感染症情報を医療者へダイレクトにお届けする、厚生労働省のメールマガジン
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┃感┃染┃症┃エ┃ク┃ス┃プ┃レ┃ス┃ >>>>>>>>>>>>>>
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>>>>>>>>>>>> ┃@┃厚┃労┃省┃Vol.01(2011年06月03日)
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■ヘッドライン□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
▼トピックス▼
◆東日本大震災による予防接種の特例(2011年5月20日)
◆東日本大震災による犬の狂犬病予防注射の接種時期の緩和(2011年5月20日)
◆子宮頸がん予防ワクチンの接種再開について(2011年6月1日)
◆日本脳炎予防接種の接種対象者の拡大(2011年5月20日)
◆修学旅行等で海外に行く高校2年生相当者への麻しん・風しん予防接種
(2011年5月20日)
◆結核に関する特定感染症予防指針の一部改正(2011年5月16日)
▼審議会・研究会等▼
◆第16回厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会の開催(2011年5月26日)
◆第5回厚生科学審議会感染症分科会感染症部会エイズ・性感染症ワーキング
グループの開催(2011年5月25日)
▼研究事業▼
◆平成23年度厚生労働科学研究費補助金(HTLV-1関連疾患研究領域)の公募
(2011年5月26日)
▼感染症発生情報▼
◆IDWR(感染症発生動向調査 週報)2011年第20週(第20号)(2011年6月3日)
◆インフルエンザ定点報告(2011年6月3日)
◆インフルエンザ患者の国内発生について(2011年6月1日)
◆ドイツで腸管出血性大腸菌の感染症例が増加(2011年6月2日)
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こんにちは、厚生労働省健康局結核感染症課です。
本日、感染症の診療に携わる全国の医療関係者の皆様へ、感染症の関連情報を
お届けするメールマガジン『感染症エクスプレス@厚労省』を創刊しました。
ぜひ日常の感染症診療にお役立てください。
『感染症エクスプレス@厚労省』は今後、新型インフルエンザ発生などの緊急
時に、厚生労働省から医療関係者の皆様へ直接かつスピーディーに情報を共有
する「緊急連絡網」の役割も果たします。
多くの皆様にご登録いただき、平常時はもちろん、有事の際のスムーズな情報
取得の一助としていただければ幸いです。
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▼トピックス▼
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■通知・事務連絡等
【東日本大震災関連】
◆東日本大震災による予防接種の特例(2011年5月20日)
東日本大震災の発生に伴うやむを得ない事情によって、定期の予防接種の対象
年齢を過ぎてしまった方は、平成23年8月31日までの間、定期の予防接種の対
象者となります。
また、接種間隔が定められている予防接種(DPT、日本脳炎)も、接種期間を
おいている間に災害等の発生で接種ができなかった方は、接種可能となった時
点で接種すれば、定期の予防接種として接種可能となりました。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou20/dl/yobou_1.pdf
◆東日本大震災による犬の狂犬病予防注射の接種時期の緩和(2011年5月20日)
狂犬病予防法施行規則の一部が改正され、やむを得ない事情により、所定の時
期(4~6月)に犬に狂犬病の予防注射を受けさせることができなかった場合、
特例として、今年12月31日までであれば、接種できるようになった後に速やか
に接種すればよいことになりました。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou18/dl/110523-01.pdf
【子宮頸がん】
◆子宮頸がん予防ワクチンの接種再開について(2011年6月1日)
平成23年3月7日から、子宮頸がん予防ワクチンの供給量不足によって、新たに
接種を始める方への接種を差し控えていただいていましたが、子宮頸がん等ワ
クチン接種緊急促進事業で平成22年度に高校1年生を対象としていた市町村で
は、今年度、高校2年生に対する接種を6月10日から順次再開できることとなり
ました。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou/pdf/110602-1.pdf
【日本脳炎】
◆日本脳炎予防接種の接種対象者の拡大(2011年5月20日)
平成17~21年度に「積極的勧奨の差し控え」によって日本脳炎の予防接種の機
会を逃した方々に対する接種機会の確保のため、影響を受けた年代の方は、20
歳未満までの間、接種できることになりました。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou20/annai.html
【麻しん・風しん】
◆修学旅行等で海外に行く高校2年生相当者への麻しん・風しん予防接種
(2011年5月20日)
修学旅行等で海外に行く高校2年生相当の方は、今年度いっぱい、麻しん・風
しんの第4期予防接種を定期予防接種として接種可能となりました。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou20/dl/yobou_1.pdf
【結核】
◆結核に関する特定感染症予防指針の一部改正(2011年5月16日)
昨今の結核を取り巻く状況の変化を踏まえ、結核の予防のための総合的な施策
