感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃ >>>>>>>>>>>>>>
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>>>>>>>>>>>> ┃@┃厚┃労┃省┃Vol.36(2012年02月10日)
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■ヘッドライン□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
▼トピックス▼
◆中央社会保険医療協議会が平成24年度診療報酬改定案を厚生労働大臣に答申
しました(2012年2月10日)
◆子宮頸がん予防ワクチン、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンの助成事業
が、平成24年度も継続されます(2012年2月8日)
▼審議会・研究会等▼
◆新型インフルエンザ対策ガイドラインの見直しについて、新型インフルエンザ
専門家会議が意見書を取りまとめました(2012年1月31日)
▼感染症発生情報▼
◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2012年2月10日)
◆IDWR(感染症発生動向調査 週報)2012年第4週(第4号)(2012年2月10日)
◆世界のインフルエンザ流行状況(2012年2月3日)
▼編集室からのお知らせ▼
◆『感染症エクスプレス@厚労省』に関するアンケート結果のご報告
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こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。
平成23年度第4次補正予算が成立し、子宮頸がん予防ワクチン、ヒブワク
チン、小児用肺炎球菌ワクチンの助成事業が、平成24年度も継続されること
になりました。詳しくはトピックスをごらんください。
今後も引き続き『感染症エクスプレス@厚労省』を日々の感染症診療にご活
用ください。
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▼トピックス▼
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■お知らせ
◆中央社会保険医療協議会が平成24年度診療報酬改定案を厚生労働大臣に答申
しました(2012年2月10日)
2012年2月10日に開催された中央社会保険医療協議会総会(第221回)で、
平成24年度診療報酬改定案がとりまとめられ、厚生労働大臣に答申されました。
これに基づいて、4月から診療報酬が改定される予定です。感染症対策に関連
する改定内容は以下の通りです。
○結核医療
1)13対1以上の結核病棟入院基本料の算定には、退院させることができる要
件を満たすまでの間に限るとの要件があるが、15対1以下の結核病棟入院基本料
にもこの規定を適用する。
2)結核病棟入院基本料に、院内DOTS(化学療法を行う際の服薬計画の作成、
服薬支援の実施、患者教育、保健所との連携)についての施設基準を設けると
ともに、結核病棟入院基本料を引き上げる。
・(例)結核病棟13:1入院基本料 949点→1103点(一般病棟と同じ)
3)陰圧室加算の算定に当たって、煙管または差圧計で陰圧の状態を確認する
ことを要件とする。
○院内感染対策
1)感染防止対策加算を、医療安全対策加算と独立した体系とする。また、感染
防止対策チームを持つ医療機関と300床未満の医療機関との連携、感染防止対策
チームを持つ医療機関同士が相互に感染防止対策に関する評価を行った場合や、
連携して院内感染対策に当たった場合の評価を行う。
・感染防止対策加算1 400点(入院初日)
感染防止対策地域連携加算 更に100点を加算
・感染防止対策加算2 100点(入院初日)
<資料>※「総-1」の144ページ以降や、「別紙1-1」をご参照ください。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000021ei1.html
◆子宮頸がん予防ワクチン、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンの助成事業
が、平成24年度も継続されます(2012年2月8日)
平成23年度第4次補正予算が成立し、子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業
(子宮頸がん予防ワクチン、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン)を来年度
も市町村が引き続き実施できるよう、基金を積み増し、延長することが決まりま
した。
対象者は、今年度と同様、原則として、子宮頸がん予防ワクチンでは中学1年生
から高校1年生、ヒブワクチン・小児用肺炎球菌ワクチンでは生後2カ月齢から
5歳未満の方です(市町村により異なる場合があります)。
<概要>
○「子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進臨時特例交付金の延長について(平成24年
2月8日)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/pdf/vaccine_kouhukin_enchou.pdf
<通知>
○「子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業の実施について」の一部改正につ
いて(平成24年2月8日)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/pdf/sesshu_youryou.pdf
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▼審議会・研究会等▼
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■開催報告
※前回の配信分に、下記の情報が漏れておりましたので、今号に掲載いたします。
掲載が遅れたことをお詫びいたします。
【新型インフルエンザ】
◆新型インフルエンザ対策ガイドラインの見直しについて、新型インフルエンザ
専門家会議が意見書を取りまとめました(2012年1月31日)
新型インフルエンザ対策ガイドライン(2009年2月に策定)について、新型
インフルエンザ(A/H1N1)の発生やその検証結果、新型インフルエンザ対策行動
計画の改定(2011年9月)を踏まえ、新型インフルエンザ専門家会議が、改定
すべき点についての意見書を取りまとめました。
この意見書には、検疫の縮小・中止に関する対応、発生段階に応じた感染拡
大防止策の目安、都道府県ごとの医療体制についての弾力的な運用の目安、ワ
クチンの接種体制、より効果的な情報提供体制等について、専門的な見地から
の意見がまとめられています。
今後は、新たな新型インフルエンザの発生に備え、意見書の内容を生かしな
