月30日)

 本年9月、WHOより、新たなコロナウイルスによる感染症に罹患したサウジ
アラビア人及びカタール人の患者が報告されたことから、本事例に関連する
疑いがある症例についての情報提供を各医療機関のみなさまにお願いしていた
ところですが、今般、WHOが本感染症の症例定義を更新したことから、情報提
供を求める患者の要件を以下のように改めました。
 各医療機関において、以下の要件に該当する患者を診察した場合は、最寄
りの各保健所へ情報提供いただくよう、引き続きご協力のほどお願いします。

(情報提供を求める患者の要件)
 38度以上の発熱と咳を伴う急性呼吸器症状を呈し、臨床的又は放射線学
的に実質性肺病変(例:肺炎又はARDS)が疑われる者であり、発症前10日
以内にアラビア半島又はその周辺諸国に渡航又は居住していた者。
 但し、他の感染症によること又は他の病因が明らかな場合は除く。

参考資料
・新種のコロナウイルスについて(検疫所ホームページ)
http://www.forth.go.jp/news/2012/11261336.html
・コロナウイルス(HCoV-EMC)重症感染症(国立感染症研究所ホームページ)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases/ka/hcov-emc/2186-idsc/2686-novelcorona2012.html

<通知>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dl/20120930-01.pdf


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▼編集室からのお知らせ▼
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◆インフルエンザ対策に関するツイートについて

 今冬のインフルエンザ対策のキャラクターであるマメ三兄弟のインフルエン
ザの話「マメ家族のインフル奮闘記」を厚生労働省ツイッターで配信しています。
 ツイッターでは、原則として毎週水曜、昼の配信とし、一般の方向けにインフ
ルエンザ対策を分かりやすく伝えていきます。
 医療機関の皆様におかれても、これからの季節に、インフルエンザ予防の注意
喚起へのご協力をお願いします。

<厚生労働省ツイッター>
https://twitter.com/MHLWitter
<今冬のインフルエンザ対策のキャラクターポスター>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/dl/poster24.pdf

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