感染症エクスプレス@厚労省
バックナンバー
メールマガジンのバックナンバーです。

2012-09-14

感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃ >>>>>>>>>>>>>>
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 >>>>>>>>>>>> ┃@┃厚┃労┃省┃Vol.66(2012年09月14日)
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■ヘッドライン□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■


▼トピックス▼

◆インフルエンザの発生状況についての定期的な公表を開始しました(2012年
9月14日)


▼審議会・研究会等▼

◆第1回新型インフルエンザ等対策有識者会医療・公衆衛生に関する分科会を
開催しました(2012年9月10日)

◆第2回新型インフルエンザ等対策有識者会議が開催されました(2012年9月
11日)

◆第4回麻しんに関する小委員会を開催しました(2012年9月13日)


▼感染症発生情報▼

◆IDWR(感染症発生動向調査 週報)2012年第35週(第35号)(2012年9月
14日)

◆米国で発生しているハンタウイルス肺症候群について


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 こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。

 今週よりインフルエンザの発生状況についての定期的な公表を開始しました。
詳しくはトピックスをごらんください。

 今後も引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』を日々の感染症診療にご活
用ください。


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▼トピックス▼
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■お知らせ

【インフルエンザ】
◆インフルエンザの発生状況についての定期的な公表を開始しました(2012年
9月14日)

 今週から来年3月末まで、インフルエンザの発生状況を、原則として毎週金
曜日に公表します。公表内容は以下の通りです。

○「インフルエンザ定点報告数」
約5000の小児科・内科定点医療機関での、インフルエンザ様疾患による1医療
機関当たりの外来患者数
○「インフルエンザ様疾患発生報告」
学級閉鎖や休校等の状況
○「インフルエンザによる入院患者の概況」
約500の基幹定点医療機関における入院患者の発生状況

 ご報告いただく定点医療機関の皆様には、ご協力厚く御礼申し上げます。

 本日は、2012年第36週(2012年9月3日から2012年9月9日まで)のデー
タを公表しました。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html


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▼審議会・研究会等▼
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■開催報告

【新型インフルエンザ】
◆新型インフルエンザ等対策有識者会議医療・公衆衛生に関する分科会を開催
しました(2012年9月10日)

 今年5月11日に公布された新型インフルエンザ等対策特別措置法の来春の
施行等に向けて、「新型インフルエンザ等対策有識者会議」の下に設置された
「医療・公衆衛生に関する分科会」の初会合を開催しました。
 会議では、今後の検討の進め方、今年度のプレパンデミックワクチン備蓄株
の選定、備蓄株の一部製剤化等について審議されました。

<資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002jjhx.html


◆第2回新型インフルエンザ等対策有識者会議が開催されました(2012年9月
11日)

 「新型インフルエンザ等対策有識者会議」の第2回が開催されました。
 会議では、新型インフルエンザ等緊急事態、感染防止の協力要請、基本的人
権の尊重、リスクコミュニケーションにおける個人情報の取扱い等について審
議されました。

<資料>
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/yusikisyakaigi/dai2/sidai.html


【麻しん】
◆第4回麻しんに関する小委員会を開催しました(2012年9月13日)

 平成19年に策定された「麻しんに関する特定感染症予防指針」の再検討を
行うため、厚生科学審議会感染症分科会感染症部会の下に設置された「麻しん
に関する小委員会」の第4回会議が9月13日に開催されました。
 第4回会議では、これまでの議論を踏まえた指針の改正案について議論され、
・定期予防接種の時限的な措置を中学1年生(3期)・高校3年生相当(4期)
 に行った結果、接種対象となった年齢層の麻しん発生数の大幅な減少と抗体
 保有率の上昇を認めたことから、時限措置を行った当初の目的はほぼ達成し
 たと考えられる。
・時限措置は当初の予定どおり平成24年度をもって終了し、今後は、麻しん患
 者が一例でも発生した場合に、周囲の感受性者に対して予防接種を推奨する
 ことも含めた対応を強化することが必要である。
等の内容を含む改正案が概ねとりまとめられました。
 今後、厚生科学審議会感染症分科会感染症部会において審議される予定です。

<資料>
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002jsve.html


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▼感染症発生情報▼
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■国内の感染症発生状況

◆IDWR(感染症発生動向調査 週報)2012年第35週(第35号)(2012年9月
14日)

 マイコプラズマ肺炎が注目すべき感染症として取り上げられています。
 感染経路は飛沫感染や接触感染であり、感染には濃厚な接触が必要と考えら
れています。
 特徴的な症状は咳であり、熱が下がった後も長い間続きます。
 抗菌薬による治療が行われますが、よく使用されるマクロライド系の抗菌薬
に耐性を持つ耐性菌の割合が増加しつつあるとの指摘があります。
 基幹定点医療機関からの定点当たり報告数は、2011年第25週以降、1999年
の発生動向調査開始以来の同時期と比べ、最も多い状態が2012年35週現在ま
で1年以上にわたって続いています。

http://www.nih.go.jp/niid/ja/idwr-dl.html


■海外の感染症情報

【ハンタウイルス肺症候群】
◆米国で発生しているハンタウイルス肺症候群について

 先週号でお知らせした米国での今年の6月から7月中旬にカリフォルニア州
のヨセミテ国立公園に滞在した方の間でのハンタウイルス肺症候群の患者の発
生について、先週号でお知らせした宿泊施設(Signature Tent Cabins)に加
えて、別の宿泊施設(High Sierra Camps)に滞在した方についてもハンタウ
イルス肺症候群と診断されたことが報告されています。
 医療機関の皆様におかれては、今年の6月以降、ヨセミテ国立公園に滞在さ
れた方で、体調を崩された方や、健康面でご心配な方が受診された際は、お近
くの保健所へご相談ください。

<検疫所ホームページ>
http://www.forth.go.jp/topics/2012/09131153.html


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