がら、内閣官房を中心に、関係する省庁と、ガイドラインの改定に取り組んで
いきます。
<意見書本文・概要>
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000021m34.html
<参考:現行の新型インフルエンザ対策ガイドライン(2009年策定)>
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/guide/090217keikaku.pdf
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▼感染症発生情報▼
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■国内の感染症発生状況
【インフルエンザ】
◆インフルエンザの発生状況を公表しました(2012年2月10日)
2012年第5週(2012年1月30日~2月5日)のデータを公表しました。
定点当たり報告数は全国平均で42.62(前週は35.95)と、さらに増加してい
ます。
36都道府県で前週の報告週よりも増加が見られる一方で、福井県、愛知県、
三重県、高知県等、これまで増加していた11県で減少に転じており、今シーズ
ンのピークに近づいているものと考えられます。
また、インフルエンザウイルスの型は、依然AH3亜型(A香港型)が大半を
占めています。
<報道発表資料>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html
<インフルエンザウイルス分離・検出速報>
http://idsc.nih.go.jp/iasr/influ.html
<「平成23年度 今冬のインフルエンザ総合対策」ホームページ>
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/influenza/index.html
◆IDWR(感染症発生動向調査 週報)2012年第4週(第4号)(2012年2月10日)
マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は、過去10年で最も多い状態が続いて
います。
<PDFダウンロード/ダイジェスト>
http://idsc.nih.go.jp/idwr/pdf-j.html
■海外の感染症情報
【インフルエンザ】
◆世界のインフルエンザ流行状況(2012年2月3日)
WHOが、世界のインフルエンザの流行状況を定期的にとりまとめて公表して
います。
北米、欧州の西部、中国北部で、地域的なインフルエンザ活動の顕著な増加
が報告されています。
北半球のほとんどの温帯地域では、A(H3N2)亜型ウイルスが検出されてい
ますが、例外的に中国ではB型、メキシコではA(H1N1)pdm09が主に検出
されています。
隣国の大韓民国でも、ここ数週間に陽性患者の報告が増加しており、流行は
全国に広がっていると報告されています。
<WHOホームページ:Influenza Update 152>
http://www.who.int/influenza/surveillance_monitoring/updates/latest_update_GIP_surveillance/en/index.html
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▼編集室からのお知らせ▼
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◆『感染症エクスプレス@厚労省』に関するアンケート結果のご報告
Vol.32~35にかけて実施した『感染症エクスプレス@厚労省』に関するアン
ケートの結果を、以下の通りご報告いたします。
多くの皆様にご協力をいただき、ありがとうございました。
寄せられたご意見を参考に、読者の皆様のニーズに沿った情報提供に努めて
まいります。
<アンケート結果>※回答総数:875件(登録者数の5%)
Q1 あなたは『感染症エクスプレス@厚労省』をどの程度利用されていますか
1)ほぼ毎回、すべての内容を読んでいる38%
2)ほぼ毎回、興味がある部分のみ読んでいる56%
3)ときどき読んでいる 5%
4)ほとんど読んでいない 0%
Q2 『感染症エクスプレス@厚労省』の提供する情報は、あなたの業務等に
役立っていますか
1)とても役に立っている26%
2)役に立っている68%
3)あまり役に立っていない 5%
4)役に立っていない 0%
Q3 『感染症エクスプレス@厚労省』のうち、どのような内容が役立ってい
ますか
1)目次 4%
2)新たな通知など、行政からのお知らせ31%
3)審議会・研究会等における検討状況13%
4)国内の感染症発生状況48%
5)国際的な感染症発生状況 5%
6)役に立っている情報はない 0%
Q4 『感染症エクスプレス@厚労省』の記事の分かりやすさについて、どう
感じますか
1)とても分かりやすい 9%
2)分かりやすい75%
3)やや分かりにくい15%
4)とても分かりにくい 1%
Q5 『感染症エクスプレス@厚労省』のリンク先をクリックして更に詳しい
情報を読むことがありますか
1)ほぼ毎号、リンク先の情報を読んでいる32%
2)2~3週に1度は、リンク先の情報を読んでいる45%
3)まれではあるが、リンク先の情報を読んだことはある19%
4)リンク先の情報を読んだことはない 3%
Q6 『感染症エクスプレス@厚労省』に、改善が必要と思うところはありま
すか(重複回答可)
1)記事の情報量を増やしてほしい33%
2)記事をもっと短くしてほしい 8%
3)文章・表現をもっと平易なものにしてほしい20%
4)発行の頻度を増やしてほしい13%
5)発行の頻度を減らしてほしい 1%
6)読者から厚生労働省に対し情報提供ができるようにしてほしい14%
7)特に改善を望んでいる点はない 0%
Q7 『感染症エクスプレス@厚労省』の記事を、転送・引用等したことはあ
りますか(重複回答可)
1)知人に転送した17%
2)他のメーリングリストに引用した 7%
3)ブログやツイッターで引用した 3%
4)転送・引用等はしたことは無い71%
Q8 あなたの職種は以下のどれですか
1)医師30%
2)保健師・助産師・看護師26%
3)薬剤師・その他医療関係者29%
4)その他15%
その他、ご要望として、
・現在の配信頻度であれば情報量をもう少し多くしてほしい
・リンク先をクリックしなくても概要が分かる程度に記事の情報量を増やし
てほしい
・改行が少ないので読みづらく、余白を増やしてほしい
・緊急情報については、随時、迅速に送ってほしい
などをいただきました。
ご要望を受けて、より詳しい情報を本文に掲載する、改行を増やすなど、分
かりやすい情報提供に努めていきます。また、緊急時については、臨時発行も
行う予定です。
このほか、たくさんの激励のお言葉をいただき、ありがとうございました。
なお、本メールマガジンへのご意見は、以下のリンク先の「メルマガの内容
に関するご意見」でも随時受け付けております。
<ご意見・バックナンバー>
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