の推進を図るため、今回、指針の一部改正を行いました。
地域医療連携体制の構築、地域DOTSの推進などを新たに位置づけています。
(告示)http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/hourei/H110517H0010.pdf
(通知)http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T110518H0020.pdf
■報道発表
【インフルエンザ】
◆インフルエンザ定点報告(2011年6月3日)
2011年第21週(5月23~29日)のインフルエンザの定点当たり報告数は1.11
(患者報告数5,415)となり、前週の報告数(定点当たり報告数1.62、患者報
告数7,931)から微減しました。
※今シーズンのインフルエンザ発生状況についての定期的な公表は、今回で終
了します。来シーズン(2011/2012シーズン)は、今年9月からの予定です。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html
◆インフルエンザ患者の国内発生について(2011年6月1日)
平成23年5月31日時点の「インフルエンザによる重症患者・死亡者の概況」お
よび「インフルエンザ様疾患発生報告」を取りまとめました。
※今シーズンのインフルエンザ発生状況についての定期的な公表は、今回で終
了します。来シーズン(2011/2012シーズン)は、今年9月からの予定です。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/dl/houdou20110601-01.pdf
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▼審議会・研究会等▼
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◆第16回厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会の開催(2011年5月26日)
予防接種法の対象となる疾病・ワクチンのあり方など予防接種制度の見直しに
ついて、これまでの議論の中間的な整理に向けた話し合いがなされました。
また、平成24年度にもDPTと不活化ポリオワクチンの4種混合ワクチンが導入さ
れる際の円滑な導入を図るため、併せて単価ポリオワクチンの開発を進める方
針が決定されました。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001e323.html
◆第5回厚生科学審議会感染症分科会感染症部会エイズ・性感染症ワーキング
グループの開催(2011年5月25日)
感染症法に基づく「性感染症に関する特定感染症予防指針」は、平成18年の改
定から今年で5年が経過するため、この指針の改定に向けて、性感染症の正確
な実態把握や、効果的なまん延防止・医療提供の方法等についての議論が行わ
れました。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001dh87.html
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▼研究事業▼
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◆平成23年度厚生労働科学研究費補助金(HTLV-1関連疾患研究領域)の公募
(2011年5月26日)
2010年12月に首相官邸でとりまとめられた「HTLV-1総合対策」に基づき、厚生
労働科学研究に「HTLV-1関連疾患研究領域」が設けられ、研究計画の公募が始
まりました。
公募期間は5月26日(木)~6月30日(木)17:30です。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkyuujigyou/hojokin-koubo19/
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▼感染症発生情報▼
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■国内の感染症発生状況
◆IDWR(感染症発生動向調査 週報)2011年第20週(第20号)(2011年6月3日)
例年夏に向けて増加する感染症の報告数が増加しています。
腸管出血性大腸菌感染症の報告数が例年より早く増加しています。また、伝染
性紅斑と手足口病の定点当たりの報告数が2週連続で増加しています。
http://idsc.nih.go.jp/idwr/pdf-j.html
【インフルエンザ】
◆インフルエンザ定点報告(2011年6月3日)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html
◆インフルエンザ患者の国内発生について(2011年6月1日)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/dl/houdou20110601-01.pdf
■海外の感染症情報
【腸管出血性大腸菌】
◆ドイツで腸管出血性大腸菌の感染症例が増加(2011年6月2日)
WHOによると、ドイツで溶血性尿毒症症候群と腸管出血性大腸菌の症例が増加
しています。また、ヨーロッパではドイツ以外の9カ国からも感染例が報告され
ています。
2症例を除く全症例が、最近、ドイツ北部を訪れたか、訪れた人と接触歴があ
りました。
この大流行の原因の調査は引き続き行われていますが、いまだ解明されていま
せん(WHOホームページ)。
http://www.who.int/csr/don/2011_06_02/en/